瀬戸康史、朝ドラ「まんぷく」での初挑戦に「めちゃくちゃ難しい」現場の雰囲気は?<インタビュー>
女優の安藤サクラがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)に出演する俳優の瀬戸康史が、同作へ出演が決まったときの心境や今後の見どころを語った。
『まんぷく』出演・瀬戸康史の役どころは?
『まんぷく』は、インスタントラーメンをこの世に生み出した日清食品の創業者で実業家・安藤百福(ももふく)氏とその妻・仁子(まさこ)氏の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を懸命に生き抜く夫婦の成功物語。物語のヒロイン・福子を安藤が、実業家の夫・萬平を長谷川博己が演じている。瀬戸は、戦争で家も母も失い、天涯孤独となった青年で、萬平を生涯に渡って支え続ける神部茂役で出演。復員後、仕事もなく金も尽き、ヤケになって盗みに入った家で、福子と萬平に出会う。事情を聞いて許してくれた福子らに感謝をし、恩返しをしようと今井家に押しかけるようにして一緒に住み始める。少しとぼけた性格だが、実は名門大学を卒業した秀才。萬平を慕い、従業員をまとめるリーダーとなり、萬平の事業を支えるため尽力する。
以下、瀬戸のインタビュー。
瀬戸康史、『あさが来た』以来の朝ドラは?
Q1. 今回『まんぷく』に出演することが決まったときのお気持ちは?瀬戸:『あさが来た』(平成27年度後期)以来の連続テレビ小説出演です。NHK大阪には独特な雰囲気がありとても心地よく、また戻ってこられたことがうれしいです。演出の方も何度もご一緒しているので信頼していますし、脚本の福田靖さんとも2回目で、キャラクター一人ひとりをすごく豊かに丁寧に描かれるので、出演することが楽しみでなりませんでした。
Q2.ご自身の役柄についての印象や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点など。
瀬戸:神部は戦争から帰ってきたら、家は焼け、唯一の家族だった母親も亡くなっていて、天涯孤独になった男です。根は真面目で責任感もあるのですが、一度どん底に落ちてしまったことで、人の温かさに飢えていたのではないでしょうか。そんな折に福ちゃん(安藤サクラ)の家族と触れ合い、人間本来の生き方を取り戻すことができたので、「この人たちに恩返ししたい」と思っています。もちろん僕は戦争の体験はありませんが、極限の状態にあると人はどこまで落ちてもおかしくないでしょうし、同じ立場なら自分も過ちを犯してしまうかもしれません。ただ、それでいて泥棒した家にずっと居座るってすごいですよね。そこは神部の人懐っこさであり、たくましい人間力を持っているからでもあると思いますし、演じるうえでもそこを大切にしています。神戸は大阪帝大卒という設定もありますが、そこはまったく意識していません。よく萬平さん(長谷川博己)にも「大阪帝大だろ」「本当に大阪帝大か?」と突っ込まれています(笑)。
神部の萬平さんへの思いは、最初は「恩」。恩返しから始まります。萬平さんは、どこかカリスマ的に人を引き寄せる魅力があります。塩づくりも含めて、次から次へと発明して、それをちゃんと形にしていく。その実行力を尊敬し、同じ男としてほれているんじゃないでしょうか。萬平さんのエネルギーが炎だとすると、家族の前では少し小さくしていますが、仕事になると常にごうごうと燃えていて全開になるイメージです。
関西ことばの役は今回が初めてですが、めちゃくちゃ難しいです。僕は福岡出身なので、普段は博多ことばと標準語が混じりながら話していますし、塩づくりの同僚たちには広島出身や佐賀出身がいるので、そばで「ばってん!」とか言われると、僕もすぐに博多ことばに切り替わっちゃって(笑)。関西ことばを覚えるより英語の発音の方がずっと簡単だと感じてしまうぐらいです。
Q3.収録に参加されてみて、現場の印象は?
瀬戸:すごくいい雰囲気です。それは安藤サクラさんと長谷川博己さんが共演者やスタッフと共にドラマを作り上げていく姿勢をとられているからだと思います。スタッフも仕事しながら冗談を言ったりしますし、やっぱり関西のノリの良さも感じます。
塩づくりの同僚たちはいい意味でがつがつしています(笑)。みんなで一緒に演じるシーンでは、一人ひとりに細かく芝居をつけられることがないので、役者としては非常にやりがいがありますし、台本に書かれていない「間」をどう埋めたらいいかを考えながら、ずっとエチュード(即興劇)をやっているようで楽しいです。
Q4.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
瀬戸:元気なエネルギーをチャージして“まんぷく”にしてから、出かけたり仕事に行ったりすることができる、朝からすごく心が元気になれる作品だと思います。人を信じること、自分の夢や目標を貫くことって、言葉にすると短くて簡単そうに感じますが、本当に難しいことだと思います。その大切さを福ちゃんと萬平さんの二人を見ながら、僕はあらためて感じています。
(modelpress編集部)
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