THE RAMPAGE、武者修行ファイナルから4年…デビュー当時と比較すると?<1stアルバムインタビューVol.1>
2018.09.11 18:11
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ヴォーカルRIKU、川村壱馬、吉野北人、パフォーマーLIKIYA、陣、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨からなる16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBEがモデルプレスのインタビューに応じた。2014年の9月12日、新木場スタジオコーストで行われた「武者修行ファイナル」で正式メンバーが決定し、そこから丸4年。その記念すべき9月12日、これまでのTHE RAMPAGEのすべてを詰め込んだ1stアルバム『THE RAMPAGE』をリリース。今回のインタビューは2本立てでお届け。Vol.1は、アルバムに込めた思い、そしてこの4年間の思いを、ヴォーカルのRIKU・川村壱馬・吉野、リーダーのLIKIYA、陣に聞いた。
デビュー・シングル「Lightning」当時と「比較すると…」
― 2014年初の全国武者修行からここまでの約4年間を踏まえ、1stアルバムが完成した今の想いを聞かせてください。
LIKIYA:この1stアルバムに収録されている楽曲たちがTHE RAMPAGEの原点ですし、自分たちのスタイルを提示できる作品になったと思います。このアルバムを通してTHE RAMPAGEの今後の可能性を感じていただきたいですし、自分たちのことを知らない方がこの1枚を聴いても、この濃厚さに満足していただける内容に仕上がったと思います。これからも自信を持ってTHE RAMPAGEのスタイルを提示していきたいですし、この作品も大事にしていきたいです。何年か先にもっともっと成長して大きくなったTHE RAMPAGEになって今作を振り返った時に、いい作品だったなと思えるように目の前にあることに全力で取り組んでいきたいと思っています。
陣:デビュー2年目のタイミングで、これだけ濃い内容の1stアルバムを出させていただけたのは、本当にありがたいことです。HIROさんを始めEXILE TRIBEの先輩方、ファンの方々がいるからこそ完成した作品だと思っています。今までのTHE RAMPAGEの集大成とこれからの僕たちの可能性を同時に感じていただきたいです。タイトルを『THE RAMPAGE』と掲げた以上、もっともっとこのTHE RAMPAGEという名前にふさわしいグループになっていきたいなと改めて感じています。
― 2枚組の今作は、DISC-1が<Downtown Side>、DISC-2は<Uptown Side>という構成になっています。どのような意図が込められているのでしょうか?
陣:1枚目の<Downtown Side>はTHE RAMPAGEの芯となる、縦軸を表現する楽曲が揃っています。2枚目の<Uptown Side>はTHE RAMPAGEの横軸というか、表現の幅の広さを感じていただける構成になっています。
吉野北人:DISC-1はTHE RAMPAGEの勢いを感じられて、DISC-2はみなさんが親しみやすいホップな楽曲をセレクトしています。その日の気分によって聴く1枚を選ぶことができますし、それぞれの楽しみ方ができるのも今作の魅力だと思います。たくさんの方に聴いていただきたいです
― デビュー・シングル「Lightning」も収録されますが、リリースした当時を振り返り思い出すことはありますか?
LIKIYA:ここから始まるんだという気持ちと、今から考えると勢いで押し切っていた感もあったと思います。MVを観ても初々しさを感じます。
― シングルとして決意表明を示した楽曲発表時と、節目となるアルバムを完成させた現在を俯瞰してみたときにどんなことを感じますか?
川村壱馬:最新の「LA FIESTA」のMVと比較すると、自分たちの成長を実感します。この「Lightning」は、何もない場所から常識を覆して自分たちのスタイルを作り出していくという、当時の僕たちの想いが凝縮されている曲です。THE RAMPAGEとして世に出た最初の曲でもあるので、この先もずっと大切な曲として育てていきたいです。
Jr.EXILE世代として…「New Jack Swing」カバー
― ここからは各DISCから数曲をピックアップし、解説していただきます。まずは、DISC-1収録の新曲「New Jack Swing」についてお願いします。LIKIYA:EXILEさんのルーツにある「New Jack Swing」を、今この時代にTHE RAMPAGEが表現していきたいという想いで制作しました。継承感と言いますか、自分たちがEXILE TRIBE、そしてJr.EXILE世代として、この楽曲をカバーさせていただけることには意味があると感じています。パフォーマンスを含め、これからしっかりとTHE RAMPAGEの「New Jack Swing」を育てていきたいです。
― Jr.EXILE世代としての想いが込められた楽曲ですが、歌詞の世界観にはどのような感想を持ちましたか?
川村:クラブで起こる男女の駆け引きという、ちょっとセクシーな歌詞ですね。
RIKU:クラブで気になった女性に踊りながら近寄って、踊りで口説くような曲です。
吉野:歌っていてちょっと照れくさい部分もあるんですけど(笑)、大人の駆け引きが詰まった歌詞だと思います。
― 楽曲が仕上がった今、リスナーにはどんな風に届いて欲しいと考えていますか?
陣:流行だけではなく、HIP HOPの歴史やカルチャー、何よりLDHの深みを感じてもらえる楽曲です。1stアルバムのタイミングで収録できたのは自分たちとしてもよかったですし、リスナーの方々にもTHE RAMPAGEの継承感が伝わると嬉しいです。
― 6枚の既発シングルの中でも最新シングルである「HARD HIT」は、グループの現在地を端的に表した1曲かと思います。
川村:重量感のある楽曲なので、夏のシングルではありましたが、さわやかさではなくTHE RAMPAGEらしく熱さが表現できた曲です。歌番組でもよく歌わせていただいたこともあり、リスナーのみなさんの反応の良さを実感しています。
― 2ndシングルのカップリング曲「GO ON THE RAMPAGE」は、タイトルを含めて特別な思い入れのある楽曲ではないかと思いますが、改めてグループにとってどのような1曲でしょうか?
RIKU:THE RAMPAGE初のオリジナル楽曲なので、今までに物凄い回数を歌って踊ってきましたし、この楽曲に対する想いは特別なものがあります。「俺たちがTHE RAMPAGEです」という強い意思を歌っている曲なので、<Downtown Side>の締めくくりとして改めてEXILE TRIBEの一員であるTHE RAMPAGEを感じていただけると思います。
THE RAMPAGE、新曲バラードで「やったことのないアプローチ」
― 続いて、DISC-2についてお伺いします。収録の新曲「Over」について解説をお願いします。LIKIYA:THE RAMPAGEとしてはあまりやったことのないアプローチの楽曲です。ストーリーとしてはバラードになっているんですけど、しっかりと自分たちの色を残せたと思っています。初の試みが多い曲ではありましたが、THE RAMPAGEのバラードの聴かせ方を提示できた楽曲になっていると思います。
川村:ヴォーカルとしても、この曲はめちゃくちゃ気に入っています。個人的には「LA FIESTA」と並ぶくらい、このアルバムで特に聴いて欲しい曲です。
― DISC-2のリード曲のような存在でしょうか?
川村:はい。歌詞がめちゃくちゃ切なくて、胸が締めつけられるようなラヴソングなんです。歌っている時も感情が入ってしまったというか。決して僕が同じ経験をしたからというわけではないのですが、曲の世界観に入り込めました。僕のヴォーカリストとしてのルーツがバラードにあることを、表現者として提示できた曲でもあります。
RIKU:とある男を主人公にした、儚く切ないラヴソングです。叶わない恋に対する想いを表現した楽曲なので、ムリとわかっている人に対してがんばって手をつなごうとする気持ちを念頭に置いて、自分が主人公になりきることに徹してレコーディングしました。どうしても諦めきれないむずむずとした気持ちを表現するために、何回もテイクを重ねて歌いました。随所に自分が得意とするような表現が入っているので、細かいところまで聴いていただけると嬉しいです。
吉野:届きそうで届かない、切ないバラードです。サビでは僕が<諦められたら>というスレーズを歌っているんですけど、そこは感情が入りました。ぜひ泣いて欲しいです(笑)。
― 新曲「Only One」は、どのようなイメージをもって制作しましたか?
陣:ここまでのバラードはTHE RAMPAGEとしては初と言っていいと思います。バラードなんですけど、僕たちが伝えたい想いも表現できている曲です。
― 先ほど解説いただいた「Over」と比較すると幸せなラヴ・バラードですが、どのような気持ちでレコーディングしましたか?
川村:明るい気持ちで歌わないと曲にマッチする声色にならないと思ったので、そこを丁寧に何回かテイクを重ねました。
RIKU:歌詞だけを見ると<ひとりの女性に対してあなただけを想っていますよ>というラヴソングですが、僕たちにとってはファンの方々に対する感謝や愛情を表現した曲でもあります。だから、凄く男らしい楽曲になっているんです。それこそサビの<Only One 君を幸せにする>という部分には、「僕たちのパフォーマンスや音楽を通してファンのみなさんを絶対に幸せにします」という覚悟を歌っています。
吉野:アルバム収録曲の中でも一番最後に完成した新曲で、純粋でかわいげのあるラヴ・バラードです。メロは優しいんですけど、サビで少し熱くさせるような歌詞があったり、THE RAMPAGEらしいバラードになっています。1サビとラストのサビで感情の込め方を変えてレコーディングしていたり、ストーリーを連想しやすいようにこだわった曲なので、そんなところにも注目して聴いていただきたいです。
― 最後に、1stアルバムでTHE RAMPAGEが今こそ提示できたものとは、どんな部分だと思いますか?
川村:今までリリースしてきた楽曲のすべてを収録できたので、リリースの度に続けてきた僕たちの挑戦や表現の幅の広さを、改めて感じていただける作品になったと思います。ドキュメンタリー映像は恥ずかしさもありますが(笑)、僕たちの等身大の姿と4年間の軌跡を映像でも振り返ることができる内容です。「これがTHE RAMPAGEです」と自信を持って提示できる作品になったと思います。
― ありがとうございました。
★Vol.2では、読者から募集した質問にメンバーが回答!
(modelpress編集部)
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(ザ・ランペイジ・フロム・エグザイル・トライブ)プロフィール
2014年にEXILEの新メンバーを決めるために行った「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」など、3つのオーディションから選ばれたメンバーで構成。メンバーは、ヴォーカルのRIKU、川村壱馬、吉野北人、パフォーマーのLIKIYA、陣、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨。結成から、約3年、1月25日にシングル「Lightning」にて、メジャーデビューを果たした。9月12日には1stアルバム「THE RAMPAGE」を発売する。
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