アミューズ期待の若手・浦上晟周&田川隼嗣が舞台「いまを生きる」で共演 宮近海斗(Travis Japan)、永田崇人ら生徒役で交流「すぐ打ち解けました」
2018.07.07 10:00
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俳優の浦上晟周(うらがみ・せいしゅう/18)と田川隼嗣(たがわ・しゅんじ/17)が10月5日~24日に新国立劇場 中劇場で上演される舞台『いまを生きる』に出演する。モデルプレスは同作のビジュアル撮影を終えた2人にインタビューを行い、作品にかける意気込みや共演者とのエピソード、そして同じアミューズ所属の新星である2人の間柄についても聞いた。
浦上晟周×田川隼嗣インタビュー「僕たちと一緒に、教室で空気を共有してほしい」
1989年にロビン・ウィリアムズ主演、ピーター・ウィアー監督で制作されたアメリカ映画を元に、ニューイングランドの全寮制学院に赴任してきた英語教師と学生たちの交流を描く心温まる学園ドラマ。日本初演となる今回は演出・上演台本を上田一豪氏(『キューティ・ブロンド』『TENTH』『End of the RAINBOW』など)が手がけ、主人公の自由で型破りな教師、ジョン・キーティングを佐藤隆太が演じる。浦上:映画が公開されてから30年経っても、これだけ世界中で多くの方々に愛されている作品ということで、全てのシーンで心に残る言葉がありました。僕が個人的に感動して心が揺らいだのはラストシーンです。そこは日本版の舞台として改めて作るにあたって大切にしたい部分なので、映画を観たことがある方もそうでない方も、僕たちと同じように教室で授業を受けて、一緒にラストシーンを共有している気分を味わっていただければいいなと思っています。その空気感を作れるように頑張ります。
キーティングに教えられ「Dead Poets Society(死せる詩人の会)」というクラブを作る生徒役には、Travis Japanより宮近海斗・七五三掛龍也・中村海人、そして永田崇人、浦上、田川のフレッシュな6人。浦上は純粋なスティーヴン・ミークス役、田川は正義感を持つチャールズ・ダルトン役。この生徒6人の絆の深さが大きな見どころとなるが、ビジュアル撮影の時点で既にいい空気感が生まれ、稽古がさらに楽しみになったという。
浦上:結構皆さん年齢が離れていて、隼嗣が最年少なんですけど、最初から壁を作らずに話しかけてくださいました。稽古はまだ先ですが、ビジュアル撮影で結構打ち解けた感じがありました。
田川:僕は人見知りなところがあるんですけど、永田さんがみんなの中心になって話してくださったので、皆さんとすぐ打ち解けることができました。
浦上:宮近さんたちはTravis Japanというグループで元々絆が深いので、3人で話しかけてくださいました。共通の知り合いがいたりもして。
田川:皆さんの出身地を聞いたりとか。一緒にいて楽しかったです。
長崎県出身の田川は、2014年「第27回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞し芸能界入り。昨年は恋愛リアリティー番組「真夏のオオカミくんには騙されない」で同世代の女子たちをキュンとさせ、初めての舞台「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」では生田斗真、菅田将暉らと共演している。
田川:初めての舞台はずっと緊張していました。こうしたらいいのか、ああしたらいいのか…と色々なことを考えながら毎日舞台に立っていたので、終わった後は達成感もありました。先輩の方々と間近で共演させていただくと、本当にたくさんの発見があって。そこで吸収した知識は今もお仕事の時にフル活用させていただいています。今回の舞台でまた新しい発見があれば嬉しいです。
浦上は子役時代からキャリアの長い実力派で、ドラマ「家族ゲーム」(2013)では主演の嵐・櫻井翔が「とんでもない優等生が現れた」と絶賛し話題に。NHK大河ドラマ「真田丸」(2016)では堺雅人演じる真田信繁(幸村)の息子・真田大助役を好演。舞台は4年半ぶりの出演となる。
浦上:映像作品だと大事なシーンはアップで抜かれることが多いので、顔の芝居ができるんですけど、舞台だとどうしても後ろの席のお客さんは細かい表情までは追えないと思うので、少し大きな動きやセリフ回しを意識しなければならないと思います。映像とは違う表現の仕方で役を作っていかなければならないので、久しぶりの挑戦に少し不安はありますが、演出家の上田さんや素敵なキャストの方々の力をお借りしながら一緒に勉強させていただければと思っています。
出会って4年「もう敬語じゃなくていいって言ってるのに(笑)」
現役高校生の田川は地元・長崎と東京を行き来する生活。「飛行機に乗るのも慣れました。できるだけ窓側を選ぶようにして、外の景色を眺めるのが楽しいです」と語る純朴さが眩しい。少しお兄さんの浦上が、田川のほんわかした空気に翻ろうされるのが何とも微笑ましかった。浦上:まだ「浦上さん」って呼ぶんですよ、出会ってもう4年くらい経ってるのに(笑)。
田川:先輩なので…。
浦上:この間久々に会って、まだ敬語だったので「本当に敬語じゃなくていいよ!」って改めてLINEを送ったら、「わかりました。徐々に直すね」と返ってきて。隼嗣はメッセージを2段に分けて送ってくるんですけど、1つ目の内容は敬語で、2つ目はタメ語っていう微妙な直し方をしていました(笑)。
田川:また期間が空いちゃうと、敬語に戻っちゃうので…。今回(稽古と本番で)2か月一緒にいられるので、その間で完璧にタメ口で話せるようにしたいです(笑)。
浦上:この間、「今度ご飯行きましょう」って言ってくれたよね。僕も舞台で一緒になったから、隼嗣と話したいなと思っていたところだった。
田川:誘ったのは僕なんですけど、お店は浦上さんに選んでもらえたらと…。自分は全く東京の土地勘がないので…。
浦上:隼嗣から「好きな食べ物何ですか?」と来て、「肉かな~」って返したら、「肉好きなんだね」って。(タメ口計画は)徐々にね(笑)。
田川:はい、徐々に慣れていきます(笑)。
(modelpress編集部)
舞台『いまを生きる』
脚本:トム・シュルマン演出・上演台本:上田一豪
出演 佐藤隆太/宮近海斗(Travis Japan/ジャニーズ Jr.)永田崇人 七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズ Jr.)中村海人(Travis Japan/ジャニーズ Jr.)浦上晟周 田川隼嗣/冨家規政 羽瀬川なぎ/ 大和田伸也
公演日程:2018年10月5日(金)~24日(水)
会場:新国立劇場 中劇場
<ストーリー>
1959年、バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校のOBである英語教師ジョン・キーティング(佐藤隆太)が赴任してきた。ノーラン校長(大和田伸也)の指導の下、厳格な規則に縛られている学生たちに、キーティングは「教科書なんか破り捨てろ」と言い放ち、詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとする。キーティングの風変わりな授業に最初は戸惑う生徒たちだったが、次第に行動力を刺激され、新鮮な考えや、規則や親の期待に縛られない自由な生き方に目覚めていくのだった。
ある日、生徒のニール(宮近海斗)は学校の古い学生年鑑を読み、キーティングが学生時代に「Dead Poets Society(死せる詩人の会)」というクラブを作っていたことを知る。ニールは、転校生のトッド(永田崇人)や同級生らとともに、近くの洞窟でクラブを再開させる。彼らは自らを語り合うことで、自分がやりたいものは何かを自覚していくのだった。
そんななか、ニールは俳優を志して『真夏の夜の夢』の舞台に立つことを決心するが、父親からは舞台に立つことを反対されてしまう。そして…
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