モデルプレスのインタビューに応じた沢村一樹 (C)モデルプレス

「絶対零度」月9初主演の沢村一樹、50歳で挑む本音…カラダ作りの変化は?上戸彩への意識を語る

2018.07.08 06:00

あす9日スタートのフジテレビ系新月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(毎週月曜よる9時~※初回30分拡大放送)にて主演を務め、元公安のエリート刑事・井沢範人(いざわ・のりと)役に挑む俳優の沢村一樹(50)が、モデルプレスのインタビューに応じた。月9初主演を飾る本作に込める思い、11年ぶりの共演となる女優の上戸彩や関ジャニ∞の横山裕、本田翼ら共演者の印象などを聞いた。

  
シーズン1ではコールド・ケースと呼ばれる“未解決事件”を、シーズン2では“潜入捜査”をテーマに、上戸彩演じる主人公の新米女性刑事・桜木泉(さくらぎ・いずみ)の活躍と成長を描いてきた「絶対零度」シリーズ。

今回の「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」では、ひょうひょうとしてつかみどころのない印象を周りに与える人物ながら、実は元公安のエリート刑事という二面性を持つ井沢が主人公。“未来の犯罪を予測して捜査する”ということをテーマに、潜入捜査やアクション、予期せぬ展開とエンターテインメント性を描く。

沢村一樹、50歳で月9初主演 オファー時の本音は?

沢村一樹 (C)モデルプレス
― 撮影が始まっていかがですか?月9ドラマ初主演ということで、抱負やご感想をお願いします。

沢村:撮影は順調に進んでいます。台本で読んだときの印象とは、全然違った作品に仕上がろうとしています。スピード感だったり、推理だったりというのがどう出るのか、演じているとまだわからないのですが、すごく丁寧に描いているので、台本や現場で感じたもの以上のものができ上がるのではないかと、すごく期待しています。この役自体が掴みどころのない、いろいろなものを抱えている役なので、ふわふわした感じで楽しく演じられているし、集中しなくてはいけないシーンもスムーズに撮影が進んでいます。

― 沢村さんは現在50歳ですが、「じんべえ」(1998)に当時55歳で主演を務めた田村正和さんに次ぎ、月9史上2番目の年長主演となりました。これまでに月9ドラマに対しどのような思いがありましたか?

沢村:オファーを受けたときは、正直なところ「え?なんで?」となりました。 月9といえば、トレンディドラマの代名詞みたいな枠ではないですか。でも骨太な刑事ドラマということで、そのトレンディさはあまり意識しなくていいということだったので、「じゃあ出来るかな」と思って引き受けました。引き受けたというと偉そうですけど、もしかしたらできるかなと思って引き受けさせていただきました。

「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」で主演を務める沢村一樹(C)フジテレビ
― 今作は、“AI”でこれから起こる重大な罪を犯す可能性の高い危険人物を割り出すという近未来的なテーマとなっていますが、特に今までご経験の刑事ドラマと1番違う見どころはどこですか?

沢村:今回は犯人探しをしないという、今まで僕が経験した刑事ドラマとは違う作りになっています。例えば3年前だったら、まだこのドラマはできなかったと思うのです。今だからこそ、嘘の部分とリアリティの部分をドラマとして楽しめるいいタイミングかなと思ってます。実際に台本を読んでいるときも、辻褄は合ってるのかな?こんなこと本当に起こるかな?というところもあったりするのですが、それも含めて一緒に視聴者の方と楽しんでいけたらいいなと思います。

沢村一樹、1年前からカラダ作り 必須アイテムは「納豆」

沢村一樹(C)フジテレビ
― 今回は潜入捜査のほかにも、激しいアクションも見どころとなります。 夏場でのアクションシーンは大変だと思いますが、作品に向けて準備してきたことや大変だったシーンはありますか?

沢村:殺陣やバイクなどいろいろなアクションシーンがありますが、ちょうど1年前から、12~13年ぶりにジムに通い始めたので、少しは役に立っているのかなと思います。井沢は強い刑事なので、説得力を持たせるぐらいのカラダ作りに励んでいます。横山裕くんもボクシングをやっていて、カラダがしっかりしているので、並んだときにお互いに刑事っぽく強そうに見えたほうがいいかなと思っています。それと本当にきついのはこれからなので、食事に気をつけて夏バテしないようにしています。

― ジムに通い始めて、筋力がアップしたなど体の変化は感じられましたか?

沢村:胸の上下運動ができる(笑)。やってみましょうか?(実際に胸筋を動かす)もともと動かせるのですが、さらにスムーズにできるようになりました。体重はそんなに変わっていないです。

― おお、すごい!本当に動きますね(笑)。でもドラマの映像では見えないですよね。

沢村:そうなんです。ベストを着ているので…。胸筋が両方ピクッと動いたときは、怒っているときかも(笑)。

沢村一樹 (C)モデルプレス
沢村一樹 (C)モデルプレス
― 撮影はロケがメインですが、撮影を乗り切る必須アイテムはありますか?

沢村:できるだけ納豆を食べるようにしてます。撮影の入りがゆっくりだなというときは、早めに起きて家でご飯を食べて、家に帰ってきたときには、ご飯はもう食べたんだけど納豆だけ食べようかなという感じで、納豆を結構食べています(笑)。

沢村一樹、上戸彩と11年ぶり共演 変化した印象は?

沢村一樹 (C)モデルプレス
― 主人公が上戸さんから沢村さんになり、作品の印象もガラッと変わると思います。これまでのシリーズへの印象や、今回変えようと意識されているところはありますか?

沢村:僕は全然意識していないです。「絶対零度」はブランドみたいなもので、上戸彩さんを軸にシリーズのなかでいろいろなところに行ったり来たりしているのをファンの方たちが楽しんでいるみたいに、違いを観ていただくのがいいかなと考えているので、あまり意識する必要はないなと思っています。

― 上戸さんとは11年ぶりの共演ですが、久しぶりにお会いしてみて印象はいかがでしたか?

沢村:女性としての貫禄が出ていました。この11年、さまざまな作品で主演をされているのを見てきましたし、プライベートでも結婚や出産を経験されて、余裕やたくましさを感じます。

沢村一樹 (C)モデルプレス

沢村一樹、“バラバラなメンバー”とのチームワークの作り方

沢村一樹、本田翼(C)フジテレビ
― 共演者の横山裕さんや本田翼さんなど“未然犯罪捜査チーム=ミハン”の皆さまの印象はいかがでしたか?

沢村:僕が月9初主演ということで、皆さんからの気使いを感じます。50歳を過ぎるとみんながすごく優してくれるのだなと(笑)。久しぶりに若い人たちに囲まれて仕事をしているので、みんながすごく気を使ってくれて気分がいいです。

横山裕くんも、バラエティ番組や取材で一緒に仕事をさせてもらっていますが、すごく気配りが上手。ただプライベートでは、空き時間に僕が一生懸命に話していることを全く聞いてないですね(笑)。現場での気使いと、プライベートでの気を使わない感じも含めて楽しいし、一緒にいて楽です。本田翼さんも、いつもニコニコしています。天然のイメージがなぜか勝手にあったのですが、すごく明るくて気を使う子なので、現場が楽しいです。

沢村一樹 (C)モデルプレス
― 沢村さんは今回のドラマでチームワークを大切にしたいとおっしゃっていましたね。

沢村:僕は自分の性格上、「よし、みんなで1つになるぞ!行くぞ!ついてこい!」というタイプではないんです。楽しくやろうというときには何も言わなかったり、ここは緊張感があったほうがいいなというときには、あまり口を利かなかったり。みんなが静かにしたいときに静かにできて、自然と楽しくなるときは楽しくなるような現場になるといいなと思っています。横山裕くんと本田翼さん、平田満さん、柄本時生くん、キャラクターがバラバラじゃないですか(笑)。そのバラバラが楽しめるメンバーなので、ギュッと集まったときに、自然とワクワクするものが生まれるようなチームワークが作れるといいなと思っています。

沢村一樹の“夢を叶える秘訣”

沢村一樹 (C)モデルプレス
― では最後に、モデルプレスの読者へ“夢を叶える秘訣”を教えてください。

沢村:人それぞれ違うと思うのですが、自分で「これをやれば叶う」と思うことを実践するのがいいと思います。例えば僕の場合だとトイレは綺麗にする。居酒屋でも綺麗にします。

― お店でも?すごいですね。

沢村:他人が汚したとしても綺麗にします。「神様、見てくれているよね?」という気持ちを込めて(笑)。行動したことでその行為が体のなかに入って、自然と表情に出てきたりすると思うので、簡単に日常でできることでいいので「自分はこれをやればいいんだ」と信じていることがあれば、それはやったほうがいいです。例えば、人の話を聞くときには笑顔で聞くとか、無理して笑顔を作らないとか、そのときの感情を正直に出す。自分がこれをやったらいいことが起こると思うことを行っていけばいいと思います。

― ありがとうございました。ドラマの放送も楽しみにしています。

沢村一樹 (C)モデルプレス
50歳にして初の月9主演に抜てきされた沢村。あくまでも自然体で挑む姿が、ドラマの撮影現場でもチームワークの要となっていくに違いない。これまでさまざまな役を演じてきたベテランが作り出す、新たな「絶対零度」の世界は見逃せない。

(modelpress編集部)

沢村一樹(さわむら・いっき)プロフィール

沢村一樹 (C)モデルプレス
1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。1992年、雑誌「メンズクラブ」の専属モデルとなり、その後1996年に「松田のドラマ」(日本テレビ系)で俳優デビュー。近年の主な出演作にはドラマ「レンタル救世主」(2016/日本テレビ系)、「突然ですが、明日結婚します」(2017/フジテレビ系)、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017)など。今年はNHK大河ドラマ「西郷どん」、ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」(テレビ朝日系)や、「DOCTORS~最強の名医~新春スペシャル」(テレビ朝日系)などに出演している。

第1話あらすじ(初回30分拡大放送)

沢村一樹、柄本時生、本田翼(C)フジテレビ
公安のエリート刑事だった井沢範人(沢村一樹)は、ある事件がきっかけで総務部資料課分室への異動を命じられる。資料課分室のメンバーは、痴漢容疑者への必要以上の暴行で異動させられた小田切唯(本田翼)、入庁以来ずっと資料課にいる人づき合いが苦手な南彦太郎(柄本時生)、さまざまな部署をたらい回しにされてきた田村薫(平田満)という、警察内のトラブルメーカーばかり。

だが、実はこの資料課分室には、刑事企画課特別捜査官・東堂定春(伊藤淳史)を中心に秘密裏に進められてきた重要プロジェクトが託されていた。それは、日本国民のあらゆる個人情報を解析し、過去の犯罪記録と照らし合わせることによって、AIがこれから起こる重大犯罪、主に殺人を犯す可能性が高い危険人物を割り出す未然犯罪捜査システム、通称『ミハン』システムの実用化プロジェクトだった。

平田満、本田翼、沢村一樹(C)フジテレビ
一方、特殊捜査班のメンバーだった山内徹(横山裕)は、バディを組んでいた桜木泉(上戸彩)の失踪事件を独自に追っていた。だが、やがて捜査は行き詰まり、その無力感と警察組織への不信感から上司を殴ってしまい、資料課分室への異動を命じられる。

ミハンシステムが割り出すのは殺人を犯す危険性のある人物。しかし、いつ、どこで、誰を、なぜ殺すのかはわからない。山内は、冤罪を生み出す可能性もあるミハンシステムに対して疑念を抱く。そんな中、テストケースNo.5の危険人物が割り出され……。
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