“乃木坂46をもっと可愛く撮るカメラマン”秋元真夏が語る「乃木撮」の裏側、「女の子を可愛く撮るための5ヵ条」も考案<モデルプレスインタビュー>
2018.06.09 08:00
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公開された先行カットはどれも話題となり、25万部という超異例のスタートが決定した写真集『乃木撮<のぎさつ> VOL.01』(6月26日発売/講談社)には、気を許したメンバー同士だから撮影できた、赤裸々すぎる“素顔の乃木坂46”が600枚以上掲載される。その中で1番写真を採用されたのが秋元真夏(あきもとまなつ・24)。モデルプレスは乃木坂46の撮影に長けた“名カメラマン”に、撮影の裏側やメンバーを可愛く撮るコツなどを聞いた。
『乃木撮』の裏側、秋元真夏が明かす
― 『乃木撮』が予約殺到で25万部スタート、超異例の反響を呼んでいます。モデルプレスでも先行カットのニュースを配信するたびに話題になっています。秋元:ファンの方もファンではない方も可愛いと言ってくださって嬉しいです。
― 秋元さんが思う、『乃木撮』の見どころについて教えてください。
秋元:テレビや雑誌で見るメンバーは乃木坂46としてのスイッチが入った状態が多いんですけど、『乃木撮』は完全にオフの状態なので、おちゃらけていたり、わちゃわちゃしていたり、普段見られないレア度が1番のポイントになっています。乃木坂46はSNSでの発信が少ないので、オフな部分やプライベート写真ってなかなか外に出ることがないんですよね。
― 白石(麻衣)さんのお茶目なキス顔や歯磨き中の姿はかなりレアでした。『乃木撮』は秋元さんが撮影された写真が1番多く収録されているそうですが知っていましたか?
秋元:先ほどお聞きしてびっくりしました。メンバーに近づいてカメラを向けると、良い表情をしてくれることがすごく多いので、つい撮りたくなっちゃう。『乃木撮』を通して、カメラマンさんの心理がちょっとわかりました(笑)。
― カメラは普段からずっと持っていたんですか?
秋元:そうですね。メンバーがそれぞれカメラを持っていて、好きなときにいつでも撮っていいということになっています。ブログに載せるような表に出る写真は、一応ふざけすぎていない感じで、崩れすぎていない感じで、綺麗にまとまった感じの写真が多いんですけど、『乃木撮』はスタッフさんではなくてメンバーがメンバーを撮っているので、撮られるメンバーもすごく気を許しているし、油断している。気張っていない、キメ顔じゃない表情が多くなるので、ちょっと不機嫌な表情とか、ちょっとつまらなそうにしている表情とか、そういうのは男性から見たら“彼女感”を感じられると思います。
― 確かにブログよりもプライベート感が溢れています。
秋元:でもこういう風にいざ本になると、私も恥ずかしくなっちゃうくらい「こんなに見せていいの?」という写真がたくさん収録されています。
“カメラマン”秋元真夏が意識していること
― 普段は撮られる側の秋元さんですが、今回、撮る側として意識したことはありますか?秋元:せっかく私が撮るからには、メンバーの特権を使いたいなと思って、すごく近づいて撮りました。パーソナルスペースにぬるっと入り込んで撮ってみたり(笑)。あとは楽屋だとゆっくりしている子も多いんですけど、そのリラックスしているところをあえて狙ってみるとか。そういうときは顔を作っていないので、その抜けた感じが、またレア感があって良いと思ったんです。
― 抜けた感じを狙ったんですね。
秋元:そうですね。でも最初は、そういうのを撮りたいと思って、近づいていったんですけど、そうなるとメンバーもカメラを意識しちゃって、グダッとしていたのにシャキッとしてしまうことが多くて。なので時間をかけてカメラがある状況にメンバーを慣れさせてから「撮るよ!」って言わずにぬるっとカメラを出して撮るようにしました。いつも私が楽屋で見ている光景、例えばみんながご飯を食べていたり、テレビを見ていたり、メイクをしていたり、といった状況をそのまま切り取れたと思います。
― 一方でメンバーとはいえ、常にカメラマンがいる状況ということですが、撮られる側として緊張感はなかったですか?
秋元:う~ん、最初は楽屋にカメラマンがいる状況に違和感はありましたが、メンバーが撮っているので徐々に気を許してしまいました。
秋元真夏が伝授「絶対に可愛く撮れるポーズ」とは…
― ではここで“名カメラマン”の秋元さんに「絶対に可愛く撮れるポーズ」を伝授していただきたいなと!秋元:私がメンバーを撮っていておすすめだなと思ったのは「頬杖をついてもらうこと」。ただただ頬杖をついて、両手で顔を支えて、カメラをじっと見てもらうんです。カップルでカフェに行って、料理が来るのを待っているときに、彼女がやりそうな雰囲気で。
― 『乃木撮』の中にも何枚か登場しているポーズですね。
秋元:はい。西野七瀬ちゃんとか3期生の子とかにもやってもらっているんですけど、その光景がめちゃくちゃ可愛くて。「彼女と〇〇なう」みたいな彼女感が自然と溢れるので、そういうポーズは可愛く撮られたいならおすすめです。
― そのときの目線をぜひ秋元さんに実演していただきたいです!
秋元:はい(笑)。目線はちょっと上が良いです、と言うより、撮る方がちょっと上から撮るんです。でもそんなに上からではなくて、とにかく距離は近めに撮るっていうのがポイント。これで彼女感が増します。あと…いいですか?ぜひご紹介したいことが…(笑)私がメンバーを撮るときに気をつけていたことの5か条をフリップにまとめてきました。
― ありがとうございます(笑)。
秋元真夏が考案“女の子を可愛く撮るための5ヵ条”
<1:食べる>秋元:「食べる」というのは『乃木撮』の中でもたくさん使われているカットの1つです。ファンの方はメンバーが食べ物を食べている姿は見ることが少ないと思うので、それを間近で見られる私がその光景を切り取ってあげようと。収録や撮影が終わってお腹が空いて「よし!ご飯だ」というときの食べている姿は本当に良い表情です。なかなか欲望に対して一心に突き進んでいる姿って見られないと思うので、そういう可愛さも見てほしいですね。口をガッと開けていたり、メンバー同士で1個のものを食べていたり、ちょっとドキッとする写真として良いなと思ったのでたくさん撮りました。
<2:寝る>
秋元:例えばモデルプレスさんでも載せていただいたまいやん(白石麻衣)のカット。これはガチ寝している状態なんですけど、これに限らず、寝ている写真は演出のものが全くないんです。楽屋では気を許したメンバーしかいないということもあって、寝顔をオープンに見せているんですけど、そういう瞬間を撮っちゃえと思って、静かに近寄って撮らせてもらいました(笑)。グラビアとかで撮る写真の寝顔って、ちょっと可愛く口角上げていると思うんですけど、これはガチです。家で寝ている姿のまんまがこの『乃木撮』では見られます。撮られた側はちょっと恥ずかしいんですけど、ファンの方は見たいと思うので撮りました。
― 撮影した写真で本人NGが出ることはあるんですか?寝顔が崩れているからこれは嫌だ、みたいな(笑)。
秋元:撮られている側って寝ているから気がつかないんですよ(笑)。なので載ってしまってから気づくみたいな感じですね(笑)。ただメンバーもメンバーでベストショットを常に狙っているので、たぶんNGはないんじゃないかな?
<3:遊ぶ>
秋元:乃木坂46というと、ガヤガヤしてわちゃわちゃ盛り上がる、というイメージよりは、ちょっとおしとやかなイメージだと思われがちなんですけど、楽屋だと違っていきなりコントが始まることも…(笑)。学校みたいなんです。例えばこの(フリップの写真を指しながら)私とまいやんがよくわからないポーズを決めて、髪の毛を9・1に分けている写真もそうです。
このショットは「高級ブランドのモデル」をテーマにしていて「キメキメで撮ろう」と2人して真顔でこのポーズをして撮ったんですけど、これもその場で急に決めてやりました。たぶんこういうカットを集めたら乃木坂46のイメージがまた変わるんじゃないかな。このわちゃわちゃ感をぜひ見てほしいです。それに女子高生が学校で「一緒に写真を撮ろう」と言ってふざけて撮るような写真と似たような写真も多いはず。おかげさまで乃木坂46には女の子のファンも多いんですけど、そういう方たちにも共感して楽しんでいただけたら嬉しいですね。
<4:寄る>
秋元:距離をぐっと近づけて撮る!普段、あまり近くで撮られることってないんですけど『乃木撮』だったらメンバーだし寄れるところまで寄っちゃえ!って感じで(笑)。でもガンガン突き進んで撮ることによって、撮られる側もなにかしようとしてくれたり、普段見せない表情をこっちに向けてくれたり。それに誰が撮るかによって、同じメンバーでも表情が変わるんです。例えば、私が撮るまいやんだったらそこの関係性も見られると思うので、そういうところも楽しんでほしいですね。
<5:触れる>
秋元:直接触れるって普通のカメラマンさんだとできないので、そこはメンバーの特権を生かしています。撮る側が触って反応を見たり、撮られる側同士で触り合ってもらったり。複数人いる写真も良いですよ。普段見られない絡みや、その子だけだったらなかなか出ない表情が、2人や3人になることによって化学反応が起きることもあって。そういうのも狙って撮っていました。
― 「触れる」に関連すると、公式ツイッター(@nogisatsu)でのアゴ乗せ動画もありましたね。
秋元:はい。私が撮ったまいやんは、普段そういう可愛らしいことを自分からするタイプじゃない。でもメンバーが「アゴ乗せして」とお願いしたから聞いてくれて。最初はやらされている感じだったのに、本気でやっちゃって結局可愛いみたいな(笑)。そこがまた良いですよね。普段やらなそうな子がやるところが魅力だと思います。
― 秋元さんは結構やる側ですよね(笑)。
秋元:そうなんです!私は自分からやっちゃうタイプなので、そこのギャップがないのが悩みなんですけど(笑)。ただ私のときは若月(佑美)がやってくれて「普段の倍以上の可愛らしさを出してあげる」と言ってくれていました(笑)。
※後編に続く。
(modelpress編集部)
秋元真夏(あきもと・まなつ)プロフィール
1993年8月20日生まれ。埼玉県出身。血液型:B型。身長156cm。乃木坂46の第1期生ながら学業の関係で4thシングルから本格的に活動を始める。本人曰く“1.5期生”。愛称は「まなったん」。乃木坂46での活動のほか、ソロではバラエティ番組にも多数出演する。「乃木坂46写真集 乃木撮 VOL.01」概要
発売日:2018年6月26日(火)/撮影:乃木坂46/出版:講談社乃木坂46メンバー同士で撮影したオフショット写真集。気を許したメンバー同士だから撮影できた、赤裸々すぎる“素顔の乃木坂46”が満載となっている。
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