りゅうちぇる、歌手デビューへの熱意は本物だった 心から伝えたいメッセージとは<MV撮影現場潜入>
2018.02.14 21:00
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タレントのりゅうちぇるが14日、“RYUCHELL”名義での歌手デビューを発表。同日リリースされたデビューシングル「Hands up!! If you’re Awesome」のMV撮影現場にモデルプレスは潜入し、アーティスト活動へ踏み出す心境を聞いた。
今回RYUCHELLは、自身の経験から得られた「自分の色を取り戻そう」というメッセージを、より広く伝えたい思いから音楽活動を開始。
楽曲の方向性や歌詞、ミュージックビデオの企画や衣装、ヘアメイクなどあらゆるディティールにおいて、RYUCHELLがディレクションを行った。
監督や振付師と相談する真面目な口調、自身のダンスをモニターチェックする熱のこもった眼差しなど、普段のバラエティ番組では見られない、真剣そのものなRYUCHELLがいた。
また本格的なダンスは初めてにも関わらず、ダンサーたちも驚くほどのキレの良さを発揮。見えないところでの血の滲む努力を感じさせた。
とはいっても、やはり今回が初のダンス。あまりの緊張でリップシンクを忘れてしまう場面も。RYUCHELLが「ごめんなさいー!」と言うと、現場はひと笑い。時折見せる「りゅうちぇる」らしい姿に現場は和むなど、撮影はメリハリをつけて進められた。
世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループの傘下で、L.A発のプロフェッショナル仕様のメイクアップブランド「NYX Professional Makeup」とのコラボレーションのもと、RYUCHELLのディレクションによって80年代~90年代初頭をイメージして作り上げられており、“RYUCHELLワールド"が存分に展開されている。
いったいなぜここまで本気なのだろうか…。そこには知られざるRYUCHELLの思いがあった。
RYUCHELL:19歳で初めてバラエティ番組に出演させていただいてから、みんなに笑ってもらえて元気が出るようなタレントになりたいと思ってて。そう言ってくださるファンの方も増えてきたんですけど、最近は討論番組に出させていただくようになり、自分の意見を言う機会も増えたんですね。最初はすごく恥ずかしかったんですよ、自分の意見を言うっていうことがりゅうちぇる像になくて。
でも、自分が学生時代に経験してきたことなどをしっかり話してみると、ファンの皆さんから「前向きになれたよ」「りゅうちぇるってこんな面もあるんだ」って色々な意見がすごくあって。
笑わせるだけじゃなくて、自分の経験をしっかりと伝えることでも、誰かが元気になるきっかけになるんだと思いました。そう思うと討論番組も楽しくなってきたんですけど、番組は決められたテーマに沿って進んでいくじゃないですか。
だから自分でテーマを作って伝えれば、もっともっと多くの人に前へ進めるきっかけを作れるかもしれないと思い、まずTwitterなどで自分の意見を長文で書くようになりました。
文章を書くようになると、詞のようなものも書くようになって、それから自分の考えと個性を融合して出せるものは何かって考えたときに、歌だって思ったんです。歌なら詞だけでなく、自分のファッションやメイク、世界観などをMVを通して得ることが出来るって。それにダンスも未経験だったけど、世界観をよりちゃんと伝えるためにはダンスだと思ってやりました。
歌って踊れるアーティストのRYUCHELL像が先に完成して、そこから作詞やメロディを作っていった感じです。
― 伝える方法を考え、行き着いたのが歌なんだと。歌を通してどんなことを伝えたい?
RYUCHELL:一番伝えたいことは「自分の色を忘れないで」ってことです。誰もが自分の色を持ってると絶対思ってて。周りに流されちゃったりして、自分の色を忘れがちな人もたくさんいると思うんです。それだけでなく、こんな色だとみんな受け入れてくれないからって知らず知らずに隠してしまっている子もたくさんいると思います。
それがすごく嫌だし、みんな自分の個性を大切にしてほしいと思ってる。
僕は学生時代から今と変わらず可愛いものが大好きだったんですけど、同級生に「絶対オカマじゃん」「男が好きだろ?」ってたくさん言われたりしてきました。
どうして可愛いものが好きだとオカマなの?って辛かったし、人の数だけ色んな生き方があっていいじゃんって思いました。だから、個性がもっと認められる国にしたいって思いが芽生えて。
誰に愛をもってもいいし、自分の個性をしっかり大切にしたい。自分を偽ってる人の方がよっぽどダサいって伝えていくのが僕のアーティスト像なんです。
伝えたいことがこの1曲にすべて凝縮できてないので、今回がスタート地点というか…。
― もしかしたら2曲目3曲目も?
RYUCHELL:やってきたいと思います。
RYUCHELL:すごく楽しみにしてくれてます。ぺこりんは、それこそ奥さんって部分もあれば、「このダンスどう?このファッションは?」って聞くと第三者として意見をくれたりするので、そういう部分でもすごく支えてくれてます。
― 一緒に歌わないんですか?
RYUCHELL:一緒には歌わないですね(笑)。
RYUCHELL:ありがとうございます。歌をするのを決めたのが約1年前で、それからダンスレッスンも始めました。でもこの振りが決まったのは1ヶ月前なんですよ!
― 実際のミュージックビデオ撮影はどうですか?
RYUCHELL:アーティスト活動が初めてなのでわからないことも多いですが、すっごく楽しいです。ダンスも楽しいですし、自分の好きな世界観をスタッフさんが充実に再現してくださったことにも、本当に感謝しています。
― ミュージックビデオはどのような世界観で表現されましたか?
RYUCHELL:80年代から90年代のテイストで作ってます。僕が最初にテレビに出させていただいた時のヘアバンドにくるくるヘアでカラータイツみたいなスタイルも、80年代のエアロビボーイを意識してて。90年代の洋楽や邦楽、洋画や邦画などその時代の要素を取り入れ、作詞は自分の経験から、皆さんや現代社会に伝えていきたいということを表現しました。
― 撮影中、フェンスの向こう側で踊って、フェンスを蹴って倒すシーンもありました。あれはどういう意味を込めている?
RYUCHELL:自由に捉えてほしいとは思いますが、フェンスの向こうで踊ってるシーンは、みんな白い衣装なんですね。自分の色がない状態から、フェンスを飛び越えて自分の色を見つけていくって感じです。やっぱりキラキラした人生は、自分の色をしっかり出せるようにならないと手に入らないと思うので、そういうことを表現しました。
RYUCHELL:聴いたり見てくれた方に、もうちょっと頑張ってみようだとか、前を向いてみようってポジティブになれる歌を届けられる人物でいたいなって思います。
― ありがとうございました。
RYUCHELLが歌う意味。それは単なる商業的な話ではなく、アーティストとして本気で伝えたいメッセージがあるから。
学生時代、自分の色を隠していたからこそ生まれた「自分の色を取り戻そう」というメッセージ。
一人でも多くの人に伝えるため、撮影中の眼差しはいつにも増して本気で、語る言葉は熱を帯びていた。
作曲は、「水曜日のカンパネラ」メンバーのケンモチヒデフミ、アートディレクターは、ファレル・ウィリアムス「It girl」の MVも手掛けたファンタジスタ歌磨呂、ダンスディレクターは、三浦大知や様々なアーティストのバックダンサーを務め、MVやツアーのディレクションを手がけるSHOTA、振り付けは、マドンナのワールドツアーに出演するなど世界で活躍するBambiが務めている。
強力なクリエイターたちに支えられて誕生したアーティスト“RYUCHELL”。彼が発するメッセージは、世の中にどう響いていくのか。これからの活躍が楽しみだ。(modelpress編集部)
高校卒業後、どんな個性も受け止めてくれる街「原宿」に上京し、ありのままの自分を表現していくことを決意。オリジナリティあふれるファッションセンスで、ショップ店員をするかたわら読者モデルとして活躍。
その後、テレビのバラエティ番組出演をきっかけに、奔放なキャラクターで全国区のタレントとなる。討論番組へ出演した際に、自分の意見への共感が励みとなり、それ以来メッセージを詞にして書き溜めるように。
そして2018年、その想いをより広く伝えるために音楽活動を本格始動。
2月14日にデビューシングル「Hands up!! If you’re Awesome」をVirgin Musicより配信リリースした。
楽曲の方向性や歌詞、ミュージックビデオの企画や衣装、ヘアメイクなどあらゆるディティールにおいて、RYUCHELLがディレクションを行った。
RYUCHELL、MV撮影にかなり本気
MV撮影現場でも、今回のデビューにかける本気度がひしひしと伝わってきた。監督や振付師と相談する真面目な口調、自身のダンスをモニターチェックする熱のこもった眼差しなど、普段のバラエティ番組では見られない、真剣そのものなRYUCHELLがいた。
また本格的なダンスは初めてにも関わらず、ダンサーたちも驚くほどのキレの良さを発揮。見えないところでの血の滲む努力を感じさせた。
とはいっても、やはり今回が初のダンス。あまりの緊張でリップシンクを忘れてしまう場面も。RYUCHELLが「ごめんなさいー!」と言うと、現場はひと笑い。時折見せる「りゅうちぇる」らしい姿に現場は和むなど、撮影はメリハリをつけて進められた。
RYUCHELL、こだわりの世界観を発揮
MVでは、RYUCHELLのこだわりが随所に見られるのもポイント。セットに設けられた大胆なストリートアートや衣装をはじめ、ダンサーのヘアメイクも、RYUCHELL主導で行われた。世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループの傘下で、L.A発のプロフェッショナル仕様のメイクアップブランド「NYX Professional Makeup」とのコラボレーションのもと、RYUCHELLのディレクションによって80年代~90年代初頭をイメージして作り上げられており、“RYUCHELLワールド"が存分に展開されている。
いったいなぜここまで本気なのだろうか…。そこには知られざるRYUCHELLの思いがあった。
RYUCHELLインタビュー なぜ歌手デビューした?
― お疲れ様です!さっそくですが、歌手デビューのきっかけから教えてください。RYUCHELL:19歳で初めてバラエティ番組に出演させていただいてから、みんなに笑ってもらえて元気が出るようなタレントになりたいと思ってて。そう言ってくださるファンの方も増えてきたんですけど、最近は討論番組に出させていただくようになり、自分の意見を言う機会も増えたんですね。最初はすごく恥ずかしかったんですよ、自分の意見を言うっていうことがりゅうちぇる像になくて。
でも、自分が学生時代に経験してきたことなどをしっかり話してみると、ファンの皆さんから「前向きになれたよ」「りゅうちぇるってこんな面もあるんだ」って色々な意見がすごくあって。
笑わせるだけじゃなくて、自分の経験をしっかりと伝えることでも、誰かが元気になるきっかけになるんだと思いました。そう思うと討論番組も楽しくなってきたんですけど、番組は決められたテーマに沿って進んでいくじゃないですか。
だから自分でテーマを作って伝えれば、もっともっと多くの人に前へ進めるきっかけを作れるかもしれないと思い、まずTwitterなどで自分の意見を長文で書くようになりました。
文章を書くようになると、詞のようなものも書くようになって、それから自分の考えと個性を融合して出せるものは何かって考えたときに、歌だって思ったんです。歌なら詞だけでなく、自分のファッションやメイク、世界観などをMVを通して得ることが出来るって。それにダンスも未経験だったけど、世界観をよりちゃんと伝えるためにはダンスだと思ってやりました。
歌って踊れるアーティストのRYUCHELL像が先に完成して、そこから作詞やメロディを作っていった感じです。
― 伝える方法を考え、行き着いたのが歌なんだと。歌を通してどんなことを伝えたい?
RYUCHELL:一番伝えたいことは「自分の色を忘れないで」ってことです。誰もが自分の色を持ってると絶対思ってて。周りに流されちゃったりして、自分の色を忘れがちな人もたくさんいると思うんです。それだけでなく、こんな色だとみんな受け入れてくれないからって知らず知らずに隠してしまっている子もたくさんいると思います。
それがすごく嫌だし、みんな自分の個性を大切にしてほしいと思ってる。
僕は学生時代から今と変わらず可愛いものが大好きだったんですけど、同級生に「絶対オカマじゃん」「男が好きだろ?」ってたくさん言われたりしてきました。
どうして可愛いものが好きだとオカマなの?って辛かったし、人の数だけ色んな生き方があっていいじゃんって思いました。だから、個性がもっと認められる国にしたいって思いが芽生えて。
誰に愛をもってもいいし、自分の個性をしっかり大切にしたい。自分を偽ってる人の方がよっぽどダサいって伝えていくのが僕のアーティスト像なんです。
伝えたいことがこの1曲にすべて凝縮できてないので、今回がスタート地点というか…。
― もしかしたら2曲目3曲目も?
RYUCHELL:やってきたいと思います。
RYUCHELLの歌手デビューに妻のぺこは?
― 歌手デビューにぺこさんの反応どうですか?RYUCHELL:すごく楽しみにしてくれてます。ぺこりんは、それこそ奥さんって部分もあれば、「このダンスどう?このファッションは?」って聞くと第三者として意見をくれたりするので、そういう部分でもすごく支えてくれてます。
― 一緒に歌わないんですか?
RYUCHELL:一緒には歌わないですね(笑)。
RYUCHELL、初のMV撮影は?
― 現場も見させてもらいましたが、ダンスがキレキレでしたね!驚きました。RYUCHELL:ありがとうございます。歌をするのを決めたのが約1年前で、それからダンスレッスンも始めました。でもこの振りが決まったのは1ヶ月前なんですよ!
― 実際のミュージックビデオ撮影はどうですか?
RYUCHELL:アーティスト活動が初めてなのでわからないことも多いですが、すっごく楽しいです。ダンスも楽しいですし、自分の好きな世界観をスタッフさんが充実に再現してくださったことにも、本当に感謝しています。
― ミュージックビデオはどのような世界観で表現されましたか?
RYUCHELL:80年代から90年代のテイストで作ってます。僕が最初にテレビに出させていただいた時のヘアバンドにくるくるヘアでカラータイツみたいなスタイルも、80年代のエアロビボーイを意識してて。90年代の洋楽や邦楽、洋画や邦画などその時代の要素を取り入れ、作詞は自分の経験から、皆さんや現代社会に伝えていきたいということを表現しました。
― 撮影中、フェンスの向こう側で踊って、フェンスを蹴って倒すシーンもありました。あれはどういう意味を込めている?
RYUCHELL:自由に捉えてほしいとは思いますが、フェンスの向こうで踊ってるシーンは、みんな白い衣装なんですね。自分の色がない状態から、フェンスを飛び越えて自分の色を見つけていくって感じです。やっぱりキラキラした人生は、自分の色をしっかり出せるようにならないと手に入らないと思うので、そういうことを表現しました。
アーティスト“RYUCHELL”の夢
― では最後に、RYUCHELLさんのアーティストとしての夢を教えてください。RYUCHELL:聴いたり見てくれた方に、もうちょっと頑張ってみようだとか、前を向いてみようってポジティブになれる歌を届けられる人物でいたいなって思います。
― ありがとうございました。
RYUCHELLが歌う意味。それは単なる商業的な話ではなく、アーティストとして本気で伝えたいメッセージがあるから。
学生時代、自分の色を隠していたからこそ生まれた「自分の色を取り戻そう」というメッセージ。
一人でも多くの人に伝えるため、撮影中の眼差しはいつにも増して本気で、語る言葉は熱を帯びていた。
RYUCHELL、一流クリエイターがバックアップ
今回、RYUCHELLワールドを実現するため、一流のクリエイターがバックアップしている。作曲は、「水曜日のカンパネラ」メンバーのケンモチヒデフミ、アートディレクターは、ファレル・ウィリアムス「It girl」の MVも手掛けたファンタジスタ歌磨呂、ダンスディレクターは、三浦大知や様々なアーティストのバックダンサーを務め、MVやツアーのディレクションを手がけるSHOTA、振り付けは、マドンナのワールドツアーに出演するなど世界で活躍するBambiが務めている。
強力なクリエイターたちに支えられて誕生したアーティスト“RYUCHELL”。彼が発するメッセージは、世の中にどう響いていくのか。これからの活躍が楽しみだ。(modelpress編集部)
RYUCHELLプロフィール
1995年9月29日、沖縄生まれ。「普通」の男の子像からはみ出している自分に、生きづらさを感じていた学生時代。その状況を変えたいという気持ちからTwitterを始め、偽りない自分を発信し始める。高校卒業後、どんな個性も受け止めてくれる街「原宿」に上京し、ありのままの自分を表現していくことを決意。オリジナリティあふれるファッションセンスで、ショップ店員をするかたわら読者モデルとして活躍。
その後、テレビのバラエティ番組出演をきっかけに、奔放なキャラクターで全国区のタレントとなる。討論番組へ出演した際に、自分の意見への共感が励みとなり、それ以来メッセージを詞にして書き溜めるように。
そして2018年、その想いをより広く伝えるために音楽活動を本格始動。
2月14日にデビューシングル「Hands up!! If you’re Awesome」をVirgin Musicより配信リリースした。
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