<鈴木伸之インタビュー>“念願”窪田正孝との食事会実現 プライベートも変化中の2018年「自分を更新していきたい」
2018.02.02 19:09
views
俳優の鈴木伸之(25)が、モデルプレスのインタビューに応じた。2017年、TBS系連続ドラマ「あなたのことはそれほど」の“有島くん”役で知名度と人気が急上昇した鈴木は、その後、人気漫画を実写映画化した『東京喰種 トーキョーグール』で重要な役どころを演じ、映画『リベンジgirl』、スペシャルドラマ「眠れぬ真珠~まだ恋してもいいですか?~」(読売テレビ・日本テレビ系)では主人公の相手役に抜てきされるなど、飛躍の1年に。そして、その勢いのまま突入した2018年、2月2日には自身初の写真集「FACE」(双葉社)を発売。今回、モデルプレスでは写真集の発売を記念し、インタビューを実施した。
鈴木伸之、初の写真集「FACE」
同書は、普段なかなか見られない日常写真ばかりを集めた「近距離」写真集。お風呂の中やシーツの中など、オール撮り下ろしの写真に加えて、初公開の幼少期写真も掲載。さらに、プライベートが垣間見える150問150答、俳優としての今を語る1万字インタビューなど、等身大の鈴木が128ページにわたって収録。このほかにも、オフショット動画特典付きなど盛りだくさんな内容となっている。
鈴木がこだわったテーマは“自然体”。タイトルに込めた意味は?お気に入りのショットは?写真集の裏話はもちろん、2018年の目標、最近の交遊録までたっぷりと話を聞いた。
<鈴木伸之インタビュー>“インパクト大”お風呂シーンで「実は…」
― 初の写真集が発売となりますが、いつ頃から計画されていましたか?鈴木:去年の頭くらいに初めて話が出て、そこからスケジュールの調整で今年になりました。海外にも行きたかったんですけど、スケジュールの都合もあり山梨で。撮影は3日間でした。
― 山梨というのは、鈴木さんの希望も?
鈴木:自然な感じの写真が撮りたくて、都会都会していないところがいいですと希望を伝えさせていただきました。たまたま公園に行ったら、小さい子とかがいて、その子たちと戯れてる様子とか、偶然起きたことが詰まっているので、自然な面白い写真が詰まっていると思います。衣装もリースから参加させてもらって、手探りな感じで作ったので、真心がこもっているような温かい作品になったなと。
― 準備期間から携わって。鈴木さんのこだわりが詰まっていますね。
鈴木:打ち合わせから参加して、表紙も決めさせていただきました。「書店に行ってパッと目につくものがいい」ってことで、もっと顔だけの寄りの写真をオススメされたんですけど、その理由で表紙を選ぶのもなって思って、この表紙に。どうせだったら、自分が見せたい自分が表紙がいいなって、今回Diorの衣装を着たスタイリッシュな写真を選んだんです。僕、元々Diorが大好きなんです。自分の中でもう1つ候補があって、それは中に白黒で入っています
― “見せたい自分”というのは?
鈴木:今回、自然体な写真にしたかったので、ほぼほぼノーメイクで、照明もあまりなく自然光で撮らせてもらったものが多いんです。なので、可愛らしいイメージの写真がたくさん入っているんですけど、やっぱりLDHとして、劇団EXILEとして、男くさいものが前来てほしいなと思って。表紙はそういう気持ちを込めてます。
― 確かに誌面の写真は、可愛らしいイメージのものも多かったです。
鈴木:そのテーマに合わせて、タイトルも「FACE」に。これも僕が決めさせていただいたんですけど、ほかに難しい英語とか候補がいくつかあった中から選びました。多分10パターンくらいあったかな?最後に「FACE OFF」っていう造語と迷ったんです。意味は直訳すると「対決」「対立」で、今回は「オフの自分」って意味で候補に挙がっていたんですけど、分かりやすい方がいいなと思って、最終的に「FACE」にしました。
― 表紙のほか、特に思い入れのあるシーンはどのカットですか?
鈴木:風呂とか家の中のシーンは、なかなか見てもらう機会がないショットに仕上がっているので、注目してほしいです。家のシーンは、山梨のお借りしたお家で撮ったんですよ。実際に使われてる山梨の別荘なんですけど、皆で1泊して、撮影もそこでして。
― お風呂のシーンはインパクトがありますよね。
鈴木:あれ、面白いですよね(笑)。浅く見えるんですけど、実は意外と深いんです。それであのポーズになりました(笑)。ほかにも面白いショットをたくさん撮ってもらったんです。カメラ3台分と、フィルムも。
― そうやって撮影した写真が1冊の本に。仕上がった写真集を手にしていかがですか?
鈴木:初めての写真集ということで、初々しい部分が詰まった1冊になったなかと思いますし、1冊目がこれでよかったなと思ってます。次は海外に行って昼と夜で違う画を撮りたいし、建物バックでも撮りたいし、色んなテイストの衣装も着たいし…やりたいことが色々あるので、2冊目、3冊目と想像が膨らんでいます。
― 鈴木さんもカメラがお好きかと思いますが、例えば鈴木さんがカメラマンになる企画などはいかがですか?
鈴木:実は今回も「自分で撮った写真も使っていいよ」とか「撮っておいて」って言われたんですけど、なかなか撮る時間がなくて。次は撮る側でも参加したいです。例えば、メンバー撮るとか?超楽しそう!
― ぜひ、売り込んでいただいて!
鈴木:(佐藤)寛太とかまっちー(町田啓太)とか撮りたい!絶対いい写真撮りますよ!!
ブレイクの2017年を振り返って…感じる“危機感”
― 鈴木さんといえば、2017年は“ブレイク俳優”として大活躍の1年になったかと思いますが、改めて振り返るとどういう1年でしたか?鈴木:年末ギリギリまで色々な作品をやらせていただいて、本当にありがたい1年でした。その中で失敗とか「もっとこうすればよかったな」とか見えてきたこともたくさんあって、一昨年には見えてなかったものが見えるようにもなりました。やっぱり4月期の「あなそれ」(=「あなたのことはそれほど」)が大きかったなと思いますし、今年もそれに匹敵するくらいの作品をやらせていただけたらいいなと思っています。どんどんどんどんステップアップしていける年にしていきたいです。
― 「あなそれ」は話題作でしたね。
鈴木:インスタのフォロワー数もが10万か20万くらい増えました。話題作の力ってすごいなって実感しました。
― 「一昨年には見えてなかったもの」というのは?
鈴木:今まではドラマにちょこっと出てくる役が多かったんですけど、去年は自分も責任感のある役が多かったんです。「あなそれ」のほかにも、『東京喰種 トーキョーグール』『リベンジgirl』「眠れぬ真珠」って。そういう環境でお芝居をやらせてもらえたことが、楽しかったですし、作品に関わっていれば関わっているほど、その作品にも愛情が生まれるという感覚を味わえたというか。やりがいをより感じることができた1年になったなと思っています。
― 「あなそれ」『リベンジgirl』「眠れぬ真珠」と恋愛モノも続きましたね。どれも相手役というポジションでした。
鈴木:振り返ってみると多いですね。女優さんがいる現場っていうものが今まであまりなかったので(笑)、ドギマギしましたし、すごく新鮮でした。ありがたい役をいただけた嬉しさもありましたけど、僕では力不足だなと感じたので、もっともっと頑張っていかないといけないと思いました。今年、来年とより一層頑張らないとまずいなと。
― 抜てきが続いたことで、危機感も生まれたということでしょうか?
鈴木:そうですね、どんどん皆さんに見てもらう作品が塗り変わっていかないといけないと思っているんです。「次あれ出るんだ、この役やるんだ」って思ってもらえる自分でいたいですし、「あのときあの作品出てたよね」って言われるのが一番まずいなと思うので。写真集、ドラマ、映画を通して、次から次へと楽しんでもらえる自分を更新していきたいです。
鈴木伸之、2018年は挑戦の年!
― ビジョンシート(※)は今年、書きました?(※LDH JAPAN所属のタレントが、自主的に作成する自身のキャリアに対する計画書)鈴木:書いてないです。1回だけ書いたことがあるんですけど、なりたい自分は変わってないし、文字にすると固くなちゃって。
― 「なりたい自分」になるために今取り組んでいることはありますか?
鈴木:今年から英語を勉強し始めました。今25歳なので、5年スパンで30歳までにペラペラになりたいなと。アクションでハリウッド映画出たいなっていうのが今の漠然とした夢です。
― このタイミングで英語の勉強を始めたのは、何かきっかけが?
鈴木:LDHの体制が変わって、ヨーロッパ、アジア、アメリカに会社も設立して、視野が広がったので、とりあえず中国語か英語勉強しようと思って英語を。頑張ったことが自分の仕事に活きてきたら最高だなと思っています。
― どのような方法で勉強しているんですか?
鈴木:先生とマンツーマンでやっています。今は単語覚えている段階。あとは、「トイ・ストーリー」の3分尺の台詞を覚えるっていう練習をしています。
― 「トイ・ストーリー」を選んだ理由は?
鈴木:先生から「自分がわかりやすい作品を選んで」と言われたので、昔よく観ていた「トイ・ストーリー」を。ちょうど、バズ・ライトイヤーが登場するシーンを覚えています。
― もうそのシーンはばっちり?
鈴木:まだ…(笑)。
― 英語の勉強は楽しいですか?
鈴木:楽しいです。今まで英語を勉強しようって思ったことはなかったんですけど、今回は目標もあるので楽しめてます。ほかにも今年は、ジムも通い始めたんですよ。体をバキバキしようと思って、ガチで史上最強の自分を作り上げようと。半年しごき倒す予定です。
― 挑戦の2018年ですね!確か以前、LDHのジムで1位になった種目が…
鈴木:ベンチプレス!でも、THE RAMPAGE(from EXILE TRIBE)の(武知)海青くんに記録を塗り替えられたんですよ…115kgで今海青くんが1位なので、負けてられない!
― 全種目1位目標とか?
鈴木:全部はきつい…(笑)。ベンチプレスも1位になるのに3ヶ月かかったので。今回は半年あるので、またトライしてみようかなと思います。
窪田正孝と念願の食事会!プライベートでも変化が
― 鈴木さんは現在25歳。同世代の俳優も多いかと思いますが、意識しますか?鈴木:全くしてないです。でも、菅田将暉くん、染谷将太くんとかリスペクトしている方はたくさんいます。染谷くんは映画『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年)でご一緒したことがあるんですけど、菅田くんは直接お会いしたことがないので、一生懸命頑張っていく中で、同じ作品に出れたらいいなと思います。あと、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)で一緒だった太賀とは、今も仲がいいです。刺激し合える仲間がいることが嬉しいですし、まだまだ僕が頑張らなきゃいけない立場だなと思っています。
― 昨年はあまり同世代の方々との共演作がなかったですよね?
鈴木:年上の方とご一緒させていただいた作品が多かったですね。相手役の方も皆さん年上でした。(「眠れぬ真珠」で共演した)藤原紀香さん、すげぇいい人だったな。
― ずっとテレビで観ていた方の相手役を演じるというのはいかがでしたか?
鈴木:緊張するかなと思っていたんですけど、本当に気さくでやりやすかったです。綺麗でしたし、優しいお姉さんという印象です。お芝居がやりやすいように相談してくださるし、いい関係で撮影を終えられました。ぜひ、違う作品でもまたご一緒したいです!
― ほかに刺激を受けた先輩は?
鈴木:窪田正孝さん。「HiGH&LOW」シリーズと『東京喰種 トーキョーグール』でご一緒させていただいたんですけど、ストイックだし、役の世界観を作るのがすごくて。いい人とご一緒させていただいているなという感覚がありました。
― 以前インタビューさせていただいた際、窪田さんとお食事に行く約束をしているとおっしゃっていましたが、叶いましたか?
鈴木:ついこの間行けたんですよ!今年です!窪田さんとほかに数人いて、焼肉を。うまかったし楽しかったです。
― 念願の!
鈴木:窪田さんも「ごめんね、待たせて」って。またどこか行きたいです。
― 焼肉はどちらのチョイスですか?
鈴木:窪田さんです。前日に「明日何してる?」って連絡がきてびっくりました。その日は撮影だったんですけど夜は空いていたので、ご一緒させていただきました。去年はそうやって誘われても、人見知りというか、一人でいるのが好きで断っちゃってたんですけど、今年は交友関係を広げたいので、誘われたら行こうかなって思っていたんです。行くと楽しい時間を過ごせるし、行ってよかったなと思いました。ほかにも、僕と稲葉友でBARにいたときに、林遣都くん、波岡一喜さん、矢本悠馬くんと偶然会って朝の5時位まで飲むってこともありました。外に出るとこうやって広がるんだなと実感したので、誘いは断らずに行こうと思います。
― すごい偶然!元々面識のある5人ですか?
鈴木:僕は全員共演させていただいているんですけど、この5人が集まるっていうのは異色です(笑)。友とご飯食べて、11時位にそのお店に行ったんですよけど、「1杯だけ飲んで帰ろうか」って話していたところに3人が。「せっかくだから飲みましょう」って、5時になってました(笑)。途中「帰らないのかな?」とも思ったんですけど(笑)、いい時間になりました。
― 英語の勉強、ジム通い、そしてプライベートでも変化が。そんな2018年、目標をぜひ教えてください。
鈴木:たくさんの方々に観ていただける時間帯のドラマに出たいですし、そのためにもっともっと知ってもらえるように頑張らないといけないなと思っています。インスタのフォロワーが今、50万人くらいなので、2018年終わる頃には、80万人くらいを目指しています!もっともっと世の中に知ってもらえるように、羽ばたいていきたいです!!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
鈴木伸之(すずき・のぶゆき)プロフィール
生年月日:1992年10月14日出身:神奈川県
身長:185cm
血液型:AB型
2010年、「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し俳優として活動を開始。同年、舞台「ろくでなしBLUES」でデビュー。近年の主な出演作は、ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014年、TBS系)、「あなたのことはそれほど」(2017年、TBS系)、大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年)、「眠れぬ真珠」(2017年)、映画「ストレイヤーズ・クロニクル」(2015年)、「オオカミ少女と黒王子」(2016年)、「HiGH&LOW」シリーズ、映画「東京喰種トーキョーグール」など。
【Not Sponsored 記事】