「ホリデイラブ」仲里依紗インタビュー 再び“サレ妻”役が話題 不倫相手の悪女へ本音爆発、夫以外の男性にときめくことは?<前編>
2018.02.01 20:00
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女優の仲里依紗(なか・りいさ/28)がモデルプレスのインタビューに応じた。主演を務めるテレビ朝日系連続ドラマ『ホリデイラブ』(毎週金曜午後11時15分~※一部地域をのぞく)が1月26日より放送開始。仲といえば、昨年放送されたTBS系ドラマ『あなたのことはそれほど』での、不倫する夫をじわじわ追い詰める妻の好演が記憶に新しいが、今作でも再び夫に浮気される“サレ妻”に。プライベートでは、おしどり夫婦として知られる彼女が、不倫に真正面から立ち向かうヒロイン役に共感するところとは?
夫婦の純愛を描く「ホリデイラブ」
今作は、『マンガボックス』にて連載中の原作・こやまゆかり氏、漫画・草壁エリザ氏による『ホリデイラブ~夫婦間恋愛~』を初めてドラマ化。愛する夫・純平(塚本高史)と娘に支えられ、ごく普通の幸せな家庭を築いていた高森杏寿(仲)が、夫の浮気をきっかけに壊れてしまった夫婦の絆を結び直し、“夫婦再構築”を目指して正々堂々と戦うストーリーで、夫に浮気される側の正妻、“サレ妻”を主人公に据え、夫婦サイドの純愛にフォーカス。不倫という日常に潜む罠をサスペンスフルに描写しながら、“正妻と夫婦愛の正義” そして試練の末に“本当の意味でのパートナー”として成長していく夫婦の純愛ドラマとなる。
急展開・過激シーンてんこ盛りの初回に反響
仲が演じる主人公・杏寿は、夫と子どもの3人で暮らす、ごく普通の幸せな家庭の、ごく普通の主婦。真っ直ぐで明るい性格で、出産後、ちょっと無理して建てた家のローンや家計の足しになれば…と、ネイルアートを勉強し、ネイルサロンを自宅で開業して軌道に乗せるなど、タフでバイタリティーのある女性。不倫や離婚から最も縁遠い夫婦であり、「自分たちだけは大丈夫」と思っていたが、夫が一度限りの過ちを犯してしまったことから、苦悩の夫婦生活が始まる。
流行りの不倫を題材にしたドラマというと、元々夫婦関係に問題がある設定のことも少なくないが、高森夫婦はいたって夫婦円満で、女性視聴者は杏寿に感情移入し同情してしまうはず。純平の不倫が相手側の夫の報告によって杏寿に発覚するまでを描いた初回はまさにジェットコースターのような急展開で進行し、これから待ち受ける地獄のような日々を予感させた。過激なシーンも盛り込まれ、その泥沼ストーリーにネット上でも大きな反響が寄せられている。
仲里依紗、“サレ妻”の共感できる部分とは
― 再び不倫される妻役ということで、最初にオファーを受けたときの心境を教えて下さい。仲:「またか」と思いましたよね(笑)。思いましたけど、でも、不倫ドラマってすごく今観てくれる人が多いと思うので、今回も不倫される役ですけど、楽しんでやれたらいいなと思ってお受けしました。
― 仲さん自身は、制作発表会見でパートナーに不倫されたら有無を言わさず「国外追放」とおっしゃっていましたが、杏寿は夫婦関係を再構築していくということで、共感する部分はありましたか?
仲:子どもの存在が1つまず共感できるところですね。やっぱり自分の意志じゃなくて、子どものために自分も我慢するのが杏寿の中で一番大きかったんじゃないかと思います。
― 仲さんだったら、夫のことは許せないですか?
仲:うーん…自分自身だったら許せないけど、“嫁”としてだったら、どうなんだろうってところはまた違ってくるんじゃないかなと思いますね。
― それこそ実際に経験しないと分からないというか。
仲:そうですね。子どもの母親としての感情と、私自身の感情と、多分全然違うと思うんです。それで意見はまた変わってくるんじゃないかなと思います。
仲里依紗、“悪女”里奈は「現実にもいる」
― 純平が不倫してしまう理由は理解出来ますか?仲:あんな女の人に来られたらどうなんだろう?私は男じゃないから分からないですけど、やっぱりああいう“The・女子”みたいなブリブリしたような感じだと、コロっと行っちゃうんでしょうね。服装的にもそうですけどセリフも可愛いので、普通にそういう子の方が女子らしくて可愛いって思っちゃうんだろうなあと。
― 杏寿と里奈は全然違うタイプなので、(純平は)どうしてあんなにコロっと里奈に落ちてしまうんだろうと私は思ったんですが。
仲:多分、単身赴任で(杏寿と)少し距離が出来ちゃったから、やっぱりどちらも寂しさはあるんじゃないでしょうか?だからちょっと新鮮だったんじゃないですかね。
― よく「不倫される方も原因がある」みたいな風に言う人もいると思うんですけど、杏寿には何か原因があったと思いますか?
仲:無いですね、完全に無いですね。杏寿は無いと思います。「何で連絡くれないの?」とかしつこく夫に聞くタイプでもないし、本当に普通の完璧な主婦なので。
― だから余計リアリティがあって怖いですよね。里奈みたいな女性は実際にいたらどう思いますか?
仲:えー…友だちにはならないですね。
― (笑)。
仲:まず、趣味が合わないと思うので、話も合わない。多分友だちよりも男の人を取るだろうし、同性の友だちいないんじゃないかなと思いますね。
― 里奈は友だちがいない?
仲:いない(笑)。女性ウケ0だし、男性に媚びを売ってばかりいるように思うので。
― 実際にああいう女性はいると思いますか?
仲:いると思います!
― 仲さんのお友だちにはいない?
仲:完全に私の友だちにはいないですね。
仲里依紗、夫以外の男性にときめくことは?回答が秀逸
― これから杏寿自身が他の男性に誘惑されるシーンもあると思うんですけど、それについてはどう思いますか?仲:やっぱりボロボロになって傷ついている時に「大丈夫?」って声を掛けてもらうことってすごく救いだし、一時の神様みたいに見えると思うから、そこの気持ちは分かるなと思いますね。
― 夫以外の男性にときめいたり、心揺れたりする気持ちは分かりますか?
仲:うーん…それについては、私はないです。「この人カッコいい~」とかあまり思わないんで。
― (笑)。そもそもあんまり男の人にときめかない?
仲:ときめかないですね!男の人に「キャー!」って言ったことがないし、分からないんです。
― ミーハーじゃないというか?
仲:ジョニー・デップくらいしかカッコいいと思わないです(笑)。レベルが違う。
― もしジョニー・デップに誘惑されたら?
仲:言葉通じないんで、誘惑されないと思います(笑)。私、好きなタイプとか「こういう顔が好き」とかもないんです。
― それでいうと、旦那さんは別枠な感じですか?
仲:一緒にいて楽だからっていう、それが1番ですね。結婚するには、一緒にいて、自分が辛くない人が1番良いと思います。
― じゃあ、もしその仲さんがメンタルやられているときに、目の前にああいう男性が現れて優しくされてもグラッとは来ない?
仲:「優しい人だな」とは思いますけど、恋には発展しないと思う。カッコいいと思わない。なんだろうな…それで旦那が不倫とか、杏寿の立場にはなっていないので分からないですけど、旦那がいるならそうはならないですね。
インタビュー後編ではプライベートに迫る
昨年はプライベートを公開したInstagramのストーリーの投稿も大きな話題になった仲。「里奈は友だちがいない」「ジョニー・デップにしかときめかない」…SNSから受け取るイメージそのままの、飾らないキレキレの回答が“らしく”て、印象的だった。女優業と子育ての両立や愛息子との近況、インスタストーリーの反響などを語ってもらったインタビュー後編も配信予定。実際の“サレ妻”に向けて、ストーリーのオススメ活用法(?)も教えてもらったので、お楽しみに!(modelpress編集部)
仲里依紗プロフィール
1989年10月18日生まれ、長崎県出身。2006年に劇場版アニメ『時をかける少女』のヒロインの声を務め、2010年に実写版でも主人公を演じる。また、同年に『ゼブラーマン~ゼブラシティの逆襲~』で演じたゼブラクイーンの演技がともに評価され、第34回日本アカデミー賞、第23回日刊スポーツ映画大賞新人賞など数々の映画賞を受賞する。幅広い役柄で活躍し2016年にはNHKドラマ『逃げる女』で第3回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演女優賞、2017年にはTBS系『あなたのことはそれほど』で東京ドラマアウォード助演女優賞。このほか、主な出演作にフジテレビ系ドラマ『ハチワンダイバー』(2008)、『ヤンキー君とメガネちゃん』(2010)、NHK『つるかめ助産院〜南の島から〜』(2012)、TBS系『レジデント~5人の研修医』(2012)、NHK『昨夜のカレー、明日のパン』(2014)、WOWOW『テミスの求刑』(2015)、テレビ朝日系『黒革の手帖』(2017)、映画『モテキ』、『ハラがコレなんで』(2011)、『BRAVE HEARTS海猿』(2012)、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016)など。公開待機作に『羊と鋼の森』(6月8日公開)、『パパはわるものチャンピオン』(9月公開予定)がある。
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