モデルプレスのインタビューに応じたNiki(丹羽仁希) (C)モデルプレス

「世界で最も美しい顔100人」にもランクインしたNiki(丹羽仁希)、テラスハウスが転機に…反響に本音&ファン急増の1年を振り返る<モデルプレスインタビュー後編>

2018.01.03 17:00

人気リアリティーショー「TERRACE HOUSE ALOHA STATE(テラスハウスアロハステート)」元メンバーで番組史上No.1美女と称されたNiki(にわ・にき/21 ※モデル名義はNiki)。テラスハウス出演後はCM出演、テレビレギュラー出演、写真集発売、専属モデルを務める雑誌「JELLY」11月号で初表紙を飾るなど、メディア露出が急増。まさにシンデレラガールとして飛躍を遂げた1年となった。モデルプレスではNikiに今年1年を振り返るインタビューを実施。後編では、テラスハウスで受けた視聴者からの反響や、バラエティ番組といった新たな挑戦など本音に迫った。

  

Niki、“テラハNo.1美女”と話題に

仁希『TERRACE HOUSE ALOHA STATE』17th WEEK(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
アメリカ人の父と日本人の母を持つ日米ハーフのNikiは、「東京ガールズコレクション」で行われたオーディション「TGA(Tokyo Girls Audition)」で2万人の頂点に立ち、2015年1月号より「JELLY」専属モデルとしてモデルデビュー。今年、大学が春休みの間2ヶ月限定で「テラスハウス」に入居していた。

ミスタードーナツ、モンスターストライクのCMではビキニ姿を披露。10月には1st写真集「NIKI」(宝島社)を発売するなど美ボディもたびたび話題に。最近では、米国の映画情報サイト「TC Candler」が2017年12月に発表した「世界で最も美しい顔100人」の84位にランクインしたほか、11月21日に放送されたTBS系バラエティ番組「有田哲平の夢なら醒めないで」(毎週火曜23時56分)では恋愛観を告白し注目を集めた。

現在、AbemaTV「今日、好きになりました。」(毎週月曜23:00)、「芸能義塾大学」(毎週金曜23:00)、テレビ東京「エンタX」(毎週水曜深夜25:35)、フジテレビ「放談ナイト~Hold on Night~」(毎週木曜深夜25:25)と多数のレギュラーを抱え、MC業にも挑戦。4日からは主人公役を務めるフジテレビ「ウマラテ」(毎週木曜21:54※関東ローカル)がスタートする。

Niki、テラスハウスで嬉しかった反響

Niki(丹羽仁希) (C)モデルプレス
― テラスハウスでは視聴者から様々なコメントがあったと思うんですが、嬉しかった反響はありますか?

Niki:意見を言わなさ過ぎる子にはなりたくないんですけど、だからといって喧嘩腰では話したくなくて。今まで特に意識していなかったんですけど「思ったことははっきり言うけど喧嘩腰じゃないよね」という反応があって「あ、嬉しいこと言われたな」と思いました。たしかに何も言わないのは嫌だけどキツすぎる風にはなりたくないな、と思ったときに自然とそうしているんだと思って、自分の性格に対して客観的な意見を貰えるというのはすごく良かったと思います。

― ほかに意外だった反応やあまり嬉しくなかった反応はありますか?

Niki:「関西弁良い!」とは沢山言われました(笑)。嫌なことはあんまり覚えてないんですよね。一瞬気にするけどすぐ忘れちゃうんです。その一瞬も多分普通の子より気にしてないレベル。何言われたっけなあ…(考え込む)。

― エゴサーチすることもない?

Niki:あ、全然検索はするんですけど、多分良いことのほうが覚えているのかな(笑)。

Niki、テラスハウスは「転機」

『TERRACE HOUSE ALOHA STATE』21st WEEK(C)フジテレビ/イースト・エンタテインメント
― 総括みたいになっちゃうんですが、Nikiさんにとって、人生において、仕事において、テラスハウスはどんな存在でしたか?

Niki:仕事においてっていう真面目なことを言えば転機だったなと思います。たまたまが重なり合って、すごいラッキーだったなとも。テラスハウス自体はシンプルに楽しかったし。実は東京であんまり友達ができなかったんです。

― そうなんですか?

Niki:そうなんです。でもテラスハウスで沢山友達ができたから、プラスに全部動いたなって感じです。住んでいたときも楽しかったし、その後も友達として続いているっていうのがすごく良いことだったなと。良いことばっかりです。

Niki、CM出演で反響

― 2017年は大きな変化が色々とあった1年だったと思います。ざっくりと振り返ってどんな1年になりましたか?

Niki:一言で言えば、毎日全然違うことをしている1年でした。勿論テラスハウスをきっかけになんですけど、新しいお仕事に沢山挑戦させて頂いて、刺激たっぷりの1年でした。

― 色々なジャンルのお仕事をされていましたもんね。テラスハウス以外で一番印象に残っているお仕事は何ですか?

Niki:やっぱりCMに出てみたいと思っていたので、CM撮影はすごく印象に残っています。今まで撮影したものはすごく鮮明に覚えています。

― 反響もやはりそれだけ大きかった?

Niki:そうですね。「これ見て」と告知して見てもらうよりは、例えば地元の友達がテレビ見ていたら「たまたまNiki出ていた!ウケる!」という風に見つけてもらうくらいのスタンスがすごく好きで、それはやっぱり広告とかコマーシャルが多いかなと思います。地元の子とかからも沢山連絡が来て、「すごーい」という連絡より、「出てきたヤバい」みたいな感じの内容が多いですね(笑)。

― それは理由としては自然と“芸能人になった”という感じがするから?

Niki:芸能人になったというか、多分私自身が考えもラフなんです。だからファンの方に向けては「見てください」とは思うんですけど、実際知り合いの子に仕事をしている姿を見て欲しいと強く思っているわけではなくて。だから本当に“たまたま流れてきた”ぐらいのスタンスが好きで、そういう連絡が来ると嬉しいですね。

Niki、男性ファンも増加

Niki(丹羽仁希) (C)モデルプレス
― CMもそうですし、グラビアや、写真集も発売されて、美ボディが注目される機会が多かったと思うんですが、男性のファンの方は増えましたか?

Niki:そうですね。テラスハウスで増えたってこともありますし、インスタでフォロワーの男女比が分かるんですけど、徐々に男性の比率が増えていて。写真集の発売イベントをしたときに同い年ぐらいの男性が一番多くて私自身も驚きました。同年代の人が知ってくれているというのは嬉しいので良かったなと思いますね。

― ファンの方と接する機会は初めて?

Niki:初めてでした。

― どうでした?

Niki:楽しかったです。でも皆さん緊張されているので、変な感じもしました(笑)。

― Nikiさんとしては「あんまり緊張しないでいいよ~」みたいな?

Niki:そうそう。楽しかったです。またやりたいなと思います。

― 女性のファンの方は友達という感覚なんですか?

Niki:そうです。結構緊張してくれるのでそれもすごく嬉しいんですけど、やっぱりもっとゆっくり話すことができたら良いのになと思いました。ちゃんと話せる機会があればなと思います。

Niki、「JELLY」では表紙抜擢も

「JELLY」11月号(ぶんか社、9月16日発売)表紙:安井レイ、Niki/画像提供:ぶんか社
― 「JELLY」の中でも表紙に抜擢されるなど、環境がだいぶ変わったと思います。

Niki:変わりましたね。それもテラハに出たから「よっしゃ表紙だぜ!」というよりは、「表紙だ、すごい」ぐらいの。

― 淡々と受け止めて。

Niki:そうかも、淡々としているかも(笑)。でもやっぱり嬉しいです。自分が「表紙嬉しい!」というよりはそれに対して見てくれている子がいるとか、ファンの子が喜んでくれたのが嬉しいかな。

― 元の女性ファンは「JELLY」読者がほとんど?

Niki:全然いなかったと思います。多分ファンになって「JELLY」買ってくれているって子が多いかな。勿論「JELLY」からのファンの子がちょこちょこ増えているとは思うんですけど。

― じゃあこれまで全然「JELLY」を読まなかった子が「JELLY」買うことも。

Niki:「表紙だったら買うね」ってコメントもありますね。テラスハウス前からずっと「JELLY」買っていて好きでいてくれる子もすごく嬉しいです。

― 結構ファッションやメイクも真似するファンの方は多いですか?

Niki:それこそイベントをやったときにiPhoneケースが同じで、「一緒!」って言ったら「買ったんです」って言う子や、全身上から下まで同じ格好して同じような写真撮る子とか。時計をSNSにアップしたら同じ時計買う子とかいますね。自信ないから複雑な気持ちにはなるんですけど嬉しいです。

― 自信ないんですか?

Niki:頑張らなきゃとは思う(笑)。

― 「ファッション真似してよ!」みたいな感じには?

Niki:ないですね。

― 「ありがたい」と恐縮している感じなんでしょうか?

Niki:すみませんって感じ(笑)。

Niki、ランウェイでの歓声も急増

Niki(丹羽仁希) (C)モデルプレス
― ファッションショーのランウェイでの歓声もすごく増えましたよね?

Niki:そうですね。やっぱり名前を呼んでもらえると嬉しい。シンプルなんですけど、ボード見つけたりするとテンション上がります(笑)。

― やっぱりテラスハウス以前と後では大きく変わりましたか?

Niki:そうですね。テラスハウスで知名度が上がったこともあるし、それをきっかけに色んなお仕事をして増えていった部分もあるので。やっぱりテラスハウス卒業したてのコレクションよりも今の方が名前を呼んで頂けるし、すごく良いきっかけになったんじゃないかなと思います。

Niki、将来の夢に変化は?

― 最初にテラスハウスに入ったばかりのときに取材をさせて頂いて、そのときにテラスハウスに入るか、そもそも芸能界を続けるか就職するか悩んでいるとおっしゃっていたと思うんですけど、テラスハウスを通して将来の考え方について変化はありましたか?

Niki:チャンスは色々あるので、今楽しめることをやりたいなということは変わらず思っています。学業もやりたいんですけど今は一度お仕事に専念しています。

― 今後の目標は?モデル業をもっと極めたいか、女優業に挑戦したいか、など。

Niki:やっぱりモデルはメインでやりたいなと思うんですけど、何でも楽しめてしまう性格なので、どのお仕事もチャレンジしてみたいなと思います。

― バラエティ番組も?

Niki:そうですね。今一応レギュラーでやらせてもらっていて、MCはやっぱり慣れないんですけど、徐々にマシになってきているかなと思うので、勉強しながら上達していきたいです。

― Nikiさんあんまり緊張されないタイプじゃないですか?

Niki:(頷き)しない方。

― (笑)。

Niki:緊張全くしないわけじゃないんですけど、人に対しての緊張はあんまり無いです。自分がちゃんと進めなきゃいけないというものに対しては、やっぱりその内容がしっかり重かったり難しくなったりなればなるほど緊張はしますね。

― 山里(亮太)さんとのイベントも取材で行かせて頂いたんですけど、すごく物怖じしない喋りだなと思いました。

Niki:結構自由に話していいイベントで私が進める立場でもなかったので、緊張しなかったですね。思ったことをそのまま正直に話せばいいのでとてもナチュラルにいれました。

― 山里さんにツッコミも入れていてすごいなと(笑)。

Niki:そのとき良い感じに喋っていましたよね。結構面白いこと言っていましたよね(笑)?

― (一同笑い)面白かったです(笑)。特に最近、バラエティのお仕事で印象に残っていることとか、大変だったことはありますか?

Niki:やっぱりレギュラーだとまとめて撮るんですけど、この間1日に9本撮りがあって、それは「きゃー」って思いましたね(笑)。

― 長い(笑)。もう1日中。

Niki:1日中ガッツリでしたね。

― 集中力保つのが大変ですね。

Niki:しかもやっぱりMCだと進めていかなきゃいけないから、当たり前ですが気を抜けるタイミングがなくて…大変でした。

Niki、共演者から刺激

― 共演者の人から影響を受けることはありますか?

Niki:(頷いて)すごくあります。古坂(大魔王)さんとご一緒させて頂いていて、メインが小坂さんで私が一応アシスタントという形なんですけど、やっぱり真横で見ていると勉強になることばかりです。

― 大先輩ですもんね。

Niki:最初の収録はいっぱいいっぱいだったので、上手い上手くないとかのレベルじゃなくて助けられてばっかりでした。少しずつ慣れてくると「ここでこんなこと言えるんだ」とかちょっとずつ見えるようになってきて。しかもカメラ回ってないところでも私含め出演者に対して沢山アドバイスを下さるし、しかもそれがすごく的確なんです。本当に尊敬しています。

― 自分から聞くことも?

Niki:はい、聞くことも多いです。

Nikiの夢を叶える秘訣

― では、Nikiさんの今の夢はなんですか?

Niki:あんまり大きい目標や夢がいつも無いんですけど、常にそのときを楽しめたら良いなとは思っていて。それは今も含め、その先も含め、“今が楽しい”でずっといけたら良いかなと思っていて、ずっと楽しんでいたいです。

― 最後にモデルプレス読者に向けて、Nikiさんの夢を叶える秘訣を教えてください。

Nikiさっき言ったように“ずっとハッピーにいたい”というのが今のリアルな夢なので。そのためには“今を楽しむ”ことかな。今だけを見るんじゃなくてちゃんと先は考えつつ、今を楽しむ。先も今も楽しみたいので、だから「今を楽しみましょう」っていうことでお願いします(笑)。

― 落ち込んだときに立ち直る方法はありますか?むしろすごく明るいので落ち込まないですか?

Niki:面倒くさがりなんです、多分(笑)。究極な面倒くさがりだから、悩むのが超面倒くさい。そうやってなんか良いように持っていっているけど、「ハッピーです!」というよりはシンプルに面倒くさいから考えないだけです。

― 悩むのが面倒くさいってなんかかっこいいです(笑)。

Niki:全然かっこよくないです(笑)。例えば何かで落ち込んだとしても「はぁ~どうしよう」とか、だるくないですか?落ち込んだところで変わらないので。

― ご家族もそんな感じなんですか?

Niki:そうなのかな…普通?

― 昔から?

Niki:ずっとこの感じ。

― 前に取材でお会いしたときと変わらないなという印象で、あれからこんなに状況が変わったのに変わらないって逆にすごいなと思います。

Niki:ずっと変わらないだろうなと思います。変わった時はごめんなさいってことで(笑)。

― (笑)。ありがとうございました!

テラスハウスをきっかけに環境が激変したNikiだが、素顔は変わらず、飾らない、ポジティブな女の子のままだった。「緊張しない」という物怖じしない姿勢や「悩むのが面倒くさい」と言い切るメンタルの強さは、芸能界で間違いなく武器となるはず。彼女のシンデレラストーリーはまだ始まったばかりだ。(modelpress編集部)

Nikiプロフィール

Niki(丹羽仁希) (C)モデルプレス
1996年10月15日生まれ、兵庫県出身。アメリカ人の父を持つハーフの21歳。2014年に開催された次世代のトップモデル&トップアーティストを発掘するオーディション「TOKYO GIRLS AUDITION 2014 AUTUMN/WINTER」(通称:TGA)でグランプリになり芸能界入り。2015年より雑誌「JELLY」の専属モデルとして活動しながら、ドラマ、バラエティ番組、グラビアなど多方面に活動中。米国の映画情報サイト「TC Candler」が12月に発表する「世界で最も美しい顔100人(2017年)」ランキングにもノミネートされた。現在、AbemaTV「今日、好きになりました。」(毎週月曜23:00)、「芸能義塾大学」(毎週金曜23:00)、テレビ東京「エンタX」(毎週水曜深夜25:35)、フジテレビ「放談ナイト~Hold on Night~」(毎週木曜深夜25:25)、フジテレビ「ウマラテ」(毎週木曜21:54※関東ローカル)にレギュラー出演中。


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