モデルプレスのインタビューに応じた佐藤流司 (C)モデルプレス

佐藤流司の“夢を叶える秘訣”ひとつの明確な答え 「御茶ノ水ロック」から始まる2018年の“戦略”は?<インタビュー>

2018.01.04 12:00

始まりはいつだって“根拠のない自信”だった――ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」やミュージカル「刀剣乱舞」などの2.5次元舞台でトップクラスの人気を誇る役者、佐藤流司(さとう・りゅうじ/22)は、幼い頃からそうやって自分を奮い立たせ、夢物語を現実へと変えていった。1月からTVドラマ放送がスタートし、3月からは舞台へと展開していく主演プロジェクト「御茶ノ水ロック」もそのひとつ。舞台、映像、音楽…と多ジャンルに及ぶ活躍でさらなる多忙な日々が予想される2018年、どう動くのか?磨いていくべき部分は?―彼らしいシンプルな言葉で語る。

  

「御茶ノ水ロック」が佐藤流司にとって“激アツ”な理由

「人の人生を変えたい」 佐藤流司が“仕事”にかける想い(C)モデルプレス
― 今回の「御茶ノ水ロック」は昨年12月の漫画連載を皮切りにTVドラマ、舞台と連動する長いスパンでのプロジェクトとなりましたが、最初にこの企画を聞いた時の率直な心境はいかがでしたか?

佐藤:ガキの頃、夢が3つか4つあって。弁護士かお笑い芸人か役者か…それと音楽。そのうち2つを同時にできるっていうのは、自分の人生の中において大きな仕事になるんじゃないかなと思いました。

― 夢がずいぶん幅広かったんですね。

佐藤:そうですね。弁護士、やりたかったんです。

― それはなぜですか?

佐藤:まあシンプルに…カッコ良かったからですね!

― なるほど!(笑)

佐藤:あはは、冗談です(笑)。共通して言えるのは「人の人生を変えたい」ということ。そういう仕事がいいなと思いました。

― “佐藤流司と音楽”の関わり合いというものは。

佐藤:音楽とはずっと一緒でした。中でもロックが自分の中で一番しっくり来る。本当にお腹の中にいる時から聴いていたくらいなので。

― ご両親の影響ですか?

佐藤:そうなんです。両親が大のロック好きで。

― 特に影響を受けた“人生の一曲”はありますか?

佐藤:改めて「音楽っていいな」と思うきっかけになったのは、the GazettEの「紅蓮」。確か俺が中一の頃だったと思います。

― そんな人生の象徴とも言えるロックと役者活動が、「御茶ノ水ロック」で融合を果たすという。

佐藤:はい。だいぶ熱いですよね。

“笑いすぎて撮影中断”アドリブ合戦も

始(佐藤流司)と兄・亮(染谷俊之)の確執とは(C)御茶ノ水ロック製作委員会
― 佐藤さん演じる始がボーカルをつとめるバンド「ダイダラボッチ」は吹き替えなしで演奏を披露されるということで、舞台に向けての練習も既に始まっていると伺いました。

佐藤:みんな頑張っているみたいです。俺はこれから歌う仕事が続いていくので、仕事しながら勉強していくって感じですね。

“ガチ”のLIVEシーンも必見(C)御茶ノ水ロック製作委員会
― 始と染谷俊之さん演じる兄・亮の確執を軸にストーリーが進みますが、序盤はコメディ要素も強く緩急が楽しめそうです。

佐藤:ものすごく個性的なキャラクターが勢揃いしていますよね。ゲスト出演される方たちもそうですし、俺の周りの「ダイダラボッチ」のみんなも相当個性強めなので、観ていて飽きないと思います。俺、2話のオーディションのシーンがめっちゃ好きで。

― 急きょ開催される「ダイダラボッチ」のボーカルオーディション、参加者がどこから連れて来たの!?という面々で(笑)。

佐藤:みんな本当に笑いが止まらなくなったんですよ(笑)。笑いすぎて一回撮影中断しちゃって。

― 爆笑の渦に(笑)。

佐藤:はい。相当に強烈なシーンです。それが観る方にどのくらい伝わるかはわかりませんが、現場はもう相当なものでしたね。

― そのシーンをはじめ、現場は常に笑いが絶えないような雰囲気だったのでしょうか。

佐藤:そうですね。今回は随分面白かったです。ずっと笑ってましたもん。

― そんな強烈なキャラクターが揃う中で、始の個性をどう見せて行こうと?

佐藤:始はまさに主人公タイプだと思っていて、観てくださる方に一番感情移入して欲しいキャラクターです。始が怒っている時はみんな怒るし、悲しい時はみんなも悲しんでくれる。そんなキャラクターを作っていけたらいいなと思っていました。

― 撮影に入る前に何か準備していたことはありましたか?

佐藤:ダイエットをしました。ロックなので、プクプク太っているのはまずいってことで糖質制限を。米や麺を食べないようにして、4kgくらい痩せましたね。

あとは今回、撮影が朝早く始まって夜遅く終わるっていうことが多かったんですけど、始は結構熱いキャラなので、なるべくギア高めでいくようにしました。朝起きたら「よっしゃー!」って気合い入れて。

― 普段、起き抜けは結構ローな感じで?

佐藤:テンション激低なんですよ(笑)。

― (笑)。それを上げるのにはエネルギーを使いますね。

佐藤:そうですね。物理的にコーヒーをいっぱい飲むっていう感じでした。

― 現場に入ってみて、想像と違ったことなどはありましたか?

佐藤:今回、結構喋り倒す感じで…台本に溺れる毎日だったので、睡眠時間の調整が大変でした(笑)。

― セリフを覚える時間をとることが?

佐藤:セリフはすぐに覚えられるタイプなんですけど、それにしても量が多いという。ある程度芝居を作ってから現場に行くんですよ。前後の流れとかを見て、「こんな感じかな」ってちょろっとだけ決めて行くんですけど、それを決めるのに時間がかかりましたね。

― 具体的にどういう部分で悩んだんですか?

佐藤:今回、割とフリーダムな台本だったので、みんながどういう感じで来るのか予想しづらかったというのと、アドリブもバンバン入ってくるので。アドリブ入れようかな?と考えたりして。

どこまでがアドリブなのか…想像しながら見ても楽しそうだ(C)御茶ノ水ロック製作委員会
― コメディ要素はアドリブでの盛り上がりもあったんですね。

佐藤:俺はそんなにアドリブは入れてないほうだと思います。一番多かったのは前山(剛久)くんかな。アドリブっていうか芝居のつなぎ部分ですね。台本ではもう終わっているのに、ずっとカットがかからなかったりするので、芝居を続けなきゃいけない(笑)。

― なるほど(笑)。

佐藤:そこでアドリブガンガン入れまくって結構面白かったんですけど、軒並みカットになってました。

(上段左から)ダイダラボッチ:新田誠役・松本岳、片山始役・佐藤流司、乾慎吾役・宮城紘大、奈良悠介役・前山剛久(中段左から)The DIE is CAST:吉原公太<KO-TA>役・Chiyu、逢坂翔平<SHO>役・崎山つばさ、橘蓮<REN>役・夛留見啓助、五十嵐隼人<ARASHI>役・砂原健佑(下段左から)藤瀬和也役・谷水力、片山亮役・染谷俊之(C)御茶ノ水ロック製作委員会
― 「ダイダラボッチ」のキャストの皆さんとは初共演ということですが、色々話しつつ関係性を作っていったのですか?

佐藤:はい。みんなでゴハン食いに行ったりして。でも特に芝居をこうしようとか、バンドどうしようみたいな話っていうよりは、単純に仲を深めようっていう感じでしたね。

― 食事の席は佐藤さんからの提案で?

佐藤:役者仲間で食事に行く時は、大体俺発信ですね。

The DIE is CAST(C)御茶ノ水ロック製作委員会
― ライバルバンド「The DIE is CAST」のボーカル・逢坂翔平<SHO>役の崎山つばささんとはミュージカル「刀剣乱舞」でも共演されていますが、今回改めて意識したことはありましたか?

佐藤:ヒゲが濃い。

― (笑)。

佐藤:すいません、適当すぎた(笑)。彼はすごく器用なので、映像もうまくこなしていて。俺も頑張んなきゃなって思いましたね。

― やはり舞台と映像の見せ方の違いというところですか?

佐藤:そうですね、全然違いますから。

今後は「映像と舞台を半々で」

2018年、佐藤流司はどう動く?(C)モデルプレス
― 舞台を中心にキャリアを重ねてこられましたが、昨年は初主演ドラマ「ファイブ」や映画も公開になりましたね。

佐藤:舞台と映像では集中の仕方が違うんです。映像は例えるなら短距離走。一発で100%出す、という意識でやっていました。舞台のように一つの公演で100%使い切るのではなく、ワンシーンごと100%でやるというイメージで。

― 舞台は長距離走。

佐藤:はい。舞台は頭からフルスロットルで行くと後半大変なことになっちゃうので。ペース配分が大事なんですよ。

― 去年から映像のご出演が増えてきて、心境の変化はありましたか?

佐藤:映像はずっとやりたいなと思っていたので出来てよかったです。舞台はやっぱり数ヶ月の長期戦になるので、見えないストレスとの戦いみたいなところもあって。新鮮な気持ちで居続けることの難しさもあるんですけど、映像は毎日真新しい動きがあって、毎回ロケ地も違ったりすると自然と新鮮な気持ちで臨めるのはありがたいですね。

― 完成した映像をご自身でチェックした時の印象は?

佐藤:ここの芝居もっとこうすればよかったな…とか、そんな反省ばかりです。あと「寄るのやめてほしいな」とか…(笑)。

― 美しいビジュアルに寄りたくなるのは当然かと…!

佐藤:いやいや(笑)。常に「あんまり寄らないでー」って思ってますけどね。

― 今後の役者活動としては、どのような立ち位置を意識されていますか?

佐藤:今後は映像と舞台を半々でやっていきたいなと思っています。2.5次元は今の自分を作ってくれた大きい存在なので、そこは揺るがずにやり続けたい。2.5次元を見て応援してくれる方々の期待には応えつつ、役者として色々な経験を積んでいきたいです。

― 今後、意識的に伸ばしていきたい部分はありますか?

佐藤:ミュージカルをやることが多いし、個人的にバンドプロジェクト「The Brow Beat」も始まるので、歌のクオリティを上げたいと思います。「御茶ノ水ロック」の舞台に向けても必要なことですね。

― ますます多忙を極めそうですが、今一番リラックスできる瞬間は?

佐藤:やっぱり共演者とゴハン行ってる時ですかね。昨日も「刀剣」のメンバーで行きました。それか、家で猫と遊んでる時。

― ぷにおともちお。

佐藤:はい(笑)。すごい落ち着きますね。


― “やりたいけどまだやれてないこと”はありますか?

佐藤:プライベートで海外に行きたいです。

― 行き先は…

佐藤:ニューヨークです。街をふらふら歩きたいなって。でも一週間くらいないと難しいですもんね?

― 少し長いお休みで羽を伸ばせるとお仕事も充実しそうですよね。

佐藤:あと、親知らずを全部抜きたい。顔の形が変化してきちゃったような気がして。マジで急がないといけない(笑)。

佐藤流司の「夢を叶える秘訣」 “根拠のない自信を持つこと”の大切さ

佐藤流司の「夢を叶える秘訣」(C)モデルプレス
― 最後になりますが、読者へ向けて“夢を叶える秘訣”をアドバイスお願いします。モデルプレス定番の質問でして、実体験も交えて教えていただけたらと。

佐藤:根拠のない自信を持つことですかね。

― 昔からそうだったんですか?

佐藤:ガキの頃から親にずっと「なんでお前そんなに根拠のない自信持ってんの?」って言われてきました。「なんかわかんないけどいける気がするわ」っていう自信だけでここまで来たので。大事ですね、自信を持つことは。

― 自信を持つことでいいサイクルが巡ってくると。

佐藤:そうですね。「ちょっと業界入って売れるわ!」みたいな感じで。

― 直球ですね!挫折した時はどのように乗り越えますか?

佐藤:挫折とは違いますけど、俺も結構どん底な時期が何回かありました。でもそういう時はしょうがない。考えるだけ時間の無駄だなと思うようになりました、最近。

― ポジティブに切り替えるってことですか?

佐藤:ポジティブとは違うな。前でも後ろでもない。無になる。

― なるほど。

佐藤:悩んでいる時間もったいねえなって思うんですよね。

― 人生計画は立てるタイプですか?

佐藤:かなりざっくりした計画は立てますね。とりあえずテレビ出て、大きい作品出て、みたいな。

― 今の夢は何ですか?

佐藤:夢かぁ………(熟考の末)……みんなに好かれたい。

― “みんなに”。

佐藤:もちろん今もたくさん応援してもらっているのは間違いないんですけど。

― 2018年はドラマに音楽に…より幅広い層からの声が集まりそうですね。

佐藤:そうですね。老若男女に愛されたいです!

(modelpress編集部)

「御茶ノ水ロック」

「御茶ノ水ロック」(左から)佐藤流司、染谷俊之(C)御茶ノ水ロック製作委員会
出演:佐藤流司、染谷俊之、崎山つばさ、前山剛久、谷水力、松本岳、宮城紘大、砂原健佑、Chiyu、夛留見啓助、中西良太ほか。
脚本:田中眞一
監督:横尾初喜、直、畝田光記
【漫画】「月刊コミックジーン」にて連載(15日発売)/KADOKAWA
【TVドラマ】テレビ東京にて 毎週水曜深夜2:35~深夜3:05(初回1月10日は直前スペシャル)
【舞台公演】「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」2018年3月30日(金)~4月15日(日)上演

佐藤流司(さとう・りゅうじ)プロフィール

1995年1月17日生まれ、宮城県出身。幼少期から芸能界に憧れ、両親からの後押しもあり、劇団ひまわりに所属。2011年にテレビ朝日「仮面ライダーフォーゼ」佐竹輝彦役でデビュー。2013年のミュージカル「忍たま乱太郎」田村三木ヱ門役で初舞台を踏み、続いてミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」に出演し、多くの注目を集める。2015年には舞台「NARUTO-ナルト-」うちはサスケ役、ミュージカル「刀剣乱舞」では加州清光役をつとめ、2017年10月には「加州清光単騎出陣2017」を銀河劇場で行い、全16ステージのチケットは即完売。同年にFODドラマ「ファイブ」で初主演をつとめる。アーティスト“Ryuji”として自身のバンド「The Brow Beat」で活動を開始、注目を集めている。
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