モデルプレスのインタビューに応じたYURINO、鷲尾伶菜、SAYAKA(C)モデルプレス

鷲尾伶菜・SAYAKA・YURINOが語る“新生E-girls” 19人ラストライブを終えて…今思うこと、伝えたいこと<モデルプレスインタビュー>

2017.08.04 20:00

E-girlsのヴォーカル・鷲尾伶菜、パフォーマーSAYAKAYURINOがモデルプレスのインタビューに応じた。6月5日に19人から11人体制となることを発表した彼女たち。7月15・16日には、19人のE-girlsの集大成であり、新たに誕生したE.G.familyのスタートとなるメモリアルライブ「E-girls LIVE 2017 ~E.G. EVOLUTION~」を開催し、この日を節目に本格的に “新生E-girls”が始動した。そして、7月26日には第1弾シングル「Love ☆ Queen」をリリース。今回のインタビューでは、メモリアルライブの裏側、最新作への意気込み、そしてこれからのことをたっぷりと語ってもらった。

  

新生E-girls始動

新生E-girls(提供写真)
E.G.family の発足に伴い、E-girlsはプロジェクトからチームとなり、ヴォーカル鷲尾伶菜(Flower)・藤井夏恋(Happiness/ShuuKaRen)・武部柚那(スダンナユズユリー)、パフォーマー楓(Happiness)・佐藤晴美(Flower)・須田アンナ(Happiness/スダンナユズユリー)・坂東希(Flower)・SAYAKA(Happiness)・YURINO(Happiness/スダンナユズユリー)・石井杏奈・山口乃々華の11人に。

藤井萩花はFlower/ShuuKaRen、重留真波・中島美央はFlower、MIYUU・川本璃はHappinessの活動にそれぞれ専念。Dreamに関しては、各メンバーが名字のように名前を名乗ることでグループを残していく形をとり、Dream Ayaはチーフ・クリエイティブ・マネージャーとなりヴォーカル・パフォーマーを引退、Dream Amiはソロ活動に専念、Dream ShizukaはDANCE EARTH PARTYのヴォーカルとして活動する。


新生E-girlsの新曲「Love ☆ Queen」は、彼女たちの魅力を全て詰め込んだ楽曲。イントロの8小節で新時代の幕が開くような期待感を表現しており、鮮やかなサウンドがE-girlsの輝きを際立たせる作品となっている。

19人ラストライブを終えて…

YURINO、鷲尾伶菜、SAYAKA(C)モデルプレス
― ライブも終わり、本格的なスタートを切った今の心境を教えてください。

鷲尾:あの2日間っていうのは、本当にその瞬間しか味わえない感情がありました。1曲1曲思い出のある曲をパフォーマンスして、「あと2回でラストか」「あと1回か」ってE-girlsの6年間を振り返れるライブでした。そのときは、寂しい気持ちもあったし、だからこそ皆涙が出たんですけど、やっぱり緊張感もあったので、終わってみると張り詰めていたものがなくなって、あとは頑張るだけって思えました。19人としての区切りをつけて、新たに進んでいかなきゃいけないって改めて感じることができました。

― 今回のライブというのは、新体制への話し合いが行われていたときから、19人最後の場として開催が決定していたんでしょうか?

YURINO:こういう体制になるなら、やっぱり何もせずに変わっていくよりは、ファンの皆さんに19人最後のパフォーマンスをライブで見てもらいたいねっていう話をしました。ライブで感じてほしいですし、多くの方に見ていただきたかったので、ライブビューイングもさせていただきました。新体制になることが決まってから、このライブは絶対的なものでした。

― 最後の19人全員のMCでは、それぞれの気持ちを直接ファンの方に伝えて。

鷲尾:あんなに泣いちゃって(笑)

SAYAKA:改めて19人であのステージに立って、これだけたくさんの方に応援してもらえてたんだなっていうのはすごく実感しました。E-girlsという存在は大きいですし、このライブがベストのライブだったので、新生E-girlsとして、これを超えるライブを作っていかなきゃなと思いました。E.G.familyとして、それぞれのグループやプロジェクトが新たに始動したんですけど、より力をつけて皆さんに応援してもらえる自分たちにならなきゃとも感じました。

鷲尾:一人ひとりのMCを聞いたり、ファンの方の涙を見たりしていると、グッとくるものがありました。

― 最後のMCで全員がお話するというのは、直前に決まったとお伺いしました。

YURINO:1日目のゲネで。 ※ゲネ=最終リハーサル

鷲尾:直前ですね。

― 何をお話するか、決めていましたか?

鷲尾:本番出る直前まで悩んでいました。

― ステージでは、想いをすべて伝えられましたか?

鷲尾:本番の空気を感じて、自然と言葉が出てきました。自分の言葉で伝えられましたし、自分の言葉で伝えたかったんだなって改めて思いました。

新生E-girlsとして、Dreamへの想い

鷲尾伶菜 (C)モデルプレス
― 新生E-girlsとして本格的に始動しましたが、変わった部分はありますか?

鷲尾:新たな空気感があります。19人は19人の空気感がやっぱりあって、それもそれで自分たちからするとすごく心地がよかったんです。本当に迷ったら助けてくれる先輩がいて、スパッと言ってくれる方々もいて、安心しながらついていっていたんですけど、11人になってからはその不安と一人ひとりが戦っていかなきゃと思っています。その分、団結していますし、分からないことは皆で助け合いながら進んでいます。新鮮な雰囲気です。

― 鷲尾さんには以前、モデルプレスのインタビューでE-girls、Flower兼任を決定するまでの経緯を語っていただきましたが、SAYAKAさん、YURINOさんは今回の決断について迷いがありました?

YURINO:私は、E-girls、Happiness、スダンナユズユリーとしてこれまでと変わらない活動をさせていただくんですが、やっぱり迷いはありました。ただ、自分はステージに立って、皆さんと楽しい時間を過ごしたいから、その時間があればある程いいなと思って今回の決断に。E-girlsでも、また皆さんと一緒に思い出を作って、笑顔を作って、これからも楽しいことを増やしていきたいなと思っています。

SAYAKA:私も変わらずE-girlsとHappinessとして、活動させていただきます。私はパフォーマーで小さい頃からダンスが好きで、EXILEさんを見て育って、EXILEの“女の子バージョン”になりたいっていい続けて、E-girlsって形になって…。今回色々と考える機会をいただいて、約6年間、ファンの皆さんに支えられて、たくさんの夢を見てきたけど、もっともっとE-girlsとして見たことのない景色を見たいっていう思いが明確になったんです。E-girlsとして自分がやるべきことが見えてきたなと思いました。

― Dreamの3名は、それぞれの活動に専念することになったかと思いますが、その点については、今改めてどう感じていますか?

鷲尾:Ayaさんは今、裏方から私たちを支えてくださっているんですが、AmiさんとShizukaさんはそれぞれの活動に専念されて、やっぱりその存在って大きかったなと思っています。最初に話を聞いたときよりも、こうやって活動が始まってから、より一層そう思うようになりました。新生はリーダーを立ててないので、全員がE-girlsを盛り上げていかなくちゃいけないって意識が必要ですし、変化があるときって危険が伴うときだと思うんです。だから、Dreamさんがずっとおっしゃっていた「ピンチはチャンス」は今だって。今をピンチだとするなら、先輩方がやってきたことを考えながら、思いながら、自分たちで気付いていかなきゃいけない。今まで先輩が感じていたことを、全員が感じるようになったという感覚です。だからこそ、メンバーの変化によりいっそう気づくようになったし、一人ひとりを見るようになったかな。新体制が決まってから、徐々にそういう意識が芽生えてきています。

― 鷲尾さんは、ライブラストのCMで「E-girlsの先頭に立って、これからもっともっと皆さんと一緒に夢を叶えていきたい」とおっしゃっていましたが、そういった決意の表れでしょうか?

鷲尾:全員が先頭に立ってという気持ちではいるんですけど、ヴォーカルは3人しかいないですし、年上でもあるので。私は引っ張るタイプではありませんが、だからこそそうやって宣言することで、自分を奮い立たせられればいいなと思いました。

テーマは“キャッチーさ” 「Follow Me」を目指して

SAYAKA(C)モデルプレス
― ヴォーカル3名は、パフォーマーから見ていかがですか?

SAYAKA:すごいバランスだなって思います。ラップが得意な(藤井)夏恋、HIPHOPが得意な柚(武部柚那)、バラードが得意な鷲尾の声が合わさったらどうなるんだろうって、初めは想像ができなかったんですけど、「Love ☆ Queen」を聞いたとき、面白い化学反応が起きてるなと思いました。これが新生E-girlsの色になるのかって、パフォーマーとしてはワクワクしました。

― 今までとは違う、まさに“新生”という歌声ですよね。

SAYAKA:仮歌さんが歌っているものを聞いたときは、「これを3人で?大丈夫かな?」って正直思ったんです(笑)。でも、ヴォーカルの3人が「いい歌になるように頑張るから」って言ってくれて、出来上がったときには違う曲になっていました。そのとき、ヴォーカルの気合いを感じて、「これならいける!」って思いました。

― ヴォーカルとして意識して変えた部分はありましたか?

鷲尾:“キャッチーさ”は意識しました。アクセントを強く入れると覚えやすく聞こえるし、聞き心地のいいようにというのは考えました。ヴォーカル3人の声質が合ったのは奇跡みたいなことだなと思っていて…。歌っていても合わないものは合わないですし、「ん?」ってなる組み合わせもありますし、それがこんなにマッチして「こんな奇跡あるんだな」って思いました。

― ヴォーカル3人でそういったお話も?

鷲尾:しました。どうしたらより新生らしく生まれ変われるかってことを、レコーディングのときにすごく話し合いました。フェイク1つでもパフォーマー皆に「どっちがいい?」って聞いて。1発目だから正解がないんです。本当にたくさんの意見を取り入れながら、作らせていただきました。

― パフォーマーとして、意識した部分はどこですか?

SAYAKA:パフォーマーも“キャッチーさ”です。自分たちが思ってた以上のすごくキャッチーな振り付けを海外のコレオグラファーの方にしていただきました。1発目だからこそ、どこまで振り切っていいのかっていうのが悩みどころだったんですが、意見交換をしながら今の形にたどり着きました。ほかにも、今までのE-girlsの“ダンス”というイメージを残したいって思いから、Music Videoにだけ“ヒールダンス”を収録させていただいています。楽曲も振り付けも、全部がメンバーの思いを形にできた作品だなと思います。

― サビの振り付けを真似しているというファンの方の声も多いですよね。

鷲尾:本当に覚えやすい振り付けなので、真似してもらいたいです。「Follow Me」も「ごめんなさいのKissing You」も、当時は「大丈夫かな?」って思っていたんですがそれを好きになってもらって真似してもらってって、本当にすごいことですよね。やっぱりダンスを全面に出していきたいってグループだったので、それを割り切ってあの形にして、最初は不安が大きかったです。

YURINO (C)モデルプレス
― そうだったんですね。広がっていく中で、手応えを?

YURINO:「Follow Me」は、振り付けの監修を担当していただいているAKIKOさんと初めてご一緒した曲なんです。今までのダンスと全く違ったから、「これはファンの方から、どう見えるんだろう?」って気持ちがありました。

鷲尾:これだけ皆さんに知ってもらえる曲になるなんて、想像もできなかったです。Amiさんも「ここまで広がると思ってなかった」っておっしゃっていました。

― 今後は、新生E-girlsとして、「Follow Me」のような曲を作っていくということですよね。

鷲尾:19人最後のライブでは、良い意味で自分たちを客観視できて、「E-girlsって素敵な楽曲に恵まれてるな」って改めて気付いたんです。楽曲のエネルギーってすごいんだなって思いましたし、新生でこういう曲を作っていかなくてはいけないと思うと、頑張ろうと気合いが入りました。

YURINO:「新生でも、こういう曲がやりたいよね」とか、どの世代の方も知っている曲のカバーとか、今までのE-girlsがヒントになるなとライブで思いました。

鷲尾:すごく客観視しちゃったんですよ。「この曲いいな」って思いながらパフォーマンスしていました。

鷲尾伶菜“デコ出し”の理由は?

YURINO、鷲尾伶菜、SAYAKA(C)モデルプレス
― 「Love ☆ Queen」のMusic Videoを拝見して、E-girlsは個性がバラバラなところが魅力だなと改めて思ったのですが、ビジュアルで意識している部分はありますか?

鷲尾:あっ…ない(笑)。自然と個性が出ています。

SAYAKA:本当にバラバラだよね。

YURINO:自由にやっても誰とも被らないんです(笑)。

鷲尾:とにかく皆濃いよね(笑)。

― それこそ奇跡!

鷲尾:好きなことを好きなようにやってたら、こうやったんです。E-girlsってカラフルなイメージなので、よかったなと思います。

YURINO:統一されてたら、個性が出せない。

鷲尾:「全員黒髪にしろ!」とか(笑)。

YURINO:ヤダヤダ!

一同:(笑)。

YURINO、鷲尾伶菜、SAYAKA(C)モデルプレス
― 今回、鷲尾さんが前髪を上げているというところが気になったのですが、それは心境の変化ですか?

鷲尾:確かに6年間ずっと前髪がありました。新しい自分になりたかったんですよね。

SAYAKA:新生のときは結構出してるイメージ。ハイタッチ会でも、ファンの方に「おでこ好きです」って言われてよね?

鷲尾:今まで前髪命だったので。おでこが広くて出すのが嫌だったんですよ。小学校のとき、男子におでこをすごくいじられた記憶がまだ残ってて(笑)。

― 丸くて綺麗なおでこです。

SAYAKA:うん、丸い。

鷲尾:本当!?コンプレックス。でも、出していこう!

SAYAKA:コンプレックスってチャームポイントになるから。多分、環境の変化なんじゃない?

鷲尾:そうかも、環境の変化に気持ちも伴って。新生として楽曲も変わるから、自分も変えたかったんだと思います。

― SAYAKAさんも髪が。

SAYAKA:これはHappiness仕様なんですけど、エクステを。デビュー当時は長かったので、昔の私みたいってよく言われます。

YURINO:本当だ!

ファンへ今伝えたいこと

YURINO、鷲尾伶菜、SAYAKA(C)モデルプレス
― では、最後になりますが、改めてファンの皆さんに今後の意気込みをお願いします。

YURINO:いよいよ本格的にE.G.familyがスタートして、新生E-girls11人としても始動していくので、これから前を向いてどんどん進んでいくしかないなと思っています。ファンの皆さんについていきたいと思ってもらえるように、これから頑張っていくので、新しいE-girlsを楽しんでもらいたいです。

鷲尾:新体制となり、より等身大で表現をできたらと思います。E.G.familyは7組いるので、「今日Amiさんを聴こう」とか「今日はFlower、Happiness…」って気分に合わせてそれぞれの音楽を楽しんでいただきたいです。E-girlsとして、その軸になっていけるように頑張っていきたいと思っているので、これからもよろしくお願いします。わ

SAYAKA:11人、全く違う色を持ったメンバーが集まったので、可能性が広がったと思っています。ファンの皆さんと一緒に作り上げていくのがE-girlsですし、夢や目標を共有しながらこれからも進んでいけたらと思います。温かく見守っていてください。

― ありがとうございました。

目標は「ライブ」

E-girlsとしての目標は、ライブ。今は「全然想像がつかないです」(鷲尾)と言うが、「それができたときの感動ってすごいだろうなと思います。自分たちがステージに立って、パフォーマンスして、たくさんの笑顔を作っていく。私たちだけでそれができるように頑張ります」と目をキラキラさせる。

本格的に始動したばかりの新生E-girls。次の夢に向かって、ファンとともに突き進んでいく。(modelpress編集部)

E-girls(イーガールズ)プロフィール

2011年、「Celebration!」でデビュー。以後、「Follow Me」「ごめんなさいのKissing You」などヒット曲を世に送り出し、「NHK紅白歌合戦」に4年連続4回出場。

2016年6月5日、新体制となることを発表し、これまでの19人体制から、ヴォーカル鷲尾伶菜・藤井夏恋・武部柚那、パフォーマー楓・佐藤晴美・須田アンナ・坂東希・SAYAKA・YURINO・石井杏奈・山口乃々華の11人体制となった。

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