岡本夏美が「死ぬ気で覚悟」を決めた理由――「ワイドナショー」での涙と実感も明かす<モデルプレスインタビュー>(C)モデルプレス

岡本夏美が「死ぬ気で覚悟」を決めた理由――「ワイドナショー」での涙と実感も明かす<モデルプレスインタビュー>

2017.05.27 08:00

雑誌「Seventeen」で専属モデルをつとめ、女優としては映画「女流闘牌伝aki-アキ-」(6月3日より公開)で主演、近頃は「ワイドナショー」「しくじり先生 俺みたいになるな!!」などバラエティ番組への出演も増えている岡本夏美(18)。今春、高校を卒業して仕事1本で歩み始めた彼女は、今何を目指しているのか?インタビューでは、岡本の素顔に迫った。

  

新たな“覚悟”

― 高校を卒業して、社会人としての生活が始まってから約2ヶ月、何か変化はありましたか?

卒業前も、卒業後も全然実感が沸かなくて、今も高校生を見て「年下なの?」って思ったりすることも…(笑)。“社会人”っていう響きにもなれないですし、なんかフワフワしてるんですけど、感覚的には覚悟を持つようになったかなと…。学業はデビューしてから一緒に歩いてきたものだったので、それがポロッと取れた時に「じゃあ学生じゃない自分って?」と思ったり、学生として頂いてたお仕事もたくさんあったので、それがなくなった時の「現役じゃない」っていう不安がありました。でも、それはそれできっちり覚悟がついて、もうこの世界で生きてくんだっていう思いでもあります。

― ブログに書かれた「死ぬ気で覚悟を決めて、お芝居をはじめ、色んなお仕事に出会い、携われたらと…」という言葉からも岡本さんの強い思いを感じました。

不安なこともたくさんあるし、それを口に出しがちですし、焦ったり周りを見て評価を気にして自信がなくなっちゃうこともあるんですけど、それじゃダメだなと思って。意識改革じゃないですけど、ブログで決意表明みたいに書いて、ファンのみなさんにこう思ってもらおうって思って書きました。

― ブログには、学業が無くなった分の空いた時間で習い事をしたいとも書かれていましたが、何か見つかりましたか?

岡本:中国語か英語かは分からないですけど、外国語は習いたいなと思ってます。後は、生花もやりたいし、音楽に触れてみたいし、免許も取りたいし…なんか変わったこともやりたいですね。やりたいことが多すぎてどれから手つけたらいいかわかんないって感じです(笑)。それでも。「映画見たい」「本読みたい」と思ってたことが、徐々に出来てきている嬉しさも感じ始めています。

― どんなことでもお仕事に繋がりそうですね。

そうですね。今は、蓄える時間を増やせてるので充実してます。

― 今現在、何か取り組んでいること、ハマっていることは?

最近はフィルムカメラにすごくハマっていて、毎日持ち歩いてるんです。でも、もっとハマってるのが古着。この間も、1日高円寺に友達といて。古着爆買いやってきたんです(笑)。

― 先日、「Girls Award」のフィッティングでお話を伺った時の私服も、眼鏡が古着でしたね。ズバリ、古着の魅力は?

やっぱり1点物が多いので、宝物に出会った感。その奇跡みたいなのを勝手に大袈裟にして捉えたりとかしてます(笑)。でも、そうするとお洋服をより大事にするし、他人と被ることがなく、自分だけのものっていうキラキラしたアイテムとして見られます。

大反響だった「ワイドナショー」で感じたこと

― 高校卒業のタイミングで「ワイドナショー」(フジテレビ系)で卒業企画も行われてましたね。あの番組への出演の反響は大きかったのでは?

反響は大きかったですね、めっちゃくちゃ。やっぱり初めての“ワイドな女子高生”として出演させていただいたり、同い年の子がたくさんいるなか、高校3年生として出演できる最後の回に出させてもらったり、大事なところで呼んでいただいたり、本当にありがたかったです。

― 松本人志さん、東野幸治さんをはじめそうそうたるメンバーとの共演はプレッシャーも大きかったのでは?

毎回緊張してましたし、毎回終わった後に「あー、どうだったかな?」「こうすればよかった、ああすればよかった」っていう反省点もたくさんありました。だけど、見てくれてる方が褒めてくださったり、出てない週にTwitterとかで「今日出てないんですか?」って言ってくれたりしたことが嬉しかったですし、反響を直に感じれたので、いい経験になりました。

― 日曜日の朝の放送だと、幅広い世代の方が観ていたと思います。

はい。今までは「Seventeen」を読んでくださってる方、ドラマを観てくれた方など、若い世代の方が多かったんですけど、最近は大人の方に声かけられることも多くなりました。パパが、子どもに「写真撮ってもらいな」とか言って、子供が「え?大丈夫?何?」みたいになって、そしたらパパが「『ワイドナショー』見てます」って言ってくれて、「あ、ありがとうございます」みたいな(笑)。そういう会話が増えたのは嬉しいです。

― 収録の様子はどんな感じでしたか?松本さんや東野さんと話したり…?

それが、もう全く。ガチガチで話せなかったし、話せる感じでもなかったんです(笑)。でも、緊張している中でスタッフさんが「こういうことを求められてるから、夏美はこういうことを言ったほうがいいよ」って具体的に教えてくれたり、本当に助けてくれたので、卒業の時は泣きました(笑)。私、学校の卒業式に出れなかったので、自分の中では「ワイドナショー」の最後が自分の卒業式だと思って現場に行ったんですよ。なので、スタッフさんたちが「お疲れ様」って言ってくれた時は「もう…」ってなりましたね。

― 「ワイドナショー」もまた新しいターニングポイントになりましたね。

そうですね。この番組のおかげで、バラエティ番組で自分の意見を発言する機会が増えたり、MCをやらせてもらったり、お仕事の幅が広がったと思います。

明石家さんまは“運命の人”?

― 現在は、モデル業・女優業・そしてバラエティ出演など多岐に渡って活躍されていますが、今後の目標は?

お芝居のジャンルだったら、命を取り扱ったテーマとか、家族モノとか、もっと女性っぽい“大人の女役”をやりたいです。バラエティとかだったら、あの番組のMCやりたいとか、この人の隣に立って進行したいとかもありますし、モデルだったら、ピン表紙とかピン企画。それぞれで目標を細かく立てています。最初から大きな目標を立てて夢で終わらせたくないので、段階細かく刻んで、その上で先まで考えてるようにしてるんです。

― 共演してみたい人を挙げるとしたら?

明石家さんまさん。

― それはなぜ?

岡本:誕生日(7月1日)も血液型(B型)も一緒なんですよ。

― 運命ですね。

岡本:江頭2:50さんは誕生日が一緒なんですけど、血液型が違うので(笑)。さんまさんは、誕生日も血液型も一緒なので性格がほぼ一緒なのかな?そういう占いありますよね、血液型と誕生日の。

― 人見知りがなくてお話上手なのは一緒かもしれないですね。

(笑)。そのことをどうしてもさんまさんに伝えたくて、頑張ろうって思ってます。

好きな男性のタイプは未知

― 恋愛観についてもお聞きしていきたいので…まず好きな男性のタイプは?

う~ん、あんまりタイプが分からないんです。友だちが「こういう人がタイプ」って言っているのを聞いて、「いや、それ今好きな人でしょ?」「この前好きな人違った時は違うタイプだったじゃん」って思ったり、結局人間に好きなタイプってあるのかな?って考えたり…。だけど、会って「あ、魅力的だな」って思うか、思わないかの基準は何処かにあるみたいで…だから、未知なんです(笑)。

― 難しいですね。

でも、人間として温かい人が良いです。私はお仕事が大好きなので、仕事とか学校とか部活とか、何かに捧げている人を馬鹿にしている人はダメだなと思います。ダメな基準はあるかも。

― 外見ではなにか拘りがありますか?

自分のことを自分でちゃんと理解している方なら関係ないです。たまにいませんか?「それは何?ネタで言ってるの?ガチで言ってるの?」ってツッコみたくなる人(笑)。自己認識をしっかり持っていただければ、見た目は関係ないです。

― では、行ってみたいデートの場所は?

えー?イルミネーションとか、テーマパークとか超ベタなのに憧れます。そういうのを周りの友だちがしてることを聞くと、なんか出遅れてるなって思ってしまいます(笑)。

― 1回は通ってみたいですよね。

通りたいですね~。どうしたら通れるんですか?みんなどうしてるんでしょう?(笑)。高校も卒業したので、ちゃんと恋愛して、ちゃんとそういう経験を身につけるのも大事かなって思いますし、大人にたくさんそう言われます「恋愛しなさい」って。めちゃくちゃ言われるんですよ、なんでなんですかね(笑)?でも。ちゃんと経験しなきゃなって思ってます。

夢を叶える秘訣

― 最後に夢を叶える秘訣をお聞かせ下さい。

1つひとつ丁寧に愛して取り組むことですかね。その時に出会う人もそうですけど、お仕事とか物事に対しても、どこか抜けてしまうと大事な時にも抜けちゃうし、夢がそこまで見えてるのに手を抜いてしまうとそれがツケとして回ってきて惜しい状態になることが絶対にあるので。手を抜かず、ちゃんと丁寧に1つ1つ愛を持って取り組んで届けたりすることかなって思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

岡本夏美 (C)モデルプレス

岡本夏美(おかもと・なつみ)プロフィール

モデルプレスのインタビューに応じた岡本夏美 (C)モデルプレス
生年月日:1998年7月1日
出身地:神奈川県
身長:162cm

2011年度「ラブベリーモデル・オーディション」グランプリを受賞し、「ラブベリー」専属モデルとして活動。中学生向けファッション誌「nicola」モデルを経て、2015年9月号より「Seventeen」に加入した。女優としてはドラマ「夜行観覧車」、「GTO」、「地獄先生ぬ~べ~」や、映画「仮面ライダー1号」「人狼ゲーム プリズン・ブレイク」「咲-Saki-」に出演。「ワイドナショー」「しくじり先生 俺みたいになるな!!」などでのコメント力でも注目を浴びた。2017年は主演映画「女流闘牌伝 aki -アキ-」(6月3日公開)や、「セントウ・レコード SideA」(2017年公開予定)の封切りを控えている。
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