<吉沢亮×LEGO BIG MORLタナカヒロキ居酒屋対談/前編>お亮の“生演技”を見たLEGOメンバーの反応は…「一生忘れない」「目をそらしたらあかん!」
2017.03.24 21:00
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俳優の吉沢亮(23)が、4人組ロックバンド・LEGO BIG MORL(レゴ ビッグ モール)のニューアルバム『心臓の居場所』(3月29日発売)のリード曲「あなたがいればいいのに」のミュージックビデオで主演。胸がキュッと締め付けられる切なさを紡いだ世界観が話題となり、再生回数を伸ばしている。LEGO BIG MORLのファンを公言している吉沢だが、中でもギターのタナカヒロキ(32)とはたびたび2ショットも公開され、なんだか仲が良さそうだ!?ということで、豪華“居酒屋対談”が実現!極めてプライベートに近い空間で、念願のタッグとなったMVの秘話や、お互いについて…お酒を飲み交わしながらゆるく、時に熱く語ってもらった。<前編>
目次
普段、どんなこと話してますか?
― まずは読者の方々も、お2人がどんな関係か気になると思いますので…出会いのきっかけからお話いただけますか?吉沢:いつでしたっけ?
ヒロキ:ほんまに覚えてない(笑)。
吉沢:あれだ!「赤い公園」との対バン(15年11月)。その時に挨拶させてもらって。
ヒロキ:そうだ。吉沢くんが出てたドラマ『ロストデイズ』(14)の主題歌が、赤い公園の「絶対的な関係」やったんですよね。で、その対バンでLEGOを初めて見てくれて。
吉沢:前から曲は知ってたんですよ。それでライブを見たら「超カッケー!」と思って。
ヒロキ:その日すぐにブログを読ませてもらったら、申し訳ないくらいLEGOのことを書いてくれていて。吉沢くんのマネージャーさんにはずっと前から良くしてもらってたんで、マネージャーさんを通じて「この間は一瞬の挨拶しかできへんかったけど、ちゃんとメシでも行きましょうよ」って。
吉沢:ご飯食べた。
ヒロキ:あれがちゃんとした「はじめまして」やね。
吉沢:2年前くらいかな。赤坂BLITZ公演(16年3月)も見に行きましたよ。
ヒロキ:吉沢が「Ray」って曲が好きで、いつもカラオケで歌ってくれるんですけど、その日はうちのボーカルがアコースティックバージョンをやったの。
吉沢:あぁ、そうそう!
ヒロキ:それで吉沢は「あの、やっぱバンドが聴きたかったっす!」って。「ごめん」みたいな(笑)。
― 16年4月に「吉沢亮くん。最高だわ。合う」とTwitterに2ショットがアップされています。
ヒロキ:えー、覚えてないこの写真。初めての割には深い時間までいたな。
吉沢:朝の4時、5時くらいまで。
― “合う”というのはどのあたりが?
ヒロキ:いや、そらイケメンに便乗しとかないと。合わないって言ったらファン減るでしょ(笑)。
― (笑)。年齢で言うと、ちょうど10歳差ですけれど。
ヒロキ:僕、一応長男やし、吉沢は歳もめっちゃ下やのに、お兄ちゃん感があって、楽しい。
吉沢:ほんとですか?
ヒロキ:弟感はない。…って、何を胸はって言ってるのかわからんけど(笑)。すごい落ち着いているじゃないですか。俺がこんなアホみたいやから、なんかいい感じなんですよ。
吉沢:そんなことないですけどねぇ。
ヒロキ:だからって吉沢が俺に説教したりとかはないんですけど。
吉沢:でも飲んでる時とか、普通のテンションですよね。
ヒロキ:うん。たまたま吉沢がまだ俺に対して敬語ってだけで、いつタメ口になっても何にも思えへん。あんま気にせぇへん。
吉沢:その壁を越えるのはちょっとキツイっすね(笑)。
ヒロキ:キツイの?俺が老けてるってこと?(笑)
吉沢:だって10歳違うもん。
― 会うとどんな話をするんですか?
吉沢:どんな話してますかね?
ヒロキ:僕らは自分らのフィールドしか詳しくはないじゃないですか。俺が「へぇ、演技ってそうなんや」って思うのに対して、吉沢は「ロックの現場ってそうなんや」って思ったり…そういう感じって思ってます。
吉沢:確かに、わりかし真面目な話はしているかもしれない。
ヒロキ:「最近、どんなことやってん?」とか言うねんけど、変なこと言ったら吉沢のマネージャーさんに怒られるし(笑)。本当は○▲×※(自主規制)とかそういう話したいねんけど…
(ここでヒロキ「やっぱり○▲×※とか言うたらダメですよね?」とモデルプレスの読者層などを気遣う)
吉沢:えー、でもいいんじゃないっすか?この対談はその感じで。いいと思う。
ヒロキ:だって、あなたにもデメリットあるよ?
吉沢:大丈夫っしょ。ヒロキさんが言ってるだけで終わる。俺はその話に入っていかない(笑)。
ヒロキ:お前それズルいな!!
吉沢:「……(笑)」みたいなテンションで(笑)。その、初めて飲んだ時に「クラブ連れてってくださいよ~」って話をしたんですよ。一回も行ったことないから。
ヒロキ:俺なんて言ってた?
吉沢:「えー、行こうよ」って。
ヒロキ:俺、クラブとか人生で10回も行ったことない。30過ぎてますけど、クラブというものが苦手なんで。チャラいところが嫌い。
吉沢:俺もたぶん好きじゃないんだろうなーと思うけど、一回経験として行ってみたい。
ヒロキ:別にカッコつけるわけじゃないけど、ロックバンドっていうところのチャラさには俺はいかないっていうプライドがあるんですよ。ここは絶対書いてください!(笑)うちのメンバーも、クラブなんて付き合いでしか行ったことないですよ。だって音楽を聴きたいのか、お酒を飲みたいのか、どっちかわかんないでしょ。飲みたかったら居酒屋行くし。生の音聴きたかったらライブハウス行くし。それこそカラオケはよく行ってますけど(笑)。
吉沢:カラオケ行きますね。
ヒロキ:絶対、2軒目カラオケ。独壇場なんで、彼の。
吉沢:そんなことないっすよ(笑)。
― おしゃべりはヒロキさんの独壇場?
吉沢:そうですね、僕は聞いてることのほうが多いかも。僕はLEGOのライブを見させてもらっていますけど、ヒロキさんのことを僕の舞台とかに呼んだことはまだないから、僕のほうから自分の芝居についてしゃべることもなくて。
ヒロキ:タイミング的にね。
吉沢:タイミングが合えばぜひ見に来てほしいですね。
お亮の“生演技”にLEGOメンバーの反応は…
ヒロキ:だから、今回「あなたがいればいいのに」のMV撮影で初めて吉沢の演技を生で見て、俺はビックリしたんです。
吉沢:1日で全部撮ったんですけど、割とサラサラーッと進みましたよね?
ヒロキ:申し訳ないことに、僕らは夜から合流して。
吉沢:最初は俺の芝居パートを撮って、それが終わったら、次にLEGOさんの演奏シーン。だから現場でかぶったのは、最後の泣くシーンだけなんですよ。
― 緊迫したシーンですよね。
ヒロキ:その日、メイクの順番が4人のメンバーの中で最後やったんです。その時、既に吉沢くんの芝居が始まっていて、メイクルームが2階で、スタジオが下。で、メイクが終わったメンバーが、カメラの後ろに吉沢くんの撮影を見学しに行ったんですけど、しばらくしてなんか青い顔したリズム隊の2人(ヤマモトシンタロウ&アサカワヒロ)が上がってきて(笑)。「えっ、どうしたの?!」って聞いたら、「緊張感ありすぎてあそこにいてられへんかった…」って(笑)。
吉沢:ははは(笑)。
ヒロキ:「ダッサイなー、お前ら!」って言って、俺も自分のメイク終わって行かせてもらったら、ふざけるどころか、泣きそうになってもうて(笑)。普通に「お亮さ~ん、俺こんな衣装やで~♪」みたいなノリで行ったのに…。
一同:(笑)
ヒロキ:いや、邪魔するつもりはもちろんなかったけど(笑)。お亮が芝居してるところ、生で見るなんてなかなかないじゃないですか。それまでは飲んでカラオケで歌ってるところしか知らんかったから。「酔払ってんなー、コイツ」「歌い上げてんなー、コイツ」しか知らん(笑)。からの、現場での緊張感たるや。ちょっと音楽やってる中では、経験できることじゃなかったんで。しかも自分の作品じゃないですか。ただ見学しただけじゃなくて、自分の作品にそこまでの心血を注いでくれている感じが、緊張感+αで感情が入り混じりすぎて言葉に……(取り分けられたサラダを見て)あっ、トマト入ってる(悲)。
― トマト苦手なんですね(笑)。
ヒロキ:はい(笑)。その……変な感情は初めてだった。俳優の友達が何人かいるんで、舞台を見に行って感動することはあっても、自分の作品で涙を流してくれているっていう感情が初めてだったんで、なんて声をかけていいのか…。30過ぎたオッサンが、恥ずかしいけど(笑)。吉沢は覚えてるか知らんけど、俺は吉沢がモニターチェックしている横で、画面を見つつ、実は吉沢のことも見てたの。そしたら吉沢、自分の泣いてるシーンでもっかい泣いて!えっ、覚えてる?余ってた涙がたまたま流れてたのかもしれんけど。
吉沢:それは…そうです(笑)。
ヒロキ:俺は自分の芝居を見て泣いてるんやって思っちゃって。
吉沢:それは恥ずかしい。それは違う!一回涙が出ちゃうとね、ちょっと出るんですよ。
ヒロキ:そういうもんなんや。蛇口が…ってこと?(笑)でもまぁ、「はいカットでーす」ってなって、モニターチェックしてる吉沢を見て、どんな顔で自分の演技を見んねやろな?とか思ってて。そしたらパーッと泣いて、それがさも当たり前かのように、マネージャーさんがティッシュをパッと渡した。その一連の流れを見て、「あぁ、俺はこの後の自分の演奏シーン撮影、生半可な気持ちでできへんな」と思った。それをめちゃくちゃ覚えてるし、一生忘れないと思います。その日、泣きのシーンが終わった後も吉沢としゃべるの緊張しましたもん。あんな顔見ちゃうと、「今日はありがとうございます!」みたいな(笑)。
― そもそも「あなたがいればいいのに」という曲に、吉沢さんを選んだ理由も知りたいです。
ヒロキ:絶対に何かで絡みたいって、俺は一方的に思ってたんですね。「あなたがいればいいのに」は6年前に書いて、ずっと温めていた曲。正直、これはロックバンド側の意見なんですけど、そういうMVに可愛い女の子出して、泣かせて、踊らせたりとか…よくあるんですよ。そういうの、俺らは嫌やし。そこであえて男の子目線のストーリーっていう描き方をしたいと思った時に、俺はもう企画段階から、吉沢の名前をずっと挙げていた。
吉沢:ありがたいですね。
ヒロキ:LEGOを見にきてくれたり、マネージャーさんとの関係もあったから、一回アホなふりして(笑)、「いい作品にしたい」っていう想いだけをちゃんと伝えてみようか?って。そこを吉沢側は拾い上げてくれました。二つ返事ですよね。あとはスケジュールの調整だけって言ってくれて。
吉沢:ありがたかったです。MVは何回か出たことあるけど、一人でガッツリっていうのは初めてだし。すごく嬉しかったですね。仲良くさせてもらっているっていうのもありましたけど、単純にめちゃめちゃカッコイイなと思ったバンドさんなので。冗談で「MV出してくださいよ~」みたいな話をしてたんですよ。それが本当になってすごく良かった。
― 吉沢さんは「あなたがいればいいのに」を聞いていかがでしたか?
吉沢:めっちゃいい曲だなーと思いましたよ。
ヒロキ:撮影の当日、緊張しましたけどね。「曲どうですか?」って。演技するのはそりゃ100点やろうけど、そこで流れる曲はどないでっしゃろ?みたいな(笑)。そしたら「良いですね」って言ってくれて。「あぁ、安心しましたわー」言うて。
吉沢:いや、すごいカッコよかったっす!マジで。
ヒロキ:曲に自信はあるけど、やっぱり好みがあるじゃないですか。そこにちょっとでもハマればいいなぁという思いはありました。「いい曲じゃないなー」と思われながら演技されても、申し訳ないなと思ったので。
(テーブルにはオーダーした食べ物が続々と到着)
吉沢:今、役作りで炭水化物抜いてるんですよ。
ヒロキ:炭水化物食わん男なんかおんの?今すぐラーメン二郎行こうよ、一緒に。
吉沢:今日行きます?(笑)…あれ、何の話してましたっけ?
― 現場のお話を…
吉沢:そう、やっぱりMVはまた違うなっていうのがありました。
ヒロキ:やっぱり違うもんなんやね。俺はドラマも映画も、同じ演技なんやろうなってちょっと思っちゃうけど。
吉沢:監督の演出が違いますね。芝居っていうよりも、“この瞬間の画を切り取る”っていうことにすごい特化しているから。「ここでこういう顔!」っていうのが、監督の中でガッチリ決まっていて。でもそれはある意味、すごくやりやすかった。ちゃんと求めていることをわかりやすく提示してくれる感じが。
― 事前にベースのヤマモトさんが、MVのイメージを記したメモを共有されていたとか。
ヒロキ:バンド4人おれば適材適所で、ここのポイントではこの人がイニシアチブをとるみたいなのがあるんですけど、MVはうちのリーダー(ヤマモト)が熱く喋る人で。いつも監督に箇条書きで「こういうイメージで」っていうのを送るんですけど、それを吉沢にも共有してくれたみたい。僕が歌詞を書いて、ボーカルが曲とメロディを書くので、どうしても僕は歌詞優先になっちゃうし、ボーカルはメロディ優先になっちゃう。そこの間をとってくれるのがリーダーです。音楽としてどう響くかを一番考えてくれる。だからMVも客観的にとらえられるというか。
俺はもう、現場でリズム隊が「見てられへん!」って言った気持ちもわかった。その上で、LEGOの中では一番、吉沢に近い人間として「これは目をそらしたらあかん!」っていう思いで見ていました。
吉沢:時間も限られていたし、集中してましたね。
ヒロキ:集中って何なん?
吉沢:何なんすかねー…
ヒロキ:その主人公の気持ちになることが集中なの?
吉沢:いや、違うと思う。
ヒロキ:何に集中してんの?
吉沢:えっとねー…その空間に必要じゃないものを、全て消すこと。
ヒロキ:ほう…!
― 素人感覚だと、想像もつかない世界ですが。
ヒロキ:ね。俺もちょっとわかんない。
吉沢:だって撮影の現場ってでっかい照明があるし、カメラも目の前にある。そういうことを考えないようにするのに精一杯ですね。
ヒロキ:でも、実際あるものやもんね?難しいことをサラッと言ってるよねー。
吉沢:自分がちゃんとそれをできてるのかもわかんないですけどね?
― MVのストーリー的には、見る人に委ねるような形に。
吉沢:本当にそうだと思う。
ヒロキ:公開当初、Twitterですごい色々な意見をいただきました。こんなに響くんやなっていう。初めてかな、こんなに反響があったのは。
吉沢:今回、どういう話だか知らずに現場に行ったんですよ。彼女がフランスに留学していて、帰ってくる日に花を持って迎えに行こうとしたらその途中で、彼女が事故に遭って死んでしまったという知らせを聞く…というストーリーだったんですけど、僕はもう完全に、電車にひかれて死んじゃったんだと思ってて。
ヒロキ:なんで?
吉沢:踏切の信号のヨリのカットとか出てくるから「そういうことだろ!」と思って。踏切で待ってみたりするシーンもあるし、要はそこで、彼女が死んだ時の気持ちを再現しようとしてんのかな?みたいな。実はどっちかっていうと、撮影時はそういうテンションでやりました。監督からストーリーは聞いたけども、まぁ「電車でひかれて死んだことにしとこう!」と思って。でもそれは僕の考えなだけであって、見る人によって全然変わってもいいと思うし。曲だけで聴いたら、全然違うものになると思うから。
ヒロキ:ちなみに歌詞は、彼女が死んだつもりで書いてはいなかったです。そうだ最近、自分が気持ち悪いんですけど、フラれたとか、大切な人を失ったっていう時に、泣くんですけど、1割は「今のうち歌詞書かな!」って思っちゃう。
吉沢:その気持ち、すごいわかる。
ヒロキ:わかる?だから俺、自分で人として欠落してるのかなって思っちゃう。
吉沢:感情で「うわっ、泣きてぇ」って思った時、「これ芝居で生かせるかも」とか思って、そうでもないのに「もっと泣こう、もっと泣こう」ってなっちゃう。
ヒロキ:うん。別れに直面した時「今のこの感情をメモっとかな」って携帯とか触ったりして。もちろん悲しいし、その後1人でめっちゃ号泣するんやけど、その瞬間は全然泣かれへんくて。そんな自分にひいちゃうよね。「あなたがいればいいのに」の歌詞もそうやって生まれたんです。これ、理解してくれたらもちろん嬉しいけど、「気持ち悪い、この人!サイコパス!」って思われてもしょうがないことを言ってるよな…。
― でもそれくらいの生々しさが、リアルな表現には必要なんだと感じます。ストーリーの話に戻ると、唯一女子目線なのは、カメラのファインダー越しに見る彼の姿…という部分で。
ヒロキ:あのシーンの現場に僕らはおらへんかった。逆に、見たのが泣いてるシーンでよかったと思う。キラキラスマイルの時に…
吉沢:いても、ねぇ?
ヒロキ:おったら、うちのリズム隊はもう、ニヤニヤしながら上がってきてたと思う(笑)。
― あそこは吉沢さんの“彼氏感”がすごいと話題に。
吉沢:ははは。
ヒロキ:真面目な話すると、あの曲のAメロ、Bメロまで吉沢の切ない顔なんですよ。で、サビに入った瞬間にあの笑顔を出されるんですね。出来上がりをまず監督の事務所でチェックした時、メンバー全員が泣きそうになったのは初めてだった。
吉沢:嬉しい。編集もすごいうまかったですよね。
ヒロキ:それもあるね。映画とかドラマとかと違うノウハウを持ってはんのやろうなと思うし。
吉沢:枠のはめ方?みたいなのがうまいなと思って。この歌詞で、このメロディーの盛り上がりで、この感情を入れてくる、みたいなところが。映画にBGMを入れるのとは全然違うというか。やっぱりMVって、曲があってこそのものだから。
― MVに対して、ファンの方々からの反響はいかがでした?
ヒロキ:俺は急に、フォロワーが吉沢の顔になりました。アイコンが色んな吉沢の顔(笑)。
吉沢:YouTubeのコメントは見ます。
ヒロキ:見た?俺、毎日チェックしてるよ。再生回数とコメント。昔は俺もカッコつけて、別に「人の評価なんて」とか「売れたくないし」とか偉そうに言ってたんですけど、もうここまで応援してくださっている人がおって、ほんまにいい曲が書けて、こうして協力してくれる人もおる中で、「売れたくない」とか言うのも逆に失礼っていうね。エゴサーチしまくっちゃう(笑)。音楽に対しては自信があるんで、「吉沢がイケメン」とか、きっかけは何でもいい。「吉沢の演技が良かった」ってコメントも心から嬉しいです。
AL『心臓の居場所』から吉沢が選ぶNo.1は…
― そんな「あなたがいればいいのに」が収録される5thアルバム『心臓の居場所』が、結成11年目のスタートとなる3月29日にリリースされます。吉沢さんはいち早く聴かれたとのことで。吉沢:聴かせてもらいました。僕は「melt」が一番好きだった。
ヒロキ:「melt」!嬉しいなぁ。
吉沢:「melt」が一番カッコよかった。歌詞がうまいですよね。メロディも好きで、サビに入る前のトゥルルル~♪みたいなのが「超カッケーな!」と思ったけど、聴きながら、最後の最後で「いつか笑って話せる そんな日が来ればいい」で終わるのかと思いきや、「そんな日は一生来ないさ」で終わる感じが「カッケー!」と思って。
ヒロキ:うふふふふ…!
― (すごい嬉しそう…!)
ヒロキ:ふふふ(笑)。今、俺が自分で言おうとしたことを吉沢が言ったから。どうせ誰もわかってくれへんやろうから、先に自分で言おうと思ったところを今言ってくれたから、僕からはもうコメントはないです(笑)。
― 吉沢さん、さすが!
吉沢:あの感じが超カッコよかった。
ヒロキ:今回のアルバムのテーマが「愛」なんですよ。「愛」って言ったら安っぽいけど、10年間、お客さんから愛をもらって育てられたし。7年、8年で辞めていくバンドも多い中、僕らが10年間もやらせてもらって…と考えると、ほんまお客さんやスタッフさんの愛あってこそなんですよ。それで大きい意味の愛を歌おう、っていうテーマを決めた中で、じゃあそんな優しい愛を歌わんとこって思ったんです。いびつな愛とか、終わりだけに向かう愛とか。で「melt」は完全に、終わりだけに向かう歌。ひとつの希望の光も残さずに終わろうと思ったんですよ。だから「いつか笑って話せる そんな日は一生来ないさ」。ひとつも隙を見せへんって決めてたんで、そこを今、吉沢が言ってくれたから、もう今はチューしようとしてます。
― (笑)。そういえば、チューはもうしたんですか?
ヒロキ:チューは…してないです(笑)。
▼素のトークで盛り上がり「今までの話、どうやって記事になるんですか?」(ヒロキ)、「今年一番楽しい仕事かも(笑)」(吉沢)と和やかムードの2人。後編では、ヒロキが吉沢主演ドラマ『トモダチゲーム』を見た感想や、お互いに聞いてみたいこと、さらに新たなコラボ願望も飛び出す―!?お楽しみに。(modelpress編集部)
LEGO BIG MORL(レゴ ビッグ モール)リリース&ライブ情報
G.タナカヒロキ/Vo&G.カナタタケヒロ/Ba.ヤマモトシンタロウ/Dr.アサカワヒロ<5th New Album「心臓の居場所」>
11年目をスタートする2017年3月29日リリースにちなみ、昨年1月からのツアー会場で限定リリースした「end-end」を含む全11曲を収録。リード曲「あなたがいればいいのに」は小林武史氏プロデュースによる渾身のバラードチューン。
<LEGO BIG MORL 10th anniversary SPECIAL LIVE>
2017年3月28日(火)@新木場STUDIO COAST
OPEN 18:00/START 19:00
吉沢亮(よしざわ・りょう)プロフィール
1994年2月1日生まれ、東京都出身。アミューズ全国オーディション2009「THE PUSH!マン~あなたの周りのいけてる子募集~」で特別賞を受賞。『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日・2011-2012)朔田流星/仮面ライダーメテオ役で注目を浴びる。近年の主な出演作は、ドラマでは『オトナ女子』(フジテレビ・2015)、『武道館』(フジテレビ・2016)、『バスケも恋も、していたい』(フジテレビ・2016)、映画では『彼女は嘘を愛しすぎてる』(13)、『アオハライド』(14)、『通学電車』(15)、『さらば あぶない刑事』(16)、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『サマーソング』(16)など。2017年は『ラストコップ THE MOVIE』(5月3日公開)、『銀魂』(7月14日公開)、『トモダチゲーム』(ドラマ:4月スタート)、『斉木楠雄のΨ難』(10月21日公開)、2018年は『リバーズ・エッジ』が公開予定。ドラマ『ぼくは麻理のなか』が3月31日午後5時~FODにて全8話一挙配信。
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