モデルプレスインタビューに応じた、古畑星夏(C)モデルプレス

“大人っぽくなった”古畑星夏に熱視線!成人したから聞いてみたい“制服”の本音<モデルプレスインタビュー>

2017.01.27 20:10

今年注目の新成人の一人、女優でモデルの古畑星夏(ふるはたせいか・20)。新成人イヤーは初主演映画『人狼ゲーム ラヴァーズ』(28日公開)や未解禁の大作を含む5本の映画に出演する。モデルにお天気キャスター、マルチな活動でお茶の間に少しずつ顔と名前を浸透させてきた彼女が、女優業を本格化させていく。モデルプレスは映画のことを中心に、ハタチになって変わった外見と内面についてなど、本人に話を聞いた。

  

“これまで見たことのない”古畑星夏

古畑星夏、池田純矢(C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会
― 映画初主演おめでとうございます。

古畑:自分もいつか主演をしてみたいと思っていたので、お話をいただいた時は本当に嬉しかったです。『人狼ゲーム』も知っていました。今回、改めて過去の作品を見て、これまで主演をしてきた女優さんに圧倒されてしまい、正直不安に思うこともあったのですが、「私なりの人狼ゲームを作ればいい!」と気持ちを切り替えて頑張りました。

― 映画は昨年の10月末から11月にかけて集中して撮影したとか。

古畑:はい。泊まり込みで撮影しました。人狼ゲームの投票や殺す場所の上に泊まっていたので、演技とはいえ気持ち的にはちょっと嫌だって思っていました(笑)。

― 主演ということで現場への入り方は何か変わりましたか?

古畑:主演だからみんなをまとめないといけない、ということはなかったですが、題材がシビアなだけに、ご飯を食べる時や、撮影の合間は癒やしの空間を作って、少しでもみんながリラックスできるようになればいいかな、とは思っていました。みんなも歩み寄ってくれて、キャスト同士、本当に仲が良かったので、良いチームワークで撮影できたんじゃないかなって思います。

― 劇中では古畑さん演じる高野蘭子が、血まみれになり、鬼気迫る表情でナイフを振りかざし、殺人に及ぶシーンもありますね。

古畑:達成感はすごくあります。クランクアップの時も泣いてしまいました。“人狼役”だったので、毎晩、誰かを殺しに行かないといけなくて、やっぱりすごく嫌だなと思っていましたし(笑)。

古畑星夏(C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会
― 撮影では何に一番苦労しましたか?

古畑:劇が心理戦なので、表情にはものすごく神経を使いました。撮影も順撮りではなかったので、前後のシーンの繋がりを考えながら、気持ちの変化を顔に出さないといけない。なかでもずっと協力してきた相手を裏切らないといけないシーンは、涙が止まらなくなっちゃって。監督から「ここは蘭子の強いところを描きたいから、涙は我慢して」って言われたんですけど(笑)。でもどうしても可哀想そうで、申し訳なくなっちゃって、涙が止まらなくなって、3回ほど撮り直したんです。それくらい自分の感情を殺すのに必死でした。

― “これまで見たことのない古畑さんが見られる”といっても過言ではないですね。出演作も順調に増えていますが、ご自身で成長を感じることはありますか?

古畑:最近「今この人と通じ合ったな」っていうビビッとくる瞬間があるんです。それがとても楽しくて、いろいろな現場でそれを見つけられることは自分の中で大きな変化だなって思います。『人狼ゲーム』の役作りも「蘭子ちゃんはどういう人なんだろう?」というところから始めて、経験のない“人を殺す”シーンをどのような感情で演じればいいのか、たくさん悩みました。今まではどんな風に演じるのかを大まかにイメージしてから現場に入っていたのですが、今回は監督から「いっぱい悩んで答えを出さないまま現場に来てほしい」って言われたんです。なので本当に不安で…。でも実際に現場に入ったら、そこでしか生まれないであろう感情を持つ瞬間がたくさんあって、それにリアルに触れて良い演技ができた感覚があったので、監督はきっとこういうことを言っていたのかなって体感できました。初めての経験で不安でしたが、また一歩成長できたのかなって思うと、とても嬉しかったです。

“大人っぽくなった”古畑星夏

― “大人っぽくなった”という声も多いんじゃないですか?

古畑:言われます!自分ではわからないんですけど「大人っぽくなったね」とか「顔つきが変わったね」って。きっと今までずっと前髪があってパッツンだったりしたので、前髪を伸ばしている影響が大きいとは思います。色も暗くしましたしね。あと眉も少し太めにしているので、それもあるのかな。ハタチは自分の中で“イメチェン”っていうキーワードを常に持ちたいなと思っているんです。

― お酒も飲めるようになりましたね。

古畑:でも弱くてすぐに顔に出るんです。みんなに「今日は飲みに行こう」って言われたら飲みに行きますけど、普通にご飯を食べに行くくらいでは、わざわざお酒を頼んだりはしないです。ウーロン茶で全然大丈夫みたいな(笑)。飲む時はサワーとか味のあるもの。ビールはまだダメ、苦いです(笑)。

ハタチの誕生日の時は『Going』で共演している江川(卓)さんからお祝いでシャンパンをいただいたので、それを家族で飲みました。初めて飲んだのですが、パパやママは「すごい!こんな美味しいの飲んだことない」とか言って全部飲んじゃって(笑)。私はその日、酔っ払ったのかバタってすぐに寝ちゃいました(笑)。

― ハタチになって内面的には何か変わりましたか?

古畑:責任感は10代の時より意識するようになりました。何でも自分の行動で決まってくると思うので、やっぱりしっかりしなきゃなって。それにハタチになったからできることもいっぱいあるので、いろいろなことに挑戦できたらいいなって思います。

古畑星夏(C)モデルプレス
― 一人暮らしを始めてもうすぐ一年ということですが、家事などはしますか?

古畑:洗濯とか掃除とか、料理以外はするんですけど…(苦笑い)。でも最近、料理研究家の方とお話する機会があって、やっぱり自分の食べるものは大事なんだなって。お肌にも影響してくると思うので、今年は料理を積極的にしていく一年にしようと思っています。特に和食を作れるようになりたいですね。なんか和食を作れるってだけで「この人すごいな!」って思われそうで(笑)。

― ほかに成人の抱負、さらには2017年をどんな一年にしたいと思っていますか?

古畑:“もっと影響力のある大人、印象に残る人になりたいです”。例えば私が何かをすれば「私もやってみたいな」と思ってもらえるような。昨年はバラエティーにキャスター、演技でもやったことのない役柄にいろいろ挑戦した一年で、そこから良いこともありましたし、失敗ももちろんありました。今年はそれを活かしてもっともっと自分の強みを増やしていきたい。幅広く深みのある女優さんに進化していけたらいいなって思います。

成人したから聞いてみたい“制服”のこと

古畑星夏(C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会
― ハタチとはいえ、まだまだ制服の役も多いですね。

古畑:そうなんです。『咲-Saki-』では私が一番年上で、ほかの方はリアルに制服を着ても大丈夫な方たちばかりだったので、それはちょっと恥ずかしかったです。ふとした時に「あっ、結構やばいかも」って思ってしまって(苦笑い)。でも『人狼ゲーム』や『ラーメン大好き小泉さん』は私より年上の方とか、年下でももう高校を卒業している方だったので、気持ち的に大丈夫でした(笑)。

― 何歳まで着ましょうか?

古畑:求めてくれる限りは…(笑)私は制服が似合うように、肌のケアをしっかりすることですね。ほうれい線が目立たないように、老いを隠せるように…(苦笑い)。

― ちなみに、すでに老いを感じる瞬間はありますか?

古畑:全然あります!自分の映像を見ていて、クマがひどいなとか、笑った時に「ほうれい線やばっ!」とか(笑)。これから歳を重ねていくと、体質も変わってくるかもしれないのでいろいろと恐怖です…(苦笑い)。

マイブームは“タイ料理”でも…

― マイブームを教えてください。

古畑:タイ料理にハマりすぎています。でもパクチーは食べられない(笑)。

― タイ料理はパクチーありきな気もしますが(笑)。

古畑:『人狼ゲーム』を一緒にやった(春川)芽生ちゃんもタイ料理が好きで、会ったら絶対にタイ料理を食べに行っています。毎日会っている時は、毎日タイ料理になっていて、でもやっぱりタイ料理が好きってイコール、パクチーが好きってことになるので、今、食べられるように頑張っているんです。でもなかなか好きになれないっていう…(笑)。

春川芽生(C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会
― 無理やり好きになろうとしているんですね(笑)。

古畑:そう(笑)。食べていればイケるようになるかな?って(笑)。

― タイ料理は特に何が好きなんですか?

古畑:パッタイと、揚げ春巻きです。

― タイに行ったことは?

古畑:ないんです(笑)。まだタイに行ったことがないので行きたいんですけど、なにせパクチーが食べられないので…(笑)。とりあえずパクチーを好きになって、それからタイで本場のタイ料理に挑戦したいなって思います。

もっと影響力のある大人、印象に残る人になりたい

自身のInstagram(インスタグラム)では、食事する動画「#食べる動画シリーズ」を定期的に投稿。ファンからも自然な姿が見られると好評だ。「もっと広めていければいいなと思っています。今はその動画をリアルな時間で配信しているわけではないんですけど、できるなら生配信でそれをやるのも面白いかなとか考えています」。ハタチになってよりたくさんのことに興味を持ち始めているという。「今までは“THE・高校生”の明るいキャラクターが多かったですが、今年はまず『人狼ゲーム 』で、シリアスで強い女の子など新しい私を見てほしい!」―――“もっと影響力のある大人、印象に残る人になりたい”有言実行に向けて走り出した。(modelpress編集部)

古畑星夏(ふるはた・せいか)プロフィール

1996年7月8日生まれ、東京都出身。身長164cm。2009年、第13回ニコラモデルオーディションで1万4076人の中からグランプリを獲得。同年10月号から専属モデルとなり、2013年8月からは女性ファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍している。女優としても活動し、2014年には映画『近キョリ恋愛』、2015年には映画『夏ノ日、君ノ声』などヒット作にメインキャストとして出演。ドラマでは2015年『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)に主人公の恋のライバル役に抜てきされ、『ラーメン大好き小泉さん』(フジテレビ系)と『仮カレ(ハート)』(NHK BSプレミアム)などにも出演した。現在は日本テレビ系スポーツニュース番組『Going!Sports&News』でお天気キャスターも担当中。今後は初の主演映画『人狼ゲーム ラヴァーズ』(1月28日公開)や、映画『咲-Saki-』(2月3日公開)、『一週間フレンズ。』(2月18日公開)などへの出演を控えている。

映画『人狼ゲーム ラヴァーズ』概要

(C)2017「人狼ゲーム ラヴァーズ」製作委員会
<ストーリー>
皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイして頂きます―。拉致・監禁された高校生たちに殺し合いをさせ、生き残ったものには一億円が与えられる殺戮ゲーム、人呼んで“人狼ゲーム”。目覚めると私はそれに参加していた。今回の参加者は、全員が人狼ゲームを勝ち上がった経験者らしい。私、高野蘭子も同じ。家族を借金から救うために、もう一度このゲームに勝たないといけない。新しく追加された「キューピッド」と「恋人」のルールで混迷する状況のなか、「人狼」に加えて「恋人」の役職を得た私は、見え隠れするゲーム運営側の気配を感じつつ完全勝利を目指す……!


<公開日>
2017年1月28日

<出演>
古畑星夏、佐生雪、平田雄也、溝口恵、前田航基、森高愛、春川芽生、安藤瑠一、鈴木知尋、中村萌、池田純矢

<監督>
綾部真弥

<脚本>
川上亮、綾部真弥

<原作>
川上亮「人狼ゲーム LOVERS」竹書房刊

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