真剣佑×北村匠海「仰げば尊し」“問題児5人組”の関係性は?「役割が完璧」「愛すべき人」「ギャップがある」<モデルプレス対談・前編>
2016.09.04 18:00
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毎週日曜よる9時より放送中の日曜劇場「仰げば尊し」(TBS系)。今作は、実在した人物・中澤忠雄先生と、実在した高校“神奈川県立野庭高校(1980年代当時)吹奏楽部”をモチーフにした奇跡のオリジナルドラマ。主演の寺尾聰の熱演、心に刺さるストーリーはもちろん、放送開始直後より生徒役を演じる若手俳優陣にも熱視線が注がれている。中でも、メインを演じる真剣佑、村上虹郎、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳の注目度は急上昇。今回、モデルプレスではその中から真剣佑と北村にインタビューを実施。撮影裏話をはじめ、“問題児5人組”の仲良しエピソードなど、たっぷりと語ってもらった。
“音楽の甲子園”を目指す姿を描く「仰げば尊し」
元サックス奏者の樋熊(寺尾)が、夢を失いはみだした問題児たち(真剣佑・村上・北村・佐野・太賀)と真正面から向き合い、満身創痍で吹奏楽部指導に励み、“音楽の甲子園”を目指す姿を描く、ドラマ「仰げば尊し」。真剣佑は、冷静沈着で常に客観的にものを見ている木藤良蓮役。村上は、グループのリーダー・青島裕人役。北村は、正直な性格で仲間思いの一面を持つ安保圭太役。太賀は、ムードメーカー・高杢金也役。佐野は、おしゃれ番長・桑田勇治役。そして、石井は青島、木藤良の幼なじみで吹奏楽部のリーダー的存在・有馬渚役を演じている。
ブレイク候補!真剣佑&北村匠海(DISH//)
木藤良役を演じるにあたり金髪に染めイメージチェンジを果たした真剣佑は、ロサンゼル出身の帰国子女。特技は英語、水泳、空手、アクション、フルート、ピアノ…と溢れる才能の持ち主。美しい顔立ちが一際目を引く、本格ブレイク待ったなしの若手俳優だ。安保役の北村は、ダンスロックバンド・DISH//のメインボーカル&ギターとしても活躍中。今年はすでに4本の出演映画が公開と、勢いに乗る。2足のわらじを履き、役者・音楽という2つの道で、どんな花を咲かせるのか注目を浴びている。
そんな真剣佑と北村は今回が初共演。今後のさらなる活躍が期待される注目株2人が語ったこととは――?
「泣ける」「感動する」と話題
― ドラマが「泣ける」「感動する」と話題を集めていますね。真剣佑:撮影現場に見に来てくださる人が増えました。「ドラマってすごい」と単純に思いました。
北村匠海:ありがたいことに。ただ、僕の場合は、ドラマでリーゼントしてるから、普段前髪を下ろした状態だと誰か分からないみたいで、「同じ人!?」ってびっくりされます(笑)。本当に泣ける作品だと思うし、作品の良さを伝えられるよう自分たちも頑張っています。
真剣佑:実は8話完結なんですよ。泣けるシーンもたくさん登場すると思うので、全部観ていただきたいですね。
“問題児5人組”の絆 打ち解けたきっかけは○○
― 木藤良たち5人の絆も見どころかと思いますが、現場での5人のチームワークはいかがですか?北村:本当に仲良いです。
真剣佑:5人で助け合っています。誰かが居なければ、その穴を自然と誰かが埋めてって。役割が完璧だよね。
北村:僕と真剣佑は初共演ですが、すぐに打ち解けました。みんな最初から壁がなかったように思います。
真剣佑:もうちょっと壁、作っていいんじゃない?ってくらいね。
北村:むしろね(笑)。
― 仲良くなる具体的なきっかけはありましたか?
北村:撮影が始まってからご飯に行ったり…あとは、ドラマの中で麻雀をするシーンがあるんですけど、実際に覚えて、現場でも遊んでいました。麻雀の台を、真剣佑が買って持ってきてくれたよね?
真剣佑:そうそう「やろ~」って。楽屋でみんなでやっています。
― ちなみに1番強いのは…?
真剣佑:虹郎かな。知識があるよね。弱い手で上がるのは、岳くん(笑)。
北村:とりあえず、「ポン」すればいいと思ってる(笑)。歳上なんですけど、可愛らしいんですよね。
真剣佑:可愛さがぎゅうぎゅうに詰まってる人だね。年下からもいじられてるし。
北村:愛されキャラだし、愛すべき人なんだけど、芝居に対する真剣さとか情熱もうちに秘めてるイメージ。
スイッチが切れた村上虹郎がすごい!?
― 村上さんと太賀さんはいかがですか?北村:僕は虹郎と3回程共演しているんですが、自分の世界観がしっかりある人だなと思います。それと、可愛いところもあって。何て言うのかな…スイッチが入ると?スイッチが切れると?可愛い(笑)。
真剣佑:スイッチが切れるとだね。
北村:いつもすごく真面目なんですけど、たまにスイッチが切れるとずっと笑ってる。
真剣佑:変な踊り始めるんですよ。くねくねしてるから、「気持ち悪いぞ」って(笑)。でも、「集中力が切れてきたんだね」って分かるよね?
北村:分かるね。「飽きちゃった?飽きちゃダメだよ!」って(笑)。ギャップがある人ですね。あと、太賀くんはムードメーカーです。引っ張っていってくれています。
真剣佑:安心感がある。
北村:基本はふざけてるけど(笑)、メリハリがあって5人の大黒柱!
真剣佑は「完璧な人間」 北村匠海は癒し系?
― では、真剣佑さんと北村さん、お互いのイメージは?真剣佑:最初に会ったときは、バリアを作る人なのかな?って思ってた。
北村:僕だけ唯一、5人の中でバリア作ってたよね。
真剣佑:匠海は話した印象が全然違うよね。とにかく優しい!柔らかいオーラ出てる。ピンクとか緑とか入ってるイメージ。
北村:真剣佑は、色んな一面があるなって思います。アクションシーンとか、1人だけレベルが違い過ぎて「すげーな真剣佑!」って(笑)。プライベートで一緒にカラオケ行ったことがあるんですけど、歌もめちゃくちゃ上手くて…本当にすごいんですよ。芝居もできて運動もできて歌もできて、本当に多彩です。何でもこなすイメージがあるけど、しっかり努力もするし。完璧な人間だなって思います。
真剣佑:プレッシャー(笑)。
北村:真剣佑は真剣佑。僕らの中では、「マッケンスタイル」って呼んでいます。
― 「マッケンスタイル」とは?
北村:“真剣佑にしか出来ないこと”って意味です。真剣佑がするすごいことは「マッケンスタイル」。
真剣佑:よく「変わってるな」って言われるんですけど、自分ではよく分からないんですよ。アメリカにいたから(笑)?
北村:この業界に入るべきして生まれてきた人。ほかの仕事をしているところが想像できない!
真剣佑:それは僕も出来ないな…。
― ちなみに、北村さんから見ると真剣佑さんは何色ですか?
北村:熱さも冷静さも持ってるから、色んな色が見えます。真剣佑には、色という概念がないぜ(笑)!
真剣佑:(笑)。本当に優しいよね。匠海が怒ることってないんだろうなって思う。怒るのとか下手そうだもん。
北村:超下手。怒るってどうすればいいのか分からない。
真剣佑:普通怒るときって赤とかのイメージだけど、多分オレンジとか。柔らかくて、ふにゃふにゃ~って。
北村:注意とかはできるんだけど、怒ったことはない。許しちゃうんだよね。
― 本当に優しさの塊ですね。
北村:最近よく「釈迦」って言われます(笑)。
真剣佑:さすが。マイナスイオンが出てるもんね。癒やされます。
― 後半に続く ―
「仰げば尊し」いよいよラストスパートへ
9月4日放送の第7話では、いよいよ「全国吹奏楽コンクール」の地区予選大会へ。一方、樋熊は、担当医から腫瘍が転移している可能性があると告げられる。夢に向かって走り始めた生徒達、そして病魔と戦う樋熊…感動の物語は、ラストへ向け一気に動き出す。
<インタビュー後編>は、11日配信予定。実際に観て泣いたシーン、そして「夢を叶える秘訣」など、より深く2人の内面に迫っていく。(modelpress編集部)
真剣佑(まっけんゆう)プロフィール
1996年11月16日生まれ。ロサンゼルス出身で、2014年より日本での活動をスタート。2016年、映画「ちはやふる」(上の句・下の句)が公開され注目を浴びる。現在はTBS系ドラマ「仰げば尊し」に出演中。今後は、「にがくてあまい」(9月10日)、「少女」(10月8日)、「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」(2017年春公開予定) 、「ピーチガール」(2017年公開予定)など話題映画への出演が続く。北村匠海(きたむら・たくみ)プロフィール
1997年11月3日生まれ。08年「DIVE!!」(熊澤尚人監督)にて映画初出演。以降、音楽・映像それぞれのフィールドで活躍を重ねる。13年ダンスロックバンドDISH//のメンバー(メインボーカル&ギター担当)としてソニー・ミュージックレコーズからメジャーデビュー。「陽だまりの彼女」(13年/三木孝浩監督)では主人公の中学時代を好演し話題に。今年は「信長協奏曲」(1月/松山博昭監督)、「セーラー服と機関銃-卒業-」(3月/前田弘二監督)、「あやしい彼女」(4月/水田伸生監督)、「ディストラクション・ベイビーズ」(5月/真利子哲也監督)と、すでに4本の出演映画が公開。現在はTBS系ドラマ「仰げば尊し」に出演中。「仰げば尊し」第7話あらすじ
いよいよ「全国吹奏楽コンクール」の地区予選大会が始まった。大勢の観客が見守るなか、樋熊(寺尾聰)と美崎高校吹奏楽部による渾身の美崎サウンドが会場に響き渡る。ほどなく、審査結果の発表を迎える美崎高校吹奏楽部、ステージを祈る思いで見つめる樋熊たちは、全国への第一関門となる県大会出場の切符を手に入れた。青島(村上虹郎)や高杢(太賀)、桑田(佐野岳)ら歓喜に沸く部員たちに加え、渚(石井杏奈)や井川(健太郎)の家族たちも惜しみない拍手で健闘を称えた。一方、音楽留学に向けてレッスンに励む木藤良(真剣佑)は、安保(北村匠海)らからのメールで予選突破を知りホッとする。
その喜びもつかの間、病院で診察を受けた樋熊は、担当医の御堂(霧島れいか)から腫瘍が転移している可能性があると告げられる。それでも生徒たちを想い、手術を拒む樋熊の気持ちを察した奈津紀(多部未華子)は、予選突破を祝う打ち上げの場で、樋熊が癌手術を受けるため県大会に出られないことを告げ、代わりに奈津紀が指揮を執ると宣言。その発言に動揺を隠せない吹奏楽部員たちだったが、樋熊の励ましと奈津紀の覚悟を前に、県大会突破の決意を固めた。
強豪がひしめく県大会まであとわずか……再び樋熊の指揮で演奏する日を夢見て、美崎高校吹奏楽部員たちの新たな挑戦が始まった。
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