「強烈過ぎてヤバい!」ユニット“生ハムと焼うどん”の衝撃 インタビューも面白ぶっ飛んでいた
2016.08.24 19:00
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常識を覆す(JK)ユニット「生ハムと焼うどん」が強烈にぶっ飛んでいた …―巧みに観客をいじり、爽快なテンポの寸劇を披露したかと思うと、ステージ所狭しと飛び回る歌唱パフォーマンスを披露。その自由奔放さは、数多くいるガールズユニットの中で、強烈な存在感を放っていた。この日はガールズフェスティバル「Campus Summit 2016 -DREAM PROJECT-(以下:キャンサミ)」に出演。いつも男性の観客が多いという会場だが、きょうは女性ばかり。そんないつもとは違う環境でも、生ハムと焼うどんはヤバかった。
東:女の子いっぱいで異空間だったよね?
西井:いつもおじさんばっかりなんですよ。
東:そう、むさ苦しいおじさんばっかりなんだよね。
西井:でも今日は女の子がいっぱいいるから、ファンのおじさんが「今日の現場いい匂いがする!神現場」って言ってた(笑)。
東:しかも今日の現場おじさん達ちょっと小洒落た格好してたよね(笑)。
西井:そう!いつもよりおしゃれなんだけど。
東:いつも古臭いTシャツと臭いタオル巻いてるんだけど、今日は帽子被ってた。
西井:そう!ハゲ隠してちょっとカッコ良くしてた。
東:なんかブラジルのシャツみたいなの着てたよね。
― ファンの方にも強烈ですね(笑)。
東:オタクは自覚してるからいいの!
西井:でも喜んでる。みんなドMだから。
東:認めてもらえて喜んでるんだよ。
生ハムと焼うどん、ステージを振り返って…
この日、生ハムと焼うどんは2つの寸劇を披露。まずは「死んでしまった西井を観客の声援で生き返らせる」といういきなりの異色っぷり。心臓にアスパラガスが生えて死んだ西井を生き返らせるため、観客と「ツインテール」のコールアンドレスポンス。その合間には、座りながら声援を送ってる観客に「座ってるのに元気だなおまえら!立てよ、じゃあ立て!」など観客いじりを織り交ぜ、ひとりも置いてけぼりにしない。巧みな寸劇はすぐさま会場の空気を笑いに変え、生ハムと焼うどんの世界が一気に充満した。
― 今日は女の子がいっぱいで、いつもと空気違ったんじゃないですか?
西井:あー、違ったね。なんか叫び声が聞こえた(笑)。
東:なんかおじさんって、叫んでいいところでしか叫ばないんですよ。でも女の子って叫びたくなったら叫ぶ感じだなって今日思った。
西井:若かった!若さを感じた!
東:でも頑張って盛り上げようとしてくれてる女の子いて嬉しかった。
西井:でも地べたに座って携帯いじってる人たちは睨んだ。もう無視できねぇって思ったら言うしかないみたいな(笑)。
生ハムと焼うどん、一見破天荒な寸劇だが…
彼女たちは楽曲から衣装、寸劇やステージ演出など、すべてを自分たちで考えている。東:今回のステージも、今日の朝早くに集まって2人で脚本と演出つけました。3時間ぐらい。
西井:それで2時間くらい練習した。
会場に合わせてネタを作り、その日の空気感に合わせて自在に変化させるというから驚きだ。この日もうひとつ披露したネタは「こんどうようじさんと付き合っている設定(フィクション)」での寸劇。観客の層にピタリと合わせたテーマ設定に、会場は盛り上がらないはずはなかった。しかし本人たちはちょっと気にすることも。
西井:勝手に名前を使ったけど大丈夫だったかな?本人に何も言ってないんだけど。
東:うちら出禁になるよね、多分共演NGだと思う(笑)。
西井:見てたかな?
東:私好きなんだけど、こんどうようぢさん。
西井:リスペクトの意味で使った。
東:あとは女の子にウケるっていったらこんどうようぢさんかなって思ったの!でもネタやってる途中に「これマジだと思う人いるんじゃない?」って思ったから、その場で一応「フィクションです」って言ったの(笑)。
西井:そう、やばいやばい。反感買う。
東:「こんどうようぢと会話しちゃった!」ってリアルだと思う人いると思うから。
西井:叩かれそうだから。
東:女の子達が笑ってない時点で、「これはフィクションだって伝えよう!」って(笑)。
西井:ギリギリで生きてるから。
― その場でもかなり考えられているんですね。
東:そうだね。考えないと怖くてステージ出られないよね。
一見、破天荒で自由にも見えるが、しっかりと会場の空気を読んでいる。ステージでの機転のきかせ方がズバ抜けている。そんな生ハムと焼うどんが、パフォーマンスする上で大切にしていることは?
東:私たちってみんながやらないことをやってるから、お客さんを出来る限り置いてけぼりにしないこと。
西井:寸劇を早口にしちゃうと、みんなわからないんですよ。
東:「なにやってんだ」って呆気にとられちゃう人も多いから、出来るだけみんなの目を見るとか、間をちょっと長くしてみるとかね。
西井:最後の方ザワザワしてたから「あ、やべぇな。飽きちゃったかな」って思ってた。
― 寸劇の腕はどこかで磨かれたんですか?
西井:練習です。
東:はじめた頃はここまで自然に出来なかったので「こう答えたら、この3つの中のどれか返そう」って全て考えてました。でも続けていたら自然と出来るようになったよね。
生ハムと焼うどん、恋愛を語る?
ステージごとに進化した生ハムと焼うどんは、オンリーワンの存在感を放つように。今では様々なイベントに引っ張りだこ。テレビ出演も増えてきた。西井:今日でライブが連続4日目なんですけど、眠れない日々続いてますよ。
東:そうそう。夜に男の子の写真見て「恋したい」って、泣きながら。
西井:彼氏と泣きながら、「もう辞めたい」って泣いてる(笑)。
東:私もいつも彼氏の家にいてマッサージとかしてもらって、「もう辞めたい」って泣いてる(笑)。
― 彼氏はいてもOKなんですか?
西井:いいの、全然いい。
東:西井の彼氏は3人いて、私は4人だもん。なんかいっぱいいるよね。
西井:ローテーションしてる(笑)。
東:今日も狙ってる。あの後ろの彼を狙ってる(笑)。かっこいいから狙ってる(笑)。5人目の彼氏にしよう!
西井:多分4人くらいアドレス交換したら、2人はいけると思う。
東:ちょろいちょろい!金髪はちょろい。
西井:ね。チャラ男はちょろい。
東:ちょろ…!見られてる!すごい見られてる!怖いぞ~(笑)。
(注意:彼氏はいません)
インタビューもまるで寸劇のように進み、テンポの良くぶっ飛んだやり取りに、ついついハマってしまう。
西井:寸劇は芸術なんです!壮大な茶番!
東:もうすべて自己満足だよね。
生ハムと焼うどん、野望を語る
― では今後の野望を教えて下さい!東:野望は、宇宙でライブ。
西井:人類史上初の宇宙でワンマン。月でライブした初の人になる。
東:だから来るオタクにはちゃんと遺書を書かせて、死んでも大丈夫な覚悟で来てもらう!
西井:で、中継やって。
東:「すげー!」って言われたい。
― ちなみに生ハムと焼うどんさんのジャンルは何ですか?アイドル?
西井:芸人ではない。
東:芸術。宗教!
西井:漫画家!
東:私、お花屋さんになりたーい!
― めちゃくちゃじゃないですか(笑)。
東:自分達がやりたいことやってるから、これっていうものがないの。
― と、言いつつちゃんと真面目なことも言いますよね。
東:根は真面目。
西井:そこを出していかないと本当にバカなやつだと思われるから(笑)。
東:そこは計算なんだよ!
― 本当に他に見ないグループですよね。
東:他と被りたくないって気持ちは2人共同じだよね。
西井:そう、被らないことがしたい。でももしかしたら、パクってくるグループは出てくるかも。
東:潰す、ぶっ潰す(笑)。
西井:もういるんだよ、1人、2人くらい。
東:そう。オンリーワンで頑張る!
生ハムと焼うどん、モデルプレスに一言!
西井:モデルプレスってなんかよく、Twitterで「モデルプレスをご覧のみなさん、こんにちは!武田玲奈です!」ってやってるよね。「可愛い」って思ってよく見てる。それに出るんだ!やばい、どうしよう!東:武田玲奈も出てるんでしょ?やばい、うちらは武田玲奈と同じレベルになったってこと?武田玲奈に並んだ!
― ありがとうございます(笑)。では、そんなモデルプレスに対して何か一言お願いします。
西井:何がいいかな?
東:おっぱいでモデルをプレス出来るようになりたーい!
西井:あ、いいねそれ(笑)。
― 使いづらいですね(笑)。
西井:これ使えない?無理?
東:今日いちばん面白いことを言ったのに(笑)!じゃあ「モデルの時代は終わった!」
東・西井:これからは生うどんの時代!
東:「もうモデルと女優は飽きた!これからは生うどん!」って書いておいて(笑)。
― でも武田玲奈さんはモデルも女優もやっていますよ。
東:じゃあ「もうモデルと女優は飽きた!注意、武田玲奈は例外です」って書いておいて(笑)。
― こんどうようぢさんは?
西井:こんどうようぢさんは、いいの。うちらリスペクトしてんの。他の男は下に見てるけど。
生ハムと焼うどん、夢を叶える秘訣
― では最後に、夢を叶える秘訣を教えてください。東:口に出して言うこと!
西井:行動力!
東:口に出したことを行動する、本当それだけ!超シンプルなの、割とそれで全部叶う!
― では、いま口に出していること何ですか?
西井:いま?これは書けないよ、絶対。
東:また言ってる…これ言っちゃダメなんですよ。これ言うと、番組出られなくなっちゃうって口止めされてるけど、本音はね!
西井:絶対書かないで!
(ヒソヒソ…)
東:書けないこと言うなよ、マジで(笑)。
― ありがとうございます(笑)。一応これでインタビューは終わりになります。
東:なんか名残惜しい。
西井:仲良くなったよね。なんか買って帰れば?うちらの物販。
東:記念に買って帰りなよ!ねぇ?寂しいもん。
西井:出会った記念日!
東:さすがにこれで終わりはないよね?
西井:こんなに仲良くなってさ。
東:取材した人は、みんなチケット買って帰るよ、ワンマンの(笑)!
西井:そう、財布出して(笑)。
東:4800円!
― 割と本気じゃないですか(笑)。
東:10月21日木曜日、3000人のワンマンライブ。場所は東京ドームシティホール。
西井:10月21日ね!
東:3000人集められたらメジャーらしいですよ。事務所無所属のセルフプロデュースで3000人に達成できるかっていう挑戦。
― では本当に最後!ライブへ向けておもしろい意気込みをお願いします(笑)。
東:おもしろい意気込みだって!
西井:おもしろいとか言われたら言えなくなるタイプだから~(笑)。
東:おっぱい、いっぱい、チェリーパイ(笑)!
西井:下ネタでしか笑わせられないんだよね(笑)。
東:そう、ごめんね(笑)。
西井:これから腕を磨くから!
― 笑。頑張ってください!応援しています。
会場全てを巻き込む寸劇ライブパフォーマンスは、軽快なテンポと高いクオリティで観客を一気に引き込んでいた。それはインタビューでも同じ。2人の息のあった掛け合い、スピード感のある回答は止まることなく進む。ぶっ飛んだ会話だからこそ、時折話す“真面目な言葉”が、ホンモノとして強く浮き上がってくる。
前代未聞のユニット“生ハムと焼うどん”。人気に火が付きつつある今、ますますこんがり美味しく仕上がっていくのは間違いない。(modelpress編集部)
生ハムと焼うどん プロフィール
「生ハムと焼うどん」は同じ高校の同級生同士である西井と東によって結成された、常識を覆す(JK)ユニット。ユニット名の由来はお互いの好きな食べ物から、西井の好きな”生ハム”と東が好きな”焼うどん”を合わせて”生ハムと焼うどん”と名付けられた。普通のMCはおこなわず、ライブごとに毎回異なる寸劇を用いたライブパーフォーマンスが特徴。衣装、作詞作曲、脚本、構成などはすべて彼女たちのセルフプロデュースで制作されている。ファンのことを”食いしん坊”と呼び、ライブ後の物販では”食いしん坊ネーム”をつけてもらうために新規のファンが大挙する。
2015年3月より生ハムと焼うどんとしての本格的な活動を開始。それから僅か7ヶ月後の10月16日に新宿タワーレコードにて行われたミニライブイベントでは200枚のCD-Rが20分で完売した。
2015年10月25日、新宿MARZにて初のワンマンライブを開催。300人を動員してソールドアウト。3月2日、高校卒業前に、宣言どおり赤坂ブリッツで動員1,000超のライブを達成。女子高生のJKから常識を覆すJKへ、次回3rdワンマンライブ 2016年10月21日に3,000人で開催をアナウンス。
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