“イケメン5人組” ボーカルユニットUNIONE、異例のスピードデビューの裏にあった苦節-ファン3人からのスタート- モデルプレスインタビュー
2016.07.22 18:00
5人組ボーカルユニットのUNIONE(ユニオネ)がモデルプレスのインタビューに応じた。ISSY(25)、YUUKI(23)、JIN(26)、SAM(25)、YUTA(26)からなる彼らは2015年12月14日に結成し、ストリートライブやライブハウスを中心に活動。そして7月27日、シングル「One Sided Love」でソニーミュージックよりメジャーデビューを果たす。メジャーデビューを発表したのは今年4月。異例のスピードでメジャーデビューを決めた彼らの魅力とは?
メンバー全員がメインを張れる歌唱力を誇るUNIONE。今年2月28日にはUNIONEとして初となるワンマンライブを成功に収めた。
そんな彼らのデビューシングルとなる「One Sided Love」は片思いを歌った、甘酸っぱいラブソング。5人5色の歌声が絡み合い、メロディを成す。
ネット上では“イケメン5人組”とビジュアルも高く評価され、話題に。そして、圧倒的な歌唱力とは裏腹、ユニークなキャラクターも彼らを語るうえで欠かせない。「ハイブリッド・エンジン」「やんちゃ小僧」といったキャッチコピーを持ち、メンバー間の仲の良さを滲ませるSNSも微笑ましい。
ISSY:ISSYです。持ち前の明るさでUNIONEの“ハイブリッド・エンジン”として活動しています。
YUUKI:ISSYはTwitterで誤字をすることが多いドジっ子です(笑)。
JIN:「桃太郎」のことを「鬼太郎」ってね(笑)。言い間違いも多くて、コップの下に置く「コースター」を「スクーター」と言っていました。
YUUKI:あと「リスペクト」のことを「リクペスト」とも(笑)。ISSY語録がたくさんあります。僕はUNIONEの末っ子で、静岡県富士市出身です。最年少なので、いつも笑顔で明るくいられるように心がけています。
JIN:UNIONEの“やんちゃ小僧”のYUUKIは、末っ子なのでちょっとわがままなところも(笑)。それからいっつも「ポケモン」をやっています。そんな性格のYUUKIですが、昔コーラスグループに所属していたので、コーラスが得意です。僕は大阪育ちの韓国人のJINです。ファッションが好きで、特技は語学。日本語、英語、韓国語の3ヶ国語を話せます。
YUTA:そんなJINは、すっごく方向音痴でびっくりするほど(笑)。
ISSY:僕と2年近く一緒に暮らしているのですが、家を出た瞬間から方向音痴で、最寄りの駅まで辿りつけないんです(笑)。最寄り駅まで歩いて5~10分ほどなのですが…。
SAM:それから忘れ物が多い(笑)。僕はフィリピンと日本のハーフのSAMです。洋楽が好きで、UNIONEでは洋楽のテイストを交えて歌っています。
JIN:SAMはとにかくおしゃべり。ずーっと喋っていて、UNIONEのムードメーカーです。
YUUKI:なのでSAMちゃんが全然喋らないときは「今日何か嫌なことがあったのかな」とわかりますね。それから、自分が聴いている歌をほかの人にも聴かせたがる!特にYUTAくんがよく被害に遭っています(笑)。
YUTA:彼は移動中とかも常にいつも音楽を聴いているのですが、「これ良くない?」とイヤフォンを耳に突っ込んできます(笑)。僕は最年長ということもあって、そんな様子を含め「おもしろいな」とみんなを見ています。
JIN:だけどYUTAはいじりどころが多くて可愛い(笑)!
YUUKI:それから料理が超うまい!
YUTA:ファーストシングルのMVの中でも料理をしているシーンがあるのですが撮影時、ものすごく好き嫌いが激しいメンバーのために、2種類のパスタを作りました。
YUUKI:あれは本当に絶品でした。それから時間などもきっちりしっていて、お兄さん的存在です。
SAM:YUTAくんの歌声は、温かい感じがします。それから、メンバーの中でも高音が得意。懐かしさもありつつ、包み込むような温かさがあるかと思います。
ISSY:コーラスを作っていくうえでメインになってくれるYUUKIは、心強いメンバーの1人。柔らかくていい声です。
JIN:UNIONEのブラックスパイスのSAMの歌声には、洋楽やR&Bのニュアンスがあります。歌の中のストーリーを表現するのも上手。日本ではあまり聴かれない魅力のある声だと思います。
YUUKI:JINくんはパワフルだけど、繊細な部分も持ち合わせています。力強さがスパイスになっていて、インパクトを与える歌声と歌い方はUNIONEにとっての武器!
YUTA:出会った頃から思っていましたが、ISSYの歌声には色気があります。グループには韓国、フィリピンにルーツを持つメンバーがいて、洋楽が得意な2人に対し、「昭和歌謡」に親しんで育ったISSYは、日本の歌を歌わせたら自分の色にしますね。
YUTA:メジャーデビューを発表した静岡でのライブは思い出深いです。最初の頃はライブをしても「UNIONE」の歌を聴きに来てくれる方は3人ほどでした。そんな時期もありましたが、ライブを重ねていく中で、ファンの方が増えていって、今ではものすごくたくさんの方が集まってくれるようになりました。本当にありがたいです。デビューを発表したときも、たくさんの方が集まってくれて、中には泣いて喜んでくれた方もいました。
SAM:レコーディング前に、デビュー曲の「One Sided Love」を初めて聴いたときに「あ、名曲だ」と思ったことがこれまでの1番の思い出です。「僕たちにすごく合う」と直感があって、レコーディングに臨みました。
ISSY:ソニーミュージックからデビューするのですが、CMの最初に“キュイン”という効果音には感激しました。曲が完成して、UNIONEのPVの最初にも“キュイン”の効果音が流れて…。初めて聞いたときの感動は忘れられません。
JIN:UNIONE結成前、別のグループにいたYUUKIくんに「一緒にやっていかない?」と声をかけたのですが、すごく悩んで考えてくれた結果、僕たちのグループに入ってくれたことはとても嬉しくて印象に残っています。一緒にゲームをするなど仲が良く、毎日のようにカラオケに行っていたのですが「歌声が素敵だな」と思って誘ったんです。
YUUKI:前に所属していたグループが解散となったとき、大学生だったのですが、音楽を続けるか、就職をするかで悩んでいたんです。JINくんに声をかけてもらって、もう1回歌を歌うチャンスをもらいました。悩んだ末「これを逃したら、一生後悔する」とUNIONEに入ることを決めたのですが、同じタイミングで一度脱退したYUTAくんも戻ってくると聞いて、風向きが変わったというか「うまくいく」と確信を得ましたね。2月のワンマンライブでは会場も一体になり「UNIONE、めっちゃいい!」と自分の中で再認識できました。
YUTA:UNIONE結成前、YUUKI以外の4人で活動をしていて、ライブをきっかけにYUUKIと知り合いました。そんな中で、僕は1年ほどグループを離れ、3人のサポートに周り、新しいメンバーを入れるとなったときも一緒に新メンバーを探していました。歌いたい気持ちはありましたが、まさか自分が再び入るなんて思ってもみなかったです。
YUUKI:YUTAくんが戻ってくると聞いたときは、泣きそうになるくらいに嬉しかったです。自分が穴を埋めるのではなく、好きだった4人の中に入れることはすごいことだと思って。5人で歌えると思ったら、いっそうわくわくしました。
ISSY:結成からまもなくしてデビューが決まり、気持ちが追いついていないのが正直なところです。実感があまり沸きませんが、日々の積み重ねでファンが増えていったことも事実。「本当にデビューするの?」と思うこともありますが、テレビに映っている自分の姿を見ると「俺、映ってる!すげぇ!」と嬉しくなります(笑)。
YUTA:みんなも同じように感じているかと思いますが、僕個人としては、一度グループを離れていることもあるので、まさか自分が歌手になれるなんて思ってもみませんでした。夢が実現して、ここから5人で力を合わせてがんばっていかなければなりません。そして、僕たちだけの力ではここまで大きくなることはできなかったとも感じています。ファンのみんなをはじめ、UNIONEに関わってくださるスタッフさんなど、僕たちが思っている以上にたくさんの方の力があってこそ。その方たちへの感謝の気持ちを忘れずにがんばっていきたいですね。
JIN:ライブハウスで2、3人ほどのお客さんからのスタートでしたが、どんどん応援してくれる方が増えていったので今があります。わからないことだらけで、未熟な部分もたくさんありますが、未熟な僕たちと応援してくださるファンの方と一緒にUNIONEを作っていきたいですね。
― 2、3人のファンを前に歌うといったことはどのようなお気持ちだったのでしょう?
JIN:凹むことも事実ですが、2、3人でも最高のパフォーマンスをすることを心がけていました。
― どのようにファンの方が増えていったのでしょうか?
SAM:路上ライブを重ねて、次第に応援してくれる方が増えていきました。
YUUKI:冬の寒空の下で、コートを着て、手袋とマフラーをして、ニット帽を被って歌っていました。クリスマスも路上ライブをしていて、街行く恋人の中で歌っていたことも(笑)。
YUUKI:タイトルの通り、片思いの曲ですが切ないバラードではなく、甘酸っぱい応援歌のようなポップチューンで、元気な気持ちになれる曲です。夏にもぴったりな一曲で、同世代の方に共感していただけるかと思います。
ISSY:好きな子にアタックするんだけど、玉砕してしまうといったストーリーになっています。2番のBメロの歌詞の中で、男の子がマニュアルを習うといった内容が出てきます。ぜひ、歌詞にも注目してほしいですね。
― 素敵な歌詞ですが、お気に入りのフレーズを教えてください。
JIN:自分が歌っているパートで、最後のサビの前の「あきらめてばかりの Sad Life 終わらせたくて」という部分です。「あきらめてばかりだけど、それを終わらせたい」という前向きな気持ちを表現しているところが好きです。
SAM:僕も自分のパートなのですが「言えないI LOVE YOU」というフレーズ。楽曲のストーリーを締めくくる大切な部分なので、とくに感情を込めて歌っています。5人それぞれにパートがありますが、みんな歌詞に対してどのように表現するかを一生懸命考えて歌っています。
― カップリングには、ORANGE RANGEさんの「花」のカバーが収録されるということですが、こちらも話題になりそうですね。
JIN:「花」は5人全員が、学生時代に聴いていた大好きな曲。今回「5人でカバーしてみたい」ということになり、カバーさせていただきました。
YUTA:カップリングでいうと、僕は「Friendship」という友情を歌った曲がお気に入りです。メンバーはUNIONEの仲間でもあり、友達でもあります。そんなUNIONEを表現しているかのような曲です。
JIN:歌い出しの「イヤフォンで奏でる Favorite song 聴かせていた」という歌詞があるのですが、この曲をいただき、初めて聴いたときにみんなで「これ、SAMだ!」となりました。たまたまなのですが「UNIONEらしい!」とみんなが思いましたね。
SAM:みんなの声が合わさったときの音色が大好きです。それは僕たちにしか作ることのできない音楽。5人で奏でるハーモニーこそUNIONEです。
JIN:育った環境も性格も個性もバラバラな5人が出会い、仲の良い友達になり、一緒に音楽をやりたいとなって始まったUNIONE。仲の良い友達5人の個性が集まったときのサウンドは、ほかのグループには負けないものだと思います。
YUTA:UNIONEはボーカルユニットで、コーラスグループでもなければ、ダンスをするわけでもありません。5人それぞれに魅力があり、その5つの歌声が重なって1つの音楽を作り上げています。歌唱力だけは負けないですね。
YUUKI:歌声や歌い方がみんな異なり、それぞれに魅力がありますが、キャラクターも全員濃い!グループの仲の良さも音楽を通して伝わるといいですね。
ISSY:仲が良いからこそ、意見を言い合え、みんなが納得できる最高のものを作ることができます。それから、ライブではフォーメーションはなく、公演ごとに歌い方や立ち位置が異なります。なので、何度来ていただいても楽しめるのではないかと思います。これもUNIONEらしさですね。
JIN:アジアの人たちに日本の音楽の良さを伝えられるグループになっていきたいです。世界でも「いいな」と思ってもらえるグループになるため、いろんなことにチャレンジしていきたいです。
YUTA:これまで、渋谷のクラブハウスを中心に活動していたので、いろんな会場でライブをしたいという思いがあります。各地の大きいホール、アリーナやドームといろんなことを経験し、海外にも僕たちの音楽を広げていきたいです。
ISSY:いろんな目標がありますが、まずは日本で誰もが知っているアーティストなること。そこからアジア、世界と活動の場を広げていきたいです。
YUUKI:具体的にあげると、僕は紅白に出たいです。紅白に出演される方は、誰もが知る国民的な歌手の方ばかり。僕たちも国民的なグループを目指してがんばっていきたいです。
SAM:紅白もですが、年末の音楽番組にたくさん出演したいですね。小さい頃から毎年、録画して見ていて憧れていました。怒涛の年末を過ごして、年を越したいです。
JIN:メジャーデビューは、たくさんのファンやスタッフ、いろんな人たちに支えられての結果です。出会った人を大切にして、感謝の気持ちを忘れないことで、これからも大きな目標や夢が叶うのだと思います。
YUTA:一歩を踏み出す勇気と努力が大切。何事も最初の一歩がなければ、その先へは繋がっていきません。どんなに大きく、無謀だと思うような夢でも、踏み出してみないとわからない。また、この世界にいえることですが、努力だけで叶うことでなく、運の強さも必要です。ですが、その大きな運を引き寄せるためには、努力も欠かせません。努力なくして、夢は叶わないかと思います。
SAM:やはりあきらめないこと。僕自身、一度はあきらめかけた時期がありました。でも、どこかで追い続けている自分がいて、音楽が好きな気持ちを止めてはダメだと気付きました。人生一度しかないし、好きなことをとことんやってからあきらめたいと思ったんです。何もせずにあきらめたら、ずっと後悔すると思います。好きなことに対して、チャレンジして突き進むことが大切です。
YUUKI:「あきらめなかった数と、夢が叶う数は一緒」というのが僕の座右の銘です。僕自身、大学4年生のときに夢を追って自主退学しました。親に謝り「どうしてもあきらめられない」と思いを伝え、教授には「バカじゃないの?」と言われました。でも、メジャーデビューが決まったことを教授に報告しに行ったら「すごいな」と言ってくれて。あきらめなくてよかったと心から思います。
ISSY:僕は「歌手になる」と言い続けてきました。バカにされたこともありましたが、誰かに話すことで、自分にプレッシャーをかけてきました。曲げずにいたからこそ、今があるのだと思います。もともと歌うことが好きで、カラオケに行っても「うまい」と言ってもらえたことが歌手を目指したきっかけですが、夢を口にし続けて、このメンバーに出会えて、こうしてお仕事ができている今は本当に幸せです。
― ありがとうございました。
デビューへの思いやグループの歴史を率直に語ってくれたUNIONE。異例のスピードでメジャーデビューという大きな夢を叶え、業界注目も彼らにも、路上ライブやほんの数人しかファンがいなかった苦節があった。デビューを前に、期待に胸をふくらませている5人が、圧倒的な歌唱力と仲の良さゆえのチームワークを武器に、世界に羽ばたくことを期待したい。(modelpress編集部)[PR]提供元:ソニーミュージック
・収録曲
1. One Sided Love
2. Sci-Fi Girl
3. Friendship
4. 花(ORANGE RANGEカバー)
そんな彼らのデビューシングルとなる「One Sided Love」は片思いを歌った、甘酸っぱいラブソング。5人5色の歌声が絡み合い、メロディを成す。
ネット上では“イケメン5人組”とビジュアルも高く評価され、話題に。そして、圧倒的な歌唱力とは裏腹、ユニークなキャラクターも彼らを語るうえで欠かせない。「ハイブリッド・エンジン」「やんちゃ小僧」といったキャッチコピーを持ち、メンバー間の仲の良さを滲ませるSNSも微笑ましい。
UNIONEってどんな人たち?
― 異なる歌声、異なるキャラクターやバックグラウンドを持つ5人が集まったUNIONEのみなさんですが、自己紹介をお願いします。ISSY:ISSYです。持ち前の明るさでUNIONEの“ハイブリッド・エンジン”として活動しています。
YUUKI:ISSYはTwitterで誤字をすることが多いドジっ子です(笑)。
JIN:「桃太郎」のことを「鬼太郎」ってね(笑)。言い間違いも多くて、コップの下に置く「コースター」を「スクーター」と言っていました。
YUUKI:あと「リスペクト」のことを「リクペスト」とも(笑)。ISSY語録がたくさんあります。僕はUNIONEの末っ子で、静岡県富士市出身です。最年少なので、いつも笑顔で明るくいられるように心がけています。
JIN:UNIONEの“やんちゃ小僧”のYUUKIは、末っ子なのでちょっとわがままなところも(笑)。それからいっつも「ポケモン」をやっています。そんな性格のYUUKIですが、昔コーラスグループに所属していたので、コーラスが得意です。僕は大阪育ちの韓国人のJINです。ファッションが好きで、特技は語学。日本語、英語、韓国語の3ヶ国語を話せます。
YUTA:そんなJINは、すっごく方向音痴でびっくりするほど(笑)。
ISSY:僕と2年近く一緒に暮らしているのですが、家を出た瞬間から方向音痴で、最寄りの駅まで辿りつけないんです(笑)。最寄り駅まで歩いて5~10分ほどなのですが…。
SAM:それから忘れ物が多い(笑)。僕はフィリピンと日本のハーフのSAMです。洋楽が好きで、UNIONEでは洋楽のテイストを交えて歌っています。
JIN:SAMはとにかくおしゃべり。ずーっと喋っていて、UNIONEのムードメーカーです。
YUUKI:なのでSAMちゃんが全然喋らないときは「今日何か嫌なことがあったのかな」とわかりますね。それから、自分が聴いている歌をほかの人にも聴かせたがる!特にYUTAくんがよく被害に遭っています(笑)。
YUTA:彼は移動中とかも常にいつも音楽を聴いているのですが、「これ良くない?」とイヤフォンを耳に突っ込んできます(笑)。僕は最年長ということもあって、そんな様子を含め「おもしろいな」とみんなを見ています。
JIN:だけどYUTAはいじりどころが多くて可愛い(笑)!
YUUKI:それから料理が超うまい!
YUTA:ファーストシングルのMVの中でも料理をしているシーンがあるのですが撮影時、ものすごく好き嫌いが激しいメンバーのために、2種類のパスタを作りました。
YUUKI:あれは本当に絶品でした。それから時間などもきっちりしっていて、お兄さん的存在です。
5人が奏でるハーモニー
― みなさんの仲の良さも伝わってきます。抜群の歌唱力を誇るみなさんですが、それぞれどのような特長があるのでしょう?SAM:YUTAくんの歌声は、温かい感じがします。それから、メンバーの中でも高音が得意。懐かしさもありつつ、包み込むような温かさがあるかと思います。
ISSY:コーラスを作っていくうえでメインになってくれるYUUKIは、心強いメンバーの1人。柔らかくていい声です。
JIN:UNIONEのブラックスパイスのSAMの歌声には、洋楽やR&Bのニュアンスがあります。歌の中のストーリーを表現するのも上手。日本ではあまり聴かれない魅力のある声だと思います。
YUUKI:JINくんはパワフルだけど、繊細な部分も持ち合わせています。力強さがスパイスになっていて、インパクトを与える歌声と歌い方はUNIONEにとっての武器!
YUTA:出会った頃から思っていましたが、ISSYの歌声には色気があります。グループには韓国、フィリピンにルーツを持つメンバーがいて、洋楽が得意な2人に対し、「昭和歌謡」に親しんで育ったISSYは、日本の歌を歌わせたら自分の色にしますね。
脱退・加入・結成…固く結ばれた絆
― まさに5人5色の歌声なんですね。そんなみなさんですが、出会いや結成など、グループの歴史の中で心に残っている出来事を教えてください。YUTA:メジャーデビューを発表した静岡でのライブは思い出深いです。最初の頃はライブをしても「UNIONE」の歌を聴きに来てくれる方は3人ほどでした。そんな時期もありましたが、ライブを重ねていく中で、ファンの方が増えていって、今ではものすごくたくさんの方が集まってくれるようになりました。本当にありがたいです。デビューを発表したときも、たくさんの方が集まってくれて、中には泣いて喜んでくれた方もいました。
SAM:レコーディング前に、デビュー曲の「One Sided Love」を初めて聴いたときに「あ、名曲だ」と思ったことがこれまでの1番の思い出です。「僕たちにすごく合う」と直感があって、レコーディングに臨みました。
ISSY:ソニーミュージックからデビューするのですが、CMの最初に“キュイン”という効果音には感激しました。曲が完成して、UNIONEのPVの最初にも“キュイン”の効果音が流れて…。初めて聞いたときの感動は忘れられません。
JIN:UNIONE結成前、別のグループにいたYUUKIくんに「一緒にやっていかない?」と声をかけたのですが、すごく悩んで考えてくれた結果、僕たちのグループに入ってくれたことはとても嬉しくて印象に残っています。一緒にゲームをするなど仲が良く、毎日のようにカラオケに行っていたのですが「歌声が素敵だな」と思って誘ったんです。
YUUKI:前に所属していたグループが解散となったとき、大学生だったのですが、音楽を続けるか、就職をするかで悩んでいたんです。JINくんに声をかけてもらって、もう1回歌を歌うチャンスをもらいました。悩んだ末「これを逃したら、一生後悔する」とUNIONEに入ることを決めたのですが、同じタイミングで一度脱退したYUTAくんも戻ってくると聞いて、風向きが変わったというか「うまくいく」と確信を得ましたね。2月のワンマンライブでは会場も一体になり「UNIONE、めっちゃいい!」と自分の中で再認識できました。
YUTA:UNIONE結成前、YUUKI以外の4人で活動をしていて、ライブをきっかけにYUUKIと知り合いました。そんな中で、僕は1年ほどグループを離れ、3人のサポートに周り、新しいメンバーを入れるとなったときも一緒に新メンバーを探していました。歌いたい気持ちはありましたが、まさか自分が再び入るなんて思ってもみなかったです。
YUUKI:YUTAくんが戻ってくると聞いたときは、泣きそうになるくらいに嬉しかったです。自分が穴を埋めるのではなく、好きだった4人の中に入れることはすごいことだと思って。5人で歌えると思ったら、いっそうわくわくしました。
異例のスピードでメジャーデビュー 胸中に迫る
― 異例の速さでのメジャーデビューと業界でも話題のみなさん。デビューを控えた今の心境は?ISSY:結成からまもなくしてデビューが決まり、気持ちが追いついていないのが正直なところです。実感があまり沸きませんが、日々の積み重ねでファンが増えていったことも事実。「本当にデビューするの?」と思うこともありますが、テレビに映っている自分の姿を見ると「俺、映ってる!すげぇ!」と嬉しくなります(笑)。
YUTA:みんなも同じように感じているかと思いますが、僕個人としては、一度グループを離れていることもあるので、まさか自分が歌手になれるなんて思ってもみませんでした。夢が実現して、ここから5人で力を合わせてがんばっていかなければなりません。そして、僕たちだけの力ではここまで大きくなることはできなかったとも感じています。ファンのみんなをはじめ、UNIONEに関わってくださるスタッフさんなど、僕たちが思っている以上にたくさんの方の力があってこそ。その方たちへの感謝の気持ちを忘れずにがんばっていきたいですね。
JIN:ライブハウスで2、3人ほどのお客さんからのスタートでしたが、どんどん応援してくれる方が増えていったので今があります。わからないことだらけで、未熟な部分もたくさんありますが、未熟な僕たちと応援してくださるファンの方と一緒にUNIONEを作っていきたいですね。
― 2、3人のファンを前に歌うといったことはどのようなお気持ちだったのでしょう?
JIN:凹むことも事実ですが、2、3人でも最高のパフォーマンスをすることを心がけていました。
― どのようにファンの方が増えていったのでしょうか?
SAM:路上ライブを重ねて、次第に応援してくれる方が増えていきました。
YUUKI:冬の寒空の下で、コートを着て、手袋とマフラーをして、ニット帽を被って歌っていました。クリスマスも路上ライブをしていて、街行く恋人の中で歌っていたことも(笑)。
デビューシングル「One Sided Love」に込めた思い
― デビューシングル「One Sided Love」はどのような楽曲ですか?YUUKI:タイトルの通り、片思いの曲ですが切ないバラードではなく、甘酸っぱい応援歌のようなポップチューンで、元気な気持ちになれる曲です。夏にもぴったりな一曲で、同世代の方に共感していただけるかと思います。
ISSY:好きな子にアタックするんだけど、玉砕してしまうといったストーリーになっています。2番のBメロの歌詞の中で、男の子がマニュアルを習うといった内容が出てきます。ぜひ、歌詞にも注目してほしいですね。
― 素敵な歌詞ですが、お気に入りのフレーズを教えてください。
JIN:自分が歌っているパートで、最後のサビの前の「あきらめてばかりの Sad Life 終わらせたくて」という部分です。「あきらめてばかりだけど、それを終わらせたい」という前向きな気持ちを表現しているところが好きです。
SAM:僕も自分のパートなのですが「言えないI LOVE YOU」というフレーズ。楽曲のストーリーを締めくくる大切な部分なので、とくに感情を込めて歌っています。5人それぞれにパートがありますが、みんな歌詞に対してどのように表現するかを一生懸命考えて歌っています。
― カップリングには、ORANGE RANGEさんの「花」のカバーが収録されるということですが、こちらも話題になりそうですね。
JIN:「花」は5人全員が、学生時代に聴いていた大好きな曲。今回「5人でカバーしてみたい」ということになり、カバーさせていただきました。
YUTA:カップリングでいうと、僕は「Friendship」という友情を歌った曲がお気に入りです。メンバーはUNIONEの仲間でもあり、友達でもあります。そんなUNIONEを表現しているかのような曲です。
JIN:歌い出しの「イヤフォンで奏でる Favorite song 聴かせていた」という歌詞があるのですが、この曲をいただき、初めて聴いたときにみんなで「これ、SAMだ!」となりました。たまたまなのですが「UNIONEらしい!」とみんなが思いましたね。
これぞUNIONE!5人が思う強み
― みなさんが思う“UNIONEの強み”を教えてください。SAM:みんなの声が合わさったときの音色が大好きです。それは僕たちにしか作ることのできない音楽。5人で奏でるハーモニーこそUNIONEです。
JIN:育った環境も性格も個性もバラバラな5人が出会い、仲の良い友達になり、一緒に音楽をやりたいとなって始まったUNIONE。仲の良い友達5人の個性が集まったときのサウンドは、ほかのグループには負けないものだと思います。
YUTA:UNIONEはボーカルユニットで、コーラスグループでもなければ、ダンスをするわけでもありません。5人それぞれに魅力があり、その5つの歌声が重なって1つの音楽を作り上げています。歌唱力だけは負けないですね。
YUUKI:歌声や歌い方がみんな異なり、それぞれに魅力がありますが、キャラクターも全員濃い!グループの仲の良さも音楽を通して伝わるといいですね。
ISSY:仲が良いからこそ、意見を言い合え、みんなが納得できる最高のものを作ることができます。それから、ライブではフォーメーションはなく、公演ごとに歌い方や立ち位置が異なります。なので、何度来ていただいても楽しめるのではないかと思います。これもUNIONEらしさですね。
国民的グループ&世界を目指す
― いよいよメジャーデビューで希望に満ち溢れているかと思います。これからの目標や目指している場所をお聞かせください。JIN:アジアの人たちに日本の音楽の良さを伝えられるグループになっていきたいです。世界でも「いいな」と思ってもらえるグループになるため、いろんなことにチャレンジしていきたいです。
YUTA:これまで、渋谷のクラブハウスを中心に活動していたので、いろんな会場でライブをしたいという思いがあります。各地の大きいホール、アリーナやドームといろんなことを経験し、海外にも僕たちの音楽を広げていきたいです。
ISSY:いろんな目標がありますが、まずは日本で誰もが知っているアーティストなること。そこからアジア、世界と活動の場を広げていきたいです。
YUUKI:具体的にあげると、僕は紅白に出たいです。紅白に出演される方は、誰もが知る国民的な歌手の方ばかり。僕たちも国民的なグループを目指してがんばっていきたいです。
SAM:紅白もですが、年末の音楽番組にたくさん出演したいですね。小さい頃から毎年、録画して見ていて憧れていました。怒涛の年末を過ごして、年を越したいです。
デビューを叶えて思う“夢を叶える秘訣”
― 最後に異例の速さでアーティストデビューという夢を叶えたみなさんから“夢を叶える秘訣”をお願いします。JIN:メジャーデビューは、たくさんのファンやスタッフ、いろんな人たちに支えられての結果です。出会った人を大切にして、感謝の気持ちを忘れないことで、これからも大きな目標や夢が叶うのだと思います。
YUTA:一歩を踏み出す勇気と努力が大切。何事も最初の一歩がなければ、その先へは繋がっていきません。どんなに大きく、無謀だと思うような夢でも、踏み出してみないとわからない。また、この世界にいえることですが、努力だけで叶うことでなく、運の強さも必要です。ですが、その大きな運を引き寄せるためには、努力も欠かせません。努力なくして、夢は叶わないかと思います。
SAM:やはりあきらめないこと。僕自身、一度はあきらめかけた時期がありました。でも、どこかで追い続けている自分がいて、音楽が好きな気持ちを止めてはダメだと気付きました。人生一度しかないし、好きなことをとことんやってからあきらめたいと思ったんです。何もせずにあきらめたら、ずっと後悔すると思います。好きなことに対して、チャレンジして突き進むことが大切です。
YUUKI:「あきらめなかった数と、夢が叶う数は一緒」というのが僕の座右の銘です。僕自身、大学4年生のときに夢を追って自主退学しました。親に謝り「どうしてもあきらめられない」と思いを伝え、教授には「バカじゃないの?」と言われました。でも、メジャーデビューが決まったことを教授に報告しに行ったら「すごいな」と言ってくれて。あきらめなくてよかったと心から思います。
ISSY:僕は「歌手になる」と言い続けてきました。バカにされたこともありましたが、誰かに話すことで、自分にプレッシャーをかけてきました。曲げずにいたからこそ、今があるのだと思います。もともと歌うことが好きで、カラオケに行っても「うまい」と言ってもらえたことが歌手を目指したきっかけですが、夢を口にし続けて、このメンバーに出会えて、こうしてお仕事ができている今は本当に幸せです。
― ありがとうございました。
デビューへの思いやグループの歴史を率直に語ってくれたUNIONE。異例のスピードでメジャーデビューという大きな夢を叶え、業界注目も彼らにも、路上ライブやほんの数人しかファンがいなかった苦節があった。デビューを前に、期待に胸をふくらませている5人が、圧倒的な歌唱力と仲の良さゆえのチームワークを武器に、世界に羽ばたくことを期待したい。(modelpress編集部)[PR]提供元:ソニーミュージック
UNIONEプロフィール
ISSY、YUUKI、JIN、SAM、YUTAの5人組ボーカルユニット。2015年12月14日より、UNIONEとして活動をスタート。ストリートライブやライブハウスを中心に活動し、2016年2月28日にはUNIONEとして初となるワンマンを成功に収める。メンバー全員がメインを張れる歌唱力を持ち、2016年7月27日にSMEレコーズから「One Sided Love」でデビュー。UNIONEデビューシングル「One Sided Love」
2016年7月27日発売・収録曲
1. One Sided Love
2. Sci-Fi Girl
3. Friendship
4. 花(ORANGE RANGEカバー)