高畑充希、EXILE岩田剛典は「共犯者」 “今最も忙しい女優”の「色んなことが変わった」1年 モデルプレスインタビュー
2016.06.03 07:00
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女優の高畑充希(24)が、モデルプレスのインタビューに応じた。2016年は、月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)で幕を開け、最終回から入れ替わるように、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(総合、月~土あさ8時~)がスタート。月9と同クールには、連続ドラマ「東京センチメンタル」(テレビ東京系)にも出演し、CMにも次々抜てき。さらに、6月4日にはEXILE兼三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典とともにW主演を務める映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が公開するなど、“今最も忙しい女優”のひとりと呼ばれるほどの活躍ぶりを見せている。
映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』は、「図書館戦争」「フリーター、家を買う。」「空飛ぶ広報室」「阪急電車」「三匹のおっさん」など数多くの作品が映像化されているベストセラー作家・有川氏の恋愛小説「植物図鑑」が原作。彼女の作品の中でも胸キュン度が最も高い120万部を超えるベストセラーで、全てが思うようにならないOL・さやか(高畑)が家の前で倒れていた青年・樹(岩田)と出会い、成り行きで風変わりな同居生活を続けるうちに心を通わせていくさまを描く。
2013年度後期に放送されたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」での歌唱シーンが大きな話題を呼び、じわじわとブレイク。デビュー以降、ミュージカル女優としてのキャリアを重ね、ミュージカル・ピーターパンの8代目主役としても活躍するなど、以前からその演技力は高く評価されてきた。その印象もあってか、「ごちそうさん」で一気に…というよりは、少しずつ世間に浸透していった気がする。
「私、半年先のことも考えられないタイプなので、目の前のことをがむしゃらにやって来て、ハッと気がついたらこうなっていたって感覚なんです。『植物図鑑』の撮影もそうだったし、同じ時期に舞台の稽古もあって、とにかく濃い夏を過ごしたなって。『植物図鑑』では初めて主演という立場で映像作品に携わって、自分のいる場所が変わってきたな、すごく難しくなってきたなって感じました。性格的には、主演ってあんまり向いてないんです。生徒会長とか、絶対にやらないタイプだったので(笑)。人を引っ張るのはあんまり得意ではないので、どんどん荷物が増えていってるような気がしています。もちろん、その分得るものも大きかったです」。
実際に対面してからは「仲良くなるまでに時間がかからなかった」という2人。「正直、普段出会うことのないフィールドの人なので、どうなるか想像もつかなかったんです」と明かしたが、会えばその不安も吹っ飛び「体育会系な部分と上品な部分があって、現場では樹としてみんなの癒やしになってくれていました。一般的には、俳優さんと女優さんが仲良すぎると…ってなるかと思いますが、あの現場は仲良くなればなるほど、スタッフさんも盛り上がってくださって、それが映画の中にそのままでたと思っています。カメラが回ってないときも、ナチュラルに役名で呼び合っていたので、撮り終わった後に普通の名前で呼び合うのが変な感じがするくらいでした(笑)」と撮影は順調そのもの。
数々の胸キュンシーンについては「今観ると恥ずかしい」と言いながらも「現場では、全く恥ずかしくなかったんですよ」と振り返る。「どのくらい女子を、監督を、スタッフさんを悶絶させるかってことを考えていました。だから、岩田さんは相手役というより“共犯者”(笑)。スタッフさんは、私たちをキャーキャー言いながら見てくれていました(笑)」とどうやらその計画は、上手くいったようだ。
胸キュン要素の詰まった、女性向けのラブストーリー映画。多くの観客が、きっと高畑に感情移入をして、映画を鑑賞することになる。
「色々な世代の方にもちろん観ていただきたいけど、岩田さんのファンの方たちに共感してもらえるヒロインになりたかったんです」。そう自分にかけたプレッシャーは、彼女の演技プランをより明確にしていった。「映画なので順番通りの撮影って訳にはいかなかったですが、出来る限り気持ちを繊細に変化させていきたいと思いながら演じました」と、何気ない日常を切り取ったようなその演技は、ごく自然に観るものを物語の世界に運んでく。
「撮影から1年経った今、ついに公開ということで、我が子が手を離れていくような感覚です」。全身全霊をかけた彼女の正直な心境だろう。
答えは、端的に「気合いと根性」。「もちろん、努力をしても報われないことはたくさんあるだろうし、失敗も絶対するだろうけど、いちいちめげない。悪いことは忘れて、良いことだけ覚えて、次の糧にして進んでいく」と、自身のキャリアを「今日までがむしゃらに走って来た」と振り返った彼女らしい言葉だ。
プレッシャーや本音も包み隠さず口にするが、ポジティブな印象を受ける人。「落ち込むことはあるんですけど、時間が経つと忘れるタイプなんですよ」とあっけらかん。可憐な容姿からは想像もできないほどタフなその姿は、「引っ張ることもできないし、主演には向いていない」という本人の言葉の説得力を失わせるには十分だった。(modelpress編集部)
2005年、ホリプロ主催「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2 ~屋上の天使」出演者オーディションで9621人の応募者から主演に合格。2007年から2012年まで6年間に渡りミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役を務めた。ミュージカル女優としての経験から、その歌唱力は業界内でも高い評価を得ている。
女優としては、映画『アオハライド』『バンクーバーの朝日』、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「軍師官兵衛」、月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)など多数の作品に出演。現在は、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(総合、月~土あさ8時~)が放送中。このほか、主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(6月4日公開)と出演映画『怒り』(9月17日公開予定)、映画『ひるね姫」(2017年)の公開が控える。また、今年の12月~来年1月には主演ミュージカル「わたしは真悟」がスタート。
原作:有川浩「植物図鑑」(幻冬舎文庫)
監督:三木康一郎
脚本:渡辺千穂
音楽:羽毛田丈史
主演:岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brother)、高畑充希
<ストーリー>
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?噛みません、しつけのできた良い子です」
普通のOL・さやかの目の前に、ある晩現れたのは、生き倒れた青年・樹。突然、2人の「半年」という期限付き同居生活が始まった。しかし彼は、自身の名前と、野草に詳しいということ以外は、謎に包まれていた。
「彼氏じゃないんだよね…?」
知らない世界を優しく教えてくれる樹と過ごすうちに、積もっていく「好き…」という気持ち。けれども、樹は突然さやかの前から消えてしまう。彼には、ある秘密があった——。
“今最も忙しい女優”高畑充希「この1年で色んなことが変わった」
撮影は昨年の夏頃。「この1年で、色んなことが変わりました。でも、自分ではまだそれに追いつけていないんです」。2013年度後期に放送されたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」での歌唱シーンが大きな話題を呼び、じわじわとブレイク。デビュー以降、ミュージカル女優としてのキャリアを重ね、ミュージカル・ピーターパンの8代目主役としても活躍するなど、以前からその演技力は高く評価されてきた。その印象もあってか、「ごちそうさん」で一気に…というよりは、少しずつ世間に浸透していった気がする。
「私、半年先のことも考えられないタイプなので、目の前のことをがむしゃらにやって来て、ハッと気がついたらこうなっていたって感覚なんです。『植物図鑑』の撮影もそうだったし、同じ時期に舞台の稽古もあって、とにかく濃い夏を過ごしたなって。『植物図鑑』では初めて主演という立場で映像作品に携わって、自分のいる場所が変わってきたな、すごく難しくなってきたなって感じました。性格的には、主演ってあんまり向いてないんです。生徒会長とか、絶対にやらないタイプだったので(笑)。人を引っ張るのはあんまり得意ではないので、どんどん荷物が増えていってるような気がしています。もちろん、その分得るものも大きかったです」。
岩田剛典は「共犯者」全員で作り上げた“胸キュンシーン”
岩田とは、今回が初共演。それゆえに「相手が誰か知らないうちから『2人の映画だから、2人の空気感が絶対大事!』と意気込んでいました」と役作りには余念がなかった。実際に対面してからは「仲良くなるまでに時間がかからなかった」という2人。「正直、普段出会うことのないフィールドの人なので、どうなるか想像もつかなかったんです」と明かしたが、会えばその不安も吹っ飛び「体育会系な部分と上品な部分があって、現場では樹としてみんなの癒やしになってくれていました。一般的には、俳優さんと女優さんが仲良すぎると…ってなるかと思いますが、あの現場は仲良くなればなるほど、スタッフさんも盛り上がってくださって、それが映画の中にそのままでたと思っています。カメラが回ってないときも、ナチュラルに役名で呼び合っていたので、撮り終わった後に普通の名前で呼び合うのが変な感じがするくらいでした(笑)」と撮影は順調そのもの。
数々の胸キュンシーンについては「今観ると恥ずかしい」と言いながらも「現場では、全く恥ずかしくなかったんですよ」と振り返る。「どのくらい女子を、監督を、スタッフさんを悶絶させるかってことを考えていました。だから、岩田さんは相手役というより“共犯者”(笑)。スタッフさんは、私たちをキャーキャー言いながら見てくれていました(笑)」とどうやらその計画は、上手くいったようだ。
「岩田さんのファンの方が圧倒的に多いというのは意識していた」
しかし、一方で感じるプレッシャーもあり「冷静な意見ですけど、映画を観に来るお客さんは、岩田さんのファンの方が圧倒的に多いというのは意識していました」と吐露する。胸キュン要素の詰まった、女性向けのラブストーリー映画。多くの観客が、きっと高畑に感情移入をして、映画を鑑賞することになる。
「色々な世代の方にもちろん観ていただきたいけど、岩田さんのファンの方たちに共感してもらえるヒロインになりたかったんです」。そう自分にかけたプレッシャーは、彼女の演技プランをより明確にしていった。「映画なので順番通りの撮影って訳にはいかなかったですが、出来る限り気持ちを繊細に変化させていきたいと思いながら演じました」と、何気ない日常を切り取ったようなその演技は、ごく自然に観るものを物語の世界に運んでく。
「撮影から1年経った今、ついに公開ということで、我が子が手を離れていくような感覚です」。全身全霊をかけた彼女の正直な心境だろう。
「夢を叶える秘訣」
インタビュー最後、高畑に「夢を叶える秘訣」を聞いた。答えは、端的に「気合いと根性」。「もちろん、努力をしても報われないことはたくさんあるだろうし、失敗も絶対するだろうけど、いちいちめげない。悪いことは忘れて、良いことだけ覚えて、次の糧にして進んでいく」と、自身のキャリアを「今日までがむしゃらに走って来た」と振り返った彼女らしい言葉だ。
プレッシャーや本音も包み隠さず口にするが、ポジティブな印象を受ける人。「落ち込むことはあるんですけど、時間が経つと忘れるタイプなんですよ」とあっけらかん。可憐な容姿からは想像もできないほどタフなその姿は、「引っ張ることもできないし、主演には向いていない」という本人の言葉の説得力を失わせるには十分だった。(modelpress編集部)
高畑充希(たかはた みつき)プロフィール
生年月日:1991年12月14日、出生地:大阪府東大阪市、身長:158cm、血液型:AB型2005年、ホリプロ主催「山口百恵トリビュートミュージカル プレイバック part2 ~屋上の天使」出演者オーディションで9621人の応募者から主演に合格。2007年から2012年まで6年間に渡りミュージカル「ピーターパン」で8代目ピーターパン役を務めた。ミュージカル女優としての経験から、その歌唱力は業界内でも高い評価を得ている。
女優としては、映画『アオハライド』『バンクーバーの朝日』、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「軍師官兵衛」、月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ系)など多数の作品に出演。現在は、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(総合、月~土あさ8時~)が放送中。このほか、主演映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(6月4日公開)と出演映画『怒り』(9月17日公開予定)、映画『ひるね姫」(2017年)の公開が控える。また、今年の12月~来年1月には主演ミュージカル「わたしは真悟」がスタート。
映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
監督:三木康一郎
脚本:渡辺千穂
音楽:羽毛田丈史
主演:岩田剛典(EXILE/三代目J Soul Brother)、高畑充希
<ストーリー>
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?噛みません、しつけのできた良い子です」
普通のOL・さやかの目の前に、ある晩現れたのは、生き倒れた青年・樹。突然、2人の「半年」という期限付き同居生活が始まった。しかし彼は、自身の名前と、野草に詳しいということ以外は、謎に包まれていた。
「彼氏じゃないんだよね…?」
知らない世界を優しく教えてくれる樹と過ごすうちに、積もっていく「好き…」という気持ち。けれども、樹は突然さやかの前から消えてしまう。彼には、ある秘密があった——。
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