“日本人唯一の抜擢”TAO、世界が注目の大作出演に込めた想い「ビジュアルで印象に残れば…」 モデルプレスインタビュー
女優のTAO(30)がモデルプレスのインタビューに応じた。全世界で話題を呼び、期待が高まっている映画「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(3月25日公開)に“唯一”の日本人として出演を果たした彼女に、大作への出演のプレッシャーや撮影時のエピソード、今後の活動の展望などを語ってもらった。
世界中で期待が高まる作品への出演 役どころは?
バットマンは、世界的大企業の取締役ブルース・ウェインとして、普段は様々な美女と遊びまわるプレイボーイ。幼い頃に両親を目の前で殺されたことで犯罪を非常に強く憎み、その財力と鍛え上げた肉体・頭脳を武器に、犯罪者を“恐怖”で支配する闇のヒーローとしての活動に命をかけている。出演のきっかけと決意
ハリウッドデビュー作となった「ウルヴァリン:SAMURAI」(2013)の演技で、ザック・スナイダー監督と妻で映画プロデュースのデボラ・スナイダーのハートを射止め、今回の出演の話が舞い込んだ。オファーについて「びっくりしました。本当に嬉しかった。日本人ではない役を演じるのは初めてで、その点もすごく嬉しかったです」と笑顔を咲かせる。そう語る“日本人ではない役”には、強い思い入れがあった。日本を代表しての出演となったものの、彼女の目標は、アジア人らしさを前に出すのではなく、ハリウッド映画になじみ、溶け込むこと。「日本人らしさが出ないように」と“マーシー・グレイブス”という役名を演じる覚悟は強いものだった。
ビッグスターより受けた刺激
自身が演じるマーシーを「レックス・ルーサーの右腕ということで、善か悪かでいえば悪役。レックスやほかのメインのキャラクターに比べると、セリフは少ないのですが、その分ビジュアルで印象に残ればと思います」と願いを込める。スーパーモデルからハリウッド女優に転身
TAOは14歳の時に日本でモデルデビューし、その後パリコレをはじめミラノ、ロンドン、ニューヨークとファッションモデルとして世界中で活躍。2009年にはアジア人初となるラルフローレンの広告モデルにも選ばれた。まさに日本を代表するトップモデルだ。現在は、女優業に力を入れている。いったん、モデルの世界より退いているが、それには「どっちつかずに見えてしまうことに、少し不本意なところがある」という彼女なりの思いがある。今は「まだまだ」だという芝居に意欲を注いでいく姿勢だ。
とはいっても、彼女が15年以上にわたり築き上げてきたモデルとしてのキャリアは、絶大な信頼を誇る。14歳にして華々しいデビューを飾ったTAOだが、アメリカ・ニューヨークに移住したことが転機となり、その頃より「いろんなことがうまく回り始めた」と振り返った。
コレクション前には、日本からもオーディションを受けに多数のモデルが現地にやってくるが、TAOは違った。コレクション後も雑誌やキャンペーンの撮影に携わっていける体制を整えていたことが評価されたと話す。ニューヨークを拠点にする日本人モデル・TAOと認識されたことが彼女の活躍を後押ししたようだ。
今でも業界では「日本人モデルといったらTAO」と名前があがるほどで、そういった話が本人の耳に入ることも。そんな声を受け「やっぱりすごく嬉しいなっていう気持ちになります。一応、一歩退いたかたちにはなりますけど、いろんな面白いクリエーションの話があればぜひやりたいですね」と期待に応える構えだ。
今後の展望と描く夢
今作では、日本人らしさを封印したが「母国の日本の作品にもっと出たい」と夢を掲げる。作品のスケールを問わず、さまざまな役を演じることが、今の女優・TAOの目標だ。最後にスーパーモデルとして第一線で活躍し、女優としても邁進中の彼女に夢を叶える秘訣を聞いてみると“妄想力”だと答える。
「妄想して自分が立つ舞台をイメージしてみる。イマジネーションすることで自然に体が動いて、一歩近づくための努力を始める後押しになるはず。夢があるのなら、妄想力を大事にしてください」
現在までの活躍は彼女の“妄想力”が導いたものなのかもしれない。世界が注目する大作で、唯一の日本人キャストとして、彼女がスクリーンで放つ存在感にも期待したい。(modelpress編集部)
TAO(たお)プロフィール
14歳で日本でモデルデビュー。2006年よりパリコレクションに参加し、その後もミラノ、ロンドン、ニューヨークとワールドワイドにファションモデルとして活躍。現在は女優として国内外問わずさまざまな作品に出演。2015年ラグビーW杯決勝戦・表彰式にアンバサダーとして登場(日本人初)。国内外のチャリティ活動にも積極的に参加しており、東日本大震災以降自ら発起人となり日米でチャリティバザーを開催。売上金全て被災地に寄付した。あわせて読みたい
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