バイトから異例の“大抜擢” 新世代クリエイター「やすだちひろ」のシンデレラストーリー<モデルプレスインタビュー>
2016.02.05 00:00
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いま、原宿ファッションシーンを牽引する、NEWアイコン「やすだちひろ」。読者モデルでもない“普通の女の子”だが、Instagramのフォロワー数は6万9千人を超え(2016年2月5日現在)、イベントを開催すればティーン女子が大熱狂。そして3月12日には初の書籍『やすだちひろと。』を発売する。愛らしくチャーミングなルックスだけでない、“やすだちひろ”の人気の理由に迫る。
やすだちひろとは?アルバイト店員がブランド立ち上げ…原宿のNEWアイコンに
彼女は1993年4月27日生まれの22歳。20歳の頃兵庫から上京し、SPINNS原宿店でショップ店員として勤務。アルバイトながら、卓越したファッションセンスとキュートなルックスで人気を集め、“カリスマ店員”と呼ばれるように。そして、SPINNSのバイヤーとして異例の抜てき。昨年8月にはオリジナルブランド「まると、さんかくと、しかくと。」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍する。ゆったりと可愛く着こなせるシルエットがティーンの支持を受け、新作を発表する度、わずか数分で完売するほどの人気ブランドとなっている。上京してからわずか2年あまり。着々とステップアップしていくにつれ、彼女自身のファンも増えていった。それはTwitterのフォロワー数5万5千人超、Instagramのフォロワー数6万9千人超という数字からも裏付けられる。ショップ店員出身の彼女だからこその“ファンとの近い距離感”もあいまって、そこで発信するファッション、ライフスタイルには毎回多くの反響が寄せられている。
やすだちひろが語る「夢の一つだった」念願叶う
そして今回、「夢だった」という念願の書籍『やすだちひろと。』を発売。同書では、普通のアルバイター“やすだちひろ”が原宿系女子のカリスマ的存在になるまでの道のりから、彼女のファッションやメイクなどを凝縮する。― 書籍の発売、おめでとうございます!
やすだちひろ:ありがとうございます!本を出すことは上京当時からの夢の一つだったので、まさか叶うことになるなんて…本当に嬉しいです!私は雑誌に出ているモデルでもないので、SNSでしか私のことを知る術がないです。なので、まず私がどういう人間なのか、経歴や仕事、どうやってSNSのフォロワーが増えていったかなど、みんなが気になっていそうなことを1冊にまとめました。
バイトからバイヤーへ転身、やすだちひろのシンデレラストーリー
― 確かに謎に包まれたやすださん。アルバイトからスタートしてバイヤーに転身、そしてブランドの立ち上げとシンデレラストーリーを歩んでいるように感じます。やすだちひろ:兵庫に住んでいた頃からアパレルでバイトをしていて、「これだ!ファッションの道に進みたい!」という強い思いがありました。ぼんやり東京に憧れを持っていたんですが、両親に相談したら背中を押してくれて…。もうそこからは本当に勢いで、「SPINNS」のバイトの面接のアポイントだけとって上京しました。無事に受かったので良かったですけど、まだ職も決まってないのによく行ったなと今では思います(笑)。
― そんなスタートから“カリスマ店員”、そしてバイヤーになるまでのやすださんの道のりについて教えて下さい。
やすだちひろ:店頭スタッフ時代に、ハンドメイドの商品を売らせてもらったことがきっかけで、いつか自分のブランドを持ちたいと思うようになったし、お客さんにも私を知ってもらえるようになりました。「やすだちひろちゃんみたいな服が着たい」と言ってくれたり、私の好きなファッションを支持してくれる子がいるんだなと感じました。
バイト時代は「辞めようと思った」夢を諦めかけた過去
でも当時はバイトの掛け持ちをしていたこともあって体力的に厳しくなり…、ショップを辞めようと思っていたんです。そんな時に、「応援してくれる子がたくさんいるのに辞めるのはもったいない。だったらバイヤーとしてうちで働かない?」と声をかけてくれた方がいたんです。その方は私がブランドを持ちたいという思いも知ってくれていたので、バイヤーになると同時にブランドの準備をさせてもらえました。本当に素敵な方たちに支えられて今の私がいるんです。感謝しかありません!
“コンプレックス”が夢をつかむ“チャンス”に
― アルバイト時代から「ブランドを持ちたい」という明確な目標があったんですね。やすだちひろ:ずっと自分の夢で、私にとってファッションは自分のコンプレックスをカバーするための手段だったんです。今はダイエットをして、いろんな服を着られるようになりましたけど、もともとは今より8~9キロくらい太っていました。オシャレには興味があるけど流行に乗りきれない、モデルさんが着てる服を見て可愛いなと憧れるけど自分には着こなせない…という時に古着に走った時期があって、そこで自分のファションを見つけました。
― それが、やすだちひろさんのブランド「まると、さんかくと、しかくと。」にもつながっている?
やすだちひろ:そうですね。コンプレックスや体型をカバーするために着ていた、ゆったりとしたシルエットや極太デニムも、「あ、可愛いな」と感じて。小さい子がほっこり着るファッションはもともと好きだったんですが、きっと私みたいにスタイルに自信がなくても、「オシャレを楽しみたい」「可愛くなりたい」と思う子はたくさんいるから、そういう子たちのために服を作ろうと思いました。
私がいつも着ているようなシルエットのものを、古着としてではなく売ることができたら、きっと需要はあるし、私が好きな服をもっと広められるなと。なので、作りたい服は最初からはっきりしていました。
― ブランド立ち上げから約半年が経ちましたが、反響を感じることはありますか?
やすだちひろ:毎回、すぐ完売になるアイテムもあるので、私の服を待っていてくれるんだなと嬉しく感じます。SNSを通してコメントをくれる方もいて、私の中身だったり発信している情報でファンになってくれる方がちゃんといるんだなって感じられて幸せです!
― ありがとうございました。
守ってあげたくなるような、ふわっとキュートな見た目とは裏腹に、夢に対するブレない思いを語る彼女は、「キラキラした熱い女性」という印象だった。次々に夢を実現させる彼女のパワーや、親しみやすいファッションが、多くの女性に共感され“憧れ”として映っているのだろう。また一つ夢を叶えた“やすだちひろ”の今後から目が離せない。(modlpress編集部)
やすだちひろSTYLE BOOK「やすだちひろと。」
SNSでフォロワーを増やし続ける、いま注目のインフルエンサー「やすだちひろ」初のスタイルブック。全国に店鋪を持つ人気アパレルショップ、SPINNS原宿のアルバイトながらバイヤーに抜擢され、自身でデザイン&モデルを務めるブランド「まると、さんかくと、しかくと。」は発売と同時に完売するほどの人気。おしゃれなだけでなく、無垢な笑顔でポジティブに行動し夢をかなえてゆく姿に、共感する女子も多数。そんな次世代のアイコンである彼女の「すべて」を詰め込んだ一冊。3月12日宝島社より発売。【CONTENTS】
■はじめましてこんにちは、やすだちひろです。
■ちひろの生きる言葉
■ちひろの31日間、着まわしてみました。
■ちひろメイク/ヘア/ネイル。
■おしゃれはディテール、なのである。
■タイムスキップ写真館。
■オーバーオール7変化。
■CHIHIRO’S DOMESTIC BRAND SELECT
■やすだちひろと、まると、さんかくと、しかくと。
■ちひろフード。
■CHIHIRO’S CULTURE
■CHIHIRO’S HISTORY
■やすだちひろと、SNSのはなし。
■客観的にみたやすだちひろ。
■やすだちひろと、100の質問。
■ちひろのこれから。
「やすだちひろと。」プレス発表会&ファン感謝イベント 開催概要
日時:2016年3月12日(土)18:00~(予定)会場:HMV&BOOKS TOKYO 7F イベントスペース(東京都渋谷区神南1丁目-21-3)
プログラム:
1 プレス向け発表、囲み対応
2 トークショー
3 本人によるサイン入りブックの販売
出演者:やすだちひろ
入場無料
やすだちひろ プロフィール
生年月日:1993年4月27日出身:兵庫県
Instagramアカウント:@chqnchii
アルバイトながらSPINNSのバイヤーに抜擢され、自分のブランドまで立ち上げた異色のクリエイター。自身のオリジナルブランド「まると、さんかくと、しかくと。」は常に完売必至。いまやモデルとしても、雑誌、イベントに引っ張りだこのヒップスター。
【Not Sponsored 記事】