志尊淳「かっこよくいなければいけない」胸キュンシーンの心がけと等身大の恋愛観 モデルプレスインタビュー
2015.10.14 13:00
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俳優の志尊淳(20)が、胸キュンシーンを演じるうえでの心がけや、自身の恋愛観を明かした。
10月17日公開の映画「先輩と彼女」で主演をつとめる志尊。同作は講談社「別冊フレンド」で2004年に連載され、約10年を経た現在も“片想いの女の子のバイブル”として愛される「先輩と彼女」(原作:南波あつこ氏)を実写映画化。美野原圭吾役の志尊をはじめ、圭吾への初めての片想いに胸を焦がす都築りか役には芳根京子、圭吾が憧れている年上の先輩、沖田葵役には小島梨里杏、圭吾の同級生で大親友の矢田哲雄役に戸塚純貴、りかの同級生で親友の桃谷木綿子役に水谷果穂といったフレッシュなキャストが集結し、甘くて苦い青春の恋物語を描く。
人気コミックの実写化が相次ぐ昨今。壁ドンに始まり、顎クイや肩ズンなど、さまざまな言葉が生まれているが、同作では志尊が“窓ドン”を披露している。インタビューでは、共演者とのエピソードや胸キュンシーンを演じるうえでの心がけ、さらには彼の恋愛観までを聞いてみた。
志尊:少女漫画原作の主人公なので、かっこよくいなければいけないと思ったので、最初はプレッシャーを感じました。役作りにあたり、原作を読みましたが、無理に原作に寄せるのではなく、なるべく自分に沿わせて、自分が表現できる範囲内で原作に寄せることを意識しました。
― 少女漫画原作の映画も多数製作されていますが、作品のかける思いをお聞かせください。
志尊:ほかの作品と比べられてしまうことや、原作が好きな方がどう思うんだろうという不安もありましたが、映画オリジナルにしたときの良さもあると思います。映画として表現するうえで、一つの映画の作品として作りたいということを監督と話していたのですが、それはできたのではないかと思います。
― 劇中では今や少女漫画や恋愛映画に欠かせない壁ドンならぬ“窓ドン”を披露されていますが、胸キュンシーンを演じるうえで心がけたことはありますか?
志尊:映画を観ている人に「今から壁ドン始まるぞ」とか「これからキスシーンだぞ」と思わせたくない気持ちがありました。僕自身も「あ、キスだ」「あ、壁ドン」と観ていて照れてしまうことがあるので、なるべくそうはさせたくなかったんです。作品に入り込み、作品の流れの一つとして観ていただきたい気持ちが強かったので、自然の流れを意識しました。
― 実際に参考にされた作品はありますか?
志尊:公開されている少女漫画原作の映画を観ましたが、キャラによってやり方が違うのだなと思いました。ただ、空気感は参考にさせていただきました。
― では、ご自身の窓ドンを評価すると?
志尊:恥ずかしくて点数をつけられません(照)。正解がわからないので、難しいですが、及第点の前後くらいはあげたいです。
志尊:本当にりかという役に合っていて、まっすぐで純粋な方。透明感もすごく、本当にいい子で、非の打ち所がないほどです。仕事になるとスイッチが入り、真摯に向き合っている姿も感心しました。彼女は今18歳ですが、18歳の頃の自分と比べると雲泥の差です。今年の夏に放送された連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)でも共演させていただきましたが、初共演は「先輩と彼女」で、映画のほうが先に撮影が行われました。ドラマでは、近くに共演していたこともあり、より踏み入った芝居の話が出来ました。
― お互い、今後の活躍が期待される役者さんですが、一緒に「先輩と彼女」を作り上げてみていかがでしたか?
志尊:初めて一緒にお芝居をさせてもらいましたが、まっすぐに伝わるものがありました。その場で生まれたことをものすごく大事にされる役者さんなので、僕としても刺激的で「あぁ、お芝居楽しいな」と感じさせる瞬間を何回も作ってもらいました。
― 圭吾が憧れているひとつ年上の先輩、沖田葵役の小島梨里杏さんとは「烈車戦隊トッキュウジャー」(テレビ朝日系)で共演経験がありますよね。
志尊:はい。また共演できると聞いたときには、役柄も違うのでどうなるんだろうと思ったのですが、「トッキュウジャー」で1年間築き上げてきた関係があるので、芝居について深く話すことが出来ました。劇中で知り合うりかに対して、圭吾と葵先輩の関係は出来上がっているものなので、それをどうやって作っていくかを話し合いました。初めて会った感じをいかに出さないか、二人の仲の良さをどうやって表現するかを相談しました。
― 共演経験があり、抜群のコンビネーションだったようですね!
志尊:共演経験があったのでやりやすかったです。お互いの空気感を大体把握しているので、すごく演じやすかったです。
志尊:地方で撮影だったのですが、一緒にお風呂に入ったり、二人でご飯を食べに行ったりしました。親友という役柄ですが、プライベートでも良い関係が築けました。
― 同年代の役者が集まったこともあり、楽しそうな現場ですね!
志尊:みんな仲が良く、お昼休憩の時間はわいわい楽しめました。撮影は2月だったのですが、みんなで寒さしのぎをしてというのも思い出深いです。
― 高校を舞台にした作品ですが、ご自身の学生時代と重ね合わせることはありましたか?
志尊:高校生の頃は、すでにこのお仕事を始めていたので、あまり学校に行けていないんです。なので、高校生活をエンジョイしたという感覚はありません。撮影を通して、学生気分を味わえるのかなとも思いましたが、カメラが回っている時間は短いものです。カメラが回っていないときには、お芝居をどうやって作るかといった空気が流れるので、高校生活をエンジョイしようという感じではありませんでした。ただ、映像として観た後には、とてもキラキラした世界にいたんだなと感じました。作品を観ているときは、高校生活の気分に浸れます。
志尊:「かっこよく撮ることが私達の仕事だから、志尊君らしくやってほしい」とおっしゃっていただけたのが印象に残っています。撮影が始まり、どうやっていけばいいんだろうと相談をしたときに「私がりか目線で映画を撮っていて、圭吾君を好きになったら正解だと思う」とアドバイスをいただき、何気ないシーンでカットがかかり「もう好きだわ!」といってもらえたときには、大丈夫なのかなと安心しました。
― 今回の作品は、志尊さんにとってどのような作品になったのかお聞かせください。
志尊:「トッキュウジャー」が終わってから最初に撮ったのがこの作品。お芝居の仕方が異なる点もあり、とても勉強になりました。自分自身、考えさせられる時間も多く、成長できたのかなと思います。また「トッキュウジャー」を除いて、長編映画で主演をさせていただくのは今回が初めて。お芝居において初心に帰れて、改めて考える良い機会になりました。
志尊:とくにこっちというのはありません。高校生の頃は、年上のお姉さんがいいなと思っていたこともありますが、最近では年下も年上も変わらないなと思うんです。結局のところ、人柄だなって。なので、年上がいい、年下がいいというのはないですね。
― なるほど。では、どのような女性に惹かれますか?
志尊:人として、しっかりモラルや常識を持っていることを重視しています。言葉遣いが丁寧な人には魅力を感じますね。性格はふんわりと優しく、おっとりとした感じのほうがいいかな。
― 好きな女性のファッションはありますか?
志尊:あまり飾っていない感じのほうが好きですね。シンプルでカジュアルな感じで、「これからデート行きます」といった格好よりもナチュラルなほうがいいですね。
― では、理想のデートのシチュエーションを教えてください。
志尊:これからの季節でいうと、イルミネーションを見に行きたいです。どちらかといえば、「遊園地に行きたい!」というよりも、ゆっくりご飯を食べたり、買い物をしたり、お散歩をしたりといったほうが好きですね。そういうまったりとしたデートがいいです。
― ありがとうございました。
映画「先輩と彼女」への思い入れや、20歳の素顔をのぞかせた恋愛観までをたっぷりと語ってくれた志尊淳。取材中の彼の姿勢からは、芝居への熱い思いや、まっすぐで誠実な彼の人となりを感じさせた。甘いルックスで、今後さらなる活躍が期待される若手俳優が魅せる“窓ドン”には、多くの女性が心を奪われるに違いない。(modelpress編集部)
出身地:東京都
身長:178cm
2011年俳優デビュー。2014年、スーパー戦隊シリーズの第38作「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演のライト/トッキュウ1号役を務める。ほか、連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(2015年、TBS系) やスペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2015年、フジテレビ系)などに出演。
人気コミックの実写化が相次ぐ昨今。壁ドンに始まり、顎クイや肩ズンなど、さまざまな言葉が生まれているが、同作では志尊が“窓ドン”を披露している。インタビューでは、共演者とのエピソードや胸キュンシーンを演じるうえでの心がけ、さらには彼の恋愛観までを聞いてみた。
壁ドンに代わる“窓ドン”に挑戦 少女漫画原作へのプレッシャー
― 人気コミックの実写映画「先輩と彼女」で主演をつとめられた志尊さん。出演にあたり、プレッシャーはありましたか?志尊:少女漫画原作の主人公なので、かっこよくいなければいけないと思ったので、最初はプレッシャーを感じました。役作りにあたり、原作を読みましたが、無理に原作に寄せるのではなく、なるべく自分に沿わせて、自分が表現できる範囲内で原作に寄せることを意識しました。
― 少女漫画原作の映画も多数製作されていますが、作品のかける思いをお聞かせください。
志尊:ほかの作品と比べられてしまうことや、原作が好きな方がどう思うんだろうという不安もありましたが、映画オリジナルにしたときの良さもあると思います。映画として表現するうえで、一つの映画の作品として作りたいということを監督と話していたのですが、それはできたのではないかと思います。
― 劇中では今や少女漫画や恋愛映画に欠かせない壁ドンならぬ“窓ドン”を披露されていますが、胸キュンシーンを演じるうえで心がけたことはありますか?
志尊:映画を観ている人に「今から壁ドン始まるぞ」とか「これからキスシーンだぞ」と思わせたくない気持ちがありました。僕自身も「あ、キスだ」「あ、壁ドン」と観ていて照れてしまうことがあるので、なるべくそうはさせたくなかったんです。作品に入り込み、作品の流れの一つとして観ていただきたい気持ちが強かったので、自然の流れを意識しました。
― 実際に参考にされた作品はありますか?
志尊:公開されている少女漫画原作の映画を観ましたが、キャラによってやり方が違うのだなと思いました。ただ、空気感は参考にさせていただきました。
― では、ご自身の窓ドンを評価すると?
志尊:恥ずかしくて点数をつけられません(照)。正解がわからないので、難しいですが、及第点の前後くらいはあげたいです。
芳根京子・小島梨里杏の印象
― 志尊さん演じる圭吾に思いを寄せるりか役を演じた芳根京子さんの印象をお聞かせください。志尊:本当にりかという役に合っていて、まっすぐで純粋な方。透明感もすごく、本当にいい子で、非の打ち所がないほどです。仕事になるとスイッチが入り、真摯に向き合っている姿も感心しました。彼女は今18歳ですが、18歳の頃の自分と比べると雲泥の差です。今年の夏に放送された連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)でも共演させていただきましたが、初共演は「先輩と彼女」で、映画のほうが先に撮影が行われました。ドラマでは、近くに共演していたこともあり、より踏み入った芝居の話が出来ました。
― お互い、今後の活躍が期待される役者さんですが、一緒に「先輩と彼女」を作り上げてみていかがでしたか?
志尊:初めて一緒にお芝居をさせてもらいましたが、まっすぐに伝わるものがありました。その場で生まれたことをものすごく大事にされる役者さんなので、僕としても刺激的で「あぁ、お芝居楽しいな」と感じさせる瞬間を何回も作ってもらいました。
― 圭吾が憧れているひとつ年上の先輩、沖田葵役の小島梨里杏さんとは「烈車戦隊トッキュウジャー」(テレビ朝日系)で共演経験がありますよね。
志尊:はい。また共演できると聞いたときには、役柄も違うのでどうなるんだろうと思ったのですが、「トッキュウジャー」で1年間築き上げてきた関係があるので、芝居について深く話すことが出来ました。劇中で知り合うりかに対して、圭吾と葵先輩の関係は出来上がっているものなので、それをどうやって作っていくかを話し合いました。初めて会った感じをいかに出さないか、二人の仲の良さをどうやって表現するかを相談しました。
― 共演経験があり、抜群のコンビネーションだったようですね!
志尊:共演経験があったのでやりやすかったです。お互いの空気感を大体把握しているので、すごく演じやすかったです。
現場の雰囲気と共演者とのエピソード
― 同級生で親友の矢田哲雄役を演じた戸塚純貴さんとも交流はありましたか?志尊:地方で撮影だったのですが、一緒にお風呂に入ったり、二人でご飯を食べに行ったりしました。親友という役柄ですが、プライベートでも良い関係が築けました。
― 同年代の役者が集まったこともあり、楽しそうな現場ですね!
志尊:みんな仲が良く、お昼休憩の時間はわいわい楽しめました。撮影は2月だったのですが、みんなで寒さしのぎをしてというのも思い出深いです。
― 高校を舞台にした作品ですが、ご自身の学生時代と重ね合わせることはありましたか?
志尊:高校生の頃は、すでにこのお仕事を始めていたので、あまり学校に行けていないんです。なので、高校生活をエンジョイしたという感覚はありません。撮影を通して、学生気分を味わえるのかなとも思いましたが、カメラが回っている時間は短いものです。カメラが回っていないときには、お芝居をどうやって作るかといった空気が流れるので、高校生活をエンジョイしようという感じではありませんでした。ただ、映像として観た後には、とてもキラキラした世界にいたんだなと感じました。作品を観ているときは、高校生活の気分に浸れます。
作品への思い
― 監督から演出でどのような指導がありましたか?志尊:「かっこよく撮ることが私達の仕事だから、志尊君らしくやってほしい」とおっしゃっていただけたのが印象に残っています。撮影が始まり、どうやっていけばいいんだろうと相談をしたときに「私がりか目線で映画を撮っていて、圭吾君を好きになったら正解だと思う」とアドバイスをいただき、何気ないシーンでカットがかかり「もう好きだわ!」といってもらえたときには、大丈夫なのかなと安心しました。
― 今回の作品は、志尊さんにとってどのような作品になったのかお聞かせください。
志尊:「トッキュウジャー」が終わってから最初に撮ったのがこの作品。お芝居の仕方が異なる点もあり、とても勉強になりました。自分自身、考えさせられる時間も多く、成長できたのかなと思います。また「トッキュウジャー」を除いて、長編映画で主演をさせていただくのは今回が初めて。お芝居において初心に帰れて、改めて考える良い機会になりました。
好きなタイプに理想のデート…恋愛観に迫る
― 志尊さんが演じた圭吾は、年上の先輩に想いを寄せて、次第に後輩に惹かれていきますが、プラベートでは年上の女性と年下の女性、どちらが好みですか?志尊:とくにこっちというのはありません。高校生の頃は、年上のお姉さんがいいなと思っていたこともありますが、最近では年下も年上も変わらないなと思うんです。結局のところ、人柄だなって。なので、年上がいい、年下がいいというのはないですね。
― なるほど。では、どのような女性に惹かれますか?
志尊:人として、しっかりモラルや常識を持っていることを重視しています。言葉遣いが丁寧な人には魅力を感じますね。性格はふんわりと優しく、おっとりとした感じのほうがいいかな。
― 好きな女性のファッションはありますか?
志尊:あまり飾っていない感じのほうが好きですね。シンプルでカジュアルな感じで、「これからデート行きます」といった格好よりもナチュラルなほうがいいですね。
― では、理想のデートのシチュエーションを教えてください。
志尊:これからの季節でいうと、イルミネーションを見に行きたいです。どちらかといえば、「遊園地に行きたい!」というよりも、ゆっくりご飯を食べたり、買い物をしたり、お散歩をしたりといったほうが好きですね。そういうまったりとしたデートがいいです。
― ありがとうございました。
映画「先輩と彼女」への思い入れや、20歳の素顔をのぞかせた恋愛観までをたっぷりと語ってくれた志尊淳。取材中の彼の姿勢からは、芝居への熱い思いや、まっすぐで誠実な彼の人となりを感じさせた。甘いルックスで、今後さらなる活躍が期待される若手俳優が魅せる“窓ドン”には、多くの女性が心を奪われるに違いない。(modelpress編集部)
志尊淳(しそん・じゅん)プロフィール
生年月日:1995年3月5日出身地:東京都
身長:178cm
2011年俳優デビュー。2014年、スーパー戦隊シリーズの第38作「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演のライト/トッキュウ1号役を務める。ほか、連続ドラマ「表参道高校合唱部!」(2015年、TBS系) やスペシャルドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2015年、フジテレビ系)などに出演。
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