モデルプレスのインタビューに応じた古川雄輝【モデルプレス】

“超ハイスペック”イケメン・古川雄輝が本格ブレイク一直線 人気の秘密&素顔に迫る モデルプレスインタビュー

2015.09.18 17:00

俳優・古川雄輝(27)が、本格ブレイクの兆しを見せている。古川といえば、不朽の恋愛バイブルと呼ばれる人気マンガ「イタズラなKiss」をドラマ化した「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(2013年※シーズン2は2014年、フジテレビTWO)でIQ200の天才イケメン・入江直樹役を演じた注目株。同作は、日本のみならず中国でも同時配信され、その影響で中国版ツイッターWeiboのフォロワー数が140万人超え、さらに「男神(=「憧れの男性」という意味)」と呼ばれるなど、絶大な支持を得た。今年5月に公開された映画「脳内ポイズンベリー」では主演の真木よう子の相手役で話題を集めたほか、今冬公開のカリスマ的人気コミックの映画化作品「ライチ☆光クラブ」では「帝王」を名乗るゼラ役、そして2016年公開の日韓合作映画「風の色」では主演を、さらにSF映画「太陽」(2016年)の公開も控えるなど、今勢いに乗る。モデルプレスでは今回、ブレイク必至の古川にインタビューを実施し、その素顔に迫った。

  

“超ハイスペック”な経歴を持つイケメン俳優

2010年、ホリプロ創業50周年を記念し開催された新人発掘オーディション「キャンパスター★H50withメンズノンノ」で審査員特別賞を受賞し芸能界入り。2011年、映画「高校デビュー」で俳優デビューを果たした。180cmの長身、抜群の小顔に“塩顔”系のルックス、声色はセクシーさを感じさせる落ち着いたトーン、と女性心をくすぐる要素が満載。華麗な受賞歴や外見だけでも人気の理由はうなずけるが、注目すべきはスペックの高さだ。

7歳よりカナダに移住し、高校入学と同時に単身アメリカ・NYへ。高校時代をNYで過ごした後、慶応義塾大学理工学部に入学。大学では制御理論を研究しエンジニアを目指す傍ら、ダンスサークルの代表を務める多才ぶりを発揮。そして2009年には、ミスター慶應に輝いた…と“超ハイスペック”な経歴を持つ。

ファン目線で“積極的な交流” 人気の秘密はここにも「全員にフェアでいたい」

2013年の「イタズラなKiss」以降、彼を取り巻く環境は確実に変化し続けている。「街でよく話しかけられるようになりました。以前は、『◯◯出てましたよね?』『◯◯役の人』とか、ひどいときは『俳優さんですよね?』と(笑)、話しかけられていたんですが、今は名前を呼んでもらえる機会が増えました。あとは、Twitterでファンの方がたくさんのコメントをくださるので、そういう部分で知名度が上がってきたのかな、と思うことがあります」と彼自身もそれを実感しているようで、中国での爆発的な人気については「反響の大きさは感じていますが、『日本にもファンはたくさんいます』って日本のファンの方はちょっと嫉妬してくれているみたいです(笑)」と茶目っ気たっぷりに語る。

Twitterで積極的なコミュニケーションを
“超ハイスペック”な経歴以外にも、彼がファンの心を掴んでいる理由のひとつにTwitterでの積極的な交流がある。ファンから届いたプレゼントを公開したり、日常の些細な出来事や日頃の感謝を伝えたりと、そこではコミュニケーションを図っている。

「プレゼントを送ったときに、直接本人に送るわけではないので、『本当に届いているのかな?』って不安じゃないですか?いただいたことはもちろんありがたいですから、『ちゃんと使っているよ』というのを伝えたい。今はTwitterなどがあるので、そこで安心してほしいなという想いがあります。ただ、全員にフェアでいたいので、直接やりとりをする、ということは避けています。みなさんに、平等でいたいなと思っているんです」。

“ファン目線”を忘れない姿勢が、現実離れした経歴にリアリティを持たせてくれる。「僕は大学を卒業してからこの業界に入ったので、ファンの方の気持ちがより分かるんですよね。芸能人じゃない時代の方が長いわけですし、不安な気持ちは理解できます」と優しく笑った。

「俳優になる気はなかった」就活のためにオーディションへ 偶然が重なった芸能界デビュー

「グランプリを獲れなかったら、その時点で辞めようって思っていた」/古川雄輝
元々、オーディションを受けたのは「就職活動のため」。当時、大学4年生。大学院に合格していたが、その一方で就職活動にも取り組んでいた。

「ダンスサークルの代表以外は何もしていなかったので、就職活動の面接でアピールできるかもしれないと思い、ミスター慶応に参加したんです。そしたら優勝して、その年がたまたまホリプロの50周年で、各大学のミスターを集めたオーディションを開催していて…って偶然が重なりました。どちらかと言えば作る側に興味があって、メディア関係の会社も受けていたくらい普通の大学生だったので、『俺、俳優になろう』なんて思ったことは一度もなかったんです(笑)」。

そして、古川は“審査委員特別賞”を受賞する。オーディションの参加者は10名だった。「最初は、グランプリを獲れなかったら、その時点で辞めようって思っていたんです。10分の1の確率で勝てるのに、それで勝てないなら、芸能界の何万分の1になるのは無理だと」。しかし、結果的には俳優の道へと進むことになる。「グランプリの方が、ドラマや映画に出て活躍していたら、すごい悔しい思いをするんだろうなって思ったんです。そうなるのが嫌だって理由だけで、やろうって決めました」と、どうやら負けず嫌いな一面もあるようだ。

性格を自己分析 イタキス“入江くん”のイメージは「複雑」

そんな彼は、自身の性格を「マイペースな人見知り」と分析。さらに、「少し変わってるかも…」と続け、「具体的には?」と問いかけると「自分で思うっていうよりは、人に言われることが多いんです」と客観視した。

その半面、「イタズラなKiss」で演じた“ツンデレな入江くん”がはまり役過ぎたせいか、イメージがついてまわっているのも事実。本来の自分とのギャップに戸惑いながら、「役柄で俳優さんを見るというのは、分からなくもないんです。強烈な役をやるとそのイメージがついてしまう。でも、僕たちはただ演じているだけなので、“入江くん”ではないんです。その期待に応えられない部分があるので、複雑な気持ちです」と本音を明かす場面も。

今後については、「そういうイメージを壊していきたい」と意欲的。「ひとつのイメージだけがついてしまうと、同じようなタイプの役ばかりが回ってきてしまう。みなさんの中でそのイメージだけが固まってしまうことは、役者としてはあんまりよくない気がするんです」と熱を入れ、「役者としては、どんなイメージにも役にもはまるようにならなきゃいけない。僕は27歳なので、自分の役者としてのプランを立てる上で、“入江くん”だけのイメージっていうのは払拭していきたい」と、さらなる飛躍に向け準備は万端のようだ。

「夢を叶える秘訣」を語る

夢を叶える秘訣は「諦めずに努力すること」/古川雄輝
最後に「夢を叶える秘訣」を聞いてみると、「諦めずに努力すること」とシンプルな答えが返ってきた。「途中で諦めてしまうと、夢は終わってしまいますから」と続けたその目は、輝きに満ちていた。

話題作が次々と控え、人気も知名度も急上昇中の今。この先、彼はどんな顔を見せてくれるのだろうか?――「ファンのみなさんが知らない新しい僕を見せることができると思う」――これからの活躍に、期待は膨らむばかりだ。(modelpress編集部)

古川雄輝 プロフィール

1987年12月18日生まれ。東京に生まれ、7歳でカナダ・トロントへ。以後11年間海外で育つ。高校入学と同時に単身アメリカ・NYへ。18歳で帰国し、慶應大学理工学部に入学。大学では制御理論を研究しエンジニアを目指す。2009年ミスター慶應に選ばれたことをきっかけに、2010年ホリプロ50周年を記念して開催された新人俳優発掘オーディション“キャンパスターH★50withメンズノンノ”にて演技力を高く評価され審査員特別賞を受賞。ドラマ「イタズラなKiss~Love in TOKYO」(2013年※シーズン2は2014年、フジテレビTWO)をはじめ、2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」、映画「潔く柔く」、2015年映画「脳内ポイズンベリー」などに出演。また、2015年冬には映画「ライチ☆光クラブ」、2016年には日韓合作の主演映画「風の色」、SF映画「太陽」の公開が控えている。今年の12月には「Yuki Furukawa Event 2015」と題したファンイベントを、12月22日に東京で、12月25日に大阪で開催する。



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