森星「いつまでも前に進めない」テレビ出演への決意と葛藤、今後の目標を語る
モデルの森星(23)が、モデルプレスのインタビューに応じた。約1年半活動していたファッション誌「CanCam」専属モデルを2013年11月に卒業、その後は、2014年1月に出演した「王様のブランチ」(TBS系)をきっかけにバラエティ番組に多数出演。周りをハッピーにするビッグスマイルは瞬く間に幅広い世代に愛され、今年4月からは歴史ある番組「新チューボーですよ!」(TBS系)の7代目アシスタントに抜擢された。しかし、実は芸能活動を開始したとき、テレビ番組に出演するのを躊躇する気持ちがあった。
姉・森泉の影響「すごくかっこよかった」
彼女の祖母は世界的デザイナーの森英恵、そして姉はモデルでタレントの森泉。ファッション一家で育った星は、小さい頃から「モデルになりたい」と芸能界に憧れ、2007年頃から読者モデルとしてその活動をスタートさせた。現在は、国内外の雑誌や広告、ファッションショー等で活躍するモデルと昨年からバラエティ番組を中心としたタレントの仕事もスタート。そうしようと思ったきっかけは、やはり10歳も年齢が離れている泉の影響が大きかったそうで、「10歳の頃から、姉の撮影現場に付いて行きました。そこで、モデルの顔とタレントの顔があるのを知って…。姉が2つの顔を使い分けている姿がすごくかっこよかったんです」。
バラエティ番組に出演する決意
「CanCam」時代は、「男前」「ちょいモード」などのクールなマニッシュスタイルを得意としていた。当時は、ミステリアスな女性を理想としていたため、SNSやテレビ番組で自分をさらけ出すことには抵抗があったという。「本当はそれ(ミステリアスな女性)を守りたかったのですが、夢があるのに、それだけをやっていたらいつまでも前に進めないなと思って」と、イメージを覆すため、同誌卒業を機にテレビ番組に出演することを決意した。その結果、「テレビ番組に出演してから、『星ってこういう人なんだ』と驚かれました。こういう表現もするんだ」と。「でも毎回テレビのお仕事を雑誌感覚でやっているので、ファッションにすごくこだわっています。自分でコーディネートもやっているんですよ」とバラエティ番組でもモデルとしての一面をしっかりと見せている。
人に見られる仕事の大変さに悩んだ時期
順風満帆な芸能生活を送っているかのように見えるも、テレビ番組出演が増えるにつれて、人に見られる仕事の大変さに悩み、葛藤していた時期もあった。「初めてバラエティ番組に出演したとき、なんてこんなに簡単な仕事なんだ、ありのままの自分でいればいいだけじゃんと思ったのですが、やっていけばいくほど、ありのままでいるということが本当に難しいんだと思うようになりました。気付かない間にかっこつけていたり…と、自分を作ってしまっていました。バラエティ番組に出演していくうちに、人に見られるということに対して考えすぎている自分がいたんです」。
「新チューボーですよ!」は「新しい挑戦」
そんな葛藤も乗り越え、成長した“タレント”としての星。明るく陽気なキャラクターと、自然体で親しみやすい笑顔、周囲をパッと明るくする天真爛漫な性格がお茶の間から愛されるようになった。そして、タレント業を開始してからわずか1年3ヶ月で、1994年4月に開始され、放送1000回を迎えた歴史ある番組「新チューボーですよ!」の7代目アシスタントに抜擢された。「撮影現場はすごく楽しいですよ」と胸を弾ませながらも、大役を引き受けた理由を語った。
「私、人の話しを聞くことが不得意なんです。自分のことは自分の心に聞いてどんどん話せるのですが…」と意外な一面を明かし、初MCは新しい挑戦で夢を叶えるための訓練だという。「人の話を聞くということは、その人に興味を持たないといけない。そうしないと、コミュニケーションが止まって、薄っぺらな話で終わってしまいますよね。これは将来、自分のやりたい仕事にも繋がっていくと思うのでちゃんとやっていこうと思います」。
また、大御所である堺正章氏について「学ぶことばかりで、本当に刺激を受けます。これまでいろんな方をお招きしてきたのに、今でもひとりひとりのゲストに興味を持って、真剣にお話を聞いていらして、その姿が素敵でかっこいいんです。そして、現場はとってもハッピーで愛情たっぷりな空間です」。
「すごく成長できた1年だった」
この1年間で星は、様々な経験を積み重ね、一回りも二回りも大きくなった。そして、23歳の誕生日でもある本日22日、初のスタイルブック「star」(講談社刊)を発売する。「今後、こういうことをやりたいって明確にできた1年だったのと、自分自身がすごく成長できた1年だったと思うので…。だからこそ誕生日に出すことにこだわりました」とその達成感を語った。同書は、私服スナップ、プライベート公開、ロングインタビューなどのほか、森英恵氏との初対談も収録。ファッション&プライベートを初めて明らかにする。「1番こだわった部分は、いろんな私を表現したことかな。ページをめくるたびに、まるで同じ人間じゃない驚きを読者に見てもらえると思っています。私自身も完成した本を見て、こんな私もいるんだと驚きました」と自信をのぞかせ、「可愛いだけのスタイルブックで終わらせたくなくて、これまでの人生についても語っているので、それでたくさんの人がポジティブになってくれたら嬉しいです」ととびきりの笑顔を見せた。
今後の“夢”を語る
この1年はバラエティ番組に多数出演、そして念願だったスタイルブックも発売。何度も「夢がある」と話す星に、今後について聞いてみると「今は、モデルやテレビに出演するという表舞台の仕事を中途半端に終わらせたくなくて。でも、裏方の仕事をしていた祖母がすごくかっこよかったので、裏方にもすごく興味があります。いつかはわからないけど、納得のいくまで今の仕事をやりたい!もっと自分を磨いて、自分が納得するトップになりたい(笑)」。さらに、25歳になったら挑戦したいという夢も語った。
「具体的なことは何も決まっていませんが、新しいことに挑戦しようと思います。今はトータルコーディネートという職業に魅力を感じていて…、ファッションだけでなく、メイクやヘアスタイル、ネイルとか、そういうの全部をコーディネートするお仕事をやりたい!ここに行けばトータルコーディネートしてもらえるんだという場所を作りたいんです!“星カンパニー”みたいな(笑)」。
夢を叶える秘訣とは
胸を弾ませながら、夢を語ってくれた星に、その夢を叶える秘訣も聞いてみると、「1人で叶えられるものじゃない」とキッパリ語った。「私もスタイルブックを出版するのが1つの夢でしたが、マネージャーさんやカメラマンさん、ヘアメイクさんなど、本当に多くの方が関わってくださり、その夢を叶えることができました。だから今思うのは、どんなときでも、みんなに感謝する気持ちを忘れないということ。あとは、やり遂げたい夢を明確に、リストアップすること」。
そしていつもポジティブでいることも、大切なことだという。「私の母はいつもポジティブで。そんな母を見ていると失敗したことでもそれは良い経験と捉えた方がいいと思いました。失敗を失敗と捉えないで、逆に良いことと考えて!それが夢を叶える秘訣だと思います」と最後の最後まで星らしいビッグスマイルを見せてくれた。(modelpress編集部)
森星(もり・ひかり)プロフィール
1992年4月22日生まれ、東京都出身。雑誌「CanCam」の専属モデルを経て、現在は国内外の雑誌・広告・ファッションショーなどで活躍中。また、「王様のブランチ」(TBS系)、「新チューボーですよ!」(TBS系)にレギュラー出演するなど、活躍の場を広げている。あわせて読みたい
-
森星“王子様”に憧れの眼差し「恋しちゃいそうになった」
モデルプレス
-
森星「新チューボーですよ!」MCに抜てき 巨匠・堺正章からの星評価に涙目
モデルプレス
-
森星「夢だった」念願叶う 祖母・森英恵氏との初対談も実現
モデルプレス
-
森星、“裏方”願望を告白
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年07月01日 17:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01
あなたを奪ったその日から
#11 もう一度、会いたい…二つの家族が辿り着く“終着駅”
6月30日(月)放送分
TVerで見る -
02
ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説
やりすぎ都市伝説2025 日常に潜む都市伝説
6月29日(日)放送分
TVerで見る -
03
タイムレスマン
timeleszの絆が試される新企画始動!
6月29日(日)放送分
TVerで見る -
04
月曜から夜ふかし
各都道府県のワースト1位を調査した件
6月30日(月)放送分
TVerで見る -
05
波うららかに、めおと日和
第10話 ただ、あなたの隣に
6月26日(木)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
森星、ホワイトデーは「切ない思い出ばっかり」
モデルプレス
-
森星のスラリ美脚に会場騒然 投げキス連発のハッピーランウェイ<神戸コレクション2015S/S>
モデルプレス
おすすめ特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
朝ドラ「あんぱん」鳴海唯、涙のヒロインオーディション秘話「人生を変えたい」奇跡的な縁と覚悟から巡り合った琴子役への想いとは【インタビュー】
モデルプレス
-
02
三代目JSB岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること 揺るぎない“自分軸”とは「後悔しない人生を」【「DOCTOR PRICE」インタビュー】
モデルプレス
-
03
蒔田彩珠、三代目JSB岩田剛典を思わず“がんちゃん”呼び「子供の頃からずっと…」互いの印象明かす【「DOCTOR PRICE」インタビュー】
モデルプレス
-
04
【本田響矢「めおと日和」インタビュー】瀧昌がなつ美への好意を自覚したのはいつ?心を開いたタイミングは?演じた本人に聞いた
モデルプレス
-
05
木村文乃&Snow Manラウール、10分以上の長回しで「半分くらいアドリブ」撮影序盤で“相手に聞いておきたいこと”は?【「愛の、がっこう。」インタビュー後編】
モデルプレス