福士蒼汰&有村架純「居心地がよかった」4度目の共演で変化した印象とは?“胸キュン”シーンも振り返る モデルプレスインタビュー
2015.03.12 06:00
映画「ストロボ・エッジ」(3月14日(土)公開)でW主演を務める俳優の福士蒼汰(21)と女優の有村架純(22)。ブレイクのきっかけとなったNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年前期)で初共演を果たして以来、ドラマ「スターマン・この星の恋」(フジテレビ系)、「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(日本テレビ系)と数々の作品で共演してきた2人は、今回初のラブストーリーで相手役に挑戦している。モデルプレスでは、そんな2人にインタビューを実施し、お互いの印象や今作にかける想い、そしてそこから垣間見える素顔に迫った。
“全員片想い”の切ない学園青春ラブストーリーを旬なキャストで描き出す
映画「ストロボ・エッジ」は、2007年から2010年にかけて別冊マーガレットで連載され、全10巻で累計580万部を突破した咲坂伊緒氏による少女コミックを実写化。恋愛未経験の高校1年生・木下仁菜子(有村)と学校中の女子生徒から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮(福士)を中心に描かれる“全員片想い”の切ない学園青春ラブストーリー。福士、有村のほか、山田裕貴、佐藤ありさ、入江甚儀、黒島結菜ら注目の若手キャストが集結し、「余命1ヶ月の花嫁」「きいろいゾウ」の廣木隆一監督がメガホンをとる。
“学校一のイケメン”福士蒼汰、“恋愛経験0”有村架純…役にかける想いと葛藤
― 福士さんは、学校一のイケメン役ということですが、演じてみていかがでしたか?福士蒼汰:同世代の役者さんが多かったので、すごく刺激になったし楽しかったんですが、役としては結構難しかったです。すべてを受け止めていくっていうキャラクターだったので、今まで(のイケメン役)で一番難しかったと思います。「好きっていいなよ。」(2014年公開)では、結構ガツガツいくタイプで自分の思う攻めの演技ができたんですが、蓮は受け入れて受け入れて、その上で行動するというキャラクターなので悩みました。「ん~俺、今日一回もしゃべってないけど大丈夫?」という日もあって不安だったんですが、監督がOKを出してくださるので、それを信じていました。
― 感情をあまり表に出さない蓮に対し、有村さんが演じた仁菜子はとても素直に想いを伝えるキャラクターでしたね。
有村架純:そうなんです、すごく純粋だし真っ直ぐ。ただ、それでいて天然な部分やドジな部分があるので、あまり意識して演じるとあざとくなるなって思ったんです。それで、はじめは不安だったんですけど、蓮くんが好きだっていうその想いを伝えることが一番だなって気が付いて、そこを意識して演じるようにしました。でも、好きなだけじゃ上手くいかないっていう葛藤もあって、そこを表現するのは少し難しかったです。
― 有村さんのピュアなイメージが、仁菜子にぴったりでした。演じていて、役に共感した部分は?
有村:仁菜子が蓮くんを好きだっていう一途な思いとか、我慢できなくて思わず告白しちゃったってところには「あぁ分かるな~」って共感しました。私自身、告白はしてもらいたいタイプなんですが、我慢できなくなったら言っちゃうと思うので、そこは仁菜子と一緒です。
福士:仁菜子って本当に素直ですよね。自分に蓮と同じように彼女がいたとしても、あそこまでストレートに笑顔で気持ちを言われると嫌な気分にはならないと思うんです。例えば、「好きなんだけど、でも彼女いるでしょ?」って言われたら、「そうですよ」で終わってしまう(笑)。でも、仁菜子みたいに笑顔で言われると、意識する男性も多いのではないかと思いました。
「あまちゃん」から4作目の共演で初ラブストーリー「安心感があった」オススメの胸キュンシーンは?
― お2人の共演は今回で4回目ということですが、初対面から印象が変わった部分はありますか?福士:はじめて会ったのは「あまちゃん」の記者会見でした。
有村:うん。そのとき、はじめて喋ったよね?「緊張しますねー」って言ったら「そうっすね」って。「えっ終わり!?」みたいな(笑)。少し怖いなって思っちゃいました。
福士:怖い印象持たれること多いんです。今だったらメディアの印象もあるからか、そんなことも少なくなったと思うんですけど…。
有村:そうやって考えると、今はすごく話しやすい(笑)。
福士:共演4回目ですしね(笑)。
― そんな初対面秘話が…。今回は、初めて相手役を演じたということですが、その点については?
有村:恋愛モノでの共演ははじめてなんですが、はじめましてじゃない分、やりやすかったです。前から知っていたので、安心感があったし、緊張もしなかったです。
福士:僕もやりやすかったです。役にも入りやすかったと思います。
有村:ラブストーリーなので、照れるところももちろんありますけど、やっぱり居心地がよかったって部分が大きかったです。
― 劇中では、胸キュンシーンも多数登場していますが、お2人が一番オススメするシーンを教えて下さい!
有村:…腕まくり(笑)?あそこだけはやっぱり異空間でしたね。
福士:あれは、現実にはないですね。自分一人でもまくれるし、違和感ありまくりでした(笑)。「俺はこんなことできない」って(笑)。
有村:現場でも、漫画っぽいねって話してたんです。
― ほかにも“壁ドン”やイヤホンを貸す密着シーンなんかもありましたが…?
福士:イヤホンは現実でもありえそうですよね。腕まくりに比べるとずっと自然にできたと思います(笑)。
有村:そうだね、自然な感じ。いっぱい胸キュンできるシーンが登場するので、そこも見どころですね。
福士蒼汰&有村架純が語る「夢を叶える秘訣」
― 夢に向かってがんばっているモデルプレス読者に「夢を叶える秘訣」やアドバイスを教えて下さい。有村:私は自分がなりたい姿をイメージしたり、目標を持つことが大事かなと思います。最初は漠然としたものでいいと思いますが、そこから夢に近づくためにはどうしていこうかなって徐々に具体的な目標を立てていくことが大切。あとは大きな目標を少しずつ、枝分かれしながら考えていけば近道かなって。目標も大きすぎると「届かないかな?」って思っちゃうけど、一歩ずつ近づいていくとそれも現実味を帯びてくると思います。
福士:まずは、夢や目標をはっきりさせることだと思います。そうすることによって、今何をすべきか分かってくると思うんです。結構「夢は?」って聞かれて答えられない方とか、「何のために今この仕事やってるんだろ」とか考える方も多いと思うんですけれど、自分はなぜ今ここにいるのかはっきりさせて、その上で何をすべきか考えるんです。そうすると年単位だったり月単位で、さらに細かく深く分けると実行に移しやすいのかなとは思います。僕も今英語を勉強してるんですが、同じような方がいらっしゃったら、1年だと短いから5年っていう長い歳月に設定してみることをオススメします。長いスパンに設定していれば、焦らずに続けられるのかなと思いますし、その中でも「じゃあこの月はここに特化してやってみよう」とか「リスニングやってみよう」って、そのときどきの目標も出てきますし、濃いものになってくると思います。
― とても素敵なメッセージをありがとうございます!では、最後になりますが、映画のみどころとメッセージをお願いします。
福士:登場人物みんなが片想いをしているんですが、つい全員を応援したくなるストーリーになっています。観ていてほんわか良い気持ちになる映画だと思うので、友達や家族と見に行っても楽しんでいただけると思いますが、ぜひ頑張って好きな人を誘ってみてください。
有村:観たあとには、きっと「あぁ、良い映画を観たな」、「片想いっていいなぁ」ってしみじみと思ってもらえるんじゃないかなって思います。観て良い気分になって帰ってもらえたら嬉しいです。
― ありがとうございました。
今回が4度目の共演とあって、すでに息ぴったりの福士と有村は、インタビュー中もお互いのコメントに笑みを浮かべたり突っ込んだりと終始和やかな雰囲気。その空気感は映画の中にも活きており、フレッシュな2人が紡ぎ出すピュアなラブストーリーは“胸キュン”必至。“全員片想い”の切なさと“好き”という気持ちの尊さに、きっと多くの人が心動かされるはずだ。(modelpress編集部)
「アオハライド」の咲坂伊緒原作による大ヒット少女コミックを、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でも共演した福士蒼汰と有村架純のW主演で映画化した青春ラブストーリー。
監督:廣木隆一
原作:咲坂伊緒
脚本:桑村さや香
キャスト:福士蒼汰、有村架純/山田裕貴、佐藤ありさ、入江甚儀、黒島結菜
■福士蒼汰 プロフィール
1993年5月30日生まれ、東京都出身。2011年「美咲ナンバーワン」で俳優デビューを果たす。「仮面ライダーフォーゼ」を演じ、注目を集めた後、2013年放送のNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインの相手役を演じブレイク。2014年放送の「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)では、綾瀬はるか演じる主人公の恋人役を演じ話題となった。今年は「図書館戦争 ―THE LAST MISSION―」が10月公開予定。
■有村架純 プロフィール
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2010年「ハガネの女」(テレビ朝日系)でドラマ初出演。その後は、「SPEC」(2010年、TBS系)、「11人もいる!」(2011年、テレビ朝日系)など数々の作品に出演し、2013年放送のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、小泉今日子の若かりし頃を演じブレイクする。主演映画「ビリギャル」が5月1日より公開、4月スタートの新月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ系)への出演に加え、来年(2016年)は映画「アイアムアヒーロー」が公開予定。
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