田中麗奈“大人の危険な恋愛劇”で女優としての覚悟「生々しいシーンがたくさん」
2015.01.04 07:00
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女優の田中麗奈(34)がモデルプレスのインタビューに応じた。田中と言えば、CMキャラクターをつとめたサントリー飲料水で知名度を上げ、CMでブレイクしたという数少ない女優。そんな一目置かれた存在の彼女に“女優”について語ってもらった。
1999年に「がんばっていきまっしょい」で映画デビューを果たし、「第22回日本アカデミー賞 新人俳優賞」「第36回ゴールデン・アロー賞 映画新人賞」など、新人賞を総なめ。その後は、映画やCMを中心に活動してきた。「女優とは何か」と率直に聞くと「本当に刺激的な職業ですよね」と返してくれた。
「女優ということで、すごく刺激的な人生を送らせてもらえています。あとは、没頭して仕事ができる、たくさんの人に会える。それがなかったら、普通に暮らしていて、平凡な毎日を過ごしていたのかも」。
今作では、会社の常務と3年間の不倫にピリオドを打って、いわくつきの結婚に向かおうとしている34歳OL・西田りか役。「りかはどこにでもいるような素朴な女性。自分の中では(今までの役と比べて)大きなジャンプっていうわけではないかな」と思うものの、「どこに行っても『魔性の女の役に挑戦するんでしょ』と言われて。大きくニュースに取り上げていただいた分、周囲の反響もけっこうありましたね」。
これまでも幅広いジャンルに挑戦していたが、今回はドラマの世界にだけ存在する女性ではなく「どこにでもいそうな普通の女性」ということを強調してくれた。「りかは、優しくて、あまり目立たない女性です。だから、自分には似合わないと思いながら不倫関係に陥っている――。すごく割り切っているように見えて、やはり悩んでいる」。
「この人が…」と意外な経験は誰にでもあるはず。身近にも存在しそうな人物だからこそ、役作りは「りかの状況をイメージして考えました。傷ついたり、優越感に浸ってみたり。負けたくないという勝気な部分や誰かに触発されることで自然と起こってしまう感情を」と誰にでもある人としての“感情”を学んでいた。「不倫って聞くと『よくない事』と思ってストップしちゃう自分がいたんですよね。でも自分が演じる役なので1番の理解者になりたいので、とにかく想像してみたり。そうすると体験しているような感覚になれるんですよ」。
さらに、今作ではりかを含む4人の男女の恋愛&憎悪劇が複雑に発展していく。不倫がきっかけのバトル。男女の心理戦が静かに始まっていくのだ。「けっこう最初から修羅場なんですよ。不倫がバレて奥さんが待っている家に行くシーンは、全員が騙し合い。大人がそんな事をする姿が滑稽で人間らしい。理性をどう保つのか。早速心理戦が始まるんです。奥さんも女性としてのプライドがあるので…」と見どころのひとつであるシーンを語ってくれた。
では、プレッシャーは感じないのか尋ねてみた。
「気負いせずに、お芝居に集中してやりたいです」とベテラン女優としての風格を見せ、「撮影が始まる前は“ナーバス”になる時期もあるんですよ。今もあるかもしれないけど、それは必要のない感情。反響が大きかったからこそ、プレッシャーを感じてドキドキはしていられないのです。それよりお芝居に集中しなくちゃ」と覚悟を決めていた。
「イメージすることが大事だと思います。私はイメージしてから寝るようにしているんですよ。例えば、女優になりたかったら、生き生きと働いている姿をイメージしてほしい。そのイメージは、前は遠いイメージだったかもしれませんが、だんだんと近づいてくるんです。そうすると夢というより目標になって、それが達成できたらまた違うイメージになって。そうやって自然と夢が近づいてくると思います」。
淡々と話す彼女にただならぬオーラを感じたか、やっぱり女性。穏やかな笑顔と自身で演じているにも関わらず西田りかに興味津々な姿が印象的だった。どんな役も愛し、どっぷりとはまり込んでいるからこそ、老若男女問わず、お茶の間から愛され続ける女優となったのだろう。(modelpress編集部)
■田中麗奈(たなかれな)プロフィール
1980年5月22日、福岡県生まれ。身長158センチメートル。A型。1998年にサントリー飲料水のCMキャラクターでブレイク。1999年「がんばっていきまっしょい」で映画デビューを果たした。その後、「はつ恋」「夕凪の街 桜の国」「山桜」などで映画主演。2012年にはNHK大河ドラマ「平清盛」に出演していた。
■ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」
作家・岡部えつ氏の「残花繚乱」が原作。西田りか(田中)と柏木荘太(村上弘明)の不倫関係に嫌悪感を抱いていた荘太の妻・美津子(若村麻由美)が2人を別れさせた。りかに復讐心が宿っている中、美津子は荘太の親友の弟・落合圭一(青柳翔)を紹介して見合いを設定。しかし、圭一はひそかに美津子に恋愛感情を抱いていた…。複雑な関係の4人の大人の危険な恋愛劇を繰り広げていく。
「女優ということで、すごく刺激的な人生を送らせてもらえています。あとは、没頭して仕事ができる、たくさんの人に会える。それがなかったら、普通に暮らしていて、平凡な毎日を過ごしていたのかも」。
“大人の危険な恋愛劇”で新境地
そんな彼女は、TBS系連続ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」(1月8日スタート、毎週木曜よる9時)で大人の危険な恋愛劇に挑戦する。2008年にSMAPの草なぎ剛とダブル主演した同局のドラマ「猟奇的な彼女」以来、7年ぶりの民放ドラマでの主演となる。今作では、会社の常務と3年間の不倫にピリオドを打って、いわくつきの結婚に向かおうとしている34歳OL・西田りか役。「りかはどこにでもいるような素朴な女性。自分の中では(今までの役と比べて)大きなジャンプっていうわけではないかな」と思うものの、「どこに行っても『魔性の女の役に挑戦するんでしょ』と言われて。大きくニュースに取り上げていただいた分、周囲の反響もけっこうありましたね」。
これまでも幅広いジャンルに挑戦していたが、今回はドラマの世界にだけ存在する女性ではなく「どこにでもいそうな普通の女性」ということを強調してくれた。「りかは、優しくて、あまり目立たない女性です。だから、自分には似合わないと思いながら不倫関係に陥っている――。すごく割り切っているように見えて、やはり悩んでいる」。
不倫に陥った役に好感
今作は第1話からハラハラさせるようなシーンが満載。彼の妻の罠にはまり、りかは突然フラれ、復讐に目覚めるのだ。「リアルだなと思いました。不倫をしていたらこういうことが起きるんだと思いました。生々しいシーンがたくさんあります」と物語の感想を寄せてくれた。「誰にでもあり得る話ですよね」と何度も繰り返していた田中だが、そんなりかに共感というより好感を持てたという。「この人が…」と意外な経験は誰にでもあるはず。身近にも存在しそうな人物だからこそ、役作りは「りかの状況をイメージして考えました。傷ついたり、優越感に浸ってみたり。負けたくないという勝気な部分や誰かに触発されることで自然と起こってしまう感情を」と誰にでもある人としての“感情”を学んでいた。「不倫って聞くと『よくない事』と思ってストップしちゃう自分がいたんですよね。でも自分が演じる役なので1番の理解者になりたいので、とにかく想像してみたり。そうすると体験しているような感覚になれるんですよ」。
さらに、今作ではりかを含む4人の男女の恋愛&憎悪劇が複雑に発展していく。不倫がきっかけのバトル。男女の心理戦が静かに始まっていくのだ。「けっこう最初から修羅場なんですよ。不倫がバレて奥さんが待っている家に行くシーンは、全員が騙し合い。大人がそんな事をする姿が滑稽で人間らしい。理性をどう保つのか。早速心理戦が始まるんです。奥さんも女性としてのプライドがあるので…」と見どころのひとつであるシーンを語ってくれた。
では、プレッシャーは感じないのか尋ねてみた。
「気負いせずに、お芝居に集中してやりたいです」とベテラン女優としての風格を見せ、「撮影が始まる前は“ナーバス”になる時期もあるんですよ。今もあるかもしれないけど、それは必要のない感情。反響が大きかったからこそ、プレッシャーを感じてドキドキはしていられないのです。それよりお芝居に集中しなくちゃ」と覚悟を決めていた。
夢を叶える秘訣は「イメージ」
「女優は普通に暮らしていたら、体験できないことも演技でできて。不倫の恋愛もできたりして、とにかく刺激的です」と女優人生をしみじみと回顧。どんな役でも手応えを感じながら1歩1歩じっくりと歩んでいる田中。それでも「まだまだ夢があるんです」と話す彼女に、夢を叶える秘訣を聞いてみた。「イメージすることが大事だと思います。私はイメージしてから寝るようにしているんですよ。例えば、女優になりたかったら、生き生きと働いている姿をイメージしてほしい。そのイメージは、前は遠いイメージだったかもしれませんが、だんだんと近づいてくるんです。そうすると夢というより目標になって、それが達成できたらまた違うイメージになって。そうやって自然と夢が近づいてくると思います」。
淡々と話す彼女にただならぬオーラを感じたか、やっぱり女性。穏やかな笑顔と自身で演じているにも関わらず西田りかに興味津々な姿が印象的だった。どんな役も愛し、どっぷりとはまり込んでいるからこそ、老若男女問わず、お茶の間から愛され続ける女優となったのだろう。(modelpress編集部)
■田中麗奈(たなかれな)プロフィール
1980年5月22日、福岡県生まれ。身長158センチメートル。A型。1998年にサントリー飲料水のCMキャラクターでブレイク。1999年「がんばっていきまっしょい」で映画デビューを果たした。その後、「はつ恋」「夕凪の街 桜の国」「山桜」などで映画主演。2012年にはNHK大河ドラマ「平清盛」に出演していた。
■ドラマ「美しき罠~残花繚乱~」
作家・岡部えつ氏の「残花繚乱」が原作。西田りか(田中)と柏木荘太(村上弘明)の不倫関係に嫌悪感を抱いていた荘太の妻・美津子(若村麻由美)が2人を別れさせた。りかに復讐心が宿っている中、美津子は荘太の親友の弟・落合圭一(青柳翔)を紹介して見合いを設定。しかし、圭一はひそかに美津子に恋愛感情を抱いていた…。複雑な関係の4人の大人の危険な恋愛劇を繰り広げていく。
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