綾野剛、武井咲と4年越しの約束果たす「本当に感慨深い」―深まる絆と作品に込めた想い
俳優の綾野剛(32)が、モデルプレスのインタビューに応じた。今回のインタビューでは、現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ「すべてがFになる」(毎週火曜よる9時)で、W主演を務める女優の武井咲(20)とのエピソードや作品にかける想いを語ってもらった。
4年越しの約束を果たす
2人の共演は、2010年「GOLD」(フジテレビ系)以来、4年ぶり。今回の共演について、「武井さんと再共演できることに感謝です。それも今回は2人で主役をやって作品を引っ張っていく側ですから」と心境を明かした綾野。4年という歳月を噛みしめるように語ったが、2人の俳優人生においてこの期間はとても大きなものだ。事実、「GOLD」共演後、綾野は朝の連続テレビ小説「カーネーション」(NHK)で、武井は「大切なことはすべて君が教えてくれた」(フジテレビ系)で世間から大きな注目を集めることとなった。「GOLD」での初共演後、間もなくして本格的なブレイクを果たした彼らは今、休む間もなく作品に出演する売れっ子となり、常に話題の中心にいる。
そんな綾野と武井が現在共演している「すべてがFになる」では、2人のコンビネーションも物語に欠かせない要素となるが、綾野自身もそれを実感しているようで、「武井さんと新しい役を通して新しい表情、新しい表現ができる場を作りたいと思いました。実際、僕の演じている犀川創平は個人では輪郭が出ない。太陽があるから影があるように、(武井演じる)萌絵の発している光が当たることで輪郭がはっきり出るんです。一心同体なので、お互いが良くないと良くならないんです」。
そう語る彼が、より良い作品を作り上げていく上で大切にしていることが、キャスト、スタッフとのコミュニケーション。それはどの現場でも変わらず、実際に武井とも「環境作りも含めて、色んなアイデアを出しています。一緒に作っている感じがしてる」と、積極的にコミュニケーションをとっているという。特に今回は、久々の共演とあって「『GOLD』のクランクアップのときに、『お疲れ様。また一緒にできたらいいね、20歳になったらお酒飲みにいこう』って話していたんですが、再共演し、実際に一緒にお酒を飲む機会を設けることができましたし、さらに武井さんが20歳の年に叶ったってことが、本当に感慨深いです」と、仲睦まじいエピソードも明かしてくれた。4年越しの約束を果たし、深まったその絆が、作品を良い方向に導いていく。
「確固たるものにもなると確信している」
同作は、累計350万部の同名ベストセラー(作者:森博嗣)より、理系ミステリーという新しいジャンルを定着させた「S&Mシリーズ」を初めて映像化したサイエンスミステリードラマ。綾野は、工学部建築学科の准教授・犀川創平(さいかわ・そうへい)役、W主演を務める武井はスーパー理系頭脳をもつ“リケジョ”の女子大生・西之園萌絵(にしのその・もえ)役を演じている。2話完結型で描く同作。25日放送の第6話では、森氏のデビュー作でドラマタイトルにもなっている「すべてがFになる」(1998年12月11日)の後編が描かれる。第5話で真賀田四季が密室の中で不可解な死を遂げたが、今回、その謎を犀川と西之園が徐々に解き明かしていく。
これまで、“ドラマ”というものについて「重要なのは物語ではなくて、その中で生きてる人間がいかに魅力的かということだと思うんです。キャラクターが魅力的であれば、物語は後からちゃんとついてくる。誰かに感情移入すれば、物語はちゃんと追ってくる」と考えていたという綾野。
しかし、同作においては例外のようで、「キャラクターを膨らませられるような本ではないと感じました。何かが1個抜けると内容一気に変わってしまいます。そこが非常に難しい。だから、良い意味で物語を進める駒となる。チェスのように。『すべてがFになる』では粛々と森先生の原作に忠実になるってことが大切だと思いました」。
撮影を通じて、これまでにない感覚を味わったのだろうか――彼は、「毎回毎回セットも変わる、キャストも非常に多いし、お金のかかるドラマです。たった1週間しか使ってないのに、また壊して次のセットを作り直していくわけですから。普通のドラマじゃ考えられない。それを挑戦していくことは、今後のドラマを作る上でいい影響にもなるし、きっかけにもなる。過去にこういうドラマがあったという確固たるものにもなると確信しています」と自信を覗かせた。
第6話を迎え、ドラマはついに山場を迎える。「本当の意味でようやく物語が動きます。ここから萌絵、犀川の物語がきっちり前に走り出します。そこを受けて、萌絵と犀川という人物に寄り添っていただけたら幸いです」と、想いを込めた綾野。物語と同じく、走りだした彼の足はまだまだ止まらない。(modelpress編集部)
■綾野剛 プロフィール
綾野剛
生年月日:1982年1月26日
出身地:岐阜県
身長:180 cm
血液型:A型
2003年に「仮面ライダー555」で俳優デビュー。2010年放送の「Mother」(日本テレビ系)で注目を集め、2012年NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」で認知度を上げた。2013年「八重の桜」で初の大河ドラマ出演。同年、「最高の離婚」(2013年、フジテレビ系)で「東京ドラマアウォード2013」助演男優賞を受賞。さらに、2014年には映画「横道世之介」「夏の終り」で「第37回日本アカデミー賞 新人俳優賞」に選ばれたほか、「第38回エランドール賞・新人賞」、「第22回橋田賞・新人賞」を受賞した。主演映画「そこのみにて光輝く」が第38回モントリオール世界映画祭にて最優秀監督賞を授賞、同作品が2015年米国アカデミー賞外国語部門の日本代表作品にも選出されている。
2014年10月より武井咲とのW主演ドラマ「すべてがFになる」がスタート。また、2015年には主演映画「新宿スワン」をはじめ、「S-最後の警官-」「ピース オブ ケイク」の公開が控えている。
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