元テラハ平澤遼子、担当アーティストと異例の対談実現 素顔で互いを語り合う
フジテレビ系「テラスハウス」に出演していた、ソニー・ミュージックレコーズでA&Rとして働く会社員・平澤遼子さん(25)と、担当するアーティスト・當山みれい(16)との業界異例の対談が実現した。
平澤遼子さん×當山みれい「テラスハウス」出演で…
― 約半年間一緒に仕事をしてきて、ここまでどうですか?平澤さん:本人を目の前にして言うのも恥ずかしいんですけど、初めて担当するアーティストが、こんなに素敵な子で本当に幸せだと感じています。だからこそ、彼女の魅力を最大限に引き出して世の中に伝えなければならない責任の重大さも感じます。
當山:そう言ってもらえて嬉しいですね!平澤さんをはじめとした「チームみれい」ってすごく距離が近いと思うんですよ。こんなに楽しい気持ちで活動できて私も幸せで、こんなにも笑いのツボが一緒の現場にいられて、もっと頑張ろうって気持ちになります。
平澤さん:現場の雰囲気は最高だよね。みんながいつも笑い合っている環境だからこそ、いい作品を作っていけるのだと思います。
― お互いにどんな印象をお持ちですか?
平澤さん:みれいはすごく芯が強いから、私自身気づかされることがすごく多いんです。みれいから「別にこの人のこういうところが嫌いだって言ってもいい」ってアドバイスをもらったんですね。こんな16歳、ほかにいないって感じます。
當山:年下で人生経験もないのに、こういうアドバイスしても本当に良かったのかって思いました。でもその後、テラスハウス内で歩み寄っている平澤さんの姿を見て、感情移入してテレビの前でうるうるしちゃいました。
平澤さん:ありがとう。みれいは大人と対等な目線で会話ができて、それでいて高校生にしかない視点もたくさんもっている、本当に素晴らしいと日々思っています。
當山:私の印象ははじめ、テラスハウスに入居している方だと思って緊張感がすごくありました。でも毎日会うようになって、価値観がとても近いということに気がついたんですね。普通の人だとわかってくれないことも、平澤さんはわかってくれて、考え方のベースが似ていると感じます。
平澤さん:本当に似ているよね。くだらないことでいつも笑い合っているんです。例えば、久しぶりに会ったわけでもない女の子同士が、10年ぶりの再会かと思うぐらいに抱き合う、みたいなタイプが苦手とか(笑)。
當山:竹下通りで「キャー」って言いながらね(笑)。平澤さんと出会って半年間でここまで仲良くなれるんだって驚いています。
平澤さん:そういうくだらないこともそうですけど、友達に対する考え方でも共感できる部分がたくさんあって、それを詞にして歌で表現しているところをみると、私のように自分を出すのが苦手な人にとってまさに代弁者だなって感じます。
― 當山さんの曲の中に、平澤さんが感じる悩みや思いなども登場しているんですか?
平澤さん:こういう気持ちあるよねって会話している中から歌詞が生まれることもあります。「DON’T CRY,LINE ME」(10月1日発売「Memories」収録)はLINEのお悩み相談から生まれた曲なんですけど、実際に私が悩みを相談した時のことも交えて作ってくれたりしてね。
當山:平澤さんの経験は結構インスピレーションになっています。
平澤さん:歌詞を作るヒントになればと思って、私の過去の恋愛の話をしたり…。最初はすごく恥ずかしかったんですけど、今ではだんだんと普通の会話に出てくるようになってきました。
― 過去の恋愛の話もされるんですね。平澤さんの好きなタイプの話とか?
平澤さん:そうですね。私の好きなタイプは、抜けているところがあっても、何かひとつ自分で自信をもっているモノがある人が好きです。例えば“水球”(笑)。
當山:(大爆笑)。だいぶ応援していましたよ!平澤さんに「待ち伏せしてたのー?」って聞いたりね。
平澤さん:すごいキュンキュンしてくれたんだけど、残念な結果になっちゃって(笑)。
當山:めっちゃキュンキュンしたのに、あんなことになって…。でもそういう何かに打ち込んでいるタイプは合いそう。バンドやっている人がいいかもね。
平澤さん:いいですね。
― 「テラスハウス」が終了して、寂しさもありますか?
當山:寂しいですけど、テレビの中の平澤さんと一緒に毎日笑い合っているのは不思議な感覚でした。恋愛についてこれからは直接聞こうと思います。「最近どうなんですか?」って(笑)。
平澤さん:寂しさはありますけど、これからは今まで以上に全力で仕事ができることに嬉しさもあります。時間はかかっても、彼女の良さを世の中に絶対に伝えていきます!
當山みれいソロインタビュー
対談を通し、當山は常に平澤さんと同じ目線で会話していることに気付かされた。そんな當山の魅力はなんといっても、パワフルで変幻自在なダンスパフォーマンス、そして他には替えがたい高い歌唱力。アーティストとしてのどのような思いを持ち活動しているのか、そして彼女が目指す先とは果たして―― アーティスト活動のきっかけを教えて下さい。
當山:両親がずっと音楽を聴いている家庭で育ちました。例えば父とドライブへ行くと、洋楽のコンピレーションをかけているんですね。それで自然と音楽をやりたいと思うようになって、小学2年生の時に本格的に歌とダンスを習い始めてから、歌手になりたいという気持ちが強くなりました。
― どんなアーティストになりたいと意識していますか?
當山:私にしかできないことをしようと常に心がけています。今の時代、インターネットでどこの国の音楽もリアルタイムに聴けるじゃないですか。だからといって、アメリカ人がやっていることをそのまま取り入れるだけじゃだめで、世界の中で自分の音楽はこういうところが優れているって点を持たないといけないと感じています。
― 世界で戦う上で、當山さんの勝負する点は?
當山:今は歌って踊れることと、日本語と英語を織り交ぜて歌詞を作ることですね。でもそれだけじゃだめで、これから成長していく中で、できることをもっと見つけていこうと思っています。
― 目指すアーティストはいますか?
當山:具体的にこの人みたいになりたいっていうのは持ってないですね。そのアーティストになりたいなら、そのアーティストの曲を聴けばいいと思っています。私はマイケル・ジャクソンさんみたいにカッコよく歌って踊りたいし、ビヨンセさんみたいに強い女性でありたい、リアーナさんのように色っぽさも持ちたい、色んなアーティストの良さを取り入れて、私にしかないものを作り上げたいです。
― 常にハングリー精神をもっていることを感じますが、これまでの経験で満足感を得られたことはありますか?
當山:アメリカのアポロ・シアターで開催されたアマチュアナイトで優勝した時は「やった!」と思いましたが、満足したのは一瞬ぐらいで、次の瞬間から課題が見えたんですね。次の大会ではこうしよう、そのためには何をすればいいかって必死に考えていました。
― 16歳とは思えないほど強い芯を持っていて驚きました。将来的にはどんなアーティストになりたいですか?
當山:世界で愛されるアーティストに絶対になりたいです。ビルボードでチャートインもしたいですし、「これをやらせたらみれいが一番だよね」って世界中から言われるアーティストを目指しています。
― そんな當山さんは、今回セカンド作品「Memories」(10月1日)をリリースされますが、聴きどころを教えて下さい。
當山:自分の多面性を出していこうと作ったEPです。前回と比べて進歩したところを見せられたなって思います。リミックスもすごくいい作品になっているので、こういう面もあるんだってことを知ってもらえたら嬉しいです。自信あります!
― ありがとうございました。
対談からは、2人がしっかりと絆で結ばれていることを感じずにいられなかった。同じ所で笑いあい、同じ所で真剣に語り合う、そういった素顔からは、「テラスハウス」で“平澤遼子“という名が一躍有名になったといえども、あくまでもいちA&Rとして、担当アーティストの魅力を世に広めたいという想いがしっかりと伝わってきた。
平澤さんの言う通り、當山からは絶対にブレないであろう強い芯の部分を見せつけられた。常にハングリー精神で、見据える先は世界…。そんな彼女を全力でサポートする平澤さん、そして強い信頼を見せる當山みれい、2人の固い関係は羨ましくも思えた。
これからどんな形で、當山みれいというアーティストが我々の前に現れてくれるのか、そしてその裏で一生懸命走り回る平澤さんを想像しつつ、応援していきたい。(modelpress編集部)
平澤遼子さん「テラスハウス」卒業ソロインタビュー:http://mdpr.jp/interview/1426145
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■當山みれい(とうやま・みれい)プロフィール
1998年7月27日生まれ。大阪府出身~NY経由、現役女子高生のリアルを叫ぶ次世代型ダンサーソングライター。
2013年夏まで全米トップの名門ゴスペルチーム“Gospel For Teens”に所属し、唯一のアジア人として異例のリードヴォーカル抜擢という活躍をみせた。2013年6月にシングル「TATTOO」で全米デビュー。2014年6月25日両A面シングル「Fallin' Out/I Wanna NO feat. SHUN」で日本デビュー、iTunesのR&B/ソウルアルバムチャートで1位を記録。同年6月末には米BET AWARDS前夜祭出演という日本人初の快挙を成し遂げる。力強いメッセージとダンスパフォーマンスにより、“20世紀生まれ最後のモンスター”としてグローバルな可能性に注目が集まっている。
■平澤遼子(ひらさわ・りょうこ)プロフィール
生年月日:1989年9月25日
2008年4月 東京外国語大学外国語学部東アジア課程中国語学科 入学
2011年7月~2012年6月 シンガポール国立大学 留学
2013年3月 東京外国語大学外国語学部東アジア課程中国語学科 卒業
2013年4月 株式会社ソニー・ミュージックレコーズ (現・株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ)入社
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