モデルプレスのインタビューに応じた(左より)田中美麗、石田ニコル、LiLiCo【モデルプレス】

続編決定「ファーストクラス」、キャスト陣が語るドラマの裏側と反響「社会現象だった」 モデルプレスインタビュー

2014.09.10 19:00

4月期に放送された沢尻エリカ主演フジテレビ系「ファースト・クラス」の続編が、10月より放送されることが決定。枠を毎週水曜よる10時に移動し、前作終了からわずか4カ月にして同局ドラマ史上最速の復活を遂げる。モデルプレスでは今回、第1シーズンに出演したモデルの石田ニコル(24)、タレントのLiLiCo(43)、SUPER☆GiRLSの田中美麗(17)にインタビューを行い、撮影裏話や前作の反響などドラマ秘話を語ってもらった。

  

キャストが「ファースト・クラス」を語り尽くす

「ファースト・クラス」は底辺女子が頂点を目指して成り上がる現代版・裏シンデレラストーリー。沢尻演じる主人公・吉成ちなみがファッション雑誌業界でもがく姿を描き、深夜帯ながら最終回10.3%、平均視聴率7.95%を叩き出すなどし社会現象を巻き起こした。

(左より)田中美麗、石田ニコル、LiLiCo/「a‐nation&GirlsAward lsland collection by Numero TOKYO」
(左より)田中杏子編集長、田中美麗、石田ニコル、LiLiCo、軍地彩弓氏/「a‐nation&GirlsAward lsland collection by Numero TOKYO」
インタビューは東京・国立代々木競技場内リゾートステージで開催された屋外ファッションショー「a‐nation&GirlsAward lsland collection by Numero TOKYO」のバックステージにて実施。ステージでは役になりきり華麗なウォーキングを披露した3人。さらに、雑誌「Numero TOKYO」の田中杏子編集長、ドラマ監修を務めた軍地彩弓氏を加えた5人でトークショーを行うなどしファンを楽しませた。

“したたか系セレブ帰国女子”モデルERENA役の石田、ちなみの天敵でライバル雑誌の社長・リエコ・マッカートニー役とナレーションを担当したLiLiCo、雑誌「FIRST CLASS」のエディター・小杉綾奈役の田中。クセのある役柄を演じ、ドラマにエッセンスを加えた3人がモデルプレス読者に向け「ファースト・クラス」を語り尽くす。

「このドラマは社会現象」

役になりきりクールなポーズ/(左より)田中美麗、石田ニコル、LiLiCo
― ステージお疲れ様でした。ものすごい歓声でしたね。

LiLiCo:見てた方みんな楽しめたステージになったんじゃないのかな。裏を支えてくれてた人、そして出演してる人、いろんな目線の人が集まっていてすごいいい雰囲気だったと思います。しかも、役を演じているところを生で見れるっていうのはなかなかないから!ビッチに歩くファッションショーなんてね(笑)。すごく楽しかったですよ。

石田:役を演じながらランウェイを歩くっていうのは初めての体験だったので、ちょっとドキドキしてた部分はありました。でも、笑ったあとにパッと素顔に戻ったりするっていうERENAらしいパフォーマンスをステージ上でできたっていうのが嬉しかったしすごい楽しかったです。

田中:私は1人でランウェイを歩くこと自体が初めてで、しかもそれが「ファースト・クラス」とのコラボでとても緊張しました。でも、お客さんのキャーっていう声が届いてきて…すごく嬉しかったです。

LiLiCo:歓声がすごかった。でも、私キャーなんて言われるキャラだったかな?って(笑)。嬉しいのキャーじゃなくて、怖いのキャーだったのかも(笑)。

― 歓声の大きさに、ドラマの影響力を感じますよね。

LiLiCo:本当に。すごかったですよ。私なんて最初はナレーションだけだったのに。それだけで言われるってことはないですから!8話からは実際に出演させていただいたんですけど、次の日からは街で「社長!」って声をかけられるかけられる(笑)。

― インパクトのある登場シーンでしたよね。

LiLiCo:でも、あの役は非常に正論だと思います。あんな風に強くないとやっぱり多くの人を動かせないし、上に立つ人っていうのはああならないとダメなんじゃないかな。あと、反響という点で嬉しかったのは、芸能界視聴率がすごく高かったこと。YOUさんとかが「怖いよ、LiLiCoさん」とか言って(笑)。あと、男性のお笑い芸人さんがすごい見てましたね。

― そうなんですね。では、現場でも声をかけられることが多かった?

LiLiCo:すごい言われた!

石田:私も撮影行く度に「ファースト・クラス」の話になってました。あと、私がいないところでも「ファースト・クラス見た?」ってなるって編集の方から聞きました。「見なさいよ」みたいになるって(笑)。

田中:同じく言われることが多かったです。アイドルのファン以外の方からも反響が大きくて、街とかでも「綾奈ちゃん」って役名で呼ばれることが多くなりました。

― 実際、あの世界観はリアルなんでしょうか?

LiLiCo:雑誌やファッション関係の仕事をしている友人は、「いやもうあれですよ」「リアルだね」って言ってくれました。ファッション業界の方がたくさん見てくださったってことが大事だと思うんですよ。特に私の役ってどんなに社内で頑張っても、結局ほかから買い取られちゃうって部分をリアルに描いていたので。そういうところがすごくおもしろかった。やっぱりちょっとした社会現象ですよね、このドラマは。

「最初は怖かった」ドラマ出演の反響

素に戻れば一転…弾ける笑顔を見せる/(左より)田中美麗、石田ニコル、LiLiCo
― いろんな方面から、大きな反響があったんですね。影響力のあるドラマな分、あのような一癖も二癖もある役を演じるってことはプレッシャーになったんじゃ?

LiLiCo:最初は怖かったね。演技とか出来ないし、これだけ有名なドラマで何言われるかなって思ってTwitterをみることもできなかった。だから、ドラマの本編もリアルタイムで観れなくて録画して観ました。それで、まあ大丈夫だったかな、割りとハマってたかなって、あとから。それに、この時代って昔みたいに悪役やってもツバ吐かれることないじゃないですか。あと、うちの社長はリアルタイムで観てたみたいで、「LiLiCoが出てきてコーヒー吹いたよ」って言われました(笑)。ほかにも、親友の子どもが今14歳と6歳なんですけど、「あー本当はいい人なのに怖く見えるっていうのはすごいなー。本当はいい人なのにねー」って言ってくれたらしく、それも嬉しかった。

石田:私も怖がられることがすごく多いのですが、それって本当にありがたいことだなって思ってます。私がやりたかったいじわるな子は、ちゃんと伝わってるってことだから。そこはプラスに考えて、街中で「うわっ…」とか言われても感謝。自分のやったことは正しかったんだって、思えるようになりました。

― そういう反応をしていただけるっていうのは、役を通して伝えたかったことをしっかり受け取ってもらえてるってことですもんね。

LiLiCo:そうそう、逆に嫌われても全然いいもん。嬉しい。

田中:そうですね。でも、私はあの中だといいイメージの役だったんで(笑)。

― 田中さんは、何か裏があるんじゃ?と思わせる演技が印象的でした。

田中:悪巧みな顔をしてとか、台本に書いてなかったアドリブを現場でいきなり言われたので、どうしようって思ってたんですけど、そうやって言ってもらえると嬉しいです。でも既婚者の役だったので、その雰囲気を出すことはちょっと難しかったです(笑)。

LiLiCo:まさかの17歳だもんね。ビックリしたよ。私の年齢の半分のまた半分くらいだから(笑)。

続編の発表…キャストは?

― 続編も発表され、「ファースト・クラス」ファンの方は楽しみにしていると思います。最後になりますが、そんなファンに向けて一言お願いします。

LiLiCo:まずね、社会は怖いものよって伝えたい(笑)。でも、もちろんすべての業界がこういうわけではなくていい嘘もある。ただ、これは芸能界というかファッション界だけの話だけじゃなくて、例えばスーパーのレジとかも同じだと思う。みんなが店長になりたいけど、今の店長のタイプの新人が入ってきたら、その子がいきなり店長になる…なんてこともあるじゃないですか?そういう現実ってどこにでもあるので、「はいはい、子猫ちゃん」って受け止めてこのドラマとともに楽しんでほしいなって思います。

石田:結構ドロッドロで放送ギリギリの言葉も言ってたんですけど、意外とみんなに共感してもらえたと思うんです。私も実際分かるなって思う部分がすごくあったから。そういうところを観て、少しでもストレス発散になればなって思います。日頃のストレスを楽しみに変えられるドラマです。続編に関しては、私も正直何も知らないのでワクワクドキドキしてるんですけど、今までと変わらず観ていただけたらなって思います。

田中:私も演じていてハッて驚かされる部分もあったりしたので、そういう仰天な部分を楽しんでいただきながら、続編もぜひたくさんの方に観ていただきたいと思います。

― ありがとうございました。

続編は、第1シーズンから半年後を舞台に新進気鋭のデザイナーとして働く吉成ちなみを中心に描く。前作で話題となった“マウンティング”はもちろん、男性陣との間に“ハニートラップ”が仕掛けられるなど、その凶悪度と大人度はパワーアップする。徐々に明らかとなってきた続報により、同作への期待はさらに高まる。(modelpress編集部)

(左より)田中美麗、石田ニコル、LiLiCo
■石田 ニコル(いしだにこる)プロフィール
生年月日:1990年5月29日
出身地:山口県
血液型:A型

2010年3月、「神コレモデルオーディション2010」グランプリを受賞。父親がアメリカ人で母親が日本人のハーフ。キュートなルックスと抜群のスタイルを活かし、数々の雑誌で活躍。また女優としては、2011年に映画「パラダイス・キス」に出演。現在放送中のフジテレビ系ドラマ「ファースト・クラス」(土曜よる11時10分)では、裏表のあるモデル役を演じており、話題と注目を集めている。

■LiLiCo(りりこ)プロフィール
生年月日:1970年11月16日
出身地:スウェーデン
血液型:A型

18歳の頃に来日。父親がスウェーデン人、母親が日本人のハーフ。1992年、映画の主題歌で歌手デビュー。下積みを重ね、トヨタ自動車の販売系列である「ネッツトヨタ」などのCMナレーターを担当していた。その後、TBS系「王様のブランチ」の映画コメンテーターとしてレギュラー出演するなど、以後マルチタレントとして幅広く活躍している。

田中美麗(たなかみれい)プロフィール
生年月日:1996年10月14日
出身地:埼玉県
血液型:B型

2007年「avex audition project俳優・タレント・モデルオーディション」に合格しデビュー。2008年、テレビドラマ「歌のおにいさん」(テレビ朝日系)でドラマデビュー。2010年6月12日「avex アイドルオーディション 2010」に合格し、女性アイドルグループ・SUPER☆GiRLSのメンバーとなる。

【Not Sponsored 記事】

あわせて読みたい

  1. 仲里依紗「いっぱい悩みある」プライベートも語る モデルプレスインタビュー

    モデルプレス

  2. テラハでブレイク「感謝してもしきれない」 chay、番組終了目前の心境を語る

    モデルプレス

  3. 菜々緒が石田ニコルに“公開キス” 「ファースト・クラス」の名コンビ再来

    モデルプレス

  4. 中村アン×石田ニコル×浦浜アリサ、美バスト披露のSEXYランジェリーショー

    モデルプレス

  5. 石田ニコル、ランジェリー姿で色気アピール「いつもとは違う下着」

    モデルプレス

  6. 業界初“とうふ”ブランドのランウェイデビューを人気モデルが実現

    モデルプレス

    PR

おすすめ特集

  1. 1月のカバーモデルは「25年ヒット予測」俳優部門に選出された木戸大聖

    特集

  2. 1月のカバーモデルは「25年ヒット予測」女優部門に選出された出口夏希

    特集

  3. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  4. グルメや歴史、豊かな自然に包まれる癒しの旅「鳥取女子旅」をご紹介!

    特集

  5. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  6. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  7. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  8. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  9. "史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介

    特集

  10. アパレル業界を覗いてみよう!おしゃれスタッフ&求人情報もチェック

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    前田敦子&板野友美、AKB48から20年続く“リスペクトし合える関係”「いい意味で何も混じり合わない」お互いの魅力を深く語る<インタビュー>

    株式会社KEAN Health

    PR
  2. 02

    吉柳咲良「御上先生」圧倒された共演者とは「無意識に負けた気持ちになる」切磋琢磨の撮影秘話明かす【インタビュー】

    モデルプレス

  3. 03

    なにわ男子・長尾謙杜、6キロ増量で挑んだ本気の初アクション「長尾謙杜史上1番かっこいい」【「室町無頼」インタビュー】

    モデルプレス

  4. 04

    比嘉愛未、岩田剛典は「パーフェクト人間」互いに助けられた瞬間・リスペクト語る【「フォレスト」インタビュー】

    モデルプレス

  5. 05

    日向坂46山下葉留花、小坂菜緒は“恩人” 不安な時期に救われた言葉とは「自分はここにいて良いのかなと思ったことも…」【「卒業写真だけが知ってる」インタビュー】

    モデルプレス