益若つばさ、「嫌ってほど批判されてきた」 揺れる思いを告白 モデルプレスインタビュー<前編>
2013.10.07 22:50
“Milky Bunny”(ミルキーバニー)名義で歌手活動を行う益若つばさが、11月より東京・大阪・名古屋でワンマンライブツアーを開催する。今回モデルプレスは、ライブツアーを控えるMilky Bunnyへインタビューを敢行し、歌へかける熱い思いや、歌手活動に対する揺れ動く気持ちなどを、赤裸々に語ってもらった。(前編)
この日、モデルプレスは彼女のライブリハーサルに密着した。そこには最高のライブをつくるために、真剣な眼差しと熱い言葉をもって、バンドメンバーと議論を交わす彼女の姿があった。リハーサルの熱気から、このツアーにかけるただならぬ想いが感じられた。
【前編】
― まもなく東名阪ツアーがスタートしますが、現在の心境はどうですか?
Milky Bunny:今まで二回行ったワンマンライブは東京と大阪での開催だったんです。今回名古屋でライブをするのは初の試みなので、とても楽しみですね。ファンの方もとても喜んでくれているみたいです。でも、名古屋の方は厳しいって噂もあるので…
― そうなんですか?
Milky Bunny:「よく名古屋は厳しいよ」って言われるんですけど、私は厳しさを感じたことがないくらい名古屋が好きなんですよ。名古屋の方ってすごく盛り上がるイメージがあって、私的には緊張というよりも、会えることが楽しみという気持ちでいっぱいですね。また東京と大阪でもやることで、今までMilky Bunnyを知らなかった人でも、興味を持って来てくれたらいいなと思っています。
― これまでMilky Bunnyとして色々な活動をやってきたと思いますが、最も印象に残っている出来事は何かありますか?
Milky Bunny:なんだろうなぁ。どれをとっても今までの仕事とは違うことばかりなのでいっぱいありますね。例えばレコーディングひとつとっても、自分がちょっと落ち込んでいるだけで、それが歌声にもあらわれちゃうんです。悲しい歌詞の時には、自分がその歌の世界に入りきらないと、どこか薄っぺらい感じにもなるので、声ってこんなに気持ち次第で変わっちゃうんだなと本当に驚きましたね。なのでこの仕事をされている方たちって相当なメンタルをお持ちだなと感じています。
― そうなんですね。ちなみに、ボイストレーニングはいつ頃から取り組んでいたのですか?
Milky Bunny:実は雑誌に出ている時からこっそりやっていました。長いこと音楽をやりたいという気持ちを持っていたんですけど、モデルを中心にやっていたので、歌の機会はしばらくないのかなって思っていました。でも、こうやってMilky Bunnyとしてメジャーデビュー出来るという話が来たときはすごく嬉しかったですね。歌手活動はいつも発見だらけで、楽しすぎて嫌になっちゃいます(笑)。
― 歌だけでなく、この前のワンマンライブではギタープレイも披露されていましたね。いかがでした?
Milky Bunny:難しかったです。でも夜中にギターを触っちゃうと、何時間でもやってしまうぐらい楽しいですね。ネイルも切って、地ヅメをギリギリまで短くして、久々に「特訓!」って感じのことをやっていました。時々「やりたくない」って思うこともあって。でも実際に披露するのは自分なんだから、やらないと後悔するって気持ちでとにかく練習しました。でも当日まで、「やる?やらない?」ってなるほどに出来るか不安だったんですよ。ライブ中はもういっぱいいっぱいでしたね。「ねぇ、かまって?」を演奏したんですけど、本当に難しくて。でも、普通に歌うのとはまた違った楽しさを知りましたね。
― もともと楽器は何かやられていたのですか?
Milky Bunny:まったくですよ。家にお父さんの楽器があったんですけど、「なんだこれ?」って思っていました。Milky Bunnyのライブ前にちゃんと触りだして、3ヶ月ぐらい練習しました。
― それであんなに弾けるとは驚きです。今回のツアーでもギタープレイは披露しますか?
Milky Bunny:そうですね。2曲ぐらいが目標で。今後もちょっとずつ増やしていったり、合間で披露していきたいと考えています。
― 楽しみにしています。ギタープレイでリスペクトしているアーティストさんはいますか?
Milky Bunny:「ミルクシェイクSOS!」を作ってくれたTAKUYAさん(元JUDY AND MARYのギタリスト)のギターの音は凄いなって思います。聴いたことない音をレコーディング中に弾いていて、「え?何その音?ギターなの?」ってぐらい驚いちゃいました。TAKUYAさんだけちょっと違うギター使ってるんじゃないの?」と思うほど、音がTAKUYAさんなんですよ。「こういう人がプロなんだな、やっぱりレジェンドは凄いな」と感じましたね。
― 直に触れ合うとまた違いますよね。他にもギターのエピソードはなにかありますか?
Milky Bunny:海外のギタープレイの動画を現場のスタッフと見ながら、「この何分何秒のギターの音をやりたい」って伝えたりしますね。
― では音楽を聴くときも、楽曲を分解して、楽器ごとに聴いたりもするんですか?
Milky Bunny:はい。リズムを取りたいときはベース音、静かな曲ではギター音に寄り添うように、と聴いたりしますね。Milky Bunnyのプロデュースをしてくれている方が、プロのベーシストだったんですよ。なので楽器には凄くうるさくて、「ドラムの生のズレを感じて歌って」と言われたりして、「難しいなぁ」と思いながらやっています。でも、歌うことだけに集中するのではなく、後ろにいるバンドメンバーのサウンドをしっかり聴いて、ここで盛り上がるから、自分もノッて行こうという風に勉強していますね。
― 最近、ガールズバンドも増えていて、Milky Bunnyさんの曲をコピーしている子たちもいると思いますが、なにかアドバイスを言うとしたら?
Milky Bunny:そうですね、Milky Bunnyって男子の中に女子の私がいるって感じで、“ザ・男”なんですよ。出す音もそうですし、スタイルもみんな男っぽいので、男らしくワイルドに演奏してほしいですね。でもその中に少しの女らしさも混ぜるといいかも。Milky Bunnyはそんなイメージで活動しているので、ちょっとあざとい感じでやってもらえたら良いと思います。
― 演奏する中で、「ここは大変、頑張って」というような弾きどころはありますか?
Milky Bunny:私の曲って黒鍵が多いんですね。だから私からしたら全部大変です。曲によってギターのチューニングも変えたり、半音をわざと下げたりして、そのままの音がないので、ちょっとよじれているような曲が多いんですよ。私がギタープレイで「ねぇ、かまって?」を選んだのも、やりやすかったっていう理由もあるんです。なので「ねぇ、かまって?」がやりやすいと思いますよ。他にも「Bunny Days♥」とかアップテンポ系のものから始めるのがオススメです。「ずるいよ…」などはちょっと難しいですね。
Milky Bunny:デビュー当初よりは寄り添って来ています。はじめ、「益若つばさがノリで音楽をはじめた」と思われるのがすごく嫌だったんですよ。TVや雑誌に出る前から音楽をやることが夢だったので、その2つを極端に分けようとしていました。益若つばさの時はMilky Bunnyの話をしない、その逆もですね。でもやっぱりどっちも自分で、好きなものも一緒なので、だんだんと益若つばさを通じてMilky Bunnyを知ってもらえるのが嬉しいと感じるようになったんです。それでだいぶ気持ちが楽になりました。
― どちらのほうがより自分らしくいられる、というのはありますか?
Milky Bunny:私の中ではMilky Bunnyの方が、本当の私に近いと思っているんです。益若つばさは、ファッションだったりメイクだったりをちゃんとみんなに説明しなきゃいけないので、どこかしっかりしないとっていう思いがあるんです。でもMilky Bunnyの場合は、嫌なものは嫌とそのまま歌詞に書いても成立するし、面倒くさい、楽しい、苦しい、っていう喜怒哀楽をなんでも歌に込められるので、実は益若つばさの息抜きになっている部分もあるんです。
― ということは、素の自分を発散する活動ということですか?
Milky Bunny:そうですね、ライブという形ではありますが、実際は「ストレス溜まったからみんなで集まろうか」っていう感覚ですね。これは私にとって、とても大切な場所でもあるんです。みんなにとっても、あそこへ行けば「明日も頑張ろう」って気持ちになれる、そんな場所にしていきたいですね。
― 素敵な目標ですね。ちなみにMilky Bunnyとして活動し始めた時、ファンの方からはどんな反応がありましたか?
Milky Bunny:特に女の子だと私のファッションやメイクが好きであって、「歌なんて」って思う子もたくさんいましたね。「嫌いになりました」「歌はやらないでほしい」っていうような言葉もいっぱいもらったりして。それに私は、雑誌にしろテレビにしろ何でもトントン拍子でうまくいってそうってイメージを持たれがちなんだけど、本当は2,3年下積みをして、やっと雑誌の表紙になれたり、TVに出させてもらったりしているんです。なのでこの音楽活動も、コツコツちゃんと積み重ねていって、「Milky Bunnyって素敵なんだな」っていつか分かってもらえたらいいなと思いますね。ワンマンライブをやるようになって、ちょっとだけそれがカタチになってきたかな。
― ワンマンライブをやる前とはまた違うんですか?
Milky Bunny:今までCDやMVで世界観は出せたけど、どこか“遊びっぽい”というイメージを持たれていたんですね。音楽を真剣にやってないと思われる中、「遊びって思うよね。仕方ないか」ってずっと諦めていた部分はありました。でもワンマンライブをきっかけに、バンドメンバーのおかげもあって「Milky Bunnyってカッコイイじゃん」と徐々に思ってもらえるといいですね。
― 色々な意見がある中で、活動してこられたんですね。
Milky Bunny:批判の声は今だってあります。でも私、そういうのを気にしないんですよ。ポップティーンに出ていた10代の頃、嫌ってほど批判されてきたので、もう悲しむ時期を経たというか、全然悲しくないんですよ。「わざわざ書いてくれて嬉しいな」って思うようにしています。
【後編へ続く】(モデルプレス)
■Milky Bunnyワンマンライブツアー「Milky Bunny Winter Tour 2013 Supported by modelpress」
チケット一般発売中
11月24日(日)東京SHIBUYA CLUB QUATTRO Open/Start 16:00/17:00
11月30日(土)大阪UMEDA Shangri-La Open/Start 17:00/18:00
12月1日(日)名古屋OZON Open/Start 16:00/17:00
■益若つばさプロフィール
生年月日:1985年10月13日 出身地:埼玉県越谷市 血液型:B型 身長:150cm
「Popteen」の読者モデルとして人気を博し、着用した服やアクセサリーが瞬く間に売れるなど突出した経済効果を有することから「100億円ギャル」の異名をもって知られてきた。卒業後も数々の雑誌やTV番組で活躍し、 2011年6月「Milky Bunny(ミルキー・バニー)」名義で歌手活動を開始。これまで4枚のシングルと1枚のアルバム、配信曲2曲をリリース。精力的にライブ活動も行っている。
【前編】
― まもなく東名阪ツアーがスタートしますが、現在の心境はどうですか?
Milky Bunny:今まで二回行ったワンマンライブは東京と大阪での開催だったんです。今回名古屋でライブをするのは初の試みなので、とても楽しみですね。ファンの方もとても喜んでくれているみたいです。でも、名古屋の方は厳しいって噂もあるので…
― そうなんですか?
Milky Bunny:「よく名古屋は厳しいよ」って言われるんですけど、私は厳しさを感じたことがないくらい名古屋が好きなんですよ。名古屋の方ってすごく盛り上がるイメージがあって、私的には緊張というよりも、会えることが楽しみという気持ちでいっぱいですね。また東京と大阪でもやることで、今までMilky Bunnyを知らなかった人でも、興味を持って来てくれたらいいなと思っています。
― これまでMilky Bunnyとして色々な活動をやってきたと思いますが、最も印象に残っている出来事は何かありますか?
Milky Bunny:なんだろうなぁ。どれをとっても今までの仕事とは違うことばかりなのでいっぱいありますね。例えばレコーディングひとつとっても、自分がちょっと落ち込んでいるだけで、それが歌声にもあらわれちゃうんです。悲しい歌詞の時には、自分がその歌の世界に入りきらないと、どこか薄っぺらい感じにもなるので、声ってこんなに気持ち次第で変わっちゃうんだなと本当に驚きましたね。なのでこの仕事をされている方たちって相当なメンタルをお持ちだなと感じています。
― そうなんですね。ちなみに、ボイストレーニングはいつ頃から取り組んでいたのですか?
Milky Bunny:実は雑誌に出ている時からこっそりやっていました。長いこと音楽をやりたいという気持ちを持っていたんですけど、モデルを中心にやっていたので、歌の機会はしばらくないのかなって思っていました。でも、こうやってMilky Bunnyとしてメジャーデビュー出来るという話が来たときはすごく嬉しかったですね。歌手活動はいつも発見だらけで、楽しすぎて嫌になっちゃいます(笑)。
― 歌だけでなく、この前のワンマンライブではギタープレイも披露されていましたね。いかがでした?
Milky Bunny:難しかったです。でも夜中にギターを触っちゃうと、何時間でもやってしまうぐらい楽しいですね。ネイルも切って、地ヅメをギリギリまで短くして、久々に「特訓!」って感じのことをやっていました。時々「やりたくない」って思うこともあって。でも実際に披露するのは自分なんだから、やらないと後悔するって気持ちでとにかく練習しました。でも当日まで、「やる?やらない?」ってなるほどに出来るか不安だったんですよ。ライブ中はもういっぱいいっぱいでしたね。「ねぇ、かまって?」を演奏したんですけど、本当に難しくて。でも、普通に歌うのとはまた違った楽しさを知りましたね。
― もともと楽器は何かやられていたのですか?
Milky Bunny:まったくですよ。家にお父さんの楽器があったんですけど、「なんだこれ?」って思っていました。Milky Bunnyのライブ前にちゃんと触りだして、3ヶ月ぐらい練習しました。
― それであんなに弾けるとは驚きです。今回のツアーでもギタープレイは披露しますか?
Milky Bunny:そうですね。2曲ぐらいが目標で。今後もちょっとずつ増やしていったり、合間で披露していきたいと考えています。
― 楽しみにしています。ギタープレイでリスペクトしているアーティストさんはいますか?
Milky Bunny:「ミルクシェイクSOS!」を作ってくれたTAKUYAさん(元JUDY AND MARYのギタリスト)のギターの音は凄いなって思います。聴いたことない音をレコーディング中に弾いていて、「え?何その音?ギターなの?」ってぐらい驚いちゃいました。TAKUYAさんだけちょっと違うギター使ってるんじゃないの?」と思うほど、音がTAKUYAさんなんですよ。「こういう人がプロなんだな、やっぱりレジェンドは凄いな」と感じましたね。
― 直に触れ合うとまた違いますよね。他にもギターのエピソードはなにかありますか?
Milky Bunny:海外のギタープレイの動画を現場のスタッフと見ながら、「この何分何秒のギターの音をやりたい」って伝えたりしますね。
― では音楽を聴くときも、楽曲を分解して、楽器ごとに聴いたりもするんですか?
Milky Bunny:はい。リズムを取りたいときはベース音、静かな曲ではギター音に寄り添うように、と聴いたりしますね。Milky Bunnyのプロデュースをしてくれている方が、プロのベーシストだったんですよ。なので楽器には凄くうるさくて、「ドラムの生のズレを感じて歌って」と言われたりして、「難しいなぁ」と思いながらやっています。でも、歌うことだけに集中するのではなく、後ろにいるバンドメンバーのサウンドをしっかり聴いて、ここで盛り上がるから、自分もノッて行こうという風に勉強していますね。
― 最近、ガールズバンドも増えていて、Milky Bunnyさんの曲をコピーしている子たちもいると思いますが、なにかアドバイスを言うとしたら?
Milky Bunny:そうですね、Milky Bunnyって男子の中に女子の私がいるって感じで、“ザ・男”なんですよ。出す音もそうですし、スタイルもみんな男っぽいので、男らしくワイルドに演奏してほしいですね。でもその中に少しの女らしさも混ぜるといいかも。Milky Bunnyはそんなイメージで活動しているので、ちょっとあざとい感じでやってもらえたら良いと思います。
― 演奏する中で、「ここは大変、頑張って」というような弾きどころはありますか?
Milky Bunny:私の曲って黒鍵が多いんですね。だから私からしたら全部大変です。曲によってギターのチューニングも変えたり、半音をわざと下げたりして、そのままの音がないので、ちょっとよじれているような曲が多いんですよ。私がギタープレイで「ねぇ、かまって?」を選んだのも、やりやすかったっていう理由もあるんです。なので「ねぇ、かまって?」がやりやすいと思いますよ。他にも「Bunny Days♥」とかアップテンポ系のものから始めるのがオススメです。「ずるいよ…」などはちょっと難しいですね。
批判もあった歌手活動「嫌いになりました」「歌はやらないでほしい」
― 益若つばさとMilky Bunnyはご自身の中で、分けて考えているのですか?Milky Bunny:デビュー当初よりは寄り添って来ています。はじめ、「益若つばさがノリで音楽をはじめた」と思われるのがすごく嫌だったんですよ。TVや雑誌に出る前から音楽をやることが夢だったので、その2つを極端に分けようとしていました。益若つばさの時はMilky Bunnyの話をしない、その逆もですね。でもやっぱりどっちも自分で、好きなものも一緒なので、だんだんと益若つばさを通じてMilky Bunnyを知ってもらえるのが嬉しいと感じるようになったんです。それでだいぶ気持ちが楽になりました。
― どちらのほうがより自分らしくいられる、というのはありますか?
Milky Bunny:私の中ではMilky Bunnyの方が、本当の私に近いと思っているんです。益若つばさは、ファッションだったりメイクだったりをちゃんとみんなに説明しなきゃいけないので、どこかしっかりしないとっていう思いがあるんです。でもMilky Bunnyの場合は、嫌なものは嫌とそのまま歌詞に書いても成立するし、面倒くさい、楽しい、苦しい、っていう喜怒哀楽をなんでも歌に込められるので、実は益若つばさの息抜きになっている部分もあるんです。
― ということは、素の自分を発散する活動ということですか?
Milky Bunny:そうですね、ライブという形ではありますが、実際は「ストレス溜まったからみんなで集まろうか」っていう感覚ですね。これは私にとって、とても大切な場所でもあるんです。みんなにとっても、あそこへ行けば「明日も頑張ろう」って気持ちになれる、そんな場所にしていきたいですね。
― 素敵な目標ですね。ちなみにMilky Bunnyとして活動し始めた時、ファンの方からはどんな反応がありましたか?
Milky Bunny:特に女の子だと私のファッションやメイクが好きであって、「歌なんて」って思う子もたくさんいましたね。「嫌いになりました」「歌はやらないでほしい」っていうような言葉もいっぱいもらったりして。それに私は、雑誌にしろテレビにしろ何でもトントン拍子でうまくいってそうってイメージを持たれがちなんだけど、本当は2,3年下積みをして、やっと雑誌の表紙になれたり、TVに出させてもらったりしているんです。なのでこの音楽活動も、コツコツちゃんと積み重ねていって、「Milky Bunnyって素敵なんだな」っていつか分かってもらえたらいいなと思いますね。ワンマンライブをやるようになって、ちょっとだけそれがカタチになってきたかな。
― ワンマンライブをやる前とはまた違うんですか?
Milky Bunny:今までCDやMVで世界観は出せたけど、どこか“遊びっぽい”というイメージを持たれていたんですね。音楽を真剣にやってないと思われる中、「遊びって思うよね。仕方ないか」ってずっと諦めていた部分はありました。でもワンマンライブをきっかけに、バンドメンバーのおかげもあって「Milky Bunnyってカッコイイじゃん」と徐々に思ってもらえるといいですね。
― 色々な意見がある中で、活動してこられたんですね。
Milky Bunny:批判の声は今だってあります。でも私、そういうのを気にしないんですよ。ポップティーンに出ていた10代の頃、嫌ってほど批判されてきたので、もう悲しむ時期を経たというか、全然悲しくないんですよ。「わざわざ書いてくれて嬉しいな」って思うようにしています。
【後編へ続く】(モデルプレス)
■Milky Bunnyワンマンライブツアー「Milky Bunny Winter Tour 2013 Supported by modelpress」
チケット一般発売中
11月24日(日)東京SHIBUYA CLUB QUATTRO Open/Start 16:00/17:00
11月30日(土)大阪UMEDA Shangri-La Open/Start 17:00/18:00
12月1日(日)名古屋OZON Open/Start 16:00/17:00
■益若つばさプロフィール
生年月日:1985年10月13日 出身地:埼玉県越谷市 血液型:B型 身長:150cm
「Popteen」の読者モデルとして人気を博し、着用した服やアクセサリーが瞬く間に売れるなど突出した経済効果を有することから「100億円ギャル」の異名をもって知られてきた。卒業後も数々の雑誌やTV番組で活躍し、 2011年6月「Milky Bunny(ミルキー・バニー)」名義で歌手活動を開始。これまで4枚のシングルと1枚のアルバム、配信曲2曲をリリース。精力的にライブ活動も行っている。