「パリ五輪」公式Xより

【パリ五輪】聖火台はなぜ気球?設置場所にも深い意味が

2024.07.29 15:24

26日に開会式が行われ、聖火が灯ったパリオリンピック。聖火台が異例の‟気球型”になった理由とは?

  

聖火台、‟気球型”で注目 その理由は?

開会式のハイライトとなった聖火台の点火は、柔道男子100キロ超級のテディ・リネールと陸上女子金メダリストのマリージョゼ・ペレクの2人によって行われた。

最後の聖火ランナーとして、2人はルーヴルとシャンゼリゼ通りの中間、チュイルリー庭園に設置された気球の前に足を進めた。2人が火を点けると、気球はパリの夜空に飛び立ち、セリーヌ・ディオンの歌声が流れるという壮大な点灯式となった。


聖火台が気球になったのは、1780年代、ロベール兄弟がパリで世界初の有人気球飛行を成功させたことに由来する。当時も、チュイルリー庭園に多くの見物客が集まる中で、気球が空に飛びたったという。その様子を記録した絵を見ると、ロベール兄弟の気球も聖火台の形も、ルーヴル宮殿やセーヌ川をバックに浮かび上がる風景もそっくりだ。

パリ上空に実際に浮かび上がる気球


日中、聖火台の気球は高さ30メートルの場所に浮いており、チュイルリー庭園にて一般市民も観覧できる。大会組織委員会は、間近で見られる無料チケットを大会期間中、毎日1万人に提供するとしている。さらに毎晩日没後は、地上60メートルまで飛び立ち、数百メートル先からでもその姿が見えるようになる。

フランス人デザイナー、マチュー・レーヌールによって考案されたこの聖火台。炎が燃えているように見えているのは光に照らされた水蒸気で、化石燃料を使用せず電気を用いている。気球をモチーフとしているが、オリンピック史上初めて実際の火を使わないエコな演出となっているということだ。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 【パリ五輪】“編み物王子”再降臨 トーマス・デーリー、会場でエッフェル塔ニットづくり

    モデルプレス

  2. 【パリ五輪】南スーダン選手の公式スーツが「オシャレ過ぎる」と話題沸騰 手掛けたブランドは?

    モデルプレス

  3. 【パリ五輪】開会式の“青い人”は何者?実は日本との繋がりも<フィリップ・カトリーヌ>

    モデルプレス

  4. 一生そばにいて!【最高の旦那さん】の見分け方

    Grapps

  5. 「目を離せないっ!!」思わず見惚れる【魅力的な女性】

    愛カツ

  6. 【ペット好き男性】が理想の結婚相手!?そのワケとは

    愛カツ

おすすめ特集

  1. K-1 GIRLS×ミスモデルプレス!投票受付中

    特集

  2. 3月のカバーモデルは「女神降臨」Koki,

    特集

  3. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  4. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  5. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  6. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  7. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

  8. バケーションパッケージを使ったパークでの2日間の様子をご紹介!

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    デビュー作で主演!話題のワンカットNetflixドラマ『アドレセンス』の新星オーウェン・クーパーに注目

    海外ドラマNAVI

  2. 02

    『フロム -閉ざされた街-』シーズン3、3月14日(金)配信スタート

    海外ドラマNAVI

  3. 03

    キャシー・ベイツ主演の法廷ドラマ『マトロック』配信日決定!予告編&キービジュアル解禁

    海外ドラマNAVI

  4. 04

    『ワイルド・スピード』サン・カンが来日!【大阪コミコン2025】

    海外ドラマNAVI

  5. 05

    『プリズン・ブレイク』リブート版、エミリー・ブラウニングら3人のキャスト情報が解禁

    海外ドラマNAVI