「第91回アカデミー賞」注目作品は?最多ノミネート「ROMA/ローマ」・クイーン&レディー・ガガ作品…「万引き家族」受賞なるか
2019.02.23 08:00
世界最高峰の映画の祭典「第91回アカデミー賞」授賞式が、米国時間2月24日(日本時間2月25日)に開催される。ここでは、「第91回アカデミー賞」にノミネートされた注目作品を紹介する。
目次
「第91回アカデミー賞」作品賞の行方は?最多ノミネートは『ROMA/ローマ』
今回、最多ノミネートは『ROMA/ローマ』で10部門。1970年代のメキシコで中産階級の家庭の使用人として働く若い女性クレオ(ヤリッツア・アパリシオ)の視点から、激動の1年の出来事を描いたヒューマンドラマ。モノクロながらも、当時の様子を鮮明で深みのある映像に仕上げている。『女王陛下のお気に入り』エマ・ストーン&レイチェル・ワイズが助演女優部門ノミネート
『ROMA/ローマ』と同じく、作品賞の有力候補&受賞数で注目を集めているのが、『女王陛下のお気に入り』。17人の子どもに先立たれた孤独な女王と、その寵愛を取り合う二人の女の息もつかせぬ、稀代の宮廷絵巻作品。『ボヘミアン・ラプソディ』クイーンのパフォーマンス決定
世界的人気ロックバンド・クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの生き様を描き、日本でも大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』。作品部門、主演男優部門、編集部門、音響編集部門、録音部門の5部門にノミネートされた。レディー・ガガ『アリー/スター誕生』で「アカデミー賞」も受賞なるか
歌手を夢見る主人公が、瞬く間にスターダムを駆け上がっていくレディー・ガガ初主演映画『アリー/スター誕生』が作品部門、主演女優部門、主演男優部門、助演男優部門、撮影部門、歌曲部門、録音部門、脚色部門の8部門にノミネート。「第76回ゴールデン・グローブ賞」「第61回グラミー賞授賞式」で賞を手にしており、作品部門、主演女優部門の主要部門で『アリー/スター誕生』が受賞できるのか期待が高まる。『万引き家族』日本映画で10年ぶり快挙
映画産業に貢献したアカデミー会員の投票により選出される外国語映画部門にノミネートされた日本映画『万引き家族』。足りない生活費を万引きで稼ぐ家族が、ある事件をきっかけに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく物語。『未来のミライ』、「アニー賞」&「アカデミー賞」W受賞に期待
長編アニメーション部門にノミネートされた『未来のミライ』。細田守監督の作品がアカデミー賞にノミネートされたのは初めて。「第46回アニー賞」では、長編インディペンデント作品賞を受賞し、日本人監督作品として初の快挙を達成。その勢いで「アカデミー賞」も受賞できるのか。「アカデミー賞」とは
「アカデミー賞」は、アメリカ映画業界団体である映画芸術科学アカデミーが、その年ベストの仕事をした映画人たちを称える賞。世界で最も権威と伝統がある映画賞と言われている。また、「第91回アカデミー賞」では、30年ぶりに司会者不在で開催されることが決定。賞を授与するプレゼンターはこれまで通りで、ハリウッドのスターたちが各部門を紹介する形で行われる。
「第91回アカデミー賞」授賞式は、2月25日午前8時30分よりWOWOWプライムにて生中継される。(modelpress編集部)
「第91回アカデミー賞」主要部門&注目のノミネート作品一覧
【作品部門】『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』
『バイス』
【監督部門】
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』
ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』
【主演男優部門】
クリスチャン・ベール『バイス』
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』
【主演女優部門】
ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』
グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』
オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
レディー・ガガ『アリー/スター誕生』
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
【助演男優部門】
マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』
サム・エリオット『アリー/スター誕生』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
サム・ロックウェル『バイス』
【助演女優部門】
エイミー・アダムス『バイス』
マリナ・デ・タヴィラ『ROMA/ローマ』
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』
【外国語映画部門】
『Capernaum(原題)』(レバノン)
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
『Never Look Away(原題)』(ドイツ)
『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『万引き家族』(日本)
【長編アニメーション部門】
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
『スパイダーマン:スパイダーバース』
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