「アカデミー賞」作品賞誤発表、封筒渡し間違えた担当者が授賞式出禁に
2017.03.02 19:16
現地時間先月26日、米ロサンゼルスのドルビー・シアターにて世界最高峰の映画の祭典「第89回アカデミー賞」授賞式が行われた。作品賞を発表する際、プレゼンターに受賞作品が記されたカードが入った封筒とは異なるものが手渡されたことで、誤発表されるという前代未聞のハプニングが発生し、話題を集めた。アカデミー賞主催側は、封筒を管理し手渡す業務を務めた2名の担当者が今後授賞式に関わることはないと話していると報じられた。
作品賞に輝いたのは、映画「ムーンライト」だったが、当初、映画「ラ・ラ・ランド」が作品賞としてプレゼンターに発表され、キャスト・スタッフが「ラ・ラ・ランド」ステージに登壇。スタッフが喜びのスピーチしている途中に、訂正が入り、「ラ・ラ・ランド」のプロデューサーの1人が「間違えがありました。作品賞は『ムーンライト』です。こちらこそが本当の作品賞の発表です。冗談ではありません」と発表した。「ラ・ラ・ランド」の発表から約4分後のことだった。
アカデミー賞主催側は、今回のミスにより今後2人が授賞式関連の業務に携わることはないと公言したという。(modelpress編集部)
主演女優賞の予備封筒と渡し間違えるミス
誤発表の原因は、担当者2人が主演女優賞用に予備で準備していた封筒をしまい忘れ、作品賞用のものと勘違いしてプレゼンターに手渡してしまったこと。封筒を管理していた2人の担当者は、長年アカデミー賞の投票集計を担当している会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)のパートナー。アカデミー賞主催側は、今回のミスにより今後2人が授賞式関連の業務に携わることはないと公言したという。(modelpress編集部)
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