エミー賞、「殺人を無罪にする方法」ヴィオラ・デイヴィスが主演女優賞 アフリカ系アメリカ人初の快挙
2015.09.21 11:50
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第67回エミー賞の授賞式が20日(現地時間)、米ロサンゼルスのマイクロソフトシアターで行われ「殺人を無罪にする方法」に出演したアメリカ人女優のヴィオラ・デイヴィス(50)がドラマ・シリーズ部門の主演女優賞を受賞した。
2014年よりスタートした同作は、ヴィオラ演じる腕弁護士・アナリーズが、事務所のインターンに選抜された5人の学生に“殺人を無罪にする方法”を教えるリーガル・サスペンス。証拠隠滅や偽造、脅迫とあらゆる手を使い、依頼人を無罪に導く術を教授し、学生たちが実践を通じて学んでいく姿を描く。
初受賞となるヴィオラは、目に涙をためながら「頭の中にあるのはセリフです。セリフの向こうには緑の草原、花があって美しい白人の女性が見えます。私に手を差し伸べているけど、その一線を越えることができない。それが1800年の彼女でした」とこれまでの歴史に思いを巡らせ、「黒人の女性にもチャンスがあるということを忘れないで欲しいんです」と力強く呼びかけ。同作のスタッフ、キャストの名を挙げ、「美しいとは何か、セクシーとは何か、黒人とは何かを再定義してくれた人たち。その一線を越えさせてくれてありがとうございました」と感謝を述べると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
2001年にトニー賞演劇助演女優賞を受賞し、2008年には「ダウト~あるカトリック学校で~」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートと実力派の彼女が、エミー賞でも主演女優賞に輝いた。なお、アフリカ系アメリカ人がエミー賞の主演女優賞を受賞するのは今回が初めて。またヴィオラは、私生活では2003年に俳優のジュリアス・テノンと結婚し、二人の子どもがいる。
初受賞となるヴィオラは、目に涙をためながら「頭の中にあるのはセリフです。セリフの向こうには緑の草原、花があって美しい白人の女性が見えます。私に手を差し伸べているけど、その一線を越えることができない。それが1800年の彼女でした」とこれまでの歴史に思いを巡らせ、「黒人の女性にもチャンスがあるということを忘れないで欲しいんです」と力強く呼びかけ。同作のスタッフ、キャストの名を挙げ、「美しいとは何か、セクシーとは何か、黒人とは何かを再定義してくれた人たち。その一線を越えさせてくれてありがとうございました」と感謝を述べると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
2001年にトニー賞演劇助演女優賞を受賞し、2008年には「ダウト~あるカトリック学校で~」でアカデミー賞助演女優賞にノミネートと実力派の彼女が、エミー賞でも主演女優賞に輝いた。なお、アフリカ系アメリカ人がエミー賞の主演女優賞を受賞するのは今回が初めて。またヴィオラは、私生活では2003年に俳優のジュリアス・テノンと結婚し、二人の子どもがいる。
エミー賞とは?
エミー賞は、世界の放送業界において顕著な実績のあった番組や俳優、プロデューサー、制作技術者に贈られる、放送業界で最も権威と歴史のある賞。1948年に設立され、1949年の第1回授賞式以来、今年で67回目を迎える。その授賞式の模様はアカデミー賞と同じく全米で放送。近年では映画界の一流スターも常連となっており、その華やかなファッションにも注目が集まっている。日本では、海外ドラマ専門チャンネルAXNが2003年より日本独占放送を行なっており、今年で13回目を迎え、「第67回エミー賞 授賞式」も9月21日(月・祝)AM7:55より無料放送している。(modelpress編集部)
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