たいが「Club蓮 上野」(C)モデルプレス

「30歳から夜の世界へ」4年交際パートナーと破局で恋人・仕事失い上京…上野のキャバ嬢・たいが“素の自分”で見つけた居場所【モデルプレスインタビュー】

2026.05.25 19:00

上野のキャバクラ「Club蓮」で活躍するキャバ嬢・たいが。30歳で大阪から上京し、未経験で夜の世界に飛び込んだ。長く付き合っていたパートナーとの別れを機に上京し、最初は“キャラ迷子”になりながらも、持ち前の関西キャラと昼職で培った気配りを武器に飛躍中。彼女に、キャバ嬢を始めたきっかけやキャラ作りの葛藤、そして人生のターニングポイントについて聞いた。【インタビュー全2回の1回目】

失恋を機に上京し30歳でキャバ嬢デビュー

たいが「Club蓮 上野」(C)モデルプレス
― 夜のお仕事を始めてどれくらいになりますか?最初のきっかけを教えてください。

たいが:今で1年10ヶ月くらいです。もともと大阪で長く付き合っていたパートナーがいたんですけど、別れることになって。その方の会社で働いていたので仕事も辞めることになったこともあり、このタイミングで上京して、前から少し興味があったキャバクラも始めてみようと思いました。

― それまでは昼の仕事だけだったんですね。夜の世界への不安や抵抗はありませんでしたか?

たいが:夜職は東京に来て初めてでしたが、抵抗は全然なかったです。「楽しそう」「羨ましい」って気持ちの方が強かったですね。SNSで見慣れない綺麗なドレスを着ている姿を見ていて、自分もやってみたいなって思っていました。大阪にいた頃、門りょうさんがすごくバズっていて、気の強そうな雰囲気がかっこよくて好きだったのもあります。

― 最初のお店はどのように決めたんですか?

たいが:上京した当時が30歳だったので、記念受験的に六本木の面接に行って落とされたり、銀座のクラブでは最低日給のような感じだったりしました。

でも、スカウトさんから「最近は上野が熱い」と聞いて蓮に面接へ行ったら、店長さんが「ぜひ来てほしい」「これだけ時給出すから」とすごい熱量で誘ってくださって。蓮だけ年齢や経験のことを気にせず誘ってくださったんです。

“キャラ迷子”だった1年半を経て覚醒

たいが「Club蓮 上野」Instagramより
― 実際に働き始めてみて、苦労したことはありましたか?

たいが:もともと営業職だったので、人と喋ること自体は平気だったんです。でも「自分を商品として売り出す」のがすごく難しくて。自分をセールスする感覚が、なんだかおこがましく感じていました。

30代で始めたので、「はしゃぎすぎてもいけない」とか、「周りのきゃぴきゃぴに負けてもいけない」とか、1年半くらいずっとキャラに迷っていました。

― 今はいかがですか?

たいが:今はもう関西キャラ全開で、よく喋るし、よく笑うし、よく飲む素の自分です。最初は指名をいただいてもすぐ切れてしまっていたんですが、最近は「ちゃんと人間関係を構築できているな」と感じられるようになりました。作られた自分だと、お客様にも壁を感じさせてしまっていたんだと思います。

― 素を出せるようになったターニングポイントはいつだったのでしょうか?

たいが:今年の1月くらいですね。少し夜の仕事に慣れてきて、「ちょっとイジっても怒られない」と思えるようになって(笑)。外見が怖い人がいらっしゃっても動じなくなりました。ある月に成績が良くて、「先月楽しかったな、次も楽しく頑張ろう」ってやってみたらまた成績が伸びて。「楽しく働いたら数字もついてくるんだ」ってことにも 気づきました。

「Club蓮」で感じた居心地の良さと、東京の距離感

たいが「Club蓮 上野」(C)モデルプレス
― 今のお店で働きやすいと感じる部分はどこですか?

たいが:うまくいかなかった時に、こっちが声かける前に黒服さんから「最近どう?」って声をかけてくれたり、逆に調子がいい時はすぐ褒めてくれたりするところです。お店全体でちゃんと見てくれている安心感がありますね。

キャラに迷っていた時期は「他のお店を見た方がいいのかな」と思ったこともありましたが、結局居心地の良さで続けていたら楽しくなってきて、今に至る感じです。

― 人生のターニングポイントを挙げるならいつですか?

たいが:やっぱり大阪から東京に来たタイミングですね。勢いもありましたけど、4年付き合ったパートナーとの別れだったので、自分の中ではかなり大きかったです。恋人も仕事も同時に失った感覚でした。

― 上京後は寂しくなかったですか?東京の生活には慣れましたか?

たいが:最初は引きずっていたのかもしれないですけど、東京に来て友達もいなかったので、夜暇だしすぐキャバクラを始めようと思って。働き始めたら寂しさはなくなりましたね。東京の生活にもだいぶ慣れました。大阪と比べると東京って冷たいんですけど、その距離感が逆に心地良くて。関西だと、転んだらみんな集まってきて「飴ちゃん食べる?」みたいな感じなので(笑)。

いじめを乗り越えた少女時代

たいが「Club蓮 上野」(提供写真)
― 人生で一番辛かった経験はありますか?

たいが:辛かったのは小学生から中学生くらいの時ですね。女の子特有のいじめみたいなものが私にも回ってきて、学校に行けなくなってしまいました。小6から中3くらいまで、中学はほとんど行ってなかったです。今思えばすごく親に迷惑かけたなと思います。

― そこからどうやって抜け出せたんですか?

たいが:親がセラピー的な感じで「ワンちゃん(ヨークシャーテリア)を飼おうか」と言ってくれたことと、NBAにめっちゃハマったことです。デリック・ローズ選手が大好きで「翻訳を使わず英語でファンレターを出したい」って熱量が生まれて、そこから前向きになれました。ワンちゃんとNBAのおかげで、人間らしさを取り戻した感じがありました。大人になってから、実際にオーランドやロサンゼルスに試合を観に行ったりもしました。

たいがの夢を叶える秘訣

― 最後に、夢を追いかけている読者へ「夢を叶える秘訣」を教えてください。

たいが:「礼儀、品行、品性、品位」ですね。接客でも、例えば一緒の席についてくれた女の子とは「みんなで楽しい席にしよう」とチームプレイで頑張っています。喋れてない子がいたら輪に入れてあげたり、飲めない子がいたら助け合ったり。

― キャバクラ業界では珍しい考え方かもしれませんね。

たいが:基本的には女の子はライバル同士の世界ですからね。でも、みんなでワイワイ喋りたいお客様だったら、他の女の子も一緒にみんなで喋ったほうがいいと思うんです。大阪時代の昼の営業職で、人との接し方や第一印象の大切さが、今の仕事にも活きているんだと思います。

― ありがとうございました。

たいが「Club蓮 上野」(C)モデルプレス
30歳で上京し、未経験から夜の世界に飛び込んだたいが。恋と仕事を同時に失うという大きな転機を乗り越え、長い“キャラ迷子”の時期を経て見つけたのは、飾らない素の自分で働く楽しさだった。人との繋がりや礼儀を大切にするその誠実な姿勢が、「Club蓮」で確かな存在感を放つ原動力になっているのだろう。(modelpress編集部)

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