北新地「レイズ」あみる、営業職からキャバ嬢へ「すごく偏見がありました」号泣した過去からの1年に迫る<モデルプレスインタビュー>
2025.01.21 19:00
進撃のノアやひめかなど活躍を見せるキャバクラ嬢を輩出してきた、北新地で店舗を展開する「エースファクトリーグループ」。「CLUB RAISE」(以下、レイズ)のあみるにインタビュー。営業職などを経験しキャバ嬢という職業に偏見があったという彼女がこの世界に飛び込んだきっかけとは。号泣するほど悔しかった経験、そしてそれを乗り越えるまでの苦労に迫った。【インタビュー全3回の1回目】
あみる、キャバ嬢には「すごく偏見がありました」始めたきっかけとは
― まず、キャバ嬢というお仕事を始めるに至った理由や経緯について教えていただきたいです。少し人見知りな性格だとも伺ったのですが、キャバ嬢のような多くの人と接するお仕事をどうして始めたのでしょうか?あみる:元々1番最初は、高校を卒業してすぐにお昼の仕事を始めました。最初は受付の仕事をしていましたが、ただ淡々とマニュアル通りにこなしていく仕事がつまらないと思い、営業職に転職しました。そこから夜のお仕事を意識し始めたのは、私が19歳の頃なので7年前ですね。地元の先輩がキャバ嬢だったんです。私の時はまだSNSでキャバ嬢を見ることもめったになかったので、まだキャバ嬢に対してすごく偏見がありました。でもその先輩が話してくれたことをきっかけに、先輩と同じミナミ(大阪の歓楽街の1つ)のお店に入り、お昼のお仕事と掛け持ちで金曜と土曜だけ働き始めました。
人見知りなのですが人と話すのも好きだし、ただ淡々とこなしていくより頑張れば頑張るほど結果に繋がる仕事が好きなんだと思います。「お金を稼ぎたい」という気持ちもありましたが、金銭感覚も普通の女の子だったのでハイブランドが欲しいというよりは、純粋に「着たい服を着たい」「食べたいものを食べたい」「美容に力を入れたい」というくらいでしたし「キャバ嬢になってこうなりたい」という目標があったわけではなく、バイトに応募するような感覚で入りました。でも、夜のお仕事を本気でするのであれば、大阪で1番良い街だと言われている北新地で働きたいと思うようになり、お昼の仕事を辞めてそのまま働くことになりました。
あみる、号泣した過去
― 最初は抵抗があったものの、キャバ嬢という職業に惹かれていったのですね。あみる:エースグループでは、最初にエース(「CLUB A」)で2年半ほど働いていました。その時は仲良くしてくれる友人や先輩もたくさんいて、ただ楽しく仕事できていたらいいやという感覚だったのですが、受付の仕事の時と一緒でただ淡々と普通に楽しいだけで仕事しているのがつまらなくなった時がありました。その時に、綾田社長(綾田武司氏)にご相談していたこともあり、社長が心境の変化に気づいてくださって、新しくオープンするレイズに移籍することになりました。せっかく環境が変わるのであれば、1から夜のお仕事に本気で向き合いたいと思うようになったんです。
でも、思うような結果が出ずに大泣きしてしまったことも…。応援してくれたお客様に良い結果を報告できなかったことが悔しかったですし、そんな自分を恥ずかしいと思ってしまって。お客様に対して申し訳ないという気持ちが1番強かったです。だからこそその後は泣いていた時の自分を更新したい、自分で作ってしまったコンプレックスを直したいという気持ちで挑みました。
― 移籍をきっかけに一念発起して努力されていた中で、相当悔しかったですよね。
あみる:お客様にも、今では「レイズ来て良かったな」と言っていただけるのですが、移籍した時は自分の心を奮い立たせて、移籍して良かったと言っていただけるようにしようと思っていました。
あみる、悔しさをバネに輝くまで
― その悔しさをバネにどのような努力をされたのでしょうか。あみる:目の前にある自分のできることをやっていました。
― 結果が出た時はいかがでしたか?
あみる:めちゃくちゃ嬉しかったです。ただ安心のほうが強くて…。結果を出したいと思う気持ちと、そのために色んなことを犠牲にして、自分自身がしたいと思うことを制約しないといけないという苦しさとの狭間で葛藤していた時間はありました。ずっと1年間完璧にはできないからこそ、楽しくなくなるまで頑張ってしまって諦めてしまうことが1番良くないと思うので、1番は自分のメンタルを大切にして楽しく仕事したいと今も考えています。
― 「メンタルを保ちながらどこまで頑張るか」というのは、この業界で働く方々の共通の悩みのようにも感じます。あみるさんは「どこまでは頑張ってみよう」「これは無理しないでおこう」などご自身で決めていることはありますか?
あみる:長い付き合いで私を人として可愛がってくださっているお客様も多い中で、お客様にも無理させるようなことをして一瞬でその人間関係を崩したくはないので、頑張るところは頑張るというメリハリがメンタルを維持する秘訣になっていると思います。
― エースからレイズに移籍して今の働き方はいかがですか?
あみる:レイズに移籍してからしんどい思いをしても、やり遂げられた時に楽しいと思えるようになりました。心境が変化して、ゲーム感覚ではないですが、どんどんと目標をクリアしていく感覚が楽しくなったのだと思います。クリアしたらしんどかったことも忘れるくらいです。結果を出してそこから自分の中の心境が何か大きく変わったというわけではないですが、かなり自信に繋がりましたし、コンプレックスになってしまっていた部分も更新できたので、昨年の自分を見返すことができたと思います。
あみるの夢を叶える秘訣
― あみるさんにとって、「夢を叶える秘訣」とは何だと思いますか?あみる:諦めないこと。目標ができたんだったらその目標をちゃんと叶えるまでやめないことだと思います。諦めてやめてしまったら絶対にできるわけがないんです。
― 今、あみるさんが諦めずにクリアしたい目標はありますか?
あみる:難しいですね。なんだろう…(少し考えてから)探し中です。次の目標を探しながら楽しく働いています。
― 貴重なお話をありがとうございました!
「お客様にも無理させたくない」「お客様との人間関係を崩したくない」その誠実な思いと弛まぬ努力で信頼関係を構築し、結果を出したあみる。楽しく仕事を続けられるメリハリをもった働き方には、自分自身のメンタルを顧みず無理してしまいがちな社会人の悩みを解決する糸口のようにも感じられた。(modelpress編集部)
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