斉藤夏海、無敵のハッピーマインド―歌で伝える“幸せの見つけ方” モデルプレスインタビュー
2014.08.07 10:35
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ギャル雑誌「Ranzuki」「EDGE STYLE」の元専属モデルで、現在はジャンルを超えたニューアイコンとして活躍する“なつぅみ”こと斉藤夏海(22)が、モデルプレスのインタビューに応じた。先日“Natsuumy”名義でアーティストデビューを発表し、まさに新たなスタートを切ろうという今。デビュー曲「ハッピーダンス」に詰め込んだ“なつぅみ流”ハッピーマインドと、そこに秘められた過去の辛い経験、アーティストとしての目標、さらには現在のギャル文化に対する本音までたっぷりと語ってくれた。
緊張するけど、楽しみでいっぱい
― 本日PVのショートバージョンが公開され、いよいよデビューが間近に迫ってきました。今の心境を聞かせてください。なつぅみ:デビューが決まってからみんなに発表するまでに結構時間があって、ボイトレやダンスの練習もずっと “秘密のレッスン”って隠してたんです。それをやっと言えて、みんなが期待してくれているのがすごく伝わってきて、緊張もするけど楽しみでいっぱいです。 実はファンのみんなからはちょくちょく「なっちゃん、歌出して!」と言われたりしていて、そのたびに「なんで知ってるの?!」ってドキッとしてた(笑)。 発表してからは「本当に楽しみ」「ライブをやったら絶対行くね!」って応援してくれる子が多くて嬉しいです。
― まさにファン待望のデビューですね。
なつぅみ:「Ranzuki」 の頃から「写真を見てハッピーになったよ」と言ってくれる子がすごく多くて。「うちにできることってなんだろう?」って考えた時、「ハッピーを届けられるような人になりたい」って思ったんです。写真はもちろん、音楽でもそれが届けられたら嬉しいし、伝わりやすいのかなと思いました。
― これまでの人生で、音楽との関わりはいかがでしたか?
なつぅみ:お兄ちゃん2人がすごいギャル男で、家の中でも爆音で音楽を流していたので、小学生くらいから音楽が近くにありました。初めて買ったCDはt.A.T.u.かな。今はケイティ・ペリー、アリアナ・グランデ、マイリー・サイラスなどの洋楽を聞くことが多いです。女の子だけど強い。ひとりでも生きていけそうなパワフルさに憧れます。
― アーティスト活動のコンセプトは「女の子は、もっと楽しんでいいんだ。ストリートの、これが、新しいガールズスタイル。Crazy Angel!Natsuumy」。アーティスト名を“Natsuumy(なつぅみ)”に決めた理由は?
なつぅみ:いきなり名前を変えちゃうと、みんなとの距離が遠くなってしまいそうで怖くて。名前は絶対に変えたくなくて、そのまま「なつぅみ」にしました。だからみんなには今まで通り接して欲しいです。
ハッピーマインドになれたきっかけ
― デビュー曲の「ハッピーダンス」はどんな曲に仕上がりましたか?
なつぅみ:まず、本当に伝えたいことをバーッと書き出しました。女の子って、おしゃれやメイクで毎日違う自分に変身できる。女の子でいることの楽しさを伝えたいと思いました。毎日なんとなく過ごしている子も多いと思うけど、小さな幸せって本当にいっぱいあるし、それを見つけながら過ごしていれば、大きな幸せがどんどん舞い込んでくると思う。毎日がもっと楽しくなるよ、というメッセージを詰め込めこんだ、ハッピーチューンになっています。
― それは、なつぅみさん自身が大切にしている心がけでしょうか?
なつぅみ:そうですね。毎日お家に無事に帰ってこられること、家族みんなでご飯が食べられること…それって本当に幸せなことだと思う。いつどこで何があるかわからないから、そういう何気ない日々も大切にしていきたいと思っています。Twitterで「全然いいことない」って相談してくれる子もいるけど、本当に生きているだけで幸せだと思うし、もっといっぱい幸せがあるよ!って伝えたい。
― そんな風に考えるようになったきっかけは?
なつぅみ:中学生の時、いじめにあったこと。その時は「これをしたら相手はどう思うだろう」という風に、常に相手の気持ちをうかがいながら生きてました。でもその時、親が一番の味方になってくれた。無理やり「学校に行け」と叱る人もいると思うけど、うちの親は「もう行かなくていいよ」と言ってくれて、それが心の支えになったんです。転校した後は本当に毎日楽しくて、学校に毎日通えることがすごく幸せだと思えました。
― その辛い経験があったからこそ、今のハッピーマインドがあるんですね。
なつぅみ:そうですね。それまで親との喧嘩もすごく多かったけど、いじめにあった時に味方になってくれたことで、家族のありがたみに改めて気づくことができました。仕事を始めて、一人暮らしをしている今はなおさら。あの経験がなかったらこういう考えも出てこなかったし、気づくのがもっと遅くなったと思います。
日本の“カワイイ”を海外に伝えたい
― ファッションやヘアメイクなどのビジュアル面ではどんなこだわりがありますか?なつぅみ:髪の毛はレインボーで、見ているだけでハッピーになるようなヘアスタイル。衣装もカラフルで、妖精さんみたいな感じ。自由でおてんば娘な“Crazy Angel”をイメージしています。
― 初めてのレコーディングはいかがでしたか?
なつぅみ:最初は緊張で声が震えて、普通に歌えるようになるまでに結構時間がかかりました。ボイトレは1年前から週2日のペースで通っていたんですけど、どこから声を出していいのかわからないっていう、ゼロからのスタート。先生にも「大丈夫?」って心配されちゃったくらい(笑)。でもだんだん慣れてきて、今では何時間でも歌えます。この間も6時間くらいレコーディングをして、本当に楽しかった!レコーディングしたものを先生に聞いてもらったら、「本当に頑張ったね!最初はどうなることかと思ったよ!」って言ってくれて嬉しかったです。
― メイキング動画を見せていただきましたが、ダンスも練習の真っ最中ですよね。
なつぅみ:ダンスも1年前からレッスンに通っています。ボイトレを始めた頃「リズム感がないからダンスをやって!」とアドバイスを受けて。ダンスも初めてだったけど、本当にずっと楽しい!今回の「ハッピーダンス」は、振り付けが覚えやすくてカワイイんですよ。踊っていると絶対に笑っちゃうくらい、楽しくなれるダンス。みんなの印象に残って、マネしてくれるといいな。
― PVもとってもハッピーで可愛く仕上がっていますね。
なつぅみ:いつも通っている渋谷の街で撮影をしました。監督さんと話し合って、いつものうちみたいなラフな感じで、ハッピーが伝わったらいいねって。ずっと外の撮影だったからすごく暑かったのと、カラーパウダーと水をぶっかけられてびしょびしょになったのが思い出(笑)。動画は写真と違って、ずっと集中力をキープしなきゃいけない。何度も「今、気抜けた!もう1回」とやり直して、慣れるまですごく大変でしたね。
― より美しく引き締まったボディが眩しいですが、今回の活動へ向けて体づくりにも取り組まれたのですか?
なつぅみ:人前に出ることになるし、歌は体力を使うのでジムに通いました。ここ1年くらいは特に力を入れて、週2~3日は行っていましたね。体脂肪が落ちました。筋トレを超するので、今も筋肉痛(笑)。トレーニングは大変だけど、結果自分のためになるから、体がどんどん変わっていくのは楽しいですね。
― アーティスト活動の目標を聞かせてください。
なつぅみ:PVは渋谷をメインにしているので、それを海外の方が見て「渋谷に行きたいな」「東京っていいな」と思ってくれたら嬉しいです。今日本で流行っていることや、カワイイものが伝わったらいいなって思います。
今のギャル文化に対して思うこと
― 慣れ親しんだギャル雑誌「Ranzuki」「EDGESTYLE」からの卒業、そしてアーティストデビュー。新しいジャンルへ踏み込む不安はありませんでしたか?なつぅみ:今、雑誌がどんどん減って、SNSがメインになって、自分を表現する場所が少なくなってきている中で、今回いただいたチャンスを無駄にするわけにはいかない。「できるところまでやってみよう」って思いました。もちろん不安はあるし、夜寝る時に「どうしよう」って緊張もします。けどボイトレやダンスは全部楽しい!とにかく楽しむことを心がけています。
― ギャル雑誌が次々と休刊され、「渋谷にギャルがいなくなった」「ギャル界に元気がない」なんて声も聞こえてきます。
なつぅみ:雑誌が黒髪やナチュラルメイクをどんどん取り上げるから、そういう子が増えるのは当たり前で、それが世の中の流れだと思う。マンバがいなくなっていくのも一緒で、若い子たちがどんどん進化していってるってこと。でもうちからしたら、「それで本当にみんな楽しいの?」って思うこともあります。うちは 小6の時に雑誌でマンバを見て「超カワイイじゃん!絶対楽しい!」って憧れて、学校帰りに友達の家でマンバメイクをマネしたりして。あの頃に比べたら、今の女の子たちは本当に大人しいなって思う。突き抜けてほしいっていうか…個性をもっと大事にしてほしいって思うんです。
「背が高くてヒールが履けないけど、なっちゃんは恥ずかしくないの?」「そんな派手な格好をして、人に見られるの嫌じゃないの?」って言われることもある。けど本当に着たいものは身長なんて全然関係ないと思うし、それを着ていて楽しいんだったら着ればいいと思う。今しか着れない服もたくさんあるし、我慢したら絶対に大人になってから後悔するから。
― そんな流れの中、ジャンルを超えたなつぅみさんの活動は大きな注目を集めると思います。
なつぅみ:うちは千葉出身だし、自分をギャルって思ったことがなくて。大人の人からしたらギャルに見えると思うけど、自分的にはみんなと同じ普通の女の子なんです。うちはただ、本当に自分が好きな服を着て、自分が好きなメイクをして…一番テンションが上がる格好をして生きていきたい。そう思っていたら、こんな感じになりました(笑)。等身大の存在でいること大切にしてきたので、このままアーティストとしても頑張っていきたいと思ってます。
― ズバリ、なつぅみさんだけの個性とは?
なつぅみ:なんだろうなぁ…。好きな服を着て、メイクをして…「ハッピーな奴歩いてんな~!」って思ってもらえたら、もうそれだけで満足(笑)。時間に追われてせわしなく生きる人が多い中で、「もっと自由に生きようよ!」って伝えたいです。
― 最後に、モデルプレス読者へ向けて“夢を叶える秘訣”をアドバイスお願いします。
なつぅみ:「できなかったらどうしよう」って考えると本当にできなくなっちゃうし、夢も叶わなくなっちゃうから、できた後の自分を想像するんです。これが成功したら周りはどういう反応をして、その先にまた楽しいことがあって…という風にどんどん想像すれば、本当に全部そうなっていくと思う。あとは、夢ができたら周りの人にどんどん言うこと。そうすれば誰かがポンッていい情報を持ってきてくれたりする。自分の中だけで考えるんじゃなくて、みんなに発信していけば自然といいことが起きると思います。くじけそうな時は、自分を信じる。「絶対大丈夫!」って信じれば、本当に大丈夫になるよ!
― ありがとうございました!
インタビュー中も終始笑顔を絶やさないなつぅみに、こちらも思わず笑顔になってしまう―それこそが彼女の最大にして最強の魅力。無敵のハッピーオーラをのせた音楽が世界中に響くときが楽しみだ。
なお、8月7日はなつぅみの22歳の誕生日。13時より、アメーバ海の家にて記念番組が公開生放送される。(モデルプレス)
なつぅみ誕生日記念番組「夏だ!海だ!なつぅみだ!ハッピーサマースペシャルinアメーバ海の家!」
放送日時:8月7日(木)13:00~14:00出演:斉藤夏海
ゲスト:あっくん、鎌田安里紗
視聴はこちら:http://studio.ameba.jp/user/index
<公開生放送>
場所:アメーバ海の家
神奈川県鎌倉市材木座5-977-60~977-154地
JR横須賀線 鎌倉駅 徒歩約20分
江ノ島電鉄線 由比ガ浜駅 徒歩約15分
斉藤夏海(さいとうなつみ)プロフィール
愛称:なつぅみ生年月日:1992年8月7日
趣味:音楽鑑賞、ファッション、メイク
出身地:千葉県
血液型:B型
身長:165cm
人気ギャル雑誌「Ranzuki」「EDGE STYLE」専属モデルとして活躍。現在は、注目のニューアイコンとして「WWD」「VOGUE JAPAN」など活躍の場を広げている。Natsuumy名義で、アーティスト活動をスタートした。
【Not Sponsored 記事】