「Popteen」卒業のくみっきーが涙で告白 決断の理由とこれから モデルプレスインタビュー
2014.06.30 12:00
「Popteen」モデルの“くみっきー”こと舟山久美子(23)が、7月1日発売の同誌8月号にて卒業を発表。9月1日発売の10月号をもって卒業する。モデルプレスは今回、6年間にも及んだくみっきーの活躍、そして取材中に思わず涙もこぼしたその想いに迫った。
17歳の時に渋谷でスカウトされ、モデルデビューしたくみっきーは、10代女子を中心に人気が爆発。「ギャルの神様」として熱狂的な支持を集め、同誌看板モデルとして活躍してきた。そんなくみっきーが、惜しまれつつも「Popteen」を卒業する。
くみっきー:寂しい気持ちはすごいありつつも、これからのことを考えると楽しみでもあります。仲の良いたくさんの「Popteen」モデルたちを、泣きながら見送ってきたので、今度は私の番だなって思いますね。
― まだ卒業することが信じられないです。
くみっきー:うそぴょーんって言いたいんですけど、卒業します。誌面を見ないとまだ私も信じられないんですけど…。
― 今回、卒業することを決めた理由を教えて下さい。
くみっきー:仲の良いモデルたちが続々と卒業していったのも大きいんですけど、もっともっと成長したいって強く思ったからです。今のままで居心地がいいのは当たり前なんですけど、このまま甘えてても何も変わらない、違う場所に挑戦しないと学べないことがすごくいっぱいあると思うので、卒業を決めました。それと、当たり前ですがこれからの「Popteen」にも下の子たちが出てくるのに、ずっと私がいるのはどうなんだろうっていうことも考えましたね。
― いつ頃から卒業を考え始めたんですか?
くみっきー:去年ぐらいからぼんやり考え始めて、12月に仲良くしていたまりも(村田莉)が卒業した時に、卒業したら私はどうなるんだろうって具体的に考え始めました。それから、23歳になるタイミングで卒業かなって思うようになって、編集長に「卒業したいです」って伝えました。
― 具体的にどんなことを考えるようになったんですか?
くみっきー:私は「Popteen」モデルとして色んなお仕事をさせてもらっているので、もし「Popteen」モデルじゃなくなった時、ただのくみっきー、舟山久美子になった時、何を私って本当に何かを伝えられるのかなって思いました。だから、自分が得意なところを極めていくために、勉強する時間がほしいなって考えたんです。美容やファッションはもちろんですが、ダイエット検定も持っているので、本気でインストラクターを目指して、いつか教室も開きたいですね。ブランドもやっているので、自分のやりたいことに集中してエネルギーを注いでいきたいです。
― 「Popteen」の看板がはずれることに、不安はありますか?
くみっきー:全くないって言ったら嘘になります。スタート地点に戻っただけなので、駆け出しの頃のようにがむしゃらに走るのみです!
― そのスタートの頃と今を比べて、変化した部分はありますか?
くみっきー:場数を沢山踏ませてもらったので、少しは自分に自信がもてるようになりました。私がギャルになったのは、自分に自信がなかったからなんです。髪の毛でフェイスラインを隠して、目をパッチリさせるメイクをしてコンプレックスを隠していました。でも自分に自信がなかったことで努力もできたんです。スタッフさんが期待するものを越えていくことを心がけていたので、これからもそこは変わらずに、常に進化していきたいですね。
くみっきー:悔しかったことは、あるとき、すごい裏表のある新人さんが入ってきたんです。編集さんがその子を推していることが、私には理解ができなくて、トイレで悔し泣きをしていました。思い出すと、たくさん涙を流しましたね。私泣き虫なので(笑)。誌面にたくさん出させてもらっていた時は、最高5日間寝られない日が続きました。朝早くて夜遅いって日がずっと続いて、毎日がめっちゃ辛かった時もあります。でもその分、モデル同士の絆は深まるんです。ずっと一緒にいるから嫌な部分も見ないといけないし、本質の部分をわかった上で付き合うことになるので、卒業していった戦友とは今でも仲が良いです。
― 大変な日々も、モデルさん同士の絆があったからこそ、乗り越えてこられたんですね。
くみっきー:モデルだけじゃなく、編集さんやカメラマンさんも、すごい素敵な人たちなので、ここまで頑張ってこられました。私がいなくなった後も、そんな「Popteen」らしさを失くさずに、ずーっと続いていって欲しいです。
― ファンの方が、くみっきーさんの卒業を知った時、どんな反応をすると思いますか?
くみっきー:悲しいって感じてくれると思うんですけど、最後はちゃんと笑顔で送り出してくれると思います。みんな愛が深いので!8月3日に卒業イベントがあるんですけど、顔かわからないぐらい号泣しちゃうと思います(笑)。
― それくらい「Popteen」を深く愛しているんですね。
くみっきー:いま、夜とかに「Popteen」を読みながら卒業ページを考えてるんですけど…
(突然、涙を流し始めるくみっきー)
連続表紙をやらせて頂いた時のこととか、6年間を振り返えると色々あったなぁって…。愛しています。私をここまで育ててくれた雑誌なので、本当に感謝しています。
― 涙から「Popteen」への愛が伝わってきます!そんな「Popteen」の一番好きなところはどんなところですか?
くみっきー:人間っぽいところです。リアルをずーっと追い求めている雑誌なので、全く気取ってないんです。あとみんなの笑顔が絶えない雑誌だなって思う。読んでいて、凄く楽しい気持ちになりますね。
くみっきー:みずき(西川瑞希)に話しました。私がいなくなったらみずきが一番年上になるので、今後どうしたらいいかなど、私はこうしていたよっていうのを伝えました。一番上に立った人は言いたくないことも、言わないといけないので、そういうことも言ってかないとねって。
― ご自身でも、そのことを意識していたんですか?
くみっきー:先輩から、わざと空気を読まない時も必要なんだよって言われたんです。私はもともと気を遣っちゃうタイプなので、それだと締まらないから、あえてお姫様になる時も作りなさいって教えられたんです。でもお姫様として扱われるのは、本当に得意になれなかったんですけどね(笑)。
― 「Popteen」も世代交代が進み、次世代を担っていくモデルさんの活躍も多く見られるようになりましたが、中でも期待してる子がいたら教えて下さい。
くみっきー:自分はこう思うってギャル魂を持った子たちに、すごく勢いを感じます。面白いことをしてくれそうだなって期待しています。
― では最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
くみっきー:私は引っ込み思案だったので、今モデルとして人前に立っていることが、昔を考えたらありえないことでした。でも「Popteen」に出会って、自分を出すことの大切さ、人に何かを伝える大切さを知ったんです。色んな人とぶつかって失敗もしたんですけど、最初に踏み出さなかったら、今の自分にはならなかったと思います。私にとって「Popteen」は、新しい自分を見つけられた場所でした。今、ギャルが厳しい時代かもしれないけど、「Popteen」はギャル魂を失くさずに進んでいくので、私が卒業しても、応援よろしくお願いします!
― 生まれ変わっても「Popteen」モデルになりたいですか?
くみっきー:もちろんです!
― ありがとうございました。
6年間、雑誌「Popteen」のトップモデルとして突っ走ってきたくみっきー。インタビュー中に流した涙には、嬉しい思い、悔しい思い、辛い思い、経験してきた数々のことが詰まっていた。またその6年間には、ギャル誌の休刊など、ギャル文化に変化も起きた。そんな世流にくみっきーは、「時代は変わってくると思うけど、またいつかギャルの文化はやってきます!」と言い切り、ギャルとして駆け抜けてきたことに誇りを感じさせた。
「卒業してもOGとしてすぐに出たいですし、遠くからずっと見守っていたい」と“Popteen愛”を語りつつも、卒業後はマルチタレントとして、テレビやブランド、ダイエットインストラクターなど、やりたいことに挑戦していくというくみっきー。「Popteen」という慣れ親しんだ看板をはずし、舟山久美子として勝負していく彼女の船出に、エールを送りたい。(モデルプレス)
■舟山久美子(ふなやま・くみこ)プロフィール
愛称:くみっきー
出身地:東京都
生年月日:1991年4月29日
身長:155cm
血液型:O型
17歳の時に渋谷でスカウトされモデルデビュー。雑誌「Popteen」の専属モデルを務め、連続表紙起用は17回(2009年3月号~2010年7月号)、通算表紙起用は34回を記録。“ギャルの神様”として人気を集め、2012年は「シューズベストドレッサー賞」「ベストスタイリングアワード」モデル部門を受賞した。テレビ番組にも多数出演し、2013年はブランド「MiCOAMERi」(ミコアメリ)を、立ち上げ、プロデュース業も行っている。2014年8月3日、Zepp Tokyoにてくみっきーの卒業イベントが行われる。
くみっきー、「Popteen」卒業の決意
― 卒業する今、どんな心境ですか?くみっきー:寂しい気持ちはすごいありつつも、これからのことを考えると楽しみでもあります。仲の良いたくさんの「Popteen」モデルたちを、泣きながら見送ってきたので、今度は私の番だなって思いますね。
― まだ卒業することが信じられないです。
くみっきー:うそぴょーんって言いたいんですけど、卒業します。誌面を見ないとまだ私も信じられないんですけど…。
― 今回、卒業することを決めた理由を教えて下さい。
くみっきー:仲の良いモデルたちが続々と卒業していったのも大きいんですけど、もっともっと成長したいって強く思ったからです。今のままで居心地がいいのは当たり前なんですけど、このまま甘えてても何も変わらない、違う場所に挑戦しないと学べないことがすごくいっぱいあると思うので、卒業を決めました。それと、当たり前ですがこれからの「Popteen」にも下の子たちが出てくるのに、ずっと私がいるのはどうなんだろうっていうことも考えましたね。
― いつ頃から卒業を考え始めたんですか?
くみっきー:去年ぐらいからぼんやり考え始めて、12月に仲良くしていたまりも(村田莉)が卒業した時に、卒業したら私はどうなるんだろうって具体的に考え始めました。それから、23歳になるタイミングで卒業かなって思うようになって、編集長に「卒業したいです」って伝えました。
― 具体的にどんなことを考えるようになったんですか?
くみっきー:私は「Popteen」モデルとして色んなお仕事をさせてもらっているので、もし「Popteen」モデルじゃなくなった時、ただのくみっきー、舟山久美子になった時、何を私って本当に何かを伝えられるのかなって思いました。だから、自分が得意なところを極めていくために、勉強する時間がほしいなって考えたんです。美容やファッションはもちろんですが、ダイエット検定も持っているので、本気でインストラクターを目指して、いつか教室も開きたいですね。ブランドもやっているので、自分のやりたいことに集中してエネルギーを注いでいきたいです。
― 「Popteen」の看板がはずれることに、不安はありますか?
くみっきー:全くないって言ったら嘘になります。スタート地点に戻っただけなので、駆け出しの頃のようにがむしゃらに走るのみです!
― そのスタートの頃と今を比べて、変化した部分はありますか?
くみっきー:場数を沢山踏ませてもらったので、少しは自分に自信がもてるようになりました。私がギャルになったのは、自分に自信がなかったからなんです。髪の毛でフェイスラインを隠して、目をパッチリさせるメイクをしてコンプレックスを隠していました。でも自分に自信がなかったことで努力もできたんです。スタッフさんが期待するものを越えていくことを心がけていたので、これからもそこは変わらずに、常に進化していきたいですね。
インタビュー中に涙も…
― 6年間を振り返って、たくさんの経験をしてきたと思うんですけど、悔しかったこと、そして辛かったことがあれば教えて下さい。くみっきー:悔しかったことは、あるとき、すごい裏表のある新人さんが入ってきたんです。編集さんがその子を推していることが、私には理解ができなくて、トイレで悔し泣きをしていました。思い出すと、たくさん涙を流しましたね。私泣き虫なので(笑)。誌面にたくさん出させてもらっていた時は、最高5日間寝られない日が続きました。朝早くて夜遅いって日がずっと続いて、毎日がめっちゃ辛かった時もあります。でもその分、モデル同士の絆は深まるんです。ずっと一緒にいるから嫌な部分も見ないといけないし、本質の部分をわかった上で付き合うことになるので、卒業していった戦友とは今でも仲が良いです。
― 大変な日々も、モデルさん同士の絆があったからこそ、乗り越えてこられたんですね。
くみっきー:モデルだけじゃなく、編集さんやカメラマンさんも、すごい素敵な人たちなので、ここまで頑張ってこられました。私がいなくなった後も、そんな「Popteen」らしさを失くさずに、ずーっと続いていって欲しいです。
― ファンの方が、くみっきーさんの卒業を知った時、どんな反応をすると思いますか?
くみっきー:悲しいって感じてくれると思うんですけど、最後はちゃんと笑顔で送り出してくれると思います。みんな愛が深いので!8月3日に卒業イベントがあるんですけど、顔かわからないぐらい号泣しちゃうと思います(笑)。
― それくらい「Popteen」を深く愛しているんですね。
くみっきー:いま、夜とかに「Popteen」を読みながら卒業ページを考えてるんですけど…
(突然、涙を流し始めるくみっきー)
連続表紙をやらせて頂いた時のこととか、6年間を振り返えると色々あったなぁって…。愛しています。私をここまで育ててくれた雑誌なので、本当に感謝しています。
― 涙から「Popteen」への愛が伝わってきます!そんな「Popteen」の一番好きなところはどんなところですか?
くみっきー:人間っぽいところです。リアルをずーっと追い求めている雑誌なので、全く気取ってないんです。あとみんなの笑顔が絶えない雑誌だなって思う。読んでいて、凄く楽しい気持ちになりますね。
生まれ変わっても「Popteen」
― 卒業について、「Popteen」のみんなには話したんですか?くみっきー:みずき(西川瑞希)に話しました。私がいなくなったらみずきが一番年上になるので、今後どうしたらいいかなど、私はこうしていたよっていうのを伝えました。一番上に立った人は言いたくないことも、言わないといけないので、そういうことも言ってかないとねって。
― ご自身でも、そのことを意識していたんですか?
くみっきー:先輩から、わざと空気を読まない時も必要なんだよって言われたんです。私はもともと気を遣っちゃうタイプなので、それだと締まらないから、あえてお姫様になる時も作りなさいって教えられたんです。でもお姫様として扱われるのは、本当に得意になれなかったんですけどね(笑)。
― 「Popteen」も世代交代が進み、次世代を担っていくモデルさんの活躍も多く見られるようになりましたが、中でも期待してる子がいたら教えて下さい。
くみっきー:自分はこう思うってギャル魂を持った子たちに、すごく勢いを感じます。面白いことをしてくれそうだなって期待しています。
― では最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
くみっきー:私は引っ込み思案だったので、今モデルとして人前に立っていることが、昔を考えたらありえないことでした。でも「Popteen」に出会って、自分を出すことの大切さ、人に何かを伝える大切さを知ったんです。色んな人とぶつかって失敗もしたんですけど、最初に踏み出さなかったら、今の自分にはならなかったと思います。私にとって「Popteen」は、新しい自分を見つけられた場所でした。今、ギャルが厳しい時代かもしれないけど、「Popteen」はギャル魂を失くさずに進んでいくので、私が卒業しても、応援よろしくお願いします!
― 生まれ変わっても「Popteen」モデルになりたいですか?
くみっきー:もちろんです!
― ありがとうございました。
6年間、雑誌「Popteen」のトップモデルとして突っ走ってきたくみっきー。インタビュー中に流した涙には、嬉しい思い、悔しい思い、辛い思い、経験してきた数々のことが詰まっていた。またその6年間には、ギャル誌の休刊など、ギャル文化に変化も起きた。そんな世流にくみっきーは、「時代は変わってくると思うけど、またいつかギャルの文化はやってきます!」と言い切り、ギャルとして駆け抜けてきたことに誇りを感じさせた。
「卒業してもOGとしてすぐに出たいですし、遠くからずっと見守っていたい」と“Popteen愛”を語りつつも、卒業後はマルチタレントとして、テレビやブランド、ダイエットインストラクターなど、やりたいことに挑戦していくというくみっきー。「Popteen」という慣れ親しんだ看板をはずし、舟山久美子として勝負していく彼女の船出に、エールを送りたい。(モデルプレス)
■舟山久美子(ふなやま・くみこ)プロフィール
愛称:くみっきー
出身地:東京都
生年月日:1991年4月29日
身長:155cm
血液型:O型
17歳の時に渋谷でスカウトされモデルデビュー。雑誌「Popteen」の専属モデルを務め、連続表紙起用は17回(2009年3月号~2010年7月号)、通算表紙起用は34回を記録。“ギャルの神様”として人気を集め、2012年は「シューズベストドレッサー賞」「ベストスタイリングアワード」モデル部門を受賞した。テレビ番組にも多数出演し、2013年はブランド「MiCOAMERi」(ミコアメリ)を、立ち上げ、プロデュース業も行っている。2014年8月3日、Zepp Tokyoにてくみっきーの卒業イベントが行われる。
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