一時休刊の「I Love mama」とは?創刊から異例の増刷、新語の誕生…これまでを振り返る

一時休刊の「I Love mama」、創刊から異例の増刷、新語の誕生…これまでを振り返る

2014.04.17 19:08

出版元・インフォレストの事業停止の影響を受け、ギャルママ向けファッション誌「I Love mama」が、先月17日に発売された5月号をもって一時休刊。モデルプレスでは、同誌の歴史を振り返った。

  

「I Love mama」とは?

キャバクラ嬢向け雑誌「小悪魔ageha」とギャル向け雑誌「Happie nuts」のギャルママ向けの記事が好評を博したことから、これら2誌の共同特別号“mama nuts × ageha”として2008年9月に創刊。ギャルママに特化した雑誌は前代未聞のため、注目を集めた。

その発売から3日間のうちに15万部を完売し、さらに増刊誌としては異例の3万部を増刷するという驚異的な売れ行きを示したことから、同年12月における第2号の発刊を経て、やがて月刊化が決定。翌2009年の4月に“I LOVE mama”という名の月刊誌として新たに始動した。2012年には新たな編集長の就任とともにリニューアルし、それまでのギャル色の強かった表紙が落ち着いた雰囲気のものへ一新、ロゴも簡素な意匠のものとなった。

内容は、家事や育児、ファッションまで幅広く紹介。また、新語も生み出しており、例えば「美しいママ」を意味する“美ママ”や、シングルマザーを意味する“シンママ”などが、同誌独特な表現として使用されていた。

「I Love mama」モデルたち

同誌の専属モデル(ラブモ)は、ほぼ全員が子持ち。主に、日菜あこ孫きょう野田華子白戸彩花大工原里美、木口千佳、白井ゆかりが活躍。また、そのモデル(母親)たちと並んで誌面には自身の子ども(ちびコ)も出演していた。

孫きょう、野田華子らが悲痛のコメント

「I Love mama」専属モデルだった(左から)野田華子、日菜あこ、孫きょう、大工原里美
4年間同誌のメインモデルほかバラエティ番組にも出演するママモデルとして活動している孫きょうは、ブログで「実は昨日のニュースの前に3月売りでアイラブママの休刊は決まっていました」と報告し、「ママモデルとして活動してきた中で、もちろんアイラブママが原点だったし、私の居場所でもありました」とコメント。今後については「この休刊というタイミングを、自分にとっては前向きな転機になれるように今新しい活動に一歩踏み出そうとしています」と意気込んだ。

創刊から5年間活躍してきた野田華子は「創刊から出させていただいていたのですごくさみしいのが正直なところです」と心境を吐露。「5年も1つの雑誌にモデルとして携わる事ができたことを誇りに思います」と振り返り、「本当に本当にさみしいけれど、またどこかでパワーアップして復活してくれることを願って」と前向きにつづった。

4年間活躍してきた白戸彩花は「正直、ママとモデルの両立がうまくできず何度も何度も辞めようって思ったこともありました。その度、読者の皆さまの言葉に救われて励まされて今日までやってこれました」と感謝。昨年5月に発表された「ラブママ専属モデルオーディション」グランプリの細澤渚は「悲しい気持ちはあるけど、、前を向いてこれからも頑張ります。どうなるかわからないけど、ピンチはチャンスってことで」と明るく宣言。大工原里美は「実は数ヶ月前に事務所の方にはお話をして3月末で辞めることになっていました」と明かし、「主婦からでも、頑張れる。夢は叶う。って教えてもらった場所でもあり自分自身、いろいろ成長できた場所でもありただ単にとっても楽しくていい思い出の場所でした」と語った。

なお、同じくインフォレストから発刊される「Happie nuts」は、17日発売予定だった6月号が無期限発売延期。「小悪魔ageha」に関しては今後の展開が明らかとなっておらず、読者やモデル達の間に動揺が広がっている。(モデルプレス)
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