「Popteen」卒業の廣瀬麻伊、人気雑誌に電撃移籍 過去の挫折と今後を語る モデルプレスインタビュー
2013.09.17 10:41
views
雑誌「Popteen」10月号をもって同誌から卒業したモデルの“まいまい”こと廣瀬麻伊が、9月17日発売の雑誌「JELLY」10月号より同誌の専属モデル入り。モデルプレスは新天地で第一歩を踏み出した彼女にインタビューを行った。
「Popteen」から「JELLY」へ 過去の苦悩と今後の目標を語る
― 8月8日に行われたファッションショー「a-nation&GirlsAward lsland collection」のステージで、突如「Popteen」からの卒業を発表したのにはびっくりしました。ポップモデルたちが涙を流しているのを目の当たりにして、廣瀬さんの人望の厚さを改めて感じたのですが、いつ頃から卒業を意識し始めたのですか?廣瀬:今年に入ってからですね。最年長だったので、おかりえちゃん(松岡里枝)が卒業して、次に卒業するのは私たちの世代なんだろうなって。その中でもくみまりちゃん(舟山久美子・村田莉)より、私が先なのかなってなんとなく感じていました。
― ポップモデルのお仕事で一番思い出に残っていることを教えてください。
廣瀬:2年間お休み期間もありましたが、5年程ポップにいたのでたくさんありますよ。その中でも初表紙はすごく印象に残っています。ポップモデルになって2ヶ月目のことでした。電話が来て「まいちゃん、次表紙だからよろしくね」って感じだったんですけど、「はい、わかりました」って。
―卒業号の「Popteen」10月号の誌面でも、その初表紙で状況が一気に変わったとありましたが、当時の心境を改めて振り返ってみていかがですか?2008年8月号でモデルデビューして、次号ではいきなり単独表紙に抜擢されたことで、「なんで先輩を差し置いてあなたが表紙なの?」といったバッシングやアンチコメントがひどかったそうですね。
廣瀬:人前に出るのが嫌になってしまいました。なんでそんなにバッシングされてまでモデルをしなきゃいけないのって。どうしてだろうって思う部分もあったし、自分はみんなの前に立てる立場じゃないなって思って、シャットダウンしちゃいましたね。
― 2年間休まれて、復帰しようと思ったきっかけは何でしたか?
廣瀬:お姉ちゃんからメールをもらったことがきっかけでした。同世代のポップモデルの子や他のモデル仲間の活躍を、テレビや雑誌でよく目にするようになって、私もまたモデルをやりたいっていう気持ちが芽生え始めたときに、それを後押ししてくれたのがお姉ちゃんでした。
― そうなんですね。それからはすんなりと「Popteen」に馴染めましたか?
廣瀬:最初はやはり気まずかったです。みんなずっと頑張ってきたのに、のこのことそこに行けないなって思って。でもみんなが温かく迎えてくれたので、ゆっくりでしたが馴染めました。同世代のくみまりを追いかけなきゃって想いも強かったです。
― 「Popteen」を卒業して、「JELLY」に移籍されますが、今の心境、そして今後の目標を教えてください。
廣瀬:「Popteen」は自分の個性がすごく出せる雑誌。等身大な感じで、モデルによってファッションも違います。一方で「JELLY」は今まで以上に高いプロ意識が必要なように感じます。もちろんポップのときも流行に敏感でいようという意識があったんですけど、前以上に意識するようになりましたね。自分が着たい服とトレンドのものを取り入れていくバランスの勉強が必要だと感じているので、いま一生懸命いろんな雑誌を読んだり、海外セレブのファッションを見ています。「JELLY」の初めての撮影には、「JELLY」を読みまくって、スタイリストさんやメイクさんについても研究してから臨みました。
― 「JELLY」の撮影現場には慣れましたか?
廣瀬:最初はすごく緊張しました。一人での撮影でしたので、どうやって現場の雰囲気をつかめばいいのかもわからなかったですしね。雑誌が変われば、撮影の雰囲気など変わることは多いので違和感も多くて…。例えば、ポップでのメイクは、ある程度メイクさんがメイクをしてくれて、アイラインやまつげは自分でやっていましたが、「JELLY」の場合はほとんどメイクさんがやってくれます。そういった点でも違いますし、慣れてない顔やポージングでの撮影も多いです。まだぺーぺーなので必死に頑張っています。
― 参考にしているモデルさんはいますか?
廣瀬:みんな参考にしています。ちょうどこの前、私の撮影の前に階上実穂さんがいて、すかさず見ていました。年下のモデルの子からも学ぶ点は多くありますね。みなさんから刺激を受けながら、いいところはどんどん真似していきたいです。
スタイルキープ法、美容法、趣味を明かす
― 高い向上心ですね。では、日頃からされているスタイルキープ法について教えてください。廣瀬:運動はよくしています。簡単な運動ですが家から駅まで歩いたり、都内の移動も一駅分でしたら歩きます。普通に30~40分、2~3キロを歩くこともあるかな。以前時間があったときは、音楽を聴きながら渋谷から新宿まで歩いたこともあります。
― ジムなども利用しますか?
廣瀬:ジムには行っていないです。日頃の生活で無理なく運動を取り入れています。
― 食事面で気をつけていることはありますか?
廣瀬:朝はいっぱい食べて、夜は控えめにしています。朝ごはんは、味噌汁、ごはん、魚、納豆、煮物といったメニューです。夜食べないで寝る分、「明日の朝は何を食べよう」って起きるのを楽しみにしています(笑)。夜は9時、10時を過ぎたら食べないようにしていますね。お腹が空いたときはスープや味噌汁を飲んでしのぎます。でも食事から寝るまで3時間とれるときは夜ご飯を食べることもあります。
― 運動も食事制限も習慣化されているのですね。
廣瀬:そうやって日々気をつけていたほうが、みんなとご飯を食べに行ったときに我慢せずに好きなものを食べられます。2年前くらいから習慣にしていますが、習慣化するのは大変でした。
― お肌もきれいですが、何かスキンケアはされていますか?
廣瀬:化粧はすぐ落とすようにしています。出かけるときのベースメイクも、軽く付けるだけにして、あまり塗らないようにしていますね。ほかにも寝る前にパックをしたり、オイルマッサージをすることも欠かしません。
― 廣瀬さんの顔の小ささから、マッサージの効果が感じられます!
廣瀬:2週間に1回くらいのペースで小顔サロンに行っています。「乾燥しているね」などアドバイスを聞いて治すようにしています。整体にも通っています。体が歪んでいたり、代謝が悪かったりすると吹き出物ができてしまうので体の中から対策しています。
― 美容の大敵はストレスかと思いますが、ストレス解消法を教えてください。
廣瀬:趣味に没頭することがストレス解消法です。冬期にしかできませんがスノーボードが好きで、一人で車を運転して新潟まで滑りに行っています(笑)。仕事が終わって深夜に思い立って行ったこともありました(笑)。一人行動が好きで、読書も好きです。何も考えないで本に集中しています。ほか、ギターやピアノも弾きますよ。多趣味なのでそれだけ分、ストレス解消法があります。
― 本当に多趣味ですね!夏はスノーボードはできませんが、この夏はどのように過ごしましたか?
廣瀬:お祭も行きましたし、バーベキューも何度かしました。花火もしましたね。ポップモデルの子たちとも思い出が作れて、充実した夏でした。
― ファッションやメイクのこだわりはありますか?
廣瀬:宝探しのような感覚で楽しめるので、ファストファッションのブランドはよく見ます。109に行って、1階から9階まで見尽くすこともあります。ブランドの縛りはないですね。買い物は渋谷・原宿あたりに行くことが多いです。選ぶときのポイントは迷ったら買わないこと。「かわいい」とインスピレーションで感じたら買っちゃいます。
― 今日のモノトーンのコーディネートも素敵ですが、私服ですか?
廣瀬:ありがとうございます。私服です。クールな感じに仕上げました。スタイルアップできるファッッションが好きで、体にフィットしているものを選んで、「見られている」という意識を高めています。
― 秋冬アイテムで購入したものはありますか?
廣瀬:いっぱいあります。特にセットアップに注目していて何着か買いました。セットで着るとインパクトが強いですよね。バラしても着られるので、いろいろコーディネート方法があって楽しいです。それとロング丈のコートも注文しました。ちょっとコーディネートが難しそうですが、着てしまえばかっこよく決まるかな。ほかは膝丈スカートや、サスペンダーなどの小物も買いました。秋冬はすごく楽しみです。
― 「JELLY」移籍でファッションやメイクは変わりましたか?
廣瀬:ファッッションはすごく変わりました。以前は、私よりも若い「Popteen」読者の年齢層に合ったファッションでしたが、今は自分の年齢に合うファッションを楽しんでいます。メイクも変わりました。今はつけまつげを付けずに、まつげパーマをする事もあります。まつげパーマは目元からしっかり上がってくれるのでメイクも楽ですね。以前の“盛ってナンボ”のメイクから、足し引きのメイクに変わりました。
恋愛観と仕事観
―話は変わりまして、どんな男性がタイプですか?廣瀬:男らしい人です。見た目は気にしませんが、性格がなよなよしていない人が好きです。仕事を頑張っている人とか、自立している人に惹かれます。私の前で泣かれてしまうとダメですね(笑)
― 好きな男性のファッションはありますか?
廣瀬:シンプルなファッションが好きです。ブランドものだとすぐにわかってしまうようなファッションはあまり好きではありませんが、ファッションの中にこだわりがあって、その人に似合っていればいいかと思います。清潔であることも大事ですね。
― では、そんな男性と秋冬デートをするのであれば、どんなデートがしてみたいですか?
廣瀬:やっぱりスノボができる人がいいです。一緒にスノボに行けるのが理想ですね。あと紅葉を見ながらドライブもいいですね。のほほんと温泉なんかもいいかも。
― 今後挑戦したいことはありますか?
廣瀬:モデルの幅が広がればいいなと思っています。それからスノボなどの自分の趣味とモデルの仕事が繋がればいいな。
― モデル以外でやってみたい仕事はありますか?ミュージックビデオにも出演されていましたし、コンピレーションアルバムにも参加されていますよね!女優や歌手活動はいかがですか?
廣瀬:女優は機会があればやってみたいです。歌手もいいですね。
― 憧れているアーティストさんはいますか?
廣瀬:ファッションを含めて安室奈美恵さんです。シンガーソングライターですとYUIさんやmiwaさん。カラオケでもよく歌います。
― ではプライベートでやってみたいことはありますか?
廣瀬:もうシーズンが終わってしまいますが、マリンスポーツに挑戦してみたいです。今やっていることも極めていきたいですね。
― 改めて、これからの目標や意気込みを教えてください。
廣瀬:「JELLY」に出させてもらえるようになって、その中でどれだけ自分を出せるか、読者の方にどう思ってもらえるかは自分次第。いろいろと勉強して、伝えられるものがたくさんあるモデルになりたいです。みんなのお手本になれるようなモデルになりたいですね。
― ありがとうございます。最後に夢に向かって頑張るモデルプレス読者へメッセージをお願いします。
廣瀬:夢を叶える秘訣は強く思っていること。なりたいものを描いて思い続ければ、だんだんそれに近づいていきます。心に決めたことは、曲げないで向かっていってほしいです。いろんなことがあると思いますが、どんどん乗り越えて、軸だけぶれないように頑張ってほしいです。
― ありがとうございました。
過去の苦悩を明かしながらも、高い向上心を持って「JELLY」移籍を果たした廣瀬麻伊。インタビューではパワフルな素顔も見せてくれた。新しいステージでの彼女の活躍が期待される。(モデルプレス)
■廣瀬麻伊(ひろせまい)プロフィール
出身地:東京都
生年月日:1992年2月7日
星座:みずがめ座
血液型:O型
身長:160cm
靴のサイズ:22cm
2008年の「Popteen」8月号に初登場。次号で異例のスピードで単独表紙デビューを果たす。しかしその後、突如誌面から姿を消し、2年の空白期間を経て2010年に復帰。その後、2011年の「Popteen」6月号にて単独表紙に返り咲くと、2012年には「Popteen」誌面で“廣瀬麻伊夫”と称した男装キャラでも活動し話題を呼んだ。2013年の「Popteen」10月号をもって同誌から卒業。同年の「JELLY」10月号より同誌の専属モデルとなる。
【Not Sponsored 記事】