クリスマスにぴったりのスパークリング~ハートの泡~<竹内香奈子「大切な人に贈りたくなるビジュアル系ワイン」Vol.34>
2013.12.03 13:05
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日本ソムリエ協会認定「ソムリエ」の資格を所有。大阪・東心斎橋にあるワインショップ「mista」の店長・竹内香奈子がお届けするモデルプレス連載コラム「大切な人に贈りたくなるビジュアル系ワイン」。ワインの歴史、味の事はもちろん、美味しい料理に合うワインやプレゼントにピッタリなワインなどを紹介する。
みなさん、こんにちは!ワインソムリエの竹内香奈子です。
もう12月ですね。1年の中で一番ロマンチックな月。街中がイルミネーションに包まれ、キラキラと光り輝いています。
様々な場所でクリスマスツリーの点灯式が行われ、クリスマスソングが流れ、街中はクリスマスムード満点。
今回は、「クリスマスにぴったりのスパークリング~ハートの泡~」と題して、キラキラと光り輝くイルミネーションのようにキラキラと綺麗な泡の自然派スパークリングワインをご紹介します。
クリスマスツリーの象徴である星と深い関係のあるワインです。キラキラのハートの泡を見れば、上品で華やかな雰囲気を過ごせることでしょう。
おしゃれで高級感のあるボトル!エチケット(ラベル)には黄色、オレンジ色、赤色とたくさんの泡が描かれています。
スパークリングワインの立ちのぼる泡を連想させているのですね。
一番上に描いてある大きなひとつの泡はなんとハートの形になっています。真っ赤なハート!可愛いですね。
可愛らしさもありますが、ゴールドと黒のキャップシールと全体のバランスが大人っぽく、上品なスパークリングワインです。
ハートの泡がクリスマスの雰囲気にぴったりです。
ワインの名前は“マルク・テンペ/クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール・プルミエール”といいフランスのアルザス地方で造られています。
身体に優しいビオ(自然派)のスパークリングワインです。お客様から「ワインの名前って長くて覚えにくいのよね」とよく聞きます。
確かにフランス語やイタリア語、スペイン語、その造られた国の言葉で書かれているので分かりにくいものが多いですよね。エチケット(ラベル)で覚えるのが一番簡単ですが、ワインの名前を覚えておくとどういうワインかが見えてきます。
ワインの名前はそれぞれに意味のあるものが多く、分けて考えると分かりやすくなります。
例えば、このワインの名前ですが“マルク・テンペ”とは“造り手の名前”で、“クレマン”というのは“ワインの種類”であり“ダルザス”というのは“地域(アルザス)”を表し、“ブリュット”というのは“辛口”と言う意味であり“ナチュール”というのは“補糖をしていない”という意味です。
補糖とは、シャンパンやスパークリングワインを造る過程において、仕上げの際にリキュールなどを添加するということです。
クレマンというのはシャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様の製法で造られた発泡ワインのことです。
それぞれに意味がありクレマンやブリュットはよく耳にすることが多いので覚えておくとワインの名前が少し簡単になり、どういうワインかということが分かりますよね。
ブドウ品種はピノ・オーセロワ50%とリースリング50%で造られています。
リンゴやレモンの香りに続いて、熟した果実の香りがします。シュワシュワっときめ細かい泡が口の中で弾けて、フレッシュで爽やかな感じがします。
ほどよい酸味がありお料理にも合わせやすいスパークリングワイン。すっきりと辛口の味わいにどことなく優しい味わいがあります。
こんなに優しく愛溢れるワインを造っているのは、マルク・テンペさんという方でアルザスワインの巨匠と言われています。
マルク・テンペさんのワインは香りがよく、優しさを感じる味わいで飲みこんだ後にとても幸せな気分になります。私の尊敬する大好きな造り手のひとりです。
マルク・テンペさんはビオディナミ農法でワインを造っています。
ビオディナミ農法とは、農薬や化学肥料を一切使わず、バクテリアやミミズなどに土地の耕作をまかせ、土壌や植物の免疫力を高め、天体との関係に基づいて栽培する農法です。
天体との関係とは、星や月の動きや月の満ち欠けになどの情報を元に作られたビオカレンダーというものがあり、その日にすべき農作業と、してはならない農作業をそのビオカレンダーを元に決めていくのです。
星との関係の深いスパークリングワインなのです。
自然の中で育てるマルク・テンペさんのブドウ畑は、雑草も生い茂り、モグラやミミズがたくさんいます。土がとても良いということですよね。
ブドウの樹にはまるまる太ったエスカルゴもいます。これもブドウがとても美味しいということですよね。
こうして美味しく育ったブドウは、機械を使わずに全て手摘みで大切に収穫をしています。
そして房、茎をつけたまま優しくゆっくりプレスされます。ブドウの茎に付いているてんとう虫が生きたまま出てこれるくらい優しいプレスなんですって。造り手の自然を愛する心がとてもよく伝わります。
天然酵母で仕込みをし、月の満ち欠けによって瓶詰めを行っています。全て自然をもとに造っているスパークリングワイン。とても神秘的です。
徹底して自然派ワインを造っているマルク・テンペさんの自然に対する愛情の深さを感じます。
こんなところに星が!コルクの刻印に…。星の動きと関係のあるワインですからね。造り手の自然を愛する気持ちが伝わってきます。
華やかで上品なこのスパークリングワインは、クリスマスや忘年会などの集まりにぴったりです。
プレゼントや手土産にしても喜ばれます。おうちでのクリスマスディナーやパーティーにもいいですね。
サラダや前菜、クラムチャウダーのようなクリーム系のスープにもよく合いますし、フリットやホタテのバターソテーにもぴったりです。
天ぷらや串カツにお塩を付けて楽しむこともできます。揚げ物の脂っこい部分をシュワっとした辛口の泡がさっぱりとしてくれます。忘年会ではカニ鍋やてっちりとあわせるのもいいですね。
価格は¥2,300前後で、ワインショップで扱っているところもありますし、インターネットで“マルク・テンペ/クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール・プルミエール”と検索すると購入出来ます。
次回は温まるワインをご紹介します。
(モデルプレス)
■竹内香奈子(たけうちかなこ)プロフィール
生年月日:1977年1月26日
血液型:A型
出身地:愛知県(現在は大阪在住)
身長:169cm
スリーサイズ:B77/W56/H81
趣味:旅行・食べ歩き・音楽鑑賞・ホットヨガ
仕事:大阪・東心斎橋 wine shop「mista」店長
短大卒業後、飲食店やワインショップでアルバイトをする中でお客さんに大好きなワインの素晴らしさ、奥深さを知って頂きたいという気持ちからワインの事を独学で学ぶ。2010年10月、日本ソムリエ協会認定「ソムリエ」の資格を取得する。
プライベートでは海外旅行が大好きで、ハワイ、オーストラリア、ピピ島、ボラボラ島、プーケット、ラスベガス、タヒチなど数え切れない国を訪問。また海外旅行以外にも、音楽、ファッション、料理など様々な分野に好奇心旺盛。自身の経験や知識を元に、ワインの事を中心としたライフスタイルの提案を目指している。
※竹内香奈子の情報はこちら
オフィシャルブログ【Fancy WINE】
http://ameblo.jp/kanako-takeuchi/
もう12月ですね。1年の中で一番ロマンチックな月。街中がイルミネーションに包まれ、キラキラと光り輝いています。
様々な場所でクリスマスツリーの点灯式が行われ、クリスマスソングが流れ、街中はクリスマスムード満点。
今回は、「クリスマスにぴったりのスパークリング~ハートの泡~」と題して、キラキラと光り輝くイルミネーションのようにキラキラと綺麗な泡の自然派スパークリングワインをご紹介します。
クリスマスツリーの象徴である星と深い関係のあるワインです。キラキラのハートの泡を見れば、上品で華やかな雰囲気を過ごせることでしょう。
おしゃれで高級感のあるボトル!エチケット(ラベル)には黄色、オレンジ色、赤色とたくさんの泡が描かれています。
スパークリングワインの立ちのぼる泡を連想させているのですね。
一番上に描いてある大きなひとつの泡はなんとハートの形になっています。真っ赤なハート!可愛いですね。
可愛らしさもありますが、ゴールドと黒のキャップシールと全体のバランスが大人っぽく、上品なスパークリングワインです。
ハートの泡がクリスマスの雰囲気にぴったりです。
ワインの名前は“マルク・テンペ/クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール・プルミエール”といいフランスのアルザス地方で造られています。
身体に優しいビオ(自然派)のスパークリングワインです。お客様から「ワインの名前って長くて覚えにくいのよね」とよく聞きます。
確かにフランス語やイタリア語、スペイン語、その造られた国の言葉で書かれているので分かりにくいものが多いですよね。エチケット(ラベル)で覚えるのが一番簡単ですが、ワインの名前を覚えておくとどういうワインかが見えてきます。
ワインの名前はそれぞれに意味のあるものが多く、分けて考えると分かりやすくなります。
例えば、このワインの名前ですが“マルク・テンペ”とは“造り手の名前”で、“クレマン”というのは“ワインの種類”であり“ダルザス”というのは“地域(アルザス)”を表し、“ブリュット”というのは“辛口”と言う意味であり“ナチュール”というのは“補糖をしていない”という意味です。
補糖とは、シャンパンやスパークリングワインを造る過程において、仕上げの際にリキュールなどを添加するということです。
クレマンというのはシャンパーニュ以外の地域で、シャンパンと同様の製法で造られた発泡ワインのことです。
それぞれに意味がありクレマンやブリュットはよく耳にすることが多いので覚えておくとワインの名前が少し簡単になり、どういうワインかということが分かりますよね。
ブドウ品種はピノ・オーセロワ50%とリースリング50%で造られています。
リンゴやレモンの香りに続いて、熟した果実の香りがします。シュワシュワっときめ細かい泡が口の中で弾けて、フレッシュで爽やかな感じがします。
ほどよい酸味がありお料理にも合わせやすいスパークリングワイン。すっきりと辛口の味わいにどことなく優しい味わいがあります。
こんなに優しく愛溢れるワインを造っているのは、マルク・テンペさんという方でアルザスワインの巨匠と言われています。
マルク・テンペさんのワインは香りがよく、優しさを感じる味わいで飲みこんだ後にとても幸せな気分になります。私の尊敬する大好きな造り手のひとりです。
マルク・テンペさんはビオディナミ農法でワインを造っています。
ビオディナミ農法とは、農薬や化学肥料を一切使わず、バクテリアやミミズなどに土地の耕作をまかせ、土壌や植物の免疫力を高め、天体との関係に基づいて栽培する農法です。
天体との関係とは、星や月の動きや月の満ち欠けになどの情報を元に作られたビオカレンダーというものがあり、その日にすべき農作業と、してはならない農作業をそのビオカレンダーを元に決めていくのです。
星との関係の深いスパークリングワインなのです。
自然の中で育てるマルク・テンペさんのブドウ畑は、雑草も生い茂り、モグラやミミズがたくさんいます。土がとても良いということですよね。
ブドウの樹にはまるまる太ったエスカルゴもいます。これもブドウがとても美味しいということですよね。
こうして美味しく育ったブドウは、機械を使わずに全て手摘みで大切に収穫をしています。
そして房、茎をつけたまま優しくゆっくりプレスされます。ブドウの茎に付いているてんとう虫が生きたまま出てこれるくらい優しいプレスなんですって。造り手の自然を愛する心がとてもよく伝わります。
天然酵母で仕込みをし、月の満ち欠けによって瓶詰めを行っています。全て自然をもとに造っているスパークリングワイン。とても神秘的です。
徹底して自然派ワインを造っているマルク・テンペさんの自然に対する愛情の深さを感じます。
こんなところに星が!コルクの刻印に…。星の動きと関係のあるワインですからね。造り手の自然を愛する気持ちが伝わってきます。
華やかで上品なこのスパークリングワインは、クリスマスや忘年会などの集まりにぴったりです。
プレゼントや手土産にしても喜ばれます。おうちでのクリスマスディナーやパーティーにもいいですね。
サラダや前菜、クラムチャウダーのようなクリーム系のスープにもよく合いますし、フリットやホタテのバターソテーにもぴったりです。
天ぷらや串カツにお塩を付けて楽しむこともできます。揚げ物の脂っこい部分をシュワっとした辛口の泡がさっぱりとしてくれます。忘年会ではカニ鍋やてっちりとあわせるのもいいですね。
価格は¥2,300前後で、ワインショップで扱っているところもありますし、インターネットで“マルク・テンペ/クレマン・ダルザス・ブリュット・ナチュール・プルミエール”と検索すると購入出来ます。
次回は温まるワインをご紹介します。
(モデルプレス)
■竹内香奈子(たけうちかなこ)プロフィール
生年月日:1977年1月26日
血液型:A型
出身地:愛知県(現在は大阪在住)
身長:169cm
スリーサイズ:B77/W56/H81
趣味:旅行・食べ歩き・音楽鑑賞・ホットヨガ
仕事:大阪・東心斎橋 wine shop「mista」店長
短大卒業後、飲食店やワインショップでアルバイトをする中でお客さんに大好きなワインの素晴らしさ、奥深さを知って頂きたいという気持ちからワインの事を独学で学ぶ。2010年10月、日本ソムリエ協会認定「ソムリエ」の資格を取得する。
プライベートでは海外旅行が大好きで、ハワイ、オーストラリア、ピピ島、ボラボラ島、プーケット、ラスベガス、タヒチなど数え切れない国を訪問。また海外旅行以外にも、音楽、ファッション、料理など様々な分野に好奇心旺盛。自身の経験や知識を元に、ワインの事を中心としたライフスタイルの提案を目指している。
※竹内香奈子の情報はこちら
オフィシャルブログ【Fancy WINE】
http://ameblo.jp/kanako-takeuchi/
【Not Sponsored 記事】