新木優子「モトカレマニア」着回し力万能“モード系セットアップ”に注目＜専属スタイリスト解説vol.8＞

― まず、このコーディネートのポイントを教えてください！

一ツ山：中に着ているのはセットアップなんです。ユリカの手持ちの服の中でもデザインが効いているアイテムですね。アシンメトリーにカッティングされていて、ギャザーも多く、袖が広いなどファッション性が高いんですよ。

― 中はこうなっていたのですね！かっこいいけれど、自分では着こなせるか…。

一ツ山：大丈夫ですよ。ユリカの着こなしも是非参考に！こちらのトップス、襟が開いているので、中にハイネックのニットを着ています。これでカジュアルすぎず、首元も温かくなりますよ。

オフィスからお出かけシーンまで着回せる！色合わせのポイントは“ベージュ系・くすみ系”

それと、トップスが短くスカートのウエストの位置が高いので、全体的にバランス良くスタイルアップして見えますね。

― 足長効果がありそうです！今回ワンピースではなく、あえてセットアップを選んだのはなぜですか？

一ツ山：ワンピースっぽく着られるのはもちろん、単体でもすごく着回せるからです。スカートのマーメイドっぽいシルエットを生かしつつ単体で着るときは、タイトめなトップスを合わせるのが◎。ウエストはINしてくださいね。色はモノトーンでもいいですし、ベージュ系やくすんだパステル色も。

トップスを単体で使うときは、身長のある方はワイドパンツ、小柄な方はスキニーやハイウエストのテーパードパンツを合わせても素敵だと思います。

― コートはどんなこだわりが？

一ツ山：くすんだモスグリーンっぽい色で、中に着るのもアイボリーやオフホワイトなどが相性がいいと思います。さらに、大きなポケットと、サイドに深くスリットが入っていますから、パンツでもスカートでもバランス良く見えますね。

「ドラマの現場で“新たな発見”がありました」

― 撮影を振り返っていかがですか？

一ツ山：連ドラは撮影をしながら次の放送分に向けての衣装準備も同時進行で、スピード感が求められる一方で全話を通しての衣装の繋がりも考えなければなりません。

日頃のお仕事とは進行の仕方が違い、戸惑うこともありましたが、新たな学びもありました。また機会があればドラマの現場でやってみたいです！

― ありがとうございました！最終話楽しみにしています。

（modelpress編集部）

【衣装クレジット】
コート：STUNNING LURE
セットアップ：ELIN
インナー：SNIDEL
バッグ：LOEWE
イヤリング：abiste
パンプス：ROPE

「モトカレマニア」最終話あらすじ

マコチ（高良）と桃香（矢田亜希子）の関係を疑ってしまったユリカは、彼に対する気持ちがわからなくなっていた。事情を知った山下（浜野謙太）は、マコチと向き合えないことを悩むのは向き合おうと思っているからだ、とユリカを励ます。

同じ頃、さくら（山口紗弥加）は元カレの和真（淵上泰史）から、「絶対幸せにするから待っていてほしい」と言われる。それに対し、1人で考えたいと返したさくらは、アパートに帰ることができずに訪ねてきたユリカに和真のことを打ち明け、「家族を捨てるような人は好きじゃないのに、揺れている自分が面倒くさい」とユリカに告げる。

あくる日、桃香の家を訪れたマコチは、自分で染めた草木染めをユリカにプレゼントするサプライズに失敗したことを話す。その話を聞いた桃香は、マコチの恋人がユリカだと気づき、誤解を解くためにチロリアン不動産を訪ねる。

その夜、さくらのマンションにいきなり白井（関口メンディー）が訪ねてくる。冷え性のさくらのためにプロテインを差し入れた白井は、さくらの人気シリーズ「がんそば」を読み始める。そんな中、ユリカは桃香と会ったことをマコチに伝える。「全部俺が悪い」と謝り、2人で住む部屋の契約に行こうと誘うマコチ。しかしユリカは、一度距離を置きたいと言い出す。