ファッション×映像×音楽×アートが融合　人気メンズブランド「NAOKI-R」が初の試み

ファッション×映像×音楽が融合

Amazon Fashion Week Tokyoが開催されている東京渋谷の中心、西武渋谷店では、『NAOKI-R TRUNK SHOW AT SHIBUYA』と題し、デザイナー横川直樹氏による映像・音楽と融合した服の世界が展開されている。

ハイブランドが立ち並ぶB館1階には、「NAOKI-R」特設会場を用意。横川氏デザインによる映像がプロジェクションされ、海外で活躍中の盆栽師・平尾成志氏によるインスタレーションを展示。2017 A/Wの新商品である馬革のライダースジャケットやビーバーハットなどがお披露目販売されている。

またB館5階には、DJブースが設置され、音楽を楽しみながらオーダージャケットやスーツをセレクトできる。

日本の文化・ファッションを世界へ発信

この日は初日を祝して、書道家の金田石城氏が駆けつけた。横川氏と親交の深い金田氏による贅沢な書道パフォーマンスを来客の前で披露。前日に映画『墨の魔術師』の完成披露舞台挨拶を行ったばかりの金田氏の登壇に、横川氏は笑みを浮かべていた。

2020年の東京五輪に向け、日本を象徴させる“NAOKI-R×金田石城 コラボレーションTシャツ”も限定販売され、日本から世界への発信が始まった。

横川氏は「古から伝わる知識や伝統、文化は、その時代の観点や思考の転換によって変化し、我々に永続的に影響を与える。かけがえのない“特別な存在”であるかのように、NAOKI-Rのものづくりは、あなたと出会い、重なり、染まり、馴染み、幾重もの日々であなたの一部となり、あなたの中で創造することを目指している」とブランドに込める思いを語った。

また金田氏は「人には周囲が気がつかない隠れた才能というものが眠っている。NAOKI-Rのデザインにはそういうものが秘められていると私は以前から感じていた」と話し、「ファッションであれ、光であれ、それは舞台の違いや表現習慣の違いと言うことで、常に一線上にあると考えている。このたびの私の書を使ってデザインをしたいというNAOKIの想いは、新しい彼独自の感覚で書道の文字の素材を最も現代的に切り開いて、新しい衣装デザインの中に確立すると感じている。その出来栄えに私は期待をしている」と「NAOKI-R」のこれからに期待を寄せた。

（modelpress編集部）

『NAOKI-R TRUNK SHOW AT SHIBUYA』開催概要

期間：2017年10月10日（火）～23日（月）
場所：西武渋谷店 B館5階プロモーションスペース、B館1階特設会場