「ヴィクトリアズ・シークレット」ついに日本上陸 出店の経緯、理由とは?
2014.11.11 19:39
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アメリカのウィメンズブランド「Victoria’s Secret(ヴィクトリアズ・シークレット)」が今年9月、満を持して日本に初上陸した。今回モデルプレスの独自取材により、日本初上陸までの経緯や、なぜこの時期の出店となったのか、その理由を探った。
全世界の女性の憧れ「Victoria’s Secret」とは?
「Victoria’s Secret」は、1977年に米国で創業した、婦人服・ランジェリー・フレグランス・美容用品などを扱っているウィメンズブランド。1990年代よりスタートした、ランジェリー姿のモデルによるセンセーショナルなショーは当時大きな話題となり、過去にはタイラ・バンクスやハイディ・クルムら数多くのトップモデルが広告塔に抜擢された。
ブランドの顔となる人気モデルは「ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズ」と呼ばれ、彼女たちの容姿、ファッション、ライフスタイルなどは全世界の女性達の憧れの的となっている。
この時期の出店となった背景とは?
ブランド担当者によると、今回の日本進出のきっかけは、毎年カンヌで開催されている免税店向けの展示会だと言う。ここでは免税事業を行う各国の担当が、希望する参加ブランドへ自国の出店にむけての誘致を行い、双方の条件の折り合いがつくまで協議を重ねて、納得したうえで出店が実現。「Victoria’s Secret」の場合は、元々ブランド側にトラベルリテール(版権)の店舗から海外へ進出していきたいという戦略的な意図があったため、ニューヨーク本社側と日本空港ビルデング(株)の免税事業担当者との数年に渡る協議・交渉の末に、今年ようやく双方の出店条件や販売条件などが一致し、今回の羽田空港国際線出国エリアへの出店が実現した。
羽田空港国際線出国エリア内、日本1号店のラインナップは?
今回オープンした羽田空港国際線出国エリアの店内は、大きく分けてカジュアルラインと、セクシーラインの2つから成る。ランジェリー、ボディケアアイテム、バッグ、フレグランスなどが中心で、ブラジャーやルームウェアといった試着が必要なものは取り扱っていない。内装は黒を基調に、ビビッドでカラフルなアイテムの数々がお洒落にディスプレイされており、ブランドの代名詞であるランジェリーを身につけた「ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルズ」の写真やショー映像を見ながら楽しく買い物を楽しめるようになっている。
客層は20~30代女性が多く、ブランドの世界観を象徴するセクシーなランジェリーが最も人気を集めている。モデルプレスの取材によると、空港内でも特に顧客が限られる出国エリアへの出店にも関わらず、オープン前の予測値と比べると売上は好調だという。
日本女性へのおすすめは「グラマー」シリーズの「CHEEKY!」というライン。レースで縁取られた、ヒップラインを美しく見せてくれるカッティングが特徴で、総レース生地とコットン生地の2種類がある。「CHEEKY!」のTバックはワンサイズだが、腰のレース位置を変えて着用することでどんなサイズの女性の体にもフィットするようになっている。
また今季のボディケアのおすすめは「ボムシェル」という、華やかさと爽やかさを兼ね備えたフェミニンな香りのシリーズで、ディスプレイの左半分を占める花モチーフのものが新作のデザインなのだそう。この「ボムシェル」の携帯サイズがセットになったミニバッグは旅先へも携帯しやすい免税店らしいアイテムだ。
関西にも上陸
9月に上陸を果たしたばかりの「Victoria’s Secret」だが、今年11月半ばに関西国際空港第1ターミナルビル3階、国際線出国エリア本館へ国内2号店を出店することを発表している。世界中の女性を虜にしてきたランジェリーブランドへの注目度は、今後ますます高まりそうだ。(modelpress編集部)※記事はモデルプレスの調査及び主観に基づくものであり、店舗のサービスが保証されるものではありません。
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