クリスチャン・ディオール、“スカーフ”がフラッグの2015クルーズコレクションを発表
2014.05.16 21:42
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「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」の2015年クルーズコレクションがアメリカ・ニューヨークで発表された。
「クリスチャン・ディオール」のアーティスティックディレクターのラフ・シモンズ氏が、今回のクルーズコレクションで考えたのは、アメリカンスタイルとアメリカのナショナル・アイデンティティにおけるその象徴的存在。「ディオール」のヨーロッパ的感覚と融合させ、二つの世界の結びつきを繊細かつ抽象的に表現している。シモンズ氏は「アメリカは常にインスピレーションを与えてくれます。ポップカルチャー、エネルギー、流動性など、そこには生き生きとした何かがあります。アメリカで変わらずに好きなのは、スタイルのるつぼだということ。しかも必ずルックがあること。それも力強いルックです。アップタウンやダウンタウン、イーストコーストやウエストコーストに関わらず、女性の着こなしには常に力強さとリアリティがあります」と語った。
コレクションでは、「ディオール」の伝統的なプリーツやマチ使いが施されたリラックス感を与えるデザインも多く登場。コレクション全体を通じたテーマである、しなやかなつくりにバイアスカットというハード&ソフトなコンビネーションを強調した。また、スカーフを巻き付けたシューズやジュエリーも数多く登場。
様々なハンドメイド感覚は、アメリカ的な「ホームスパン」クラフトを遊び心いっぱいに取り入れたもの。繊細でシームレスなマクラメレースは、フランスのアトリエらしく、大ぶりのパッチワークファーは、ブランケットのようでありながら、優れた技術が組み合わされている。アウターウェアとスカートには、しなやかなスエードを使用。通常はカーペットに用いられる手織りの技術をテーラリングに取り入れることで、ラディカルな一面を出した。
イーストリバー沿いのブルックリン ネイビーヤードが、今回のショーの舞台。ハドソンリバーと合流するダイナミックな地点にあり、マンハッタン島を象徴する風景が見られる。ミラーやLED照明を用いた会場のインテリアは、浮かんで流れるようなスカーフの動きを反映させたものであり、外の世界と共鳴しながら、その世界を抽象的に描いた。(モデルプレス)
スカーフがフラッグのコレクション
コレクションの中心となるのは、フランス語では「カレ」と呼ばれるシルクスカーフ。ポップな図柄は遊び心に溢れ、コンサバティブでレディライク。スカーフの形状はウェアの中にも多く取り入れられており、手描きのパターンはしなやかな装飾となっている。コレクションでは、「ディオール」の伝統的なプリーツやマチ使いが施されたリラックス感を与えるデザインも多く登場。コレクション全体を通じたテーマである、しなやかなつくりにバイアスカットというハード&ソフトなコンビネーションを強調した。また、スカーフを巻き付けたシューズやジュエリーも数多く登場。
様々なハンドメイド感覚は、アメリカ的な「ホームスパン」クラフトを遊び心いっぱいに取り入れたもの。繊細でシームレスなマクラメレースは、フランスのアトリエらしく、大ぶりのパッチワークファーは、ブランケットのようでありながら、優れた技術が組み合わされている。アウターウェアとスカートには、しなやかなスエードを使用。通常はカーペットに用いられる手織りの技術をテーラリングに取り入れることで、ラディカルな一面を出した。
今回のコレクションへの思い
シモンズ氏は今回のコレクションについて「パワフルなルックに、遊び心の要素を加えたかったのです。自由な要素をルックに表現しました。こうした自由は、アメリカ女性の着こなしにならではのものであり、素晴らしいことです。また、私が手がけるディオールのクリエーションに対して、アメリカの女性からは実に力強くエネルギッシュな反応を感じます。歴史的にもムッシュ・ディオールの作品に対して、アメリカの女性は力強い反応を見せてくれました。いわば互いに思い合う関係であり、その感情をお返ししたいと考えました」と説明している。イーストリバー沿いのブルックリン ネイビーヤードが、今回のショーの舞台。ハドソンリバーと合流するダイナミックな地点にあり、マンハッタン島を象徴する風景が見られる。ミラーやLED照明を用いた会場のインテリアは、浮かんで流れるようなスカーフの動きを反映させたものであり、外の世界と共鳴しながら、その世界を抽象的に描いた。(モデルプレス)
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