伊藤弘一氏/提供画像

【SORA IE TOKYO・伊藤弘一氏】元幼稚園教諭が“民泊×不動産”で海外進出 コロナ禍で売上消滅からのV字回復劇<REAL VALUE×モデルプレス連動>

2025.12.22 19:00

堀江貴文・溝口勇児・三崎優太による経営エンターテイメント番組「REAL VALUE」と「モデルプレス」の共同インタビュー企画。今回は株式会社SORA IE TOKYO代表取締役・伊藤弘一氏(42)に、生い立ちやこれまでの経緯、成功を掴むまでのエピソード、ビジネスで大切なことを聞いた。

「REAL VALUE」は堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人と各業界のスペシャリストが、本物の起業家を見極め、悩めるすべてのビジネスパーソンに“本当の価値と、本質的な学び”を説いていく番組(※堀江・三崎公式YouTubeで配信中)。

SORA IE TOKYOは、民泊運営と不動産買取再販を軸に、着物体験などの観光コンテンツを融合させた独自事業を展開。民泊スクール運営やリノベーションを通じ、資産価値と顧客の人生を最大化する総合不動産企業。

元幼稚園の先生から不動産トップセールスへ 情熱が起業の原点

モデルプレス:まずは、伊藤社長のこれまでの歩みについてお聞かせください。不動産業界で活躍される前は、全く異なる職種にいらっしゃったそうですね。

伊藤社長:私は幼少期から明るく活発で、人と関わることが大好きな子どもでした。小学生の頃から自然と友達の中心にいるタイプで、誰とでも気軽に話せる“コミュニケーション力”はこの頃から育まれたものだと思います。

 専門学校で保育を学び、卒業後は幼稚園教諭として5年間、子どもたちと向き合う毎日を過ごしました。人の成長に寄り添う楽しさを感じながらも、もっと社会の仕組みを知り、人の人生を支える仕事がしたいという想いが芽生え、不動産業界へ転身。不動産会社に入社した当初から、人と話すことが好きな性格を生かし、営業として全国上位の成績を継続的に収めることができました。

 そして入社から数年後、新店舗の立ち上げを任され、その後10年間は支店長としてマネジメントを担当。営業として売上を伸ばしながらも、チーム育成や業務改善に力を注ぎ、「人が成長すれば会社が成長する」という考えを深く実感しました。
マレーシアにてAirbnb民泊体験中/伊藤弘一氏/提供画像
 転機となったのは2014年、Airbnbとの出会いです。当時はまだ黎明期でしたが、「空き家や遊休不動産を活用することで、地域に新しい価値を生む」という点に大きな可能性を感じました。不動産のプロとしての知識と、営業で培った人間関係構築力が活かせる分野だと直感し、事業を拡大。京都で300室、東京で50室を運営するまでに成長しました。

 さらに、民泊事業だけでなく、中古マンションを仕入れてリノベーションし、付加価値をつけて再販する「不動産買取再販事業」や、賃貸・売買仲介など、総合不動産会社としての事業も積極的に展開。地域の資産価値を高め、顧客の人生に寄り添う事業基盤を構築してきました。

 2023年には、これまでのノウハウを体系化し、民泊運営を志す方々をサポートする「民泊サロン」を開設。現在は会員に対し、物件選定、許可取得、立ち上げ、運営、さらには着物・観光・飲食・癒しといった地域体験との連携まで、ワンストップで支援する環境を整えています。

 私がここまで事業に情熱を注げるのは、民泊も不動産買取再販も「人の人生を豊かにできる仕事」だと心から信じているからです。不動産という“モノ”を扱う仕事でありながら、人と地域をつなぎ、人の喜びを生み出す“感情のある事業”だと感じています。だからこそ私は、これからも多くの人の夢に寄り添い、価値ある仕事を提供し続けたいと考えています。

モデルプレス: 「人の成長」を支える保育の現場から、住まいという「人の人生」を支える不動産へ。対象は変われど、伊藤社長の根底にある「人への温かい眼差し」と「伴走する姿勢」は一貫しているのですね。幼稚園教諭時代に培われた「相手の心に寄り添う力」が、厳しい不動産の世界でも強力な武器となり、現在の多角的な事業展開の礎になっているのだと思います。

“宿泊”に“感動体験”をプラスする 地域と人をつなぐ「感情のある不動産事業」

モデルプレス: 現在展開されている事業について、その独自の強みや面白さを教えていただけますか

伊藤社長:当社は民泊運営と地域体験を融合した「民泊サロン」の運営に加え、不動産の買取再販事業や賃貸・売買仲介など、総合的な不動産サービスを展開しています。旅館業許可物件の目利き力やリノベーションによる資産価値向上ノウハウを活かし、空き家や中古物件に新たな価値を与える点が特徴です。
提携先のインバウンド旅行客向けゴーカートサービスを実際に外国人旅行客のゲスト共に体験/伊藤弘一氏/提供画像
 特に民泊では、着物体験や観光ツアーなど地域との連携を通じて、“宿泊”にとどまらない観光体験を生み出せるところに、この事業の面白さと勝機を感じています。

モデルプレス: 不動産というハード(箱)を提供するだけでなく、そこで過ごす時間や感動というソフト(体験)までデザインされている点が非常に革新的ですね。地域文化の継承や活性化にも貢献するビジネスモデルは、まさに「三方よし」の精神を体現されており、持続可能な事業としての強さを感じます。

累計3,000室の実績と「民泊サロン」の衝撃 究極の収益化モデル

モデルプレス: 累計3,000室以上の実績など、急成長を遂げられていますが、その要因はどこにあるとお考えですか。

伊藤社長: やはり、不動産・民泊・観光体験の3つを融合させた独自モデルにあると思います。民泊物件だけで累計3,000室以上の仲介実績に加え、旅館業許可付き物件の仕入れや、リノベーション再販による収益化まで一貫支援できる体制が強みです。
浅草にて民泊ゲストを案内/伊藤弘一氏/提供画像
 2023年には「民泊サロン」を開設し、多くのサロン生が在籍中。今後は医師など富裕層経営者向けに、売買物件を活用した高収益型民泊運営を提案するプレミアムサロンも準備中で、より高単価・安定的なモデルへと事業を進化させています。

モデルプレス: ワンストップで全てを完結できる体制は、顧客にとってこれ以上ない安心材料ですね。特に「民泊」という変動の激しい市場において、物件選定から出口戦略までプロフェッショナルが伴走してくれる環境は稀有であり、それが多くの投資家やオーナーを惹きつける強力な磁場となっているのだと思います。

顧客の人生に本気で向き合う仕事の流儀

モデルプレス: 仕事をする上で、伊藤社長が大切にされている信念について教えてください。

伊藤社長: 「相手の未来に本気で向き合うこと」です。たとえ不動産の取引一つでも、そこには人の人生や夢が関わっています。民泊や不動産の提案も、ただ物件を売るのではなく「どうすればお客様の理想のライフスタイルや事業が実現できるか」を真剣に考え抜く。そうした姿勢が信頼につながり、やりがいにもなっています。
インタビューを受ける伊藤弘一氏/提供画像
 また、自分だけで完結させず、チームやサロンメンバーと共に知見をシェアし、全体で成長していく仕組みづくりも大切にしています。

モデルプレス: かつて幼稚園の先生として子どもたちの未来を案じていた視点が、今は経営者として顧客や仲間の未来を案じる視点へと昇華されているのを感じます。商品ではなく「未来」を提案するというスタンスこそが、顧客からの深い信頼を生み、伊藤社長の周りに人が集まる最大の理由なのですね。

スタッフと家族を守り抜くリーダーの覚悟

モデルプレス:経営者として走り続けるための原動力は、何なのでしょうか。

伊藤社長: 「自分の仕事が誰かの人生を動かす瞬間」に立ち会えることです。副業からスタートしたお客様が本業へシフトし、独立への第一歩を踏み出す。それを支えられるのが何よりの喜びです。
伊藤弘一氏/提供画像
そしてもう一つは、私を信じてついてきてくれたスタッフとその家族を守る責任です。彼らが安心して働ける環境を維持し、成長の機会を提供することは私の使命です。「自分が動けば、周りの未来も動く」。この感覚が、私の尽きることのないエネルギー源です。

モデルプレス:顧客の夢の実現と、従業員の生活を守る責任。この二つを両輪として回されている姿に、リーダーとしての覚悟を感じます。自らの行動が波紋のように広がり、周囲の人生を豊かにしていくという実感こそが、伊藤社長を突き動かす崇高なガソリンになっているのですね。

本物の経営者たちが集う場への“投資”

モデルプレス:「REAL VALUE CLUB」(※)に参加された理由と、そこで得られたものについてお聞かせください。

伊藤社長:REAL VALUEの理念に共感し、経営者としての影響力や視座を高めるため、この場に“投資”する決断をしました。一流経営者と交わることで刺激を受け、「民泊 × 不動産」を軸とした事業をより社会的意義のある形へ進化させていきたいと考えています。

実際に参加後は、財務コンサルの経営参画やスクール拡大に向けた提携、買取再販事業のホームステージングに関するご縁も生まれ、大きな実りを感じています。

モデルプレス:トップランナーたちとの交流が、伊藤社長の視座をさらに引き上げ、事業のスピード感を加速させているようですね。自らの成長に投資を惜しまない姿勢が、新たなチャンスを引き寄せ、結果として事業の飛躍的な拡大につながっているのだと思います。

(※)「REAL VALUE CLUB」は、堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人に認められる他、限られた人だけが入会できるもの。あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。

コロナ禍で予約キャンセル、売上蒸発…絶望の淵から生まれた起死回生の一手

モデルプレス:これまでに直面した困難や、それをどう乗り越えたかについて教えてください。

伊藤社長:コロナ禍は、経営者として本当に過酷な試練でした。インバウンドが停止し、京都で運営していた約350室の予約が全てキャンセルに。返金対応や家賃、スタッフの雇用問題など、毎日が怒涛の判断の連続でした。

 売上は急減し、積み上げてきたものが一瞬で崩れるような感覚。その中で最も心を痛めたのは、現場で支えてくれていた仲間や家族の不安な表情でした。悔しさや焦り、無力感に押し潰されそうな時期もありましたが、「自分が折れたら、守るべき人たちも崩れてしまう」と奮い立ち、事業の見直しと再構築に着手しました。

 その結果生まれたのが、現在の「民泊サロン」です。BtoC運営からBtoB・教育型コミュニティへと転換することで、他の人の民泊運営を支援する立場になり、再び希望を持てるようになりました。サロンメンバー様に同じ失敗をしてほしくないという思いから、民泊サロンにて失敗しない民泊運営をお伝えさせて頂いております。

モデルプレス:絶望的な状況下で、ただ嘆くのではなく、自社のノウハウを「教育」という新たな価値に変えて再起されたエピソードには、胸が熱くなります。逆境を転機に変えるその強靭な精神力と柔軟な発想力こそが、真の経営者の証であり、その痛みを乗り越えた経験が今のサービスの深みにつながっているのですね。

シンガポール進出はまだ通過点 小さな一歩が「夢」を「現実」に変える

モデルプレス:夢を追いかけている読者に向けて、夢を叶える秘訣をアドバイスいただけますか。

伊藤社長:夢を叶える秘訣は、「挑戦し続けること」だと思います。私はもともと幼稚園の先生として働いていましたが、「もっと自分の可能性を広げたい」「自分らしく自由な働き方をしたい」という想いから、不動産の世界に飛び込みました。最初は知識も経験もゼロ。けれど、目の前のチャンスに挑戦し続けたことで、少しずつ道が開け、今ではシンガポールに拠点を置くまでに成長できました。

 もちろん、まだ私自身も夢の途中です。民泊や不動産の事業を通じて、日本と世界をつなぐような、もっと大きな社会貢献をしていきたい。そのためにも、挑戦を止めず、成長し続けることを大切にしています。

 夢は、一足飛びで叶うものではなく、小さな挑戦を積み重ねた先にあるもの。だからこそ「今の自分にできること」を一歩ずつ積み上げていくことが、夢を現実に変える一番の近道だと思います。

モデルプレス:「夢の途中」と語る伊藤社長の言葉には、実践者ならではの重みと説得力がありますね。特別な才能ではなく、目の前の小さな一歩を愚直に積み重ねる勇気さえあれば、誰でも遠くへ行けるのだというメッセージは、多くの読者の背中を力強く押してくれるはずです。

「ライフワークバランスに甘えるな」本気で人生を変えたい仲間を求む

モデルプレス: 最後に、SORA IE TOKYOで求める人物像について、熱いメッセージをお願いします。

伊藤社長:「人生を本気で変えたい」「夢を叶えたい」そう強く願う人と一緒に働きたいです。私は元々、幼稚園の先生でしたが、自分の可能性を信じて挑戦を続け、今ではシンガポールに拠点を構え、自由なライフスタイルを実現しています。とはいえ、まだ私も夢を追いかける途中。だからこそ、現状に満足せず、常に挑戦し続ける仲間と出会いたいと思っています。
浅草にて人力車に乗車/伊藤弘一氏/提供画像
 「ライフワークバランス」という言葉に甘えている暇はありません。夢を叶えたいなら、誰よりも動いて、誰よりも努力すべきです。全力で事業に打ち込む覚悟がある人だけが、自分の人生を変えられるのだと思います。

 過去や経験は関係ありません。変わりたいという“本気の意志”さえあれば、誰でも挑戦できます。そんな熱量を持った方と、一緒に未来を切り拓いていきたいです。

モデルプレス: 本気で人生を変えたい応募者の覚悟を受け止める、伊藤社長からの愛ある挑戦状のように聞こえます。中途半端な安定ではなく、圧倒的な成長と成功を渇望する人にとって、これほど情熱を燃やせる環境はないでしょう。伊藤社長のもとであれば、間違いなく想像以上の自分に出会えるはずです。

株式会社SORA IE TOKYOについて

株式会社SORA IE TOKYO/提供画像
株式会社SORA IE TOKYOは、「民泊 × 不動産」の可能性を最大限に活かし、人生を変える機会を提供する企業。大手不動産会社から独立し、買取再販事業や仲介業務、民泊運営、さらに実践型の民泊スクールも展開。挑戦者と共に成長を続けている。

まとめ

元幼稚園教諭という異色の経歴を持ちながら、不動産業界の常識を覆し続ける伊藤社長。その根底にあるのは、関わるすべての人への深い愛情と、「人生は自分の手で変えられる」という強い信念でした。

コロナ禍という未曾有の危機すらも成長の糧に変えるその姿勢は、まさに不屈。そして何より、“本気でやるなら人生が変わるまで付き合う”という覚悟に満ちた採用メッセージは、くすぶっている野心を持つ人々の心に火をつけることでしょう。不動産スキルだけでなく、生き方そのものをアップデートしたいと願うなら、伊藤社長という稀代のリーダーの船に乗ることが、最短のチケットになるかもしれません。

「REAL VALUE」とは

「REAL VALUE」はビジネスの第一線で活躍し続ける堀江貴文・溝口勇児・三崎優太が認める各領域のトップ経営者だけを厳選して始動した経営エンターテイメント番組。堀江・三崎の公式YouTubeにて配信中。


3人に認められる他、限られた人だけが入会できる「REAL VALUE CLUB」は、あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。堀江・溝口・三崎を筆頭に各領域のトップ経営者とリアルで繋がれる他、コンテンツ動画を月2~4回配信(アーカイブが見放題)、ファウンダー&マネジメントチーム及び事務局からビジネスアイデアの提供など、経営をアップデートするためのノウハウを提供していく。(modelpress編集部)

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