西村麻里氏(提供素材)

【MARI NISHIMURA INC.・西村麻里氏】“親ガチャ”不運から広告賞総なめの人気クリエーターへ “絵”を通して世界へ飛躍した原動力とは「人生の新しい景色を見に」<REAL VALUE×モデルプレス連動>

2025.03.12 19:00

堀江貴文・溝口勇児・三崎優太による経営エンターテイメント番組「REAL VALUE」と「モデルプレス」の共同インタビュー企画。今回は2021年に「MARI NISHIMURA INC.」を設立した西村麻里氏に、生い立ちやこれまでの経緯、成功を掴むまでのエピソード、ビジネスで大切なことを聞いた。

「REAL VALUE」は堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人と各業界のスペシャリストが、本物の起業家を見極め、悩めるすべてのビジネスパーソンに“本当の価値と、本質的な学び”を説いていく番組(※堀江・三崎公式YouTubeで配信中)。

西村氏は国内・外資広告代理店を経てコピーライター・CMプランナーとして独立。文筆業もしながら、にしまりちゃんコンテンツとしてオンラインサロンを運営。各地トークショーやセミナーも多数手がける。画家としては世界中に活動を広げ、ライブペイントや個展や壁画を手がけながら、2023年にニューヨーク・ドバイに会社を立ち上げる。著書4冊。
西村麻里氏(提供素材)

これまでの生い立ちから起業にいたるまで

【西村氏】熊本で生まれ、親ガチャに少しばかり外れて育ちました。父は借金まみれ、女と酒とギャンブルまみれ。母は依存体質、妹は難病と障害を理由に自立しない。私が家族ケアをして過ごしてきました。最終的には父はホームレスとして孤独死。極貧ではなかったけど借金まみれの家でした。私自身は根拠のない「私は運がいい」を信じて生きてました。大学も奨学金でなんとか出て、ポジティブ人間の私は「この環境を糧にして、絶対自立、絶対手に職つける」と決め、広告代理店やプロダクションのコピーライターとして成功。日本、海外の広告賞を総なめにするクリエーターになりました。しかし、稼いでも稼いでも家族のATMとしてお金が流れていく状態。父の破産のためにクレカも作れず、貯金もゼロの状態。父の借金を返し終えたのも、割と最近です。

 もともと美大だったこともあり2015年にクラファンを立ち上げて最初の個展をアメリカでやる!と言ったところ即座にお金が集まり、翌年、サクッと会社を辞めてLAで個展、その時の大失敗を反省に、自らニューヨークのギャラリー350件にアプライ。その中から返事がきたギャラリーに即プレゼンに行き、その時採用してくれたスパニッシュのニューヨークのギャラリーの契約アーティストとして拠点を作りました。その合間にもヨーロッパ、アジア、ドバイ、とチャレンジをし続けて、ライブペインティングを世界各地で開催し、大成功。2023年に、母は施設入院からの他界、妹は施設に入所、と色々大変だった長女的役割を修了し、ニューヨークとドバイに会社を作り、今に至ります。カンヌ映画祭に招待されたり、さまざまなミラクル(というか必然)を起こしながら生きてます。

事業内容について

西村麻里氏(提供素材)
【西村氏】三本の柱がありまして

1、西村麻里という広告クリエーターとしての仕事
2、にしまりちゃん、という共感覚を生かしたコンテンツ(オンラインサロンメンバーは600名前後)
3、MARI NISHIMURAとして世界で活躍する画家

この3つがぐるぐる交差しますが、3の画家として世界で活動しているアーティストでありながら、自分で自分をプロデュースしている点、また8割が女性のファンなので、女性のロールモデルでもあるという点でしょうか。

会社成長の要因

西村麻里氏(提供素材)
【西村氏】そもそも「やりたいこと」を形にする行動力と、常に先を見据えて次の手を考えるということでしょうか。世界で活動するために、8年間ニューヨークに通い、ドバイでは画家としての新しい可能性を感じアーティストビザをとり、会社を建てました。MARI NISHIMURA INC.は今年で5期目になりますが、ずっと黒字で進んでいます。海外の人脈がどんどんできて、新しいアーティスト活動が次々に決まっています。また絵の価値が上がって、個展をやると数百万という大きな売り上げを出し、売れた絵のお金でまた海外で活動するというサイクルになっています。

仕事で心がけていること

西村麻里氏(提供素材)
【西村氏】何よりもいつも相手を「ひとさま」と考えることです。常に自分ができること・できないことを明確化し、できないことは素直に学ぶという姿勢でいます。また、一緒に仕事をするメンバーを必ず幸せにする、という心がけでしょうか。大変な人生を歩んだからこそ、どんな人の心にも寄り添える自信があります。人の痛みがわかるのです。また自分の生み出すものに対しては、全力集中ですので、絶対に前作を超えるというマインドで描いています。

頑張る原動力になっているもの

【西村氏】私は共感覚という(生まれつき人や文字を色で判断する)脳の特性があり、これがなかなか大変だったのですが、それをポジティブに捉えてエンタメにして「にしまりちゃん」として配信をしてファンがたくさんついてきてくださりました。なので、ファンの皆様にしっかりマインドで答える、をミッションにしています。いろんな人生を教えてくださる方々の背中を押しまくっていますが、最近、こうして様々な人生に関わらせていただき、応援したり応援されたりすることが、原動力であると思っています。最終的にはどんなにAIな時代がきても、生の人と人の繋がりは何より大事であると感じています。あとはもちろん、絵を描くことです。無心になれるので、描けない毎日は想像できません。

「REAL VALUE CLUB」(※)に参加を決めた理由

西村麻里氏(提供素材)
【西村氏】ここまで自力できたけれど、今後、アートを通じて世界に発信したいことがあったり、ビジネスとしてもっと学んで会社を伸ばしたいと思った時にREAL VALUE CLUBを知り、どうせビジネス学ぶならとんでもないとこで学ぶのだ!と思い切って決めました。

(※)「REAL VALUE CLUB」は、堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人に認められる他、限られた人だけが入会できるもの。あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。

人生で怒りや悲しみを乗り越えたエピソード

【西村氏】私のオンラインサロンのメンバーは女性が8割です。みなさん様々な年齢層であり立場です。私がみなさんのいろんな悩み解決をして背中を押しています。冒頭に書いた通り、私が色んな経験をして悲しみを超えてきたからこそ、どんな女性の悩みもしっかり受け止めて解決すると決めているからです。スピ的なことはあまり好きではないのですが、私が共感覚で培った直感がかなりピンポイントに届くそうで、感謝をされています。

 どんな人生も悲しみがない人生はありません。だけど人生は闇があって、光があります。「お父さんが死んでいます。遺体を確認しにきてください。腐敗しています」という連絡を受けた時、私は東京で大きなプレゼン中でした。でもすぐには帰れず、三日後に確認に行きました。一人で葬儀をしました。

 そんな時にも私は希望を捨てずに走りました。泣きながら仕事をするなんて日常茶飯事でしたが、それでも、自分の人生の新しい景色を見る。というゴールだけをまっすぐみて進んできました。どんなことも私をみてれば元気になります!私は元気にする力を届ける役割があるんです。

西村麻里氏の「夢を叶える秘訣」

西村麻里氏(提供素材)
【西村氏】まず、夢は絶対に諦めないこと。そして何より行動すること。これが大事です。あと、思考は必ず現実になります。だからストイックにそれが叶う自分しか信じないこと。無我夢中で求めている時は、挫折もあります。しかし、挫折や失敗、それに何か問題がありますか?失敗こそ勲章です。ときに年齢とか環境のせいにする方も多いですが、それは言い訳です。世界で出会う友人の中には、シリアの戦地で生まれ育った人もいる、極貧でNYの地下に住んでいた友人もいる、インドのカーストを気にして頑張ってる友人もいます。

 つまりは、日本にいる以上、言い訳にするほどの大変なことではないということなんです。人の目を気にせず、本当に自分がやりたいことをやること。私の口癖は「明日死ぬかもしれないし」です。明日生きてるかどうかなんて誰にもわかりません。だったら、即、自分の人生に一生懸命になりましょう。必ず、無我夢中でやったことは結果になります。だから、動くだけです。新しい景色を見に行きましょうよ。

求める人材像

【西村氏】私ができないことをやってくれる方。たとえば事務的なこと、英語での様々なやりとり、梱包作業、さらに世界へ共に羽ばたき、MARI NISHIMURAを成長させてくれる方といつか出会えたらいいなと思います。モットーは「新しい景色を見に行こう。棺桶の直前まで」です。

「REAL VALUE」とは

「REAL VALUE」はビジネスの第一線で活躍し続ける堀江貴文・溝口勇児・三崎優太が認める各領域のトップ経営者だけを厳選して始動した経営エンターテイメント番組。堀江・三崎の公式YouTubeにて配信中。


3人に認められる他、限られた人だけが入会できる「REAL VALUE CLUB」は、あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。堀江・溝口・三崎を筆頭に各領域のトップ経営者とリアルで繋がれる他、コンテンツ動画を月2~4回配信(アーカイブが見放題)、ファウンダー&マネジメントチーム及び事務局からビジネスアイデアの提供など、経営をアップデートするためのノウハウを提供していく。(modelpress編集部)

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