小林嶺司氏(提供写真)

【HAKKI AFRICA・小林嶺司氏】"ダサい自分から脱却"目指し18歳で起業 ケニアで急成長した若手経営者が掲げる理念とは「全ての未来は変えられる」<REAL VALUE×モデルプレス連動>

2025.02.26 19:02

堀江貴文・溝口勇児・三崎優太による経営エンターテイメント番組「REAL VALUE」と「モデルプレス」の共同インタビュー企画。今回は3人に“本物の経営者”と認められた株式会社HAKKI AFRICAの代表取締役・小林嶺司氏に、生い立ちやこれまでの経緯、成功を掴むまでのエピソード、ビジネスで大切なことを聞いた。

「REAL VALUE」は堀江貴文・溝口勇児・三崎優太の3人と各業界のスペシャリストが、本物の起業家を見極め、悩めるすべてのビジネスパーソンに“本当の価値と、本質的な学び”を説いていく番組(※堀江・三崎公式YouTubeで配信中)。

アフリカ・ケニアにおいて中古車マイクロファイナンスを行うHAKKI AFRICA(ハッキアフリカ)。内閣総理大臣・東京都都知事・国連からも表彰を受け、3期連続の経常利益を計上する等、社会性のある超急成長スタートアップとして注目されている。

(提供写真)

これまでの生い立ちから起業にいたるまで

【小林氏】生まれは神奈川県茅ヶ崎市の山側で、「湘南」と友人に言っても信じられないぐらいの田舎が実は茅ヶ崎市にはあるんです。そんな大自然の中で小さい頃から育ってきました。田んぼや森だらけなので小さい頃から他人の土地を勝手に越境して秘密基地を作ったりしており、「この世界は自分の独創性次第で何とでもできる」という信念がここで培われたのかもしれません。

小学校から中学校まではずっと引っ込み思案な性格で、人前に出るだけで赤面するぐらいの性格でした。その頃から喋らない分、人間観察力やメタ認知能力には長けていたと思っていて、自己表現が下手な分、自分の行動の何かしらで他人に貢献できた際に人から褒められたり、嬉しがったりしてくれることには過分に心の中で嬉しがっていたと思います。

中学生では当時父親のWindows2000でインターネットの黎明期に出会い、ただの受益者だった学生でも表現者になれることに感動を覚え、自分でC言語やPHPのプログラミングを学び、ゲームを無料公開サイト等で発信していたところ、その一つがバズって数十万DLを記録し、いろんな雑誌取材等がきたことが原体験としてあります。

その頃から「自分が力を発揮できるのはアーティストや起業家だ」という信念が固まりつつあり、高校生の頃には自然と“将来は起業するべきだ”と思っていました。大学生になってからは「俺も将来起業する!」と言っている人に多く会えたまでは良かったのですが、自分もその人も一向に起業しない時に、他人を見て「口だけの人間だ」と思っていたのが完全にブーメランで、人は情熱次第で何でも叶えられる!と言っておきながら全然行動ができていなかった自分に辟易し、ダサい自分から脱却する為にも言行一致で渋谷でCafe&barを立ち上げたのが最初の起業体験になります。18歳の時でした。

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その後、世界一周の夢を叶える為にそのCafe&barは後輩に譲ったのですが、さらに大きなことがやりたいとSEO事業・インテリアのEC事業で22歳で株式会社を設立し、1年で売却。さらには不動産・旅行事業も5年で売却し、学生時代の世界一周で見たケニアの風景が忘れられず、2018年にアフリカに移住し今の会社を起業しました。

事業内容について

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【小林氏】当社はアフリカ・ケニアで中古車を担保としたマイクロファイナンスの事業を行っています。マイクロと言っても70~80万円程度する車両に対する融資付けなのですが、競合のマイクロファイナンスは多様な事業に対して融資付けをすることが多く、一つ一つの事業に対するインサイトが浅くなる為にデフォルトが高く、それを補填する為に金利が高かったのが特徴的でした。それに対して当社は現金での融資は行わずにタクシー事業向けに使える車両を現物融資しており、事業を絞り込んだことによって「XX円月収がある」という情報であったりに対して正しく評価が行えて「タクシー事業でその月収だと当社からYY円までしか借りれない」とう一種のコンサルティングに近いところまで入り込めたことによって、デフォルト率が他社に比較して低いのが特徴になっています。その低いデフォルト率を元に、低金利でのローン付けが可能になっています。

会社成長の要因

【小林氏】経常利益は前年比で+1,330%を記録しました。この一つの要因として、日銀が世界最低金利を貫いていることが要因と考えており、日本から資金調達した銀行融資等を利用して、現地の最安金利でタクシードライバーの方々に貸出ができています。これは日本人の方がアフリカに移住できれば同様のビジネスは可能なのですが、経験の浅い20代であるとアフリカの商慣習の違い等に太刀打ちができず、30~40代になるとアフリカ移住がリスクと捉えられてせっかく溜めた日本でのキャリアを投げ捨ててまでアフリカで挑戦できる日本人が中々いなかったことも我々が勝てている要因の一つと捉えています。

仕事で心がけていること

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【小林氏】スピードと誠実さです。当社の場合、インドやケニア・南アフリカに拠点があり、時差を考慮すると調整が難しいことが大きいですが、その時差があっても信頼を獲得する方法として透明性のある情報開示と一瞬で要望に答える即応性があると思っています。周りの人に比較しても引けを取らないぐらいの即応性で全てのタスクを溜め込むこと無くレスポンスすることは誠実性でもありますし、お互い無駄な時間をなるべく減らし事業成長につぎ込むためにも意識しています。

頑張る原動力になっているもの

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【小林氏】投資家の方々、現地の従業員、その他のステークホルダーと共に作っている感覚値。皆で同じ目的に向かって、それぞれの強み、できることを差し出し合い、高い志を共に目指している時が一番楽しいですし、事業がうまく行った際には大きい喜びがあります。

「REAL VALUE」に挑戦を決めた理由

【小林氏】多くの方々にアフリカで起きていることを知っていただくこと、それを通じて当社へ共鳴頂き従業員、投資、等々で協力関係になれる方が増えれば有難いと考えています。

人生で怒りや悲しみを乗り越えたエピソード

【小林氏】初めてケニアの地を訪れた際、多くのカルチャーショックを受けました。初めて雇った従業員に自分自身のポケットマネーで始めた貸金業のお金を盗まれたり、信頼していた人に裏切られたり。ただ6年間ケニアに暮らしてきて、日本人の持つ悩みは現地の方々が持つ悩みに比べてちっぽけだなと思う瞬間が多々あります。全ての課題は自分自身がもたらしており、自分の行動で全ての未来は変えられると考えます。思い悩んだら、是非アフリカに来てみて下さい。生きる活力が得られます。こんなことで悩んでいる場合ではないなと思うことが多々あります。

「HAKKI AFRICA」小林嶺司氏の「夢を叶える秘訣」

小林嶺司氏(提供写真)
【小林氏】思考は全て現実化します。その思いを絶やさなければ、その達成途中で必ず困難がありますが、それに打ち勝つ想いの強さがあれば必ず夢は叶うはずです。想いの強さは自分が行動した量に比例するので、失敗も含めてとにかくアクション量を絶やさないことが大切だと、自分は自分に言い聞かせています。

株式会社HAKKI AFRICAについて

<企業プロフィール>

アフリカ・ケニアにおいて中古車マイクロファイナンスを行うHAKKI AFRICA(ハッキアフリカ)。HAKIはスワヒリ語で「誠実」、また日本語で七転八起の意味も込めて何度失敗しても立ち上がる企業であることを表現している。内閣総理大臣・東京都都知事・国連からも表彰を受け、3期連続の経常利益を計上する等、社会性のある超急成長スタートアップとして注目されている。

<求める人材像>

主体的であること、誠実であること、素直であること、目的達成意識が高くスピード感を他社・他人との差別化要因にできる方。

「REAL VALUE」とは

「REAL VALUE」はビジネスの第一線で活躍し続ける堀江貴文・溝口勇児・三崎優太が認める各領域のトップ経営者だけを厳選して始動した経営エンターテイメント番組。堀江・三崎の公式YouTubeにて配信中。


3人に認められる他、限られた人だけが入会できる「REAL VALUE CLUB」は、あらゆる領域のトップ経営者が集い、本質的な学びを得られる経営者コミュニティ。堀江・溝口・三崎を筆頭に各領域のトップ経営者とリアルで繋がれる他、コンテンツ動画を月2~4回配信(アーカイブが見放題)、ファウンダー&マネジメントチーム及び事務局からビジネスアイデアの提供など、経営をアップデートするためのノウハウを提供していく。(modelpress編集部)

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