浦濱隼人氏(C)モデルプレス

父からの壮絶な虐待を乗り越え、わずか10名の社員で年商10億円の少数精鋭企業へ 浦濱隼人氏が伝えたい“後悔しないマウスピース矯正”とは

2025.01.30 19:00

マウスピース矯正医のポータルサイトの運営を中心に、歯科業界に特化したホームページの作成などを行っている株式会社キンダーガーデン。売上目標不在、営業マン不在にも関わらず同社の強みであるマーケティングと既存顧客からの紹介のみで業績拡大をつづけ、社員1人あたりの平均売上が1億円という驚異的な収益力を誇る企業を率いるのが2010年に同社を設立した浦濱隼人氏(うらはま・はやと/42)だ。

父親からの壮絶な虐待による障害の発症、M&Aコンサルタントから極貧アルバイト生活を経て、歯科コンサルタントへの転身を遂げた同氏。激動の人生を送ってきた過去や、起業に至るまでのストーリー、さらには社会貢献に積極的な仲間と事業の幅を広げていきたいといった展望など赤裸々に語ってもらった。

壮絶な幼少期に芽生えた反骨精神と自立心「自らの力で人生を切り開きたい」

― ではまず、生い立ちを教えてください。

浦濱:男3兄弟の次男として生まれたのですが、物心がついたころには連日深夜から朝方まで、泥酔した父親に壮絶な虐待を受けていました。医者への憧れを抱いていた父親の口癖は、「世の中で医者ほど素晴らしい仕事はない」。父親への反発心から「医療関係者にだけはなりたくない」と考えていました。

父からの暴行が原因で、小学生になる頃にはチック障害と睡眠時行動障害を発症。学校では次第に問題行動が増え、教師たちからも問題児扱いされるように。一緒に虐待を受けていた兄弟たちも精神的に追い詰められ、家庭は崩壊。学校にも家庭にも居場所を見つけられず、「1日も早く自立してこの家から出ていきたい」という希望だけが唯一の心の支えでした。身体中がアザだらけの想像を絶する日々は、高校を卒業して実家を離れるまで続きましたね。今でも身体に残る傷跡を見るたびに、当時のことがフラッシュバックして胸が締め付けられるような感覚になることがあります。
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― 壮絶な幼少期ですね。お父さんはどういう人だったのですか?

浦濱:私の父は孤児として親戚中をたらいまわしにされて育ったといいます。父は実の父には会ったこともなく、聞くところによると外国人だったようです。そういう環境で育ったせいか、私の父は会社勤めのサラリーマンでしたが、人間関係がうまくいかず度重なる転勤や転職を繰り返し、私自身も国内に限らず海外まで、小学校と中学校を通じて計8回の転校を経験。転校は間違いなく自分のアイデンティティに影響を与えていると思います。幼稚園の時は母親の後ろに隠れるような内向的な性格でしたが、転校を繰り返すことで自分から積極的にコミュニティに入っていくような人間になったと思います。

高校卒業後は父親から離れるため、東京を出て京都の立命館大学に進学し、ボクシング部で現在当社のウェブ事業部責任者を務めている渡辺紀弘(わたなべ・のりひろ)と出会うことに。彼と将来について話し合う中で互いに意気投合し、教育分野で挑戦したいという思いから、大学に通いながら幼稚園の設立を計画したんです。

― 幅広い教育分野の中で、なぜ幼稚園の設立を?

浦濱:自分自身の体験から幼少期の生育環境や教育はすごく重要だと思っていて。自分が経験した虐待というネガティブなことをポジティブなことに変換したいという気持ちが強くて。未来をつくっていく子供たちが安心して過ごせる場所を作りたいと思い、すぐに京都中の社長にアポなしで面会。どうすれば自分たちの夢が叶えられるか手当たり次第に聞いてまわりました。すごく親身になってくれる社長たちもいる一方、私たちの経験や実力不足が原因で、知り合った大人たちに良いように利用されることも多く、最終的に計画は頓挫。これが私にとって初めての大きな挫折で、実力が伴わなければ夢は夢物語で終わってしまうことを痛感し、自らの力で人生を切り開ける人間になりたいという思いが強まりました。

渡辺は社会で通用するスキルを身につけたいと大学を中退し、東京に出る道を選択。いつか縁があって再開することができたら、そのときは一緒に夢を叶えようと約束して別々の道を歩むことになりました。そのときは、まさか10年後に再会するとは想像もしていませんでした。

新卒入社から一転、極貧アルバイト生活で将来を模索

― 大学卒業後のファーストキャリアについて教えてください。

浦濱:大学卒業後は、独立系コンサルティングファーム・山田コンサルティンググループに新卒社員として入社。ハードワークでしたが、日本を代表する企業の意思決定に関わらせてもらったりやりがいを感じていました。しかし、上意下達の組織文化がどうしても自分の性格には合わず何も考えずに13ヶ月で退職。華やかな世界から一転して、ガソリンスタンドでのアルバイト代、月給8万円の極貧生活を続けることに。学生時代に思い描いていた理想と現実とのギャップや将来が見通せない日々で焦燥感は強かったですね。

偶然、医療関係者が多く来店する店舗で、お客さんから医療業界、とりわけ歯科業界では職人気質で患者さんと真摯に向き合っている院長ほど経営難に陥っているということを知りました。そこで幼少期に父親から毎日のように言われていた「医者ほど素晴らしい仕事はない」という言葉がよみがえってきたんです。転職サイトを見てみたら、家族3人でやっている歯科クリニック向けのコンサルティング会社が目に留まり、自分でも小規模な会社だったら務まるかなと思い、転職したことが歯科業界に携わるきっかけでした。
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― 起業まではどのような道のりだったのでしょうか?

浦濱:そこからは時間を取り戻したいと思って早朝から深夜まで3か月に1日休みがあるかないかというぐらいに働きました。振り返っても人生でもっとも働いた時期だと思います。働く中で、歯科業界の様々な課題に直面したんです。特に、院長先生のITリテラシー不足につけこんだ悪徳業者が、不当なリース契約で高額なホームページを販売することが社会問題になっていてリース詐欺と呼ばれていました。

コンサルティング先のクライアントである院長先生から相談を持ち掛けられる中で、法律相談できる法律家を探していたところ、なんと10年前に夢を語り明かした渡辺が東京で司法書士として活動していると知ったんです。10年ぶりに再会すると、お互い昔と変わらない情熱を持っていて意気投合しました。今振り返ってみても彼との出会いは運命だったように感じています。歯科業界の様々な課題を解決する会社を立ち上げたいと相談したところ、司法書士という安定した職業を捨てて一緒に事業の立ち上げに参画してくれることになり、2010年6月、私が27歳のときに株式会社キンダーガーデンを立ち上げることになりました。

歯科医療というフィールドで収益を上げ続ける事業内容とは

― では、キンダーガーデンの事業内容を教えてください。

浦濱:歯科業界に特化したマーケティング支援サービスを展開しています。B2B向けの事業としては歯科クリニック向けのホームページ作成とその後の保守管理、広告運用まで一気通貫でやっています。また、2017年に、35歳までの若手歯科医師向けに無償で世界トップレベルの臨床教育を提供することを目的とした臨床系スタディグループ「30 Under 30」を立ち上げました。さらにここ数年、B2C向けの新規事業として力を入れているのが、信頼できるマウスピース矯正医を探すことのできる「We Smile(ウィ・スマイル)」というポータルサイトの運営です。

会社の経営危機の中、偶然生まれたサービス「We Smile」

― 若い方を中心に、取り外しができて目立たない “マウスピース矯正”が流行っていますが、新規事業を立ち上げた背景を教えてください。

浦濱:この話は会社の経営危機にもつながるんですけど、実はWe Smileはまったくの偶然から生まれたサービスなんです。2019年に日本最大級の医療法人から数億円規模の矯正集患プラットフォームの開発依頼があり受注。大規模システムだった為、自社だけではなく複数のパートナー企業とともに1年がかりで開発を進め、無事に納品しました。しかしわずか3日後に「システムがいらなくなったから費用も支払わない」とトラブルに。その後、何度も連絡しましたが最終的には音信不通に。あまりにも唐突なことで事態が飲み込めなかったのですが、パートナー企業に対する数億円の支払い期限は1ヶ月後に迫っていました。

訴訟提起するにしても結論が出るまでには何年もかかる、そしてパートナー企業への支払いが滞ることは多大な損失と当社への信頼失墜による「倒産」という最悪のシナリオが頭をよぎりました。会社のメンバーに相談することもできず、唯一渡辺とだけ水面下で対応策を協議していましたが、どうすればよいか判断がつかないでいるうちに、ごく近しい人物からその医療法人が倒産の危機に直面していて民事再生法の適用を検討しているという一報が入ってきました。もう発注元の医療法人から当社に費用が支払われることはないと気持ちを切り替え「なんとしても会社と働くメンバーの雇用を維持して、パートナー企業にも絶対に迷惑をかけない」という決意のもと、数億円の費用を肩代わりする決意をしました。ただ、このままだと開発したシステムが本当に無駄になってしまう。なんとか自社サービスとして運用できないかというのを考え始めたんです。
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― そんなことがあったんですね。そこからどのようにWe Smileの事業につながったのですか?

浦濱:当時から歯科業界では、「前歯だけ!通院不要!」をアピールした低価格マウスピース矯正による相次ぐ健康被害が大きな問題になっていたんです。公益社団法人 日本矯正歯科学会からも「歯科医学的にも非常に危険であるため絶対に避けてください」という注意喚起を行ってます。低価格だけど粗悪なマウスピース矯正装置の為、きちんと治らなかったり顎関節症で顎が開かなくなったりするすごく危険な治療なんです。消費者庁にも歯科関連ではもっとも相談が多い内容なんですが、それにも関わらず一部の営利追及のみを目的とした企業によって、今現在もきれいな歯並びに憧れる若者を中心に人気を博していて大きな流行になっているんです。

そこで、数億円かけてつくった矯正集患プラットフォームのシステムをつかうことで、信頼できる矯正医探しのポータルサイトとして再構築し、利活用する道を渡辺と一緒に摸索しました。こうして生まれたのが、We Smileです。

― 簡単にできる“マウスピース矯正”のSNS広告などもよく見かけますが、どれも一緒ではないんですね?

浦濱:一口にマウスピース矯正といってもその性能は天と地ほどの差があります。たとえばインビザラインといった世界的なマウスピース矯正メーカーは、これまでに1,700万人以上の症例データを持っていることに加えて、毎年500億円以上の研究開発費をかけつづけているので、同じマウスピースの形をした矯正装置であったとしても、まったくの別物だということを一般の方々に啓蒙する必要があると考えています。同じメーカーのものを用いていたとしても歯科医師の熟練度によって、治療期間が大きく変わってしまうというトラブルも起きているので、治療技術を継続的に研鑽しているクリニックでみてもらうことが大切なんです。

― We Smileを立ち上げて歯科医師の先生たちからの反響はどうでしたか?

浦濱:最初は、We Smileも低価格マウスピース矯正メーカーだと誤解されてしまい、正しい認知を得るのにすごく苦労しました。今はお陰様で患者さんからも先生からもすごく感謝されることが多くて、月間数十万PVに達するポータルサイトに成長してきました。本当に安心できる歯科クリニックを紹介する事業は、20年近く歯科に関わってきた私たちにしかできない事業だという使命感をもって運営しています。

「ビジネスの力で社会問題を解決する」会社の魅力を語る

― 数年で廃業するビジネスが多い中で、立ち上げから15年続いているキンダーガーデンの魅力や強みを教えてください。

浦濱:1つ目は、ビジネスという手段で社会問題の解決をすること。私たちが企業経営する根源的なモチベーションです。実際にこれまでに手掛けてきたすべての事業は、プロダクトアウトの発想ではなく、クライアントや社会問題をきっかけにしたマーケットインの発想で生み出されています。なので、私たちの会社のメンバーは何かしらの形で社会貢献したいというメンバーが多くて、よくあるような、やらされ仕事になってパフォーマンスが落ちるといったことや、できるだけ手を抜いて仕事を進めようという発想がないんです。

そこから自然とクライアントの成果に徹底的にこだわるというスタンスが生まれています。創業来、営業マンを採用せずマーケティングによる新規問い合わせ以外は、すべて紹介受注というのもこういう成果のあらわれだと思っています。
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2つ目は、常識に囚われない発想で労働生産性の高い組織を実現しているということです。当社は、間接部門のスタッフも含め社員1人あたりの平均売上高が1億円を超えています。うちの会社には営業マンもいない為、売上目標もノルマもないんです。創業当初はメンバー一丸となって深夜まで仕事をしていた時期もありましたが、今では残業すらほとんどない会社になりました。

なので、社員は数字に追われずにクライアントの成果だけに焦点を合わせればいいし、仕事が終われば家族やプライベートの時間を充実させることができるんです。私の性格的なこともあるんですが、無駄なことがすごく嫌なんです。だからうちのメンバーには行動する前によく考えて、最小労力で最大成果を生み出そうと話しています。安易な人員採用は行わないですし、その分、広大なオフィスも必要ないので、そこから生まれた利益は働くメンバーやクライアントに還元されています。

3つ目は、一人ひとりのメンバーに大きな責任と裁量権があって、業務内容も多岐にわたるのでメンバーの成長スピードがものすごく早いことです。手前味噌ですが、私のもとを卒業していったメンバーは転職先の企業で社長賞を受賞したり、独立起業したメンバーは1、2年で数十人規模の会社を経営していたりと、ものすごく活躍してくれています。現在We Smileの事業責任者を務めてくれている女性メンバーも、25歳ながら学生時代からうちの会社でアルバイトをしてそのまま正社員になってくれた生え抜き社員なんですが、彼女の信じられないような成長スピードを間近でみていると本当に人の可能性は無限大だということを実感させられます。こういうことを目の当たりにして、現在新卒1期生の採用活動もスタートさせました。キンダーガーデンから社会にインパクトを与えるようなメンバーが出てくるのを想像すると今からワクワクしています。

求める人材において“バランス感覚”が大切な理由

― 企業は人なりとも言いますが、どんな方と一緒に働きたいですか?

浦濱:私たちの会社は、医療関係の仕事なので「心身ともに健康な人」というのを必須条件にさせてもらっています。その為喫煙者は採用していないですし、前職の影響で体調やメンタルを崩されている方に対しては、まずはしっかりと体調を整えてから再度チャレンジしてくださいと伝えるようにしています。当たり前のようですが、自己管理というのが一番難しいんですよね。あとは「協調性があって周囲に配慮できる人」「クライアントの期待に応えるために継続的に努力できる人」というのを大切にしています。こうしたことからうちのメンバーは一言で表現すると「バランス感覚があって安定している人」が多いです。こうしたメンバーが集まっていることでひとりでは成しえない社会問題の解決を実現できると考えています。

倒産の危機も「諦めたら終わり」 怒りや悲しみの乗り越え方

― さきほどの話で「倒産」が頭をよぎったという話がありましたが、こうした困難に直面した際、どのように乗り越えていくのですか。怒りや悲しみを乗り越えたエピソードを教えてください。

浦濱:会社経営やビジネスという意味ではすべて時間との勝負なので、あれこれ悩んでいる暇はないですね。時間が経てばたつほど加速度的に問題が大きくなってしまうし、チャンスも逃してしまう。経営者が諦めたら終わりなので、今できることをすべて書き出して、ひたすらやっていくしかないです。真剣に取り組んでいると知恵も湧いてくるし、協力してくれたり応援してくれたりする人との縁もつながっていく。そういう行動の積み重ねの中で運も手繰り寄せることができると思っています。

それよりも難しいのは人間関係ですね。これまでも数多くの出会いや別れの中で、怒りや悲しみを経験してきました。最近思うようになったのは、結局他者に依存的だと色々な問題が起きてくるなと、人生ってすべて自分だなと。他人に依存的だと、どうしても矢印が外向きになってうまくいかなくなった時に他責思考になって相手を責めてしまうことがあります。自分の中に一本軸を通すというか、幹のようなものを確立することができたらどんな困難も自分の意思で乗り越えていけるということを実感しています。私も自分自身の未熟さから大切な人を傷つけてしまって今でも後悔していることがありますが、そのことにきちんと向き合って成長や変化を繰り返していくことが様々な困難を乗り越えていく原動力になっています。

浦濱隼人氏の夢を叶える秘訣

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― 様々な困難を乗り越えてきた浦濱さんですが、夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

浦濱:私自身、まだ夢の途上なので偉そうなことは言えませんが、夢は真空状態からは生まれないので、叶えたい夢があるなら、頭の中だけで自己完結させるのではなく、まず動いてみる、人に会ってみるというのが大切だと思います。行動すると失敗することや傷つくこともあるし、見ず知らずの他人から誹謗中傷されることもある。だけど、それは打席に立ってる証拠なので。私自身苦しいときには「楽な人生を生きたいの?そうじゃないだろう」と自分自身を奮い立たせてきました。「うまくいかなかったらどうするの?」と相談されることもあるんですけど、やる前からうまくいかなかったときのことなんて考えても意味がないし、うまくいくまでやり続けるという前提が大事で、どんなに不利な状況であっても歩みを止めないで今できることを一歩ずつ進めていけば、だいたいのことは道が開けると思っています。ただゴールのみに執着すると足元をすくわれることもあるので、ゴールに至るプロセスも大切だと思っています。たった一度きりの短い人生、思い悩んだり、誰かと争ったりしている時間はもったいないですよね。そういう確信みたいなものは、一朝一夕で確立できるものではないですが、継続していくことで自然と生まれてくるものだと思います。

浦濱隼人氏のこれからの展望

浦濱隼人氏(C)モデルプレス
― やはり地道に継続することが大切だということなんですね。これからの展望を教えてください。売上や企業規模の拡大などについてはどのように考えていますか?

浦濱:私自身は少し前までこれまでの延長線上で企業経営をしていこうと思っていました。企業として利益を追求するのは大切なことなんですけど、売上目標に目を奪われると目的と手段が入れ替わってしまうような気がして、売上拡大にもあまり興味がありませんでした。ただ、2024年に自分の人生観を変えてしまうほどの出来事があって、これからは周囲の人の幸せを本気で考えられる生き方をしたいと思うようになりました。やりたいことを実現させようと思ったときに必然的に企業規模を拡大させていく必要がでてきたんです。

余談ですが、すごく仕事に集中するようになって連日の飲酒習慣もなくなって気づいたら3ヶ月で20キロも体重が減少していたんですよ(笑)。それぐらい人が集中すると様々な変化が起きるんです。なので、今は急激に人員体制を拡充している最中で来期には新卒採用も含めて40~50名の体制になる予定です。こうした想いに共鳴してくれて、少数精鋭ながらGoogle社員や大手広告代理店のエース級人材、20代で年商100億円を超える通販事業を構築した実業家、CRM分野のエキスパート、元アナウンサーの広報担当者といったプロ人材が私たちの組織にジョインしてきてくれています。そのことによって最新のマーケティング手法やネットワークを駆使しながら大きくグロースするフェーズに入ってきていると感じています。

― すごく勢いを感じます。新たな事業展開や新規事業なども考えられているのですか?

浦濱:これまでのマーケティング×歯科という事業領域から幅を広げていってAIやRPAを活用した個人のポテンシャルを引き出せるようなサービスの展開も考えています。今の日本って元気がないですよね。アメリカンドリームという言葉はあるけど、ジャパニーズドリームっていう言葉はありません。目立つと叩かれるし、挑戦するほうが損っていう雰囲気すらある。だけど、実はこういうことやりたいんだよねとか、こういうことが好きなんだよねっていう人がたくさんいて、そういう人たちが勇気をもって一歩踏み出したときに、若い頃の自分がそうだったように経験や実力不足が原因でなかなか成果につながらなくて夢を諦めてしまうのはもったいないなと。そのために、個人の夢や挑戦を後押しできるようなサービスを展開していきたいと考えています。

― 素敵なお話をありがとうございました。

(modelpress編集部)

プロフィール

浦濱隼人氏(C)モデルプレス
1982年生まれ、福岡県出身。立命館大学卒業後、日本最大級の独立系コンサルティングファームである山田コンサルティンググループにてM&Aを活用した企業再生業務に従事。その後、ガソリンスタンドでのアルバイト生活を経て、歯科医院専門のコンサル会社に転職。数々の業績向上が評価され、最年少取締役に就任。2010年に株式会社キンダーガーデンを創業し、代表取締役社長に就任。医療従事者向けコミュニティ「歯科塾」を立ち上げ、登録者1万人を超える歯科業界最大のコミュニティを運営。2017年に若手歯科医師向け臨床コース「30Under30」をプロデュースし、35歳以下の若手歯科医師のうち7人に1人といわれる3,500名を擁し、若年層向けでは世界最大のスタディグループへと成長している。現在は、低価格マウスピースの危険性を啓蒙するとともに、信頼できる矯正医を探すポータルサイトWe Smileの認知拡大に努めている。
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