【推し俳優で巡る名作3選】なにわ男子・道枝駿佑、儚い初恋から“女子大生”姿の刑事まで…瑞々しい存在感光る
2026.10.23 07:00
なにわ男子として活動する一方、俳優としても作品ごとに新たな表情を見せている道枝駿佑。10月23日には主演映画「うるわしの宵の月」が公開。圧倒的な透明感を生かした青春ドラマから、繊細な恋愛映画、コメディ、アクションまで、その表現の幅を着実に広げてきた。本記事では、道枝の名作映画・ドラマを3つ紹介する。
「俺のスカート、どこ行った?」(2019年)
古田新太演じるゲイで女装家の国語教師・原田のぶおが私立豪林館学園高校へ赴任し、生徒たちが抱える悩みや学校の常識に破天荒な方法で向き合っていく学園コメディ。道枝が演じた東条正義は、永瀬廉(King & Prince)演じる明智秀一、長尾謙杜(なにわ男子)演じる若林優馬と行動をともにするクラスの中心人物の1人。不器用さを抱えながら、のぶおとの出会いを通して自分の弱さと向き合っていく。
端正なビジュアルと瑞々しい存在感に目を奪われる一方、注目したいのは、東条の揺らぎを映し出す繊細な表情だ。挑発的な態度を取りながらも、ふとした瞬間に視線を落とし、自信のなさや寂しさをにじませる。強がる高校生が少しずつ他者を受け入れ、自分の意思で動き始める変化を等身大に表現した。反抗的な顔から仲間を思う柔らかな表情へと変わっていく姿に、道枝の俳優としての原点が感じられる1作である。
映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(2022年)
一条岬氏の同名小説を実写化し、道枝と福本莉子がダブル主演を務めたラブストーリー。クラスメイトへのいじめを止めるため、日野真織(福本)に嘘の告白をした神谷透(道枝)。「お互い本気で好きにならないこと」を条件に交際を始めるが、真織は眠るとその日の記憶を失う「前向性健忘」を患っていた。透は、翌朝には忘れられてしまうと知りながら、彼女の毎日を楽しい記憶で満たそうと寄り添っていく。
道枝は、複雑な家庭環境や自責の念を抱えながらも、真織の前では穏やかに笑う透の優しさを静かな芝居で体現。柔らかな声や相手を包み込む眼差し、感情を飲み込む一瞬の間によって、言葉にしない思いまで伝えている。真織と過ごす時間が幸せに満ちているほど、その奥に潜む切なさが胸を締め付ける。映画初主演作で見せた儚く誠実な佇まいは、道枝の魅力と透の人物像を美しく重ね合わせ、観る者の記憶に残る代表作となった。
「M.I.S.S.I.O.N. 歌劇な潜入捜査官」(2026年)
道枝が演じるのは、頭脳明晰で運動能力にも優れる一方、人付き合いを苦手とする警視庁捜査三課の刑事・松見奏多。続発するドローン爆弾事件を追うため、3年前まで女子大だった椿野芸術大学へ“女子大生”として潜入することに。そこで桐原春菜(久保史緒里)、小熊莉子(渋谷凪咲)、友田美鈴(石井杏奈)らと出会い、なりゆきで出演が決まったミュージカルの稽古に、捜査そっちのけでのめり込んでいく。
一匹狼のエリート刑事、“女子大生”として奮闘する潜入捜査官、仲間と青春を謳歌する青年という、多彩な顔を1作で楽しめるのが最大の魅力。クールな立ち姿からコミカルな戸惑い、歌やダンス、キレのあるアクションまで、道枝の振り幅が存分に詰め込まれている。本人にとって念願だった刑事役と、華やかな“女子大生”姿との鮮烈なギャップも見どころ。ビジュアルの強さだけに頼らず、不器用な奏多が仲間との交流によって変化していく過程を丁寧に演じ、新境地を切り開いた。
作品ごとに異なる輝きを放ちながら、役が抱える弱さや不器用さを繊細にすくい上げてきた道枝。映画「うるわしの宵の月」では、プラチナブロンドの“王子”市村琥珀を演じ、安斉星来扮する滝口宵との等身大の初恋を紡ぐ。話題作への出演が続く今こそ、Prime Videoでこれまでの名作を振り返り、道枝の多彩な表現力に改めて触れてみてほしい。(modelpress編集部)
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