北村有起哉、仲間由紀恵「小さい頃は、神様がいて」(C)フジテレビ

北村有起哉、地上波GP帯ドラマ初主演 仲間由紀恵と夫婦役で12年ぶり共演【小さい頃は、神様がいて】

2025.09.05 05:00

俳優の北村有起哉が主演、女優の仲間由紀恵が共演するフジテレビ系10月期木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』が10月9日よりスタート。脚本は『最後から二番目の恋』シリーズ(2012、14、25年)などを手掛けた岡田惠和氏が務める。

  

フジ10月期木曜劇場「小さい頃は、神様がいて」放送決定

北村有起哉、仲間由紀恵「小さい頃は、神様がいて」(C)フジテレビ
本作は、三階建てのレトロマンションに住む、三家族の住人たちの物語を描いたホームコメディー。互いに干渉せず、適度な距離感を保ちながら、日々の生活を送っていた。ところがある嵐の夜、近くの川が氾濫しそうになったことがきっかけで、住人たちは一晩同じ場所で過ごすことになる。最初はぎこちなく、うわべだけの会話に終始していたが、時間がたつにつれて、自然とそれぞれのことを話し始める。ささいなことで笑ったり、誰かの話にツッコミを入れたり、いつしかその空間は、柔らかくて優しい空気に包まれる。そして、その夜を境に、彼らの日常は少しずつ変わり始める。

主人公はマンションの三階に家族と暮らす、食品会社勤務の小倉渉(おぐら・わたる/北村)。特別な野心もなければ、派手な生活を送っているわけでもないが、仕事はそつなくこなし、人付き合いも良好。ささやかな幸せを感じながら、“普通の夫、父親”として暮らしている。ある嵐の夜、初めてマンションの住人たちと集まり、さまざまな話を語り合い、「みんないろいろあるんだな…うちは幸せなほうかも」などと、のんきに感じていた。

一方、渉の妻・あん(仲間)は大学卒業後、中堅商社勤務でバリバリと働いていたが、出産を機に退職。若くして結婚・出産を経験し、現在は二児の母。家族を最優先に、「妻として」「母として」日々を懸命に生きてきた。時折、知人の病院で経理の仕事を手伝っていたが、実は内心、早い結婚・子育て…“自分の人生”に対する未練や違和感を抱えていた。そんな彼女の心の支えだったのが、約19年前に渉と交わした「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束。あんにとっては本気の“約束”だったが、渉にとっては冗談のような記憶。しかし、嵐の夜をきっかけに渉が軽率にもその離婚の話をマンションの住人たちに話してしまう。そしてあんは、渉に“離婚”の話について、「生きてるんだけど、あの約束」と言い放つ。

脚本家・岡田惠和氏、ホームコメディー描く

脚本を手掛けるのは、春に届けた月9『続・続・最後から二番目の恋』(2025年4月期)で、お茶の間に再び、“千明と和平”ブームを巻き起こしたことが記憶に新しい岡田氏。『最後から二番目の恋』シリーズは、大人の恋愛模様を温かく、ユーモアを交えて描き出し、長年にわたり人気を博すヒット作である。また、岡田氏が描く作品は、共感性の高いストーリー展開や心にすっと入り込むような空気感、テンポよく自然に響く会話劇、唯一無二のキャラクター設定、そして人生に寄り添うような印象的な名セリフの数々で、世代を超えて多くの視聴者に愛され続けている。

国民的ドラマともいえる連続テレビ小説『ちゅらさん』(2001年/NHK)では、「第10回橋田賞」および、「第20回向田邦子賞」をダブル受賞。脚本家生活30周年を迎えた2019年には、文化・芸術分野での功績が認められ、令和元年秋の褒章にて、「紫綬褒章」を受章している。そんな彼が今回テーマとして描くのは、“夫婦”そして“家族”。名脚本家・岡田氏が贈る、令和の時代に新たに刻まれる、大人のための“珠玉のホームコメディー”となっている。

演出を手掛けるのは、個性的な映像表現と繊細な人物描写で注目を集め、際立つ創造性を発揮した100人を選出する「映像作家100人2020」に選出された酒井麻衣氏。『美しい彼』シリーズ(2021、23年/MBS・TBS)や『明日、私は誰かのカノジョ』シリーズ(2022、23年/MBS・TBS)、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(2023年)などの話題作を世に送り届けてきた。また、10月17日公開の映画『ストロベリームーン』の監督を務めるなど、今注目の新進気鋭の演出家である。プロデュースは、『記憶』(2018年/フジテレビ)や『愛してるって、言いたい』(2024年/FOD)などを担当し、繊細な人間ドラマのプロデュースに定評のある田淵麻子氏が務める。信頼と実力を兼ね備えた制作陣がタッグを組み、時代に寄り添う新たなホームコメディーを届ける。

北村有起哉、地上波GP帯ドラマ初主演 仲間由紀恵と12年ぶり共演

北村有起哉「小さい頃は、神様がいて」(C)フジテレビ
本作の主人公・渉を演じる北村は、1998年に舞台『春のめざめ』と映画『カンゾー先生』の二作で鮮烈な俳優デビューを飾る。以降、ドラマ・映画・舞台と幅広いフィールドで活躍し、多彩な役柄を変幻自在に演じ分け、高い評価を得る。2016年には『太陽の蓋』で映画初主演を務め、その後も『アンナチュラル』(2018年/TBS系)、映画『新聞記者』(2019年)や『逆火』(2025年)など話題作に出演。クセのある人物から硬派な役柄まで幅広く演じ、その確かな演技力で、見る者の心をつかんできた。そして本作では、初めて地上波ゴールデン・プライム帯ドラマの主演を務める。常に新たな挑戦を続ける北村が、“夫”という役柄で新境地を見せる。

仲間由紀恵「小さい頃は、神様がいて」(C)フジテレビ
渉の妻・あんを演じる仲間は、言わずと知れた名優。代表作『TRICK』シリーズ(2000~14年/テレビ朝日系)や『ごくせん』シリーズ(2002~09年/日本テレビ系)では、コミカルかつ芯のあるキャラクターを演じ、圧倒的な人気を獲得し、「第27回エランドール賞」を受賞。さらに、高い演技力で数々の作品を彩り、映画『大奥』(2006年)や『私は貝になりたい』(2008年)では、2年連続(第31回、32回)「日本アカデミー賞 優秀主演女優賞」を受賞。近年は、双子の子どもを育てる母としての顔も持ち、第一線で活躍し続けながらも、仕事と家庭を両立する姿に、多くの女性から支持を集めている。

そんな仲間が、フジテレビ系の連続ドラマに出演するのは、2020年1月期放送の『10の秘密』(カンテレ・フジテレビ)以来、約5年ぶりとなる。なお、北村と仲間が共演するのは、2013年放送のテレビ朝日開局55周年記念作品『ドラマSP 上意討ち~拝領妻始末』以来、実に約12年ぶり。個性あふれる演技力で魅了する北村と、安定感と存在感を兼ね備えた仲間。実力派の2人が、本作で12年ぶりの再共演にして、“夫婦役”で熱演する。

本作では、夫婦、家族、隣人、そして“自分自身”の人生とどう向き合って生きていくのか。それぞれの登場人物が抱える想いや葛藤を、繊細かつ軽快なタッチで描いていく。脚本家・岡田氏が新たに紡ぐのは、この秋、もっとも温かく、少し切ない、今を生きる大人たちへ贈る、珠玉のホームコメディー。さらに、物語を彩る“住人たち”のキャスト情報も近日発表予定となっている。(modelpress編集部)

北村有起哉コメント

Q.本作のオファーを受けて

「岡田さんの作品に出演させていただくのは今回で2回目ということで、とてもうれしかったです。そして、まさかこの歳(とし)で“ゴールデンの主演”という大役をいただくとは思っていなかったので、正直ビックリしました。“えっ!いいんですか!?”という気持ちになりましたね」

Q.台本を読んでみて

「岡田さんの作品には、いわゆる“悪人”が出てこないんですよね。どこかほのぼのとしていて、その中にちょっとズレている人がいたり、小さな摩擦やゆがみが生まれたり…。そういった部分が、見ている方にとってはクスッと笑えるような、ささやかな仕掛けになっていると思います。自然と引き込まれる岡田さんの劇世界の中で、僕も肩の力を抜いて、のびのびと演じられたらと思っています」

Q.小倉渉という役について

「渉は自分自身と重なる部分が多いのですが、客観的に見ると、“ダメだな~こいつ…”と思うところはたくさんあります(笑)。そしてこのドラマは、“離婚するのか、しないか”というのがテーマのひとつでもあるので、そのズレをしっかり見せられるように、夫婦のデコボコ感を出しつつ、憎まれない、むしろ愛される夫婦像を作っていければと思っています」

Q.仲間由紀恵さんとの共演について

「以前、チャリティー活動でご一緒する機会があって、何度かお会いしていたので、もともと親近感はありました。ただ、作品での共演は、久しぶりだったので、ご縁があって本当に良かったです。(仲間)由紀恵ちゃんは、とても真面目でストイック、そしてほんわかした一面もある方。そんな彼女が今回、“あん”という役をどうアプローチするのか、楽しみです。セリフのやり取りを通して、お互いに想像もつかない表情や空気感が生まれてくれるような、そんなシーンが撮れたらうれしいですし、それがこの作品の成功にもつながるのではないかと思っています」

Q.放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージ

「ある日突然、ごく普通の家族だったはずなのに、“離婚宣告”がなされます。しかもそれは、ずっと前に交わした約束で…。そんな約束をすっかり忘れていた夫と、それを信じて計画的に準備を進めてきた妻、そしてそれに気付いた子どもたち。それぞれの視点で、家族のバランスがどう崩れていくのか。また、同じマンションに住む三家族が、それぞれの悩みを抱えながらも支え合い、ときにはぶつかり合いながらも関係を築いていきます。岡田さんワールドでお届けする、独特な三家族のアンサンブルを、ぜひ最後まで見届けてください!」

仲間由紀恵コメント

Q.本作のオファーを受けて

「久しぶりのフジテレビの連続ドラマということで、“ホームに帰ってきた”ような気持ちです。そんな中で、岡田さんの作品に出演させていただけるのは本当にありがたいお話でした。岡田さんの作品は、ハートフルで温かくて、でもどこかクスッと笑えるような印象があって、今回もきっとそんなステキな作品になるんだろうなと、楽しみにしています。挑戦しがいのあるこの機会を大切にしながら、たくさんの方に届くよう、心温まる作品を目指して頑張ります」

Q.台本を読んでみて

「岡田さんらしい、優しさにあふれた世界観の中で、一生懸命に生きている人たちの悩みや想いが丁寧に描かれていて、私たちの心にそっと寄り添ってくれるようなドラマになると感じました。特に、家族の何気ない会話のやりとりが印象的で、そこにこそ岡田さんらしさがにじみ出ていると思います。セリフの量も多くて少しプレッシャーを感じますが(笑)、しっかり覚えて、現場の空気感を大切にしながら、丁寧に演じていきたいです」

Q.小倉あんという役について

「あんという女性は、特別に何かに怒っているわけではありません。むしろ日常をフラットに楽しんでいるような人物です。でも、ちゃんと自分の中に意思を持っていて、芯のある女性だと思います。シーンによっては、“この人、何を考えているんだろう?”と分からなくなる瞬間もあるかもしれませんが、そこも含めて奥行きのある、明るく強い女性像を深めていけたらと思っています」

Q.北村有起哉さんとの共演について

「以前、時代劇で共演させていただいた時は、敵対するような関係性だったので、今回は全く違う“夫婦”という関係でご一緒できることを楽しみにしています。北村さんは本当にお芝居が素晴らしくて、何より声がすごく優しいんです。私はその声がとても好きで…(笑)。今回、夫婦としてお芝居を交わせることが楽しみですし、とても頼りにしています」

Q.放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージ

「“離婚をする”という前提のもとで日常を過ごしている、ちょっと変わった女性を演じます。でも、どこか共感できたり、“その気持ち分かるんだけど、かわいそうだな”と思えたり、いろいろな思いを感じて、心が動くような作品になると思います。私も一生懸命この役と向き合って、たくさん笑ったり、泣いたり…全力で1クール駆け抜けたいと思います。最後までご覧いただけたらうれしいです」

脚本:岡田惠和コメント

「北村さんとは二度目のお仕事ですが、なんと地上波のゴールデン・ドラマは初主演だそうで、これにご一緒できることは、とてもとても光栄なことであります。気合も入ります。仲間さんとはドラマ界で同じ時代を生きてきた同志のような感覚があります。初めて書かせていただきます。ついにです。うれしいです。いろいろ連ドラを書いてきましたが、男女や家族はあっても、実はあまり夫婦をメインステージに置いて書いてはきませんでした。最高にいいやつなのに、なんかダメでなんかズレている夫と、そんな夫にイライラしているけど、どこか柔らかくて呑気(のんき)でかわいい妻。夫婦の果てしなき日常を楽しんでいただけたらと思います。新鋭・酒井麻衣監督と、初タッグを組む田淵プロデューサーを筆頭に、脚本打ち合わせは女性ばかり。にぎやかで、まるで娘たちの中にいる父のようで、朗らかな時間です。ドラマにもきっとそんな空気が反映されていると思います。木曜の夜に安心して、バカだねと笑ったり、“わかるわかる”とうなずいたり、ちょっぴり泣けたり、愛らしいドラマをお届けしたいと思います」

プロデュース:田淵麻子コメント

「小さい頃から、私の人生は岡田さんのドラマと共にありました。登場人物がみんな愛らしくて、人の心や関係性が繊細に描かれていて、優しく心に響くセリフがたくさんあって…。そんな岡田さんと今回ご一緒できることを、とてもうれしく思います。渉は、順風満帆な人生を送っていると思っているけれど、どこかちょっとズレていて。そんな渉を、妻のあんは冷めた目で見ていて…。そんなどこにでもいる家族とそのまわりにいる人々の機微を描きます。渉役の北村有起哉さん、あん役の仲間由紀恵さんは、まさに渉とあんが動き出したように演じてくださると思い、お願いさせていただきました。今作も、きっと登場人物それぞれに共感したり、笑ったり、ホロっとしながら見られるドラマに仕上がっていくと思います。フジテレビが新たにお送りする大人のホームコメディーをぜひご覧ください」
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